カイロ滞在日記その2
24日からはじまったマスタークラス、そしてコンサートも無事に終わり、今日はカイロ滞在の最終日…
本当に濃い一週間でした。(ナイル川クルーズにて)
毎日オペラハウスに通いながら実にいろんな体験をしました。
新しい生徒達の出逢いや講師同士のふれ合い、そして再会…
音楽を通してますますエジプトが近くになってきた感じがします。
こちらは今回のコンサート会場「アラブ・ミュージック・インスティテュート」は1923年に当時の王様がご自分が音楽を楽しみたいからと建てられた実に瀟酒なホール。(ビオラ奏者のスーザンちゃんと)
すでに入り口からエレガント。(マークと)
こちらは全体像のミニチュアです。
中はまるで美術館のようで、色んなエジプトの古い楽器も展示されています。
音響もなかなか響いて弾き易かった!!
まるで今も王様がそこのロージェで聴いていらっしゃるような雰囲気です。
細かいところまで意匠が凝っていて美しい!
肝心のコンサートはカイロ・シンフォニーの若い団員3人(左からハッサン、アハメッド、モハメッド)とマークとでのボッケリーニの弦楽五重奏、そしてラルフとカイロ・シンフォニー、オペラハウスの団員とのモーツァルトのピアノ四重奏、最後はラルフとマークと私のドヴォルジャークの「ドゥムキー」ピアノ三重奏で締めくくりました。
翌日は管楽器クラスを代表してトロンボーン四重奏とオペラクラスのコンサート、なかにはヨーロッパのオペラハウスですぐにデビューできるほど素晴らしい声とパフォーマンスの方もあってレベルの高さを感じました。
エジプトではまだまだ政権が落ち着かず、国民も不安定ななかで暮らしているのが伝わってきます。
この2日目のコンサートの後もデモンストレーションがあって、危険だからと数人にガードされながら移動しました。
でも、出逢う若者はみんな未来を信じて、今やるべきことに真剣に打ち込んでいます。だから出来る限り、音楽を通して応援したい、そんな気持ちがますます強くなった今年のカイロ滞在でした。
「ナイルの水を飲んだものはナイルに帰る」ということわざがありますが、私たちは飲んでしまったのかな?
などとと言っていたら、現地駐在の日本人の方が本当にナイル川の水をコップ一杯のんで救急車にお世話になったという実話を聴きました(笑)
でも私たちも来年もどうやら帰ってくることになりそうです!!
すっかり魅了されたエジプト、今日は公開されていないスネフェル王のベントピラミッド(屈折ピラミッド)に特別にいれていただいてコウモリに驚かれたり、いろんな冒険をしてきました。
こちらは去年に続いて2度目のクフ王のピラミッド。
駱駝さん。。。お座りの図〜
まだまだまだまだ色んなお話がありますが、明日は6時出発でアゼルバイジャンに飛びます。
なのでいまから急いでパッキングしなくては!
ちなみに今日のカイロは30度、バクーはなんと6度だったとかで冬に逆戻り…
でも音楽からエネルギーをいただいて頑張ってきます。
では、今度はアゼルバイジャンから〜