日の出とコンサート
本州最南端の日の出
それからリハ写真は先ほどコンサートが終わった、和歌山市の屋形教会にて。暖かいお客さま方!
いま帰路に着いています。
明日は仙台。
本州最南端の日の出
それからリハ写真は先ほどコンサートが終わった、和歌山市の屋形教会にて。暖かいお客さま方!
いま帰路に着いています。
明日は仙台。
そう…サルだって木から落ちるし、私だって風邪ひくんだった…
と他人ごとのように思う本日。
一昨日から久~しぶりに喉が…鬼のようにうがいして、以来寝ても覚めてもマスクマン状態をキープ。
といってもインフルエンザではないのです。
コンサートの後のリラックスタイムで気がゆるんだ瞬間に「スッ」と頭の後ろに風を感じた…これです。
睡眠不足と超移動旅とで弱っていて免疫力が落ちたスキを狙われました。
何百年ぶり(の気分)で葛根湯を飲み…ホット蜂蜜レモンで癒やしています。眠るのが一番なのはわかっているのだけど…
さて新潟のコンサートは赤ちゃんからお年寄りまで、それこそ老若男女集まってくださって大盛会となりました。主催の方々、皆さま一生懸命に色々な準備をしてくださって心より感謝申し上げております!我々も楽しく弾かせていただきました。
演奏の他に、今回マークと初挑戦した「牡牛のフェルディナンド」のヴァイオリンと朗読(私!)のアンサンブルも上手く行ったし、終わったあとのお茶会ではたくさんの方々と交流できて、短いけれど濃く幸せな時間を過ごさせていただきました。
で、今日は朝から来週月曜日の仙台のためにピアノの中川朋子嬢と新曲の合わせ、今さっきまで奇才・一噌幸弘氏と、明日の和歌山でのコンサート、喜多流シテ方松井彬先生とのコラボレーションの合わせ…相変わらずの奇才ぶりを発揮して下さる一噌さん、即興はマークと一騎打ちして頂きました。
なにやら熱気のせいか、熱が上がってきた気がする…
明日から3日間は和歌山で紀州の人となります。
それから仙台。
…早く風邪にどこかに行ってもらおうっと!
あれ?!旅ネコの文章が載ってない…?気を取り直して再度アップに挑戦します。
なにやら世の中はまたもや三連休みたい。
どうりで新幹線が混んでいるわけですね。
ホント、音楽家って反社会的なペースで生息しているもので…
こちらは一昨日ベルリンからマーク(M夫=ウチのトナカイさん)がやってきて、昨晩は早速に姫路のお寺さまでコンサートでした。
御縁あるお寺の大奥さまが92歳になられたお祝いのコンサートだったのでシベリウスから始まってバッハやグリエールの二重奏を演奏し、メインには「日本の歌」を。
この童謡や童歌を編曲したのは私の父。
ヴァイオリンとチェロの二重奏って驚くほどレパートリーが少ないのです。
なので「せめてアンコールに皆さん御存じのメロディーを…」と十年ほど前から少しずつ手掛けてくれていました。
その作品が今では10曲ほど…アリガタヤアリガタヤ…
弦2本で奏でる日本の旋律は<しっとり>から<生き生き>まで幅広く、なかなか良いものです。
メロディーの美しさを生かした実にシンプルな編曲から、ジャズコードがふんだんに使われたものまで、イタズラ心に満ち溢れた父の作品、いつかお聴きになって下さいね。
そして今からは新潟でコンサート、精力的に列島を横断しては演奏(これもアリガタヤアリガタヤ、です!)…
例によって気分は旅烏なのでした。
昨日はアー写撮りでした。
アー写、すなわちアーティスト写真。
この写真がチラシやプロフィールに使われる来年からの「顔」となります。
メイクは初顔合わせのCHICAさん(絵里ちゃんのご紹介)
今までのアー写を研究してくださってて、座るなり『ちょっと雰囲気変えましょ!』と!
自分で自分を知っているつもりで、マンネリになっているのって良く有ることかも…←<まな板の上の鯉>
CHICAさんの言葉を聞いたら「彼女の目に映る私」が見てみたくなって
注文ナシで完全にお任せしました。
恐がりの私にしては珍しいことです。
音楽だと、室内楽などで良いパートナーと演奏して刺激を受けるのも
自分を知る良いチャンスに繋がりますが
イメージや外面は、なかなか客観的に見られない。(え、私だけ?!)
特に子供の頃からず~っとデコ出し&直毛を貫き通してる私は
パーマもカラーリングもなしの「冒険しな~い」人間。
なので今回は新鮮な気持ちでした。
そして、こんな感じに変身!
まだ本番で一度も着たことがない(今まで気後れしていた)黒のドレス…初デビューと相成りました。
実は私、写真がたいへんに苦手なのです。
集合写真やスナップ、隠し撮りなら良いけれど
『はい、笑ってください』と一人で撮られるのは本当に不得意。
いつも笑顔が凝固して、血が下がっていくのを感じます。
カメラに生命を吸い取られているような気がする。幕末生まれかも?!
でもカメラマンは2年前にも撮って戴いた山崎亜沙子さんだし
付き添いは姉貴分のK美さん
という女性ばかりのスタジオの空気は柔らかくて、実に良い感じ。
『手、固いです~』
『楽器で顔を隠さない!』
『はい、笑顔は引きつらない☆』
お3方の容赦ない<怒濤のダメだし>攻撃に笑ってしまいました。
女性の目って厳しいですね。素晴らしい!
で、亜沙子さんにも『前回より表情が自然ですよ~』と褒めていただきました。
いつもの自分と違った雰囲気を楽しむ余裕もあったかも(?)
出来上がりが楽しみです。
左がメイクのCHICAさんさん、右がカメラマンの山崎亜沙子さん(2人ともちっちゃくて可愛い。私、大きなヘラジカみたい…)
皆さま、楽しいセッションでした。
どうも有り難うございました!
そして、その後はAQTと事務所副社長のO倉さんを囲んでワインで乾杯を。マネージャー業はなさいませんが、時間の許す限りコンサートに来てくださるO倉さんは私たちの憧れの女性です。
いつもいつもエレガントで格好いい!
でも昨晩は相当にワイン好きでいらっしゃるのが判明しました。
しかも1960年代のワインがお好み…凄い!
そういえば、私がイマジンに所属させていただいて最初のリサイタル2005年の春に
『今度ワインを飲みに行きましょうね!』とお話してから…あっというまに数年がたっていました。
絵里ちゃんや牧子ちゃんもそんな感じで、今回は3人でお誘いして叶った<囲む会>です。
幹事(?)のワタクシが選ばせていただいたのは恵比寿のティグレ。
ワインがたくさん揃っています。昨日は旬のポルチーニを焼いていただいたり、秋刀魚のマリネなど
唐墨のパスタ(これは家でも良くやります)にメインは牛の頬肉、美味でした!
O倉さんによると『女性3人のトリオでこんなに仲が良いのは珍しいわよ』とのこと。
「へええ~」と驚いた私たちですが
3人がまったく違うタイプだから、楽しいし、やりがいがあるのかもしれません。
実はアクア・トリニティ、来年は東京デビュー・リサイタルを致します!
これから12月にさいたま、来年1月は横浜のコンサートと続くのは有難いことです。
皆で『これからも頑張ろう!』と乾杯。
あっという間に過ぎた楽しい夜…一足早い忘年会でした。
昨日は従姉妹と2人でお墓参りに行ってきました。
N○K放送協会でお仕事の文ちゃん、
珍しくフリーになった午後はラッキーなことに雨にも降られず
2人でいろいろ話しながらお寺までゆっくり歩いていきました。
父方の従姉兄たちと姉は年が近いのですが
年が一番下の私は子供の頃は「オミソ」状態で
みんなの背中を見て育った感があります。
最近になって、やっと追いついたかな。
この夏はオランダ在住のファゴット奏者、従兄弟のカシラである一(はじめ)ちゃんのところの双児ちゃんとスイスの姉のところの子供たちが5人揃って『はとこ(またいとこ)の御対面』をしました。
みんな音楽をしているので、そこで繋がって仲良くなれるのは本当に嬉しいことです。
全員弦楽器だから、大きくなって一緒に弾けたらいいな。
そうしたら<近衛秀麿曾孫クインテット>結成です。
(気が早いか?!)
さて、近衛本家のお墓は京都の大徳寺にあり、こちらには秀麿の他には早逝した弟の直麿も眠っています。
秀麿の手形とサイン
それから先年亡くなった叔父の秀健(秀麿の長男で父の実兄)と、仲が良かった伯父の後に続いた伯母も静かに眠っています。 (ここには楽譜が彫られている)
しかし…不謹慎と言われるかもしれませんが、ここの気配はなんとなく明るくて楽しそう。
暗くてジメジメした雰囲気ではありません。
みな音楽を愛した明るい人ばかり眠っているから、かな。
日が射して暖かい内にお掃除
隅々までタワシでこすり
大量のお花を飾って
叔父のところには好きだったビールを。
スイスに居てこちらになかなか来られない姉に見せたくてカメラを持って行ったのですが、
撮って下さったお寺の方に『あんまり嬉しそうにしちゃダメですよ』と言われてしまった…
従姉妹と一緒にふらりと祖父のもとを訪れて明るい気分になりました。
ずっとしたかったことの1つができて嬉しかった日。
なにやら…
毎日やっぱり慌ただしく過ぎていきます。
コンサート1つするのに、打ち合わせから始まって
譜読み、プログラミングを考えたり、なかには曲目解説を書いたり…
根底に練習
+リハもあります。
このシーズンは仕事関係以外に、色んなコンサートにもお誘いいただきますが、
魅力的でもなかなか伺えないのが残念!
昨日は前回のブログでも触れたN瀬YR子さんの主催なさる音楽会にお呼ばれして
パリで活躍していらっしゃる根本雄伯さん(ホルン)と福本しのぶさん(ハープ)の音に浸ってきました。
ハープの立体感のある響きや現代ホルン↓の軽やかな技術も素晴らしかったのですが
特にナチュラルホルンの柔らかい音色にほれぼれ…
キーが無いわけですから、音程は管の中の自分の手で作るそうです。
なのに楽々&軽々と吹いていらして、びっくり!
ところで、チェロとホルンは音域のことで色んな曲をシェア(取り合っている?!)してます。
シューマンのアダージオとアレグロなんてオリジナルはホルンだし、ブラームスのホルントリオもチェロで演奏できる…
が、昨日はチェロ定番曲「白鳥」をホルンで美しくなめらかに吹かれて、ドッキリしました。
「亡き王女のパヴァーヌ」でも発見がいっぱい。
息が長くて息継ぎが自然、倍音の響かせ方も実に優雅でした。
昨日のコンサートでは久しぶりに藤原真理さんとも再会!
サンサーンス:サムソンとデリラのアリア『あれはチェロでも弾ける!』と2人で鼻息を荒く帰路についた次第です。
(イタリアの亡き師匠とフルニエのクラスで同門だった真理さん、ワインのお供をしたり、お泊まりに伺ったこともあります)
自分と違う楽器の方の音色に耳を傾けるのは、
日本での私にとって非常に贅沢な時間の使い方なのです。
YR子さんに感謝!
さて日が短くなってきましたね。
今日は鎌倉も冬将軍ご登場という感じ。
そろそろクリーニング屋さんに厚手セーターやコートを届けていただかないと凍えそう。
そういえば先日のホットストーン、身体も心も最高に解れました。
帰宅途中の気分はクラゲ
ベッドに入った瞬間にストーンと眠りに落ちて
泥のように10時間ちかく睡眠を貪りました。
この眠り!
子供のころはいつも、こんな感じで寝ていたなと記憶が蘇りました。
今夜もこのイメージで眠りにつこうっと。
いつも思いますが、睡眠は時間もさることながら『質』が大切ですね。
(しち、じゃなくて、しつ↑ね)
このホットストーンはこの夏ドイツで2週間も滞在したスパホテル(そして一度も使用できなかったスパ!!)でも横目で見ていたのですが、世界中で人気らしい。
岩盤浴にも似ていますが、+マッサージなので身体が芯から暖まりまり◎です。
お試しあれ!
(ご質問は拍手ページ↓のコメントへどうぞ。
数日前はメンテナンスのためか拍手できなかったそうですが、今はもう大丈夫♪)
あと、10月に出演させていただいたローランド・ライヴ・イン・シネマの様子がローランド社のHPでご覧になれます。
実に丁寧なレポートを書いてくださっていて、感動しました。
こうして客観的に読んでいると自分のコンサートじゃないみたいで面白いですね。
(お読みになるには↓クリックで)
牧子ちゃんとの大阪公演10/4
チェンバロ&チェロ デュオコンサート ~バロックから現代への旅~
AQTでの横浜公演10/18
アクア・トリニティ ~チェンバロ三重奏 バロックからピアソラまで
さて冬気分を吹き飛ばす<本日の和みちゃん>↓ミカン、みかん、蜜柑~
「なんちゃってキーホルダー」愛用者のおばさま、「かっぱ橋」で買われたそうです。
あまりにもリアルで打ちのめされました。
やっぱり日本人って凄いですね!(色んな意味で)
昨日は青山にある小さな木の館、カニングハム・メモリアル・ハウスにて無伴奏のコンサートでした。
こちらは根津美術館のとなりにある故カニングハム女史の御自宅です。
久しぶりに伺ったのですが、相変わらず(過去記事カニングハム・ハウス秘密会議ほか…)漂っている空気が静か…
練習していたら自分が森の一軒家にいるような気分になりました。
『昔はこの辺も狸が出たのよ』とは青山に住んでウン十年の大叔母
『森英恵さんのビルだって無かったし、な~んにも無かったわ。あったのは紀伊国屋くらいよ。』だそう。
でも、ついこの前できたような表参道ヒルズだって定着しましたし、時代の流れは早いものですね。こちら前半の写真。
日本を終の住処となさったカニングハム夫人らしく、
和と洋が1つになった建物の醸し出している雰囲気は独特です。
なので前半のメインには黛敏郎さんの『文楽』を…
着ているビスチェも祖母の帯をアレンジしていただいたもので、会場と一体化(?)を図りました。後ろの障子が効いていますね。
フィンランド<メリメッコ>のドレスも何となく調和しているような…(写真撮影/マネージャーNさん、ありがとう)
主催の青少年音楽協会の方々、創立70周年おめでとうございます!
脈々と流れている<何か>の片鱗を感じることができました。
<都会の隠れ家>…
昨日はこのような空間にいて不思議な気持ちになったのでしょうか。
実は演奏が終わったら、ちょっと発熱気味になり ふわふわと帰路につきました。
いつも元気な私にしては珍しいこともあるものです。
そんなこんなで今日は久々に一日家でなんとなくグズグズしていました。
気分は猫です。しかも寝ているばかりの、あまり役にたたない猫ね…
さて明日は打ち合わせ3本、終わったら初ホットストーンで身体を解してきます。
いま身体を休め、体力を付けておかないと
11月後半の恐ろしいスケジュールを無事に生き延びられないかも…
クローズドを含めて9日間で7回コンサートがあるのです。
その一回一回を躊躇なく、気負うこと無く、そして思いっきり演奏していきたい。
そのためにも毎日、体と心をすっきりとさせなくっちゃ。
先ずは早寝早起きから!
<今日の和みちゃん>
表参道ヒルズの直ぐ近くに新潟のアンテナショップ
「新潟館ネスパス」があるそうな!知らなかった。。。(ミルクのパックが…↑トキの顔)
お土産にいただいたのは佐渡の乳製品!
これは新潟人も御自慢だそう。 ミルクもバター(白い!)も美味~で和みました。
どうやら新潟でも滅多に売ってないお酒があるそうです。
あと大好きな甘海老の雲丹漬けも…
今度行ってみようっと。
「芸術の秋」
「秋の夜長」
「物思う秋」
そうそう
「食欲の秋」もありましたね。
ヨーロッパも日本もどこに行っても食べ物が美味しい季節です。
昨晩は私にとって懐かしいお店「リストランテ文流」にお呼ばれしてに鰯のパスタや仔牛の茸添えなどなどなど大いに堪能!
気取らないけれど、素材を生かした純イタリア流で相変わらず美味でした。
と…取りあえず穏やかで優雅な麗しい一時が過ごせそうな、この時期…
にも関わらず
なんだか慌ただしく過ごしているのは私だけ?
『いっつもバタバタ…』 とネロオ
忙しいときに限って人のベッドに寝にくるのはなぜですか?
いいな~猫は寛ぐのが仕事で…
『ボクくらい大物になれば落ち着きがね…』とネロオ
というわけで三条記事その2が書けておりません!
申し訳ない…
取り敢えず、三条新聞の記事をお目にかけますね。
現地2日目にうかがった施設訪問コンサートの様子を取材してくださいました。
地元のS鳥さんが
掲載された日の早朝に速攻でメールくださったものです。
ありがたや。。。
(着膨れています…)
取材にいらしてくださった地元コミュニティー新聞にも取り上げて戴いているそうです。
さて、今日は学生時代によく通った下北沢へ行っておりました。
用事が終わって早めの夕食がとれる場所を探しましたが
すっかり風景が変わってしまい、おまけに若者による凄い人混み…
げっそりしていると、なんとN瀬YR子さんに遭遇!
度々ブログに登場してくださる彼女(ブログ♪Paris-Tokyo雑記帳♪もリンクしています)は素晴らしい音楽の先輩+グルメなのです。
これこそ「地獄に仏」で、お薦めのお蕎麦屋さんを紹介していただき
揚げたて薩摩揚げ!
ごめんなさい(お箸はまだつけていません!)
小海老の乗った蕎麦チラシなどを戴いてきました。
手打ち蕎麦『慶水』です。
下北もまだまだ子供たちの占領区ではなかった。ふふふ
YR子さんに感謝!
こんな美味しいお蕎麦屋さんでは、池波正太郎さんではないけれど、本来は日本酒を冷やでキュッといきたいところ…
でも明日はカミングハム邸にてのサロンコンサートなので泣く泣く我慢してサクッと帰宅しました。
今から練習。。。
明日の会場は素敵な木の館、日曜日の午後のお供をいたします。
今日は冴え冴えとした一日でしたね。
ドライな寒さはヨーロッパみたいでした。
さて昨日(日付変わったから一昨日)伺っておりました新潟県三条市コンサートのレポート(?)です。
御縁が深い新潟市→三条市とさらに御縁が広がって
今回こちらの皆さまが演奏会を企画して呼んで下さったもの。
しかし…新潟とは切っても切れない御縁があるような…です。
お仕事のコンサートもここ数年だけで
りゅーとぴあホールの皆さま、上越文化会館、そこで御縁を戴いたS氏が今年1月には見附アルカディアホールに呼んでくださって、それから先日の上越市の小林古径美術館…
越後の地と私の中の何かが引き合うのでせうか?
ここで思い出したのが三条が私にとっての「初めての新潟」だったこと!
そう1999年&2000年と続けて出演させていただいた三乗信用金庫主催コンサート『さんしんチャリティクラシックコンサート』が新潟との御縁の始まりだったのでした。
あの時分はまだ日本で今のように活動していなかった私は飲むならワインの人間でした。
でコンサートの舞台裏で御世話して下さった「さんしん」お勤めの可愛い女の子たちに
「日本酒は何が良いですか?」と尋ねたところ
『越の寒梅ももちろんだけど、一番おススメは〆張鶴ですよ~』
と教えていただいたのでした。
ということは日本酒デビューがあの年。。。
日本酒歴10年!!
まだまだ甘いわ。もっと修行しなくっちゃ。
さてさて本題に戻りましょう!
今回はとにかくいわゆる<手作りコンサート>のはずなのに
まず主要メンバーSさんのご主人制作のチラシが素敵で
会場の東本願寺三条別院の御本堂が見事だし「リハ中。夢中になって何を弾く?」
ご用意くださったチェロ台から(マイスキーさまや故ロストロポーヴィッチ巨匠もご愛用)
響きのための金屏風(なにしろ後ろがご本尊がいらっしゃる奥が深~い御内陣、音が後ろに逃げるのを防ぐため)
の音響関係
畳に緋毛氈
マイク&ミニ時計用の小さなテーブル
舞台用のライト
舞台花の秋らしい「投げ入れ」の素敵なこと
(これまた素敵な籐の花器に生けられていました。花器は主催メンバーの中心人物のHさんの叔母さまの御作品)
とビジュアル面でも舞台環境は完璧!
本番ではコンサートの進行役の司会者の方もいらして
楽屋関係からCD販売、終わったあとの茶話会まで
本当に素晴らしいオルガニゼーションでした。
移動、送迎から宿泊、そしてお食事にお土産等々の
さり気なく細やかなお心遣い!
こういうのを<微に入り細にわたった>というのでしょうか。
もう『おもてなし』の王道です。
しかも実に朗らかに、自然にしてくださるので
ついついこちらもお言葉に甘えてしまい。。。
コンサート中のトークで『三条の地に餌付けされてしまいました』と述べたとおりでございます。
大体にして会場入りしたら楽屋で待っていたのがこういうお昼御飯なのですもの!
マカロンにローストビーフのサンドイッチにケータリングの蛸さんが美味しかったこと。
もう、餌付け…
本来は本番前にあまり戴けないのに、気がついたら全種類のお味見制覇しておりました。
で肝心のコンサートですが、
晴れ女の私としたことが、不穏な天候に負けて
会場時刻はざあざあ降りの雨…午後だというのに気温もどんどん下がっていきます。
なのに100名近くの方々がいらして下さいました。チラシは出来たのがつい先日、しかも『初めての試みなので間口を拡げず聴く人のクオリティを』と口コミのみ!
本当にー三条の仲間たちーの御心が浸透したコンサートでした。
こちらの御本堂って天井が信じられないほど高い!
しかも大きい!!
椅子は限りがあるので、とにかくお客さまに中心に集まっていただいて、回りをぐるりとストーブ7台が囲みました。
なにより心に響いたのは集まってくださる皆さまの御姿勢です。
身体の姿勢でなく、心の。
チェロ初めての方からチェロ大好きの方まで
本気で『聴きたい』と思って下さってるのが伝わってきました。
プログラムは代表曲のみ、あとはフリースタイル心に導かれたものを演奏する予定でしたが
急遽バッハの無伴奏組曲から抜粋でもいろいろ弾かせて戴いたりして
ー交流ーという時間でした。
無事に終わってパチリ会の中心人物Tさま、司会のKさん
そして後ろの若手チーム5人がこれまた素直で真っすぐ一本芯が通ってる!
三条の未来の逸材たちに会えたのにも嬉しくなりました。
ただいま我が家を彩ってくれているのは戴いたこのお花。
新潟のお花って百合も薔薇も本当に質が良い。
海のものも山のものも田のものも美味しく、花も綺麗で、人も温かいって…凄いですね。
茶話会の後は打ち上げ
蟹が牡蠣が鮭が、そして胡桃の豆腐!!
さきほどのボーイズとパチリ左からRタロウくん、O田くん、元ボーイズ(!)の黒幕T氏、そしてKENくん
三条で御縁が深くなった皆々さまとパチリ!やっぱりお人柄こそが土地の宝、その地に滲み出る魅力なのです。
でホテルには危険な差し入れが…東京から付いて来てくださった姉貴分のIさんと、送ってきてくださった皆と皆でいただきました。
『黄金巻』マグロとイカの和音がサイコウ!
で、この美味しい第一日目を
岩室温泉に浸かってーなんとか消化しようーと虚しく努力した夜なのでした。
ところで、タフな私もさすがに時差と疲れが出たようで、今日は夕食もとらずに爆睡。
そうしたら案の定さきほど目が覚める羽目に。。。
いまはブログを書きながら24年もののウィリアムスを片手にしています。
ブランデー横に文豪ごっこ。
…もう一度寝ます…
では「その2」に続く
元気に帰って参りました。
しかし、まあ日本の暖かいこと!
晩秋どころか冬に片足入っているような欧州と比べたら夏です。
でも明日は十度下がるというウワサなので
今日から新潟に出掛ける私はスーツケースに冬物も詰めてっと…
…と…思ったら既に詰まっていました。
こんな冬物↑が
生きた毛皮ですか、ネロオさん。
もう、猫ってどうして
1、籠、箱系が好き
2、人の気を逸らす、仕事の邪魔をする
という習性があるんでしょうね。
でも、ちょっと目を離した隙にスーツケースを巣にしたネロオ
寛いでいるように見えますが、パッキングさせまいと必死でもあります。
「なんてΣ( ̄□ ̄)愛おしいっ!!」
としつこく頬ずりしておきました。
ご主人が旅行に行くのが気に食わない猫、全力で邪魔するのです。
以前にコチビチ、ネロオ、ノラ子に共同戦線をはられたときは本当に大変でしたよ。
「まあまあ、ネロオくん。今回は一泊だからね。すぐお土産持って帰るから…」
と下手に出て事なきを得ました。
さあ今から三条市、今日はお寺でコンサートです。
楽しみ!
時差で早く目が覚めたものの、睡眠不足は明白…
新幹線ではアイマスクして爆睡せねば!