BAD SOBERNHEIM 滞在日記 その1
ご無沙汰してしまいました!
洗濯機を回してちょっと眠っただけのベルリンの我が家…
束の間のスイートホームに別れを告げて
汽車でBad Sobernheimに着いてもう13日目です。
ただいま後半戦に突入〜早いなあ。
生徒たちもここでの生活リズムに慣れてきたようなので
今日はアジア人の生徒たちに教会でバッハを弾く体験をしてもらうことにしました。
ドイツの石の教会に響くバッハ!
何かを得る体験になるとよいのだけど…
ここの講習会は2年に1度ですでに3回目
地元の友人たちや他の先生方との再会も嬉しいのですが
やはりどんどん色んなことを吸収していく若者の姿に力をいただきます。
(借りている別荘フラットの横はこんな感じ…毎朝ここをとおって通勤です)
ここでの私の役目はマークのアシスタント&日本語通訳そして一番重要なのはクラスの母親役!
マークのレッスンの通訳を通してアシストもするようになって既に10年以上
彼のクラスに来る子の成長のお手伝い…
とくにアジア人の生徒たちがクラシック音楽を表現するのを支えたい
ー東と西の架橋ーになりたいと願っています。
長年フィンランドで講習会の音楽監督をしてるマークですが
いつか日本でも2人で講習会つきの音楽祭をするのが目標〜
ここでの毎日の体験もぜんぶ勉強になっています!
19人の国際色豊かな生徒たちのお世話を焼く(笑)合間にはアンサンブルや姪のチェロ・レッスン。
叔母としては可愛い姪のようすも横目でチェック〜
なにしろ花の17歳、もてているのに本人に自覚が無いので、悪いムシがつかないようにしなくっちゃ?!
そんなこんなで忙しい毎日です(笑)
でも個人的には取り急ぎ、この前のCDレコーディングのテイク3日分を全部聴いてエディットを決めるという宿題があって…こっちもハチマキを巻いてやらねば!!!
(大好きな日本の白桃にいちばん似ているのがこの「ぺちゃんこ桃」
南仏のものですが、最近はドイツでも手にはいって嬉しい☆)
ここでの生活はものすごく凝縮されたもので
生徒たちも体中の細胞がかわるような体験をしているのがよくわかります。
アジアや南米など海外の生徒たちは先ずはカルチャーショックから。
そうして音楽の修行中には悩んだり落ち込むこともあるけれど
歩みを止めずに自分の目指す音楽を掘り下げていけば
必ず道は開けるーそんな風に思っています。
その修行は先を目指すかぎり一生続くもの。
得る喜びで苦しみなんか吹っ飛びます。
日本は酷暑なのに暑苦しいことを書いてしまいました(笑)
こちらは着いたら最高気温21℃ 最低気温11℃の世界で、猛暑と戦っていた身体はびっくりしていました。
今日は24℃、ドライなので日影は14℃くらいで冷えます(笑)
私が飛びたってから日本はますますの酷暑と耳にしております。
皆さまどうぞ御大切になさってくださいませ〜
またお便り(?!)いたしますね!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
◯思い出の<八ヶ岳高原音楽堂コンサートの図>
アンサンブルφも早いものでデビューから1年
今回のメインはメンデルスゾーンのトリオでした
(去年はリサイタルでお世話になったホール、やっぱり素敵な場所です)
お互いの音を練り合わせて1つの音楽をつくるのも慣れてきたし
なにしろ3人でコンサートで<はじける>のが最高に楽しい。
これからどうなっていくか自分たちでも楽しみです。
お世話になったホールのK木さん(元イマジン・マネージャー!)を囲んで〜
◯思い出その2<軽井沢・近衛山荘コンサート>
八ヶ岳の翌日は長年御縁があるスペシャルオリンピックスのためのコンサート、こちらはチェロ1本で弾かせていただきました。
去年はSO(スペシャルオリンピックス)神奈川支部のために鎌倉の建長寺で弾かせていただきましたが、今回のチャリティーは選手がオーストラリア遠征に行く費用にあてられます。
昔は和風の屋敷だった近衛文麿の山荘、現在は洋館になってウェディングなどに貸し出しもしていらっしゃるそう。軽井沢らしい静かで落ち着いた空間です。
いつもお世話になっている近衛寧子さまと
寧子さまが「懐かしいでしょうから」と用意してくださったお昼はなんと釜飯〜
すでにここで懐かしい味となってしまいました。。。
そういえば、そろそろお魚が恋しいなあ。