旅は続く、、、今晩はエジプトに来て13日目となりました!
カイロ8泊、アレクサンドリアに移動してレッスン、今晩はコンサート。
とうとう最終日です。

毎朝中、泳ぐ人が網2人でに魚を追い込むという凄い漁業が見られます。
アレクサンドリアは港街で、古代にはあらゆる知恵者が集まった素晴らしい歴史があります。
旅の締めくくりの今晩はここのオーケストラとベートーヴェンのトリプル協奏曲。
アレクサンドリア図書館や、トリプルについてはまた終わってから日記に書くことにいたしますね!
こちらはカイロでの最終日メイン・コンサート

可愛いチェロの生徒たちと!
前半はヴィオラのエミールのみ無伴奏でテレマンのファンタジーを
マークと私はラルフの指揮でそれぞれがカイロシンフォニーの選抜メンバーの室内オーケストラと共演。
マークはベートーヴェンの「ロマンツェ」

私はドヴォルザークの「森の静けさ」
ああ、良い曲!
ああ、幸せだった!!

とくにラルフが指揮ということで、オーケストラと「共演」というよりも、さらに大きな家族で「室内楽」をする幸せな感覚に満たされました。

最後はエジプト人指揮者マエストロ・サエーディがシベリウスの「ペリアスとメリザンド」を。
エジプトとフィンランドのコラボレーションでした。
とうことで、また!!
「わあ、大きな楽器!今日は宜しくお願いしま〜す☆」
とエジプト人の可愛い女の子が話しかけてきました。
ん?!あれ?日本語?!!

(オペラハウスのテラスカフェで出逢った猫、太い!丸い!撫でたい〜
でも皆に「絶対ダメ!」と叱られ断念、、、ああ悲しい)
エジプトにこんなにたくさん日本語が話せる人がいるなんて!!
しかもなんだかちょっと謙虚でひと昔前の日本人的みたいな若者たちがいっぱい。
と、驚いたのはカイロで日本大使館主催の東日本大震災追悼のコンサートでのこと。
正式には〜Egypt and Japan in One Heart〜というイベントで
香川大使の日本語と流暢なアラビア語のスピーチのあとは
東北からのヴィデオメッセージ
そして10団体のそれぞれの合唱、もちろん歌はぜんぶ日本語!

(会場はオペラハウスに属するエル・グムフリーア劇場)
「私にできること」「明日という日が」や「世界に1つだけの花」など次々と日本の歌が元気よく歌われたあとは
私がチェロ一本で「文楽」を

フィナーレは選出されたカイロ大学日本語学科の生徒や日本人学校の生徒たち、オペラハウスの歌手たちと「花は咲く」のコラボ。
人の声って良いなあ、としみじみ。

香川大使とカイロ・オペラハウスからゲスト出演なさったスター歌手のお二人とピアニストのハイサムさんと。
こちらは数日前にお呼ばれした日本大使館にて

立派なお雛様が飾ってありました。
香川大使は去年、エジプトのシシ大統領が日本にいらしたときももちろんアテンドなさって
これから日本はエジプトから2500名の枠で留学生を受け入れることになったとか
ところで、東日本大震災が起こった2011年はエジプトで革命が起こった年。
私はその翌年に初めてエジプトを訪ねたのですが、
この時出逢ったたくさんの方々が震災の時の映像を見てショックを受けたこと
それなのに被害にあった東北の方々が取り乱さず律していらっしゃるお姿に深い感銘を受けたこと
彼らを心から尊敬していると話しかけてくださったのを覚えています。
今回出逢った学生たちの中には「だから、ここで勉強したいと思った」と言ってくれた子もいました。
忘れない、ちゃんと紡がれるものは続いていく、そう思えた日でした!
はい、ずいぶんずいぶんブログをご無沙汰してしまいました。
なんと1カ月、、、この間あまりにいろいろあって移動もあっての旅烏生活が加速しておりました!
おってまたブログに書かせていただきますね。
というわけで、いまいるのはここ↓

ナイルが流れております。はい、ここはカイロ!

3月6日からこちらに来てマスタークラス

そして一昨日からはコンサートが始まっております。

初日は昔のプリンスが建てた素敵なアラブ・ミュージック・インスティチュートでアンサンブル

生徒たちに混じってラルフと私もベートーヴェンのヴァリエーションを演奏
モーツァルトのオペラ「魔笛」からパパゲーノの主題をベートーヴェンらしく生き生きと料理した楽しい変奏曲。

本番で一番良いところを出してくるエジプトの生徒たち、みんなが存分に演奏して素晴らしい時間でした。
写真がぼけてごめんなさい〜
昨日は在エジプトの日本大使館による東日本大震災のためのコンサート
でも今晩はメインのガラ・コンサートが始まり、いまからオーケストラとゲネプロが!!
またしても時間がないっ!!とりあえず行って参ります〜