今日は大晦日
あと2時間で2020年が終わります。
本当ーーに不思議。ブログもこんなにご無沙汰してしまって面目ない。
いま私はマークと日本に帰ってきており、隔離期間は大掃除でスッキリ!マークは毎朝、エスプレッソを片手に冬の木洩れ陽を楽しんでいました。
今日は仕事納めで帝国ホテルのコンサート、フルートの山形由美さんと、ヴァイオリンの奥村愛ちゃん、ハーピストの山宮るり子ちゃんとご一緒に年越しではないけど「大晦日コンサート」でした。
最後の曲は4人でパッフェルベルのカノンだったのですが、このシンプルな曲がやけに沁みて…なんだか不覚にも弾きながら心が解けていくのを感じました。
あまりにも思うところが多すぎた2020年
その中でも確固として変わらないもの、普遍なものがありました。
ただときどき心が弱ると芯がブレそうになった。でも今日の久しぶりの生演奏では、曲たちに『そうじゃない、ちゃんとそこにあるよ』と教えて貰った気がしました。
こうして学びの2020年が終わります。
だから、2020年ありがとう!!
そして2021年よ、ようこそ!!!
明るく皆ですごしたい。たくさん微笑みが溢れる一年になりますように。
今年も色々な形でご縁をいただき 応援していただき 本当にどうも有難うございました!
また来年も宜しくお願い申し上げます。
どうぞ良いお年を!!!
-チェロ弾き旅烏-みやがわゆうこ
ただいま清々しい秋の空のような心持ち〜
なぜかというと、まずは陰性だった成田のPCR検査のあとの2週間の自宅謹慎、、
じゃなくて自宅隔離を終えて自由な身だから!
I’m free! I am a free person!!
自由だーーー私は自由な人なのだ!!
うぉーーーっ
気持ちはジャン・バルジャン、、
ベルリンの熊のポーズ🐻🧸こんな気持ち
さらにお篭りのクライマックスには、コンサートのため明後日から乗船する「にっぽん丸」のための検査キットが送られてきたのですが、こちらも結果は低リスクで陰性(だって外出してないもんね)
いまなんだか二重三重に健康体の太鼓判を押されているような心持ちです。極度の運動不足だけど。
ああ〈クリーンなワタクシ〉のお墨付き、マスクの下は微笑んでます。
ーみなさん怖がらずに私に近づいてちょうだいー
しかしながら、またしてもこの陰性結果は期間限定ですから、例によって【つかぬ間の喜び】
まったくもって一体いつまでこれが続くことやら、、、やれやれです。
さて隔離期間も前回は断捨離に燃え、今回は練習に打ち込めました。不自由な2週間も「強制」ではなくて「お篭り週間」と思って逆手にとると充実するのですね。もちろん自宅だから耐えられるのだけど。。
こんな時間のすごし方はいつ以来かなあ。
大人すなわち音楽で身を立てられるようになってからは、いつもチェロ雄と旅烏生活で、時に悩み、常に感動、そして大いに笑って過ごしてあっという間に年月が経っていきました。
それは荒波を越えるような大変さもありながら幸せな年月であったと、振り返れば感謝の一言しかありません。
けれど同時に近年は常に何かに追い立てられるように生きてきた自分への違和感もありました。
これで良いのだろうか?
これが本当に今生でやりたいことなのだろうか?
でも皆さんもそうでらしたように、私も今年は強制的に足を止められたおかげで、気がついたことが沢山あります。何事も苦しみを持たない前進はない。
それはもちろん音楽業界だけではなく、社会全般、世界中で「それまでの日常生活」がフリーズしたため。
かつて、こんなにそれぞれが
-いま生きる- ということ
そして
-生かされていること-
について自分に深く問う機会を持ったことはないでしょう。
(何故か横にローテーションする写真)
有難いことに、この秋の日本ではしっかりとした感染対策を講じながらクラシック音楽界も動きだしています。コンサートができる。お客さまに生演奏を聴いていただける。そのことへの感謝は言葉になりません。
だからこそ、会場まで足を運んでくださった方が不安におなりにならないように最善を尽くしながら、自分たちも必要以上に【怯えず】しかし必要な【怖れ】をもって、活動していきたいと思っています。
と、いう訳でとくにこのお篭り期間は日中は練習、夜は宿題をしながら横目でふだんあまり観ないTVでチコちゃんや、ハリポタ(昨日は第2作目放送でしたね)メリル・ストリープ「プラダを着た悪魔」を観る、、なんだか音楽しかなかった高校生の時みたいな貴重な時間でした。
時報のように毎日午前11時ぴったりにかかってきた厚生労働省からの電話がなくてちと寂しい??ちなみにAIとの会話(?!)です。これまた面白いのでお話ししないといけませんね。
そうこう言っている間にドイツはまたセミ・ロックダウンが始まってしまいました、、、
今のところマークの勤める大学は授業はオンラインと決まっていますが、厳重な警備と感染対策で対面レッスンは行っていくとのこと、貴重な学生生活がすこしでも有意義なものになりますように祈るばかりです!!
さあ、こちらはそのような訳で隔離明けはさっそく髪を切りにいき歯医者さんに行って足慣らし。
そして翌日はミーティングから始まって
(お久しぶり〜能楽師の山井綱雄さんとチームで。11/18に東京・板橋の由緒正しく風格のある安養院である2人のコラボコンサートのミーティングでした)
そして関東沿線大手鉄道会社(T武鉄道)の月刊紙の取材と撮影
(取材風景もなぜか横向きー)
それからリハ!!
(桐朋の高校からの同級生、ピアニストの下山静香さんと。これから1週間ご一緒なのです!)
締めくくりに夜は自分の身体メンテナンス
(写真なし!)
ちなみに久々のストレッチは身体がバリバリでアルマジロの鎧みたいでした、、、先生ごめんなさい。
閉じこもっていた分フル活動でしたが、なんだか日本で電車に乗るのも、ずっとマスクしているのも、いろいろ慣れないことばかり、、、毎日、玉手箱を開けてるみたい。
そうしていまは新幹線で神戸に着いたところ。
今晩は延期された2月のコンサートのリベンジ版です。
思えば久しぶりのコンサート、そういえばハロウィンナイト🎃なのですね。
ではまた!!
久しぶりに空を飛んでおります。
いまベルリン・テーゲル空港からアムステルダム行きの機内でこれを書いております。
皆さま、またまたご無沙汰いたしました!
うーむ、なんだか時の経つのが加速している気がします、、、
ちょうど1ヶ月前に1ヶ月いた日本からベルリンに戻って、また今から日本へ。まだ隔離期間があるので、これから約1ヶ月と1週間は日本の秋の味覚をばっちり👌
じゃなかった、今回はたくさんコンサートを弾かせていただきます。
10/31 神戸
11/2-4「にっぽん丸」神戸ー千葉
11/7 岐阜・高山
11/14 東京・品川
11/18 東京・板橋
久しぶりに体力勝負になりそう。
前回の日本での隔離期間は自宅の「大断捨離大会」だったので、今度は+して庭で縄跳びくらいしないとな、、
ふむ、想像しただけでやや疲れました。
さて、ブログで沈黙していたこの間にピアノの黒田亜樹女史とnoteというのを始めました。 「黒鳥ジャーナル」 と申します。押してみてください👈
ここで2人で文章を書いたり、動画をご紹介したり、リモート・トークを行ったり、それからここだけのコンサートもいたします。
生まれて初めて、いえ人類はじまって以来の世界的な行動制限の渦のなかで、すべての音楽家が自分たちの在り方を深く見つめたと思いますが、私たちも同じ。
さらに亜樹さんと私は日本ともう一つの国を自分たちの居場所にしており、またイタリアとドイツと離れているので、秋を迎えてヨーロッパがまたしても厳しい鎖国を始めるのを予想し、ここで離れ離れになりたくないと痛切に思ったのです。
それで思ったのが共に言葉を綴ることと
オンラインならではの面白いコンサート
ざっくばらんにお話ししますと、このコンサートは微妙に有料でして(数百円から千何百円に設定)ここでいただいたご支援は、これに関わる撮影や録音、また動画を作ってくださった方への御礼の一部になります。
すでに「黒鳥ジャーナル LIVE Vol.1」がアップされており、第2弾も今週続きますので、ぜひご覧くださいませ。いまのところ第5弾までの内容は相談済み。合間にもたくさん記事をアップ予定、虎視眈眈と面白いことをしていきたいと思います。
あ、それでnoteのコンサートですが、まだまだ慣れていない方も多いとの噂。
『観たいけれど購入方法が不明』という方は「こちら」
までご連絡くださいませ。それぞれに対応させていただきます。
それでご報告、今週は私たちのCD「ブラック・スワン」 ~ヴィラ=ロボス:チェロとピアノのための作品集が半年遅れになりましたが、なんとか無事に10/16にワールドリリースへ漕ぎ着けます!!
春に生まれるはずだったCD、、各国の制作チームも大変でしたが、考えてみたらいまは国際郵便もすごく遅れているので、これは奇跡的。
日本でもHMVやタワーレコード、
Amazonでの予約が始まっており月末から販売になるそうです。
サンプルは日本に届いたので私はまだ見られてないのですが、制作元の「ODRADEK RECORDS オドラデク」(アメリカのレーベル)はレコーディングだけでなくジャケットや中身にもこだわり、世界中にコレクターがいるので有名な珍しいレコード会社なのです。
それで今回、撮影してくれたカメラマンのトマゾくんもヴィラ=ロボスの曲調や私たちのイメージをよく理解してくれて、お互いにアイディアを出しあいながら、実にストーリー性があるエモーショナルな写真を撮ってくれました。
『良いものができたね!』
とは先日ベルリンでミーティングしたCEOのジョンの言葉。なによりもホッとしました。
大相撲の秋場所にもらった感動のエネルギーを私の「秋場所」に使います!!!
あ、もう入らなきゃ、いまアムステルダムで日本行きのゲートなのです。
ではまた!!
気がつけば9月に突入、秋の香りがしてまいりました。蝉の大合唱もやっとメゾフォルテくらいになってきたかな。
そう、いま半年ぶりに日本に戻っております!
冷たいお豆腐に茗荷のせ、納豆のせ。シラスやお刺身、お蕎麦にはじまってシャクシャクの日本の梨などなど夢のようです。
日本の味がかつてこんなに心とからだに染みたことはあったろうか? いや、ない!
とくに茗荷はヨーロッパでは手に入らないので感動ひとしお。
さてさて、前回のブログの数日後に後ろ髪ひかれながら無人島を後にいたしまして
ロビンソン・クルーソー化が進みすぎる前に社会復帰しようと決断したのですが、飾り気のない自然に教えられて深ーーく呼吸ができた貴重な1ヶ月半でした。
「癒し」という言葉は簡単に使いたくありませんが、毎朝毎晩いえ毎時間、刻々と変わる空と湖の色があまりにも美しく、自分の心が治癒されていくのを実感した日々だったなあ。
すこしずつ擦過傷が治っていくような感じでした。
生き急いでいるうちに知らぬ間に沢山の引っ掻き傷がついてたようです、しみじみ。
せっかく与えられた命をもっと丁寧に生きていきたい。そんな思いを噛み締めながら、まずはベルリン我が家に一泊。
スーツケースの中身をとりかえて日本へ!
各国の鎖国状態をのりこえての帰国には思うところがあるので、それはまた次の旅の前(!)に記すことにして~
ドキドキしながら成田で受けたコロナ検査も無事に陰性。2週間の自宅隔離もあっという間に終わり、大手をふっての社会復帰です。
隔離解禁の日は「陰性!」と書いたゼッケンを貼りたいくらいの気持ちでしたが、これって水戸光圀公の紋所と違って永遠じゃないのですよね、、なんとも効力が短い免罪符。
消えてしまった免疫パスポートの構想よ、いま何処??

(蓼科でお篭り中のNさまよりピカピカのお野菜が届きました)
というわけで熱中症とコロナ対策を敵に回して、体力温存しながら仕事をしております。
半年ぶりに日本で電車に乗りましたが、都心もいつもと比べて人が少ない。。友人曰くこれでも増えたとのこと、ニュースでしか読んでないので実感があまり湧かず、、タイムトリップしたような気分になる。
そうして先週の土曜日はさっそく鎌倉の隠れ家サロンでコンサート、数日前は配信コンサートのための動画撮りをしていました。
鎌倉でのコンサートは3月にマークと行うはずだったもの。2週間だけヨーロッパ滞在する予定が、、まさかこんなに長くなるとは!
しかも、今回マークは鎖国状態のため日本に入国できず、、、私のソロに変更させていただきました。
人生、何があるかはわからないとは思っていましたが、さすがにビックリ。思えば世界単位でのビックリがずっと続いているのですものね。
ともかく半年ぶりの日本でのコンサートは人数制限と感染対策に細心の注意をはらった上での開催となりました。
佐助サロンのS御夫妻、お手伝いくださった方々、そしてお客さま、、皆さまのご協力のもとで、和やかな空気のもとで無事に終えることができた喜びと安堵。その余韻がたなびいて日々の糧となっています。
(リハーサル時:撮影 中村義政さま)
音響のための鶴の金屏風が西陽除けにも。
有人のコンサートの有難さよ、、、
時間と空間を共にしてくださるお客さまの存在のなんと大きなことか。
相棒のチェロ雄も大きく深呼吸した気がします。

改めて『いま」「ここに」「皆さまと」「在ること」の喜びが身に染みます。

それは思えば奇跡のような、不思議なことですよね。
軽々しく「一期一会』と言葉にしていた過去の自分が恥ずかしい。
この半年間に毎日、あたまと心が組んず解れつする中で考えてきたこと、自分に求めてきたこと、それがやっとクリアになってきたタイミングでの本番、もしくは本番のおかげで自分が自らに求めることが明瞭になったのかもしれません。

【プログラム】
カタロニア民謡/カザルス:鳥の歌
バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV1009
------------------
バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007
黛敏郎:文楽
日本の歌~荒城の月、ふるさと、ちんちん千鳥~
黒人霊歌:アメージング・グレイス
〔アンコール〕ヤルネフェルト:子守唄

司会をしてくださった 『かまくら銀幕上映会』ナビゲーターの田邊恵美さんは鎌倉の美女代表~
浅尾慶一郎さんは可愛い奥さまとご夫妻でのご登場。
もちろん演奏する私以外は皆さまマスク着用のお姿。こんな客席を見たのは2009年5月の新型インフルエンザ時に大阪のフェニックスホールで体験して以来。あれは豚インフルだったかな。(7月のフィンランドでのコンサート時はマスク着用義務なし、街でもマスク姿の方はみかけない状況でした)
この度は外出を控えてコンサートは断念しますという方がいらっしゃるかと思えば、生演奏を渇望してると新規のお申し込みもあり。
こんな時期にわざわざお出ましくださったお客さまは熱心な方ばかり、暖かいお言葉をいただいていますが、私自身は生演奏の大切さと、背中を押してくださる方々への感謝が新たに心に刻まれました。
とにかくひとときでも日常から離れて寛いでいただけたなら本当に良かった。
最後にHさんにいただいてハッとしたお言葉をお目にかけますね。
『7ヵ月ぶりの水谷川さんのチェロ、心に沁みました。こういうご時世に崩れがちだった心のバランスが、あの空間の中ではコロナ前の健全な状態に戻っていたように感じました。』
これを読んだ瞬間にあのフィンランドで感じた言葉にならぬものが鮮やかに蘇ってきました。

ーここの自然にいただいたもの 心を揺り動かされるもの なんとかこれを皆さまと分かち合いたいー
私に音楽を続けさせる、源泉です。
穴だらけの自分ですが、半年前よりすこしだけ大事なことが見えてきた気がします。気のせいかな?
まあ、いいや。明日もせっせと掘ってきます!
おそるおそる自分のブログを覗いてみたら、、、
なんと4月から更新なし
数秒だけ目の前が真っ白になりました。申し訳ない。。。
この間は言葉にできないことや言葉にならないことがあまりにもたくさん。
ここで心を形にするような文を書くことが出来ませんでした。
でも今朝起きたらキツツキが大きな木の上の方でせっせと働いていたので
その幹に手を当てて振動に身を寄せていたら、突如思ったのです。
「よし、ブログ書こう!」

(白樺の陰にニョロニョロの姿が見えそう)
そんな大袈裟なことではないし
大したことは書けないけれど
ここの空気を感じながらしか綴れないことがあるかもしれない。
そう、FacebookやInstagramを見てくださっている方はご存知ですが
6/19よりフィンランドの無人島に住んでおります。

毎夏、ときには冬や春にも来ているマークの心の故郷
いまや私の帰るところでもあります。

(到着時、ヘルシンキの空港をでたら誰もマスクをしておらず、びっくりのフィンランド)

(移動中↑ベルリンでの生活もふりかえったら実はけっこう緊張してたんだなあと、ヘナヘナしてる頃)

といっても実はもうあと数日で日本に向かうところなのです。。。
2週間のつもりで戻ったヨーロッパ生活はなんと5ヶ月半ちかくになりましたが
やっと日本!!
8月25日の東京でのコンサートはオンライン配信になりますが
29日は人数制限などはありますが鎌倉で弾かせていただきます。
(詳しくはHPをご覧くださいまし。
美味しい枝豆やお豆腐も恋しいけれど、演奏させていただけるのは何より嬉しい。

素朴で飽きないフィンランドの菓子パンシリーズ
おばあちゃまの味というか 気取らずしみじみと美味

甘いものばっかりになってしまった。。

↑ワッフルのクラウドベリーかけ

どれだけ食べてるのか、、ちょっと冷や汗が。
次の日記ではごはん系をご紹介せねば。。。
そうそうここフィンランドの景色や無人島暮らしを皆さまにお目にかけたいと撮りためた写真も1000枚越え、、
いつか日の目を見る日が来ますように。
さて私は初めてこの小さな小さな島を訪ねてから今夏で20年となりました。2000年かあ、、、近いような遠いような。

ほぼ毎晩のように夕焼けを撮っています。これは着いた日。
6/21は久しぶりに白夜で【陽が落ちない国】を実感。日本は日出る国だけど

水は鏡なんだと教えてくれたのはここでした。
サイマーはフィンランドで一番大きい湖なのですが、4、400k㎡ってどれだけ巨大なのだろう。
日本でもっとも大きい琵琶湖は670.3k㎡ですって。
それにしても、ここの自然はいろんなことを教えてくれます。
来たときに森のあちこちに咲いていた花は姿を隠し
木苺から7月の終わりからブルーベリーに野苺、いま少しずつリンゴンベリーもちらほら
森が 湖が 鳥たちや動物が
何よりも空と雲が季節の移り変わりを示してくれる。
2度と同じ夕陽はないんだと
無言の教えです。
夏のはじめに赤ちゃんが生まれた鴨のファミリーは相変わらず仲良し、、、

(なんだか小鴨に存在を無視されるマーク)
われわれも仲良く
親友・音楽仲間・家族として毎日毎日どうあるべきか、どうするべきか語り合っています。

(マークは無人島バージョン髭姿)
何があっても
人間としての歩みを止めるわけにはいかないですものね。
2月末から毎日毎日ずっと頭がくるくるするまで色んなことを考えてきました。
答えがでないのに同じことを繰り返し繰り返し、、
感染した方のこと
命を落とされた方のこと
そして老人施設や医療関係の方々のこと、、、
個人的なことを書くとコロナの影響で中止になったコンサートは日本をはじめとしてドイツ、フランス、イタリア、フィンランド、エジプトと
来年の春まで予定されていたものはほぼ全て中止となっています。
それだけ世界中が厳戒態勢でウイルスが蔓延するのを防ごうとしているということ。
それをきちんと受け止めながらも
いままで生演奏でコンサート会場に足を運んでくださった方と空間と時間を共にするために
チェロを弾いてきたと自負していたので
コンサートが消滅していくのは恐怖でした。
当然ながら収入への不安もあります。
今までどこの組織にも所属しない一匹狼の生き方をしてきたリスクもありました。
けれど自由を選んだことは一生後悔しないし
過去に戻っても違う生き方は望まなかったと気がついたのです。
そして自分の存在が無くなってしまうわけではない。
いままでと違う形になったとしても演奏を続けることはできるし
できればご縁ある若者や若い演奏家のお役にも少しでもたちたい。
ここフィンランドの森の中でお腹の底からそんなことを実感できつつあります。
いまここに在ることへの感謝は減りません。
ちゃんと警戒しながらも、不安や恐怖に飲み込まれて生きたくない。
たった一度の人生を慈しみながら、できることを形にして音楽に反映していきたいと思います。
そう思えるようになったのはやっぱりチェロとの体験のおかげ
では次のブログはフィンランドの師たちについて