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水谷川優子のチェロ弾き旅烏日記

ベルリンお篭り日記2〜生ハゲ👹がやってくる〜

ふむ、明け方に目が冴えてしまいました。

昨晩の食事が遅かったせいか
珍しく休肝日だったせいか
はたまた大相撲の行方が気になりすぎたのか?

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(日本では絶対にしない怪しい格好)

もしくは本日からベルリンに新しい規制が加わるかもしれないから?

本日、メルケル首相は州首相たちと新型コロナウイルス感染拡大抑制について危機対策会合を開くことになっておりまして

ドイツ政府は国民がいままでの対応策を順守しない場合、全国的に外出禁止令が発令される可能性があると警告しており

ザイベルト報道官も記者会見で「メルケル首相と州首相は状況を厳しく精査する。国民が21日にどのように行動するかが決定的となる」と述べているのです。

ということで
言うことをきかないと「なまはげ来るぞー」です。

メルケル首相の発表は毎回かなりなインパクトと意味を持つので、失礼ながら先日3/14の安倍首相の2度目の【緊急】会見があれれ?だったのとは違うはず。

そういえばお隣のフランスでフィリップ首相が新型コロナウイルス警戒レベルを最高に引き上げると発表したのは14日。その際には『今晩深夜0時から全国のレストラン、バー、映画館などの営業を一切禁止します!!』と宣言して人々(特にパリ)はショックを受けたとか。

それというのも、政府がこれまでに要請した措置を顧みず、多くの国民は依然として外出して感染拡大につながっていたため
「他に選択肢はありません!」
という強烈な一言が効きました。

このことはパリに住む親友からオンタイムで連絡があったのですが、彼女曰く「当たり前よ、今晩なんてバカンスの前夜みたいに街が盛り上がってたもの」だそうで、統一地方選挙の寸前(延期されました)だったとはいえ、緊張感なかったな、フランス。

全員が全員ではないので、ちゃんと気をつけて生活していた人たちはため息をついたことでしょう。

やれやれ
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(やはり桜を見つけると嬉しい、日本と繋がってるみたいな気になります)

今回しみじみ思うのが緊急時に「規制は突然やってくる」こと

戦時下はこうなのだろうなと思わざるを得ません。

ちなみにドイツは連邦制なので首相に全国的な外出禁止令を発令する権限はなくて、州首相や地方政府が発令する必要があります。

だからドイツ南部のバイエルン州(人口約1300万人)ではすでに20日から2週間の外出制限が導入されており、通勤や生活必需品の買い出し、医療機関への通院などを除いた外出を制限。違反者は罰せられます。

けれど、、そんななかで若者がコロナパーティーなどと称して公園で集まって飲んだり騒いだりして警察沙汰になるニュースが相次いでいます。これはドイツだけでなく各国である現象のようですが、

え、、、なんなの?お◯カさんなの?
皆もうテロリストとしてお縄にしちゃえ!!
と強く思うのですが、

彼らにしたらコロナウイルスは若い自分たちには関係ない、感染しても重くないんだから何故こんなに我慢しなきゃいけないの?!という感じでしょうか。。

ドイツで未だに大勢で集まって馬鹿騒ぎをする人たちには、メルケル首相の『自分のことだけ考えないでください。おじいさんやおばあさん、誰かの大切な人のことを危険にさらさないで』というメッセージは心に届いてないのかな。トホホ
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(ベルリンの家には隅にこっそりいろんな生き物が)

さて、そのような訳でいま警察は若者の問題の他にも営業時間を守らない店の取締りもあって忙しそう。

ベルリンはいまクラブやバーは営業停止、カフェやレストランの営業時間も6-18時となっているのです。

先日は1970年から続く有名なテレビシリーズ"Tatort"の街中ロケも、30人以上の関係者が道にいたため警察から厳重注意されたとか。

ちなみに番組のタイトルは「事件現場」という意味で刑事物、、、ちゃんちゃん、お後がよろしいようで
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(お店などで人との距離は1.5メートルほどとることになっていますが、散歩は奨励されています。免疫力を上げるには陽の光を浴びてリラックスが一番。日焼け止めはお忘れなく)

さて、私が毎日チェックしているのはこちら↓
日本経済新聞の新型コロナウイルス感染世界マップ

これによると3/20は
日本は感染者数953名で亡くなったのが31名(以下省略します)
クルーズ 712/7

中国 80967/3248
韓国 8652/94
イラン 18407/1284
スペイン 17147/767
イタリア 41035/3405
フランス 10995/372
そして
ドイツ 10999/20 などなど

特筆すべきは台湾の108/1
驚くほどの少なさ!やはり早くから厳しく渡航制限などをした成果が数字にでています。
台湾凄い!!

20日の時点で世界で表に出ている感染者数は231111名 亡くなったのは9810名

ちなみに
2/27の時点では世界:82322/2805
日本 214/4
クルーズ 705/4
中国 78497/2744
韓国 1766/13
イタリア 408/12
フランス 18/2
スペイン 12/0
ドイツ 21/0

このマップは1/11まで遡れます。
ちなみに最初は中国のみで感染者数41名に亡くなったのが1 名。。。

日にちをたどると増え方にクラスターの存在が見えてきますね。なんとか皆で食い止めなきゃ!

ベルリンお篭り日記1〜DAY?〜

ご無沙汰を…はてさて一体何からお話したら良いものやら

日本は今ごろきっと美しい桜が心を落ち着かせてくれる頃だと思います。

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私は日本列島に新型コロナウイルス感染拡大の恐ろしさが広がりつつあった2月27日、ここベルリンにもどって参りました。

飛び立つ前日の日本では【安倍晋三首相により国内のスポーツ・文化イベントの開催を2週間自粛するよう要請】という発表があり

ベルリンに到着した日は
【ドイツ政府は27日、新型コロナウイルスの感染を防ぐため、中国からの渡航者対象を拡大し、日本や韓国、イラン、イタリアから航空機で入国した渡航者に対し、ドイツでの所在地を当局に報告することを義務づける方針を明らかにした。感染者が多い地域からの渡航者動向を把握し、ドイツ国内で発症した場合に速やかに対処できるようにする狙い。】ということが決まりました。

いまはそれどころではありませんね。

世界各国がコロナウイルスに脅かされて、封じ込めのための鎖国がはじまっています。

ドイツも毎日情勢が変わっており、それも残念ながら悪い方向に変わっています。それをなんとか食い止めるために、この国にいる人全員へ変化と我慢が求められています。

2月末から本日までを振り返ると数週間にも数年にも思えます。。

2月は22日に神戸でのコンサートがひとつ延期になっただけで、このウイルスの脅威を感じながらも、正直なところ普通のインフルエンザのように時間とともに収まるだろうと甘く考えていました。

けれど2月末はすでに北イタリア・ロンバルディアとヴェネト地方で急速な感染拡大がおこり、3月初旬にマークのマスタークラスについてミラノの北の街に1週間ほど行く予定でしたが、もちろん延期。

それに加えて、当時のヨーロッパではアジアでの感染拡大について脅威を感じる人が増えていたこともあり、プラス単純に疲れていたのもあって、ベルリンに戻って2週間は自主的に自宅隔離的な生活を送っておりました。

得意なスリープモードみたいなものです。
ー生きるエネルギーを減らして次に備えるー(獣の技。。)

マークはその間、南ドイツや英国オックスフォードへコンサートへ。

普通に旅行ができたなんて、思えばなんだか夢のようです。

いまのベルリンは西側の中心街、私がザ・銀座と呼んでいるクーダムも人がまばら。

街はほぼ封鎖状態で、明日の土曜日には外出制限が出るかもしれないと言われています。(すでに他の州では発令済み)

コロナウイルスに追われるようにここに飛んで、心が身動きができない状態に陥っていましたが、やっと前述のスリープモードが効いてきたらしく、いまこの緊急状態になって逆にやっと生きるエネルギーが湧いてきたので、このブログも復活!!

この色んな意味で究極の時をどう思いながら過ごすのか文章にしていきたいと思います。
どうぞ宜しくお願いいたします。

ちなみに、ほぼ隔離生活を行なっているマークと私の生きる糧は大相撲春場所の中継からいただいております!!

ドイツのサッカーもそうでしたが、この無観客で行われる異常事態、このなかで自分との闘いを見せてくれる力士たちの姿に鼓舞されています。

明日が14日目、、はたして休場明けで安定の眉毛が可愛い鶴竜と、一昨日、昨日と違う意味で驚きの相撲を見せてくれたドラゴン・白鵬、今回すこぶる集中できているシャイなブルガリアン・碧山はどんな取り組みを見せてくれるでしょうか!?

日本に8時間遅れの時差があるのが残念、、、

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ベルリンも春一番
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ブレーシアの秋その1

先ずは台風のお見舞いを申し上げます。

台風に地震、なんとかして止められないものでしょうか。。。どうぞお気をつけてお過ごしくださいませ。

さて私は9月25日からずっと、ミラノから東に約100キロメートルの所にあるBrescia(ブレーシャ)という町におります。

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Lombardia(ロンバルディア)の州都はミラノ、ここブレーシアは第2の都市、ここでマスタークラスでした。
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(珍しいツーショット、私がいつも「食べもの&私」の写真ばかり撮っているのを知ってるマークの生徒Iちゃんが『たまには』と撮ってくれた貴重な写真です)
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広場同士が隣り合わせにある面白い作り。
この古い街の複雑な歴史が伝わってきます。
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(「食べもの&私」やっぱり美味しいものの前ではにんまり…( ̄∀ ̄))

同時期にマークもヴァイオリンのクラス、彼はそのあと続いて新しく試みる一年間の集中コースに突入していました。私は2日間レッスン無しのフリーな時間がてきて、ウンと練習するはずが鼻風邪でぐずぐず。だって陽が落ちると13度くらいにグッと冷えるのですもの。やっぱり石の街は寒い。
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石の家も寒い!!
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ショールとショートブーツが大活躍しています。

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飛行機から撮ったこの景色、山の感じが北イタリアっぽい。
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学校のある博物館の中庭
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美味しいものばかり、この街に来てすぐに思ったのが、観光客が少ないこと。
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ローマ時代に交易で栄え、あちこちに古代から中世の遺跡や歴史的な建築物が多く残っているし、ユネスコの世界遺産に登録された(ランゴバルド王国が遺した修道院もあるというのに、です。

で、聞いてみるとここブレシアはイタリア有数の工業地帯の中心都市であるから観光業に頼らなくても生きていける、とのこと。

なるほど〜
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だから街は落ち着いて、住んでいる人々のリズムで動いていました。ここで知り合った不動産の人はミラノから通勤しているそうですが、「ここに来ると70年代のイタリアにいるみたいな気になるんだ、古き良きイタリアだよ」と語ってくれました。
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なるほど、我々のアパートメントの道の向こうにおばあさんが椅子を出して、毎日、朝から夕方まで中型犬を足元に置いてそこに座っているのですが、
その様子はなんというか道の番人のよう。たぶん御自宅の前で日向ぼっこしてらっしゃるのだとも思いますが、通りがかりの近所の人々が、老いも若きも彼女に声をかけていく…その様子がフェリーニの映画の中みたいなのです。

で、マークと私が楽器を担いでアパートメントを出るとじっと視線を感じる訳で、三日後ころからなんとなく会釈をするようになり、今日はチラリとおばあさんの座っている辺りに目をやると、手を振ってくださいました。われわれ、ご近所として認知されたみたいです。ちょっと嬉しかった。

ブレーシア、優雅かつ地に足がついている街、大いに気にいりました。

取り急ぎ、その1はこの辺で!

明日はここに明日は黒田亜樹さんが来てくれてリハーサル、午後にはここを離れてイタリアを南下します。なんかすでにちょっと寂しいな。

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