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水谷川優子のチェロ弾き旅烏日記

如月日記:若冲生誕と没後に捧ぐコンサート

本日は本当ならいまごろピアニストの下山静香さんとまだ神戸にいること、、、

昨晩のコンサートはコロナウイルス対応で延期になりました。

前回のブログの最後に「コロナなんかに負けず」と書いたのですが、日本はいまウイルスの拡散を防ぐためいよいよ正念場といったところなのでしょうか。ヨーロッパの反応は国によって違いますが、イタリアはヴェネト州で欧州初のコロナウイルス感染者の方が亡くなって打撃を受けている様子。小さな町の中には町民への自宅待機を勧告、また教会のミサまで中止しているとニュースにありました。

いま少しでも感染の拡大を抑えるため、自衛することは最も大切。またそのために政府やさまざまな公の機関が催しものの中止や延期、自粛を促すのは大事なことと思います。

しかし、イタリアやフランスでは一部の人によるアジア人への嫌がらせは、実際に増えている模様。通りがかりに「コロナ!」と叫ぶような嫌がらせから、アジア人経営の店などへの毀損といった社会問題になることまで、さまざまだそうですが、、なんと低俗なんと野蛮、、、

こういうことをする人たちは反対の立場ならどう思うのかな。考えたことがないのかな、子どもでもわかると思うけど。

いつ、いかなる時も、誰に対しても、ニュートラルな心で正しい情報を見つけ、判断と対処ができる人間になりたいものです。今回の新型肺炎も完全に災害、先が見えない緊急時こそお互い助けあわなきゃ。

いずれにしても、いまこの瞬間にも最前線の現場で働く医師や看護師の方々、その道のスペシャリストの方々がいらっしゃる。そう思うと彼らに敬意を表し、自分は黙々と日常でやるべきことをやっていこうと思います。

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(こんな気持ち)

先にのびましたが、あらためて知的&魅惑的なピアニスト静香さんとの共演を心待ちにしています!

さて長くなってしまいましたが
ここで振り返ります。2月初旬は毎年参加する弓の寒稽古(年の一番寒いときにあります)でお篭り、そして合間の2/8には毎年恒例となった京都・宝蔵寺さまにおけるコンサートがありました。
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宝蔵寺さまの御本堂にて。小島御住職のご長女・奈々ちゃんと、左は若冲の掛け軸です。

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伊藤若冲のお墓は相国寺さまにありまして、こちらは伊藤家の菩提寺です。

普段はお墓詣りのみ可能なお寺ですが、毎年、若冲の誕生日2月8日前後の1週間のみ参拝、拝観でき、若冲の秘蔵の作品も公開なさいます。

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今年は没後220年で若演による【大黒天図】が初公開となりました。私も拝見しましたが、なんとも可愛いといったら失礼でしょうか、心がほどける感じを受けました。さすが大黒さま!

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以下はお寺のホームページより
「伊藤若冲(1716年−1800年)は宝蔵寺から歩いて五分ほどの錦小路市場の青物問屋「枡屋」の長男として生まれました。二十三歳から四十歳まで家業に専念しますが、それ以降は弟の宗巌(白歳)に家業を譲り、絵を描くことに専念します。

本展では、若冲四十代の作である「竹に雄鶏図」、五十代の拓版の技法を用いた「髑髏図」をはじめ、弟である白歳や若冲派の作品を展示します。特に若演筆「大黒天図」など3点は初めて公開します。」
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御住職の御奉納からはじまって奈々ちゃんのクラリネットによる奉納演奏

私のコンサートは仕切り直しの長めの休憩のあとに行われます。

今回は
即興演奏からはじめて
バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番
黛敏郎:文楽
そして奈々ちゃんとベートーヴェン:クラリネットとファゴットのための二重奏ハ長調
アンコールに父の編曲による滝廉太郎:荒城の月

毎回、恒例になってきたこちらでの即興演奏
なぜだか ここに来ると 見たもの感じたものを音にしたくなる。今回は柔らかな光や穏やかな春の兆しを感じさせるものでした。不思議です。
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西にも東にもお世話になっている方々ばかり
加えて仲間であり友人でもあります、感謝!!

そういえば、、いま調べてみたら去年のコンサートのブログ記事がない、その後に飛んだイタリアで描き始めていた下書きのみiPhoneアプリ内で発見しました。とほほ

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2019年の2月、、あれから一年か

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奈々ちゃんも4月から大学四年生 早いな〜
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またまた仲間たちとの写真

そういえば京都、最近はいつでも混んでいますか
さすかに今年はがら空きでした。
タクシーの運転手さんが「日本の皆さんが京都に来るならいまでっせー」と連呼してらしたっけ
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去年はこんなステキなお遊びにデビューさせていただいたっけな。舞妓さん可愛すぎ
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京都の魔界 もっと知りたいですね。

さて2月は爽やかかつディープな新潟滞在もありました。しかしながら明日は千葉!!

ではまた〜

マイクの向こう側へ 〜「今トキ!クラシック」

かっ書いた記事が消滅したーーー
最近はこんなミスはなかったのですが、愕然としております。。涙

というわけで気を取り直してもう一度!
一昨日はラジオの収録でした。

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今回はパーソナリティ初1人の仕切り、、、ですが私には強ーい味方が!!
篠崎めぐみさんと田中美登里さん、ラジオ番組制作のプロとオーソリティに囲まれて大安心。

今回はたくさんの弦楽器奏者のゲストにいらしていただきました。前半のゲストは鬼才ヴァイオリニスト佐藤久成さん!
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久成さんは今月5/25の19:00から恩人と呼んでらっしゃる宇野功芳さんのためのメモリアルコンサートをなさいます。場所はなんとサントリーの大ホールです❣️

それにしても本当に久成さんって面白い。相変わらず熱ーい演奏と静かなトークのギャップがあります。

改めてラジオを作る側の意識を持っていろいろお話を伺うことができました。

そして後半は我がチェロ仲間たちの登場!
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今度の6/3の私のリサイタルに出演してくれる、前途有望な新進チェリスト・水野優也くんと、何度もチェロアンサンブルでご一緒してる我が心の安定剤⁉️海野幹雄さん😊

水野くんはピカピカの20歳、でもすでに色んな協奏曲をオーケストラと共演しています。瑞々しい感性でこれから世界に打って出るチェリスト。

海野くんこと幹ちゃんは暖かい音色の持ち主で、ソロからアンサンブル、オーケストラだけでなく編曲も素晴らしいというマルチな演奏家。

お二人とも素敵な魅力に溢れたチェリストです❣️

そしてチェロ弾きたちが集まるとチェロ話が尽きない。。。

誰が素晴らしいチェリストだとか、こんな凄い曲があるとか、新しい弦を試したよ、とチェロ弾きはどれだけチェロが好きなのか!

という訳で和気藹々と時がすぎ、あっという間にタイムアップ。この続きは6/3の東京文化会館の「チェロ、変幻自在!」の舞台でぜひ体感していただきたいものです。

放送は明日の日曜日、再放送は20日の同じ時間にあります。お話だけでなく色んなCDもご紹介しておりますのでお楽しみに。

お、時間がない!そろそろ用意しなくっちゃ!!

MUSIC BIRD 「コンサートイマジン presents 今トキ!クラシック
5月13日 日曜日 11:00~12:00 (再放送 20日)

注目の若手実力派から個性派ベテランまで弦楽器奏者お三方にゲストに招いた1時間、充実の音楽とトークをお楽しみに!

パーソナリティ:水谷川優子
ゲスト出演 佐藤久弥(ヴァイオリニスト)/ 海野幹雄 &水野優也(チェリスト)

✳︎MUSIC BIRDは本格派のための高音質衛星デジタル音楽放送です。

※ハイレゾに迫る24bit「高音質」音楽放送サービス。

初期費用無料、月額2,000円(税別)で簡単に楽しめる「コミコミLight」プラン好評受付中。
✳︎お問い合わせ:http://musicbird.jp/

究極のトリオ?!一山水(いちさんすい)@渋谷公園通りクラシックス

とうとう私もライブハウスデビューしてしまいました。
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ちなみに去年、広島と桐生のホールで公演した「一山水」
クローズドでなく東京でコンサートするのは初めて!

昨日は一山水の東京デビューの日でもありました。
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感想は一言で「楽しかった」

グレゴリア聖歌も含むバロックに邦楽に沖縄民謡に小学唱歌…
でもパコ・デ・ルシアの横で、サザエさんや、ジュディオングさん、「座布団1枚やっとくれ」もあったっけ。
(1度いらしてくださったら良くおわかりになります)

もうコミックバンドへの道をまっしぐらです。

とくにアドリブは前半から炸裂してしまいました。
即興というか、対話というか、もう楽器のバトルというか、、、
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(こんなに綿密に相談したのに↑)
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(こんなに真面目に(?)リハしたのに↑)

本番はテンションが鰻上り、プランはなし崩しになりました(笑)

もしや演奏している我々が一番楽しかったのかもしれません。
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(右手ピアニカ左手ピアノで即興〜いちど山田教授のアタマの中を見てみたい!)11149122_665033583627325_1640766307652777545_n.jpg
(この日は一度に5本吹きまで披露した一噌さん、あれ?もしや笑ってらっしゃる?!)

というわけで鬼才と天才にはさまれた一夜…
自ら千尋の谷に飛び込んで、またまた得る物多し!!
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今朝も起きたらいろんなアイディアが頭のなかでぐるぐる回っておりました。
あの曲をこの3人で弾いてみたい。あのメロディをこう料理したい。

一山水の次回公演は9月に東京で行うことになりそうです!
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次回もこのくらいのインパクトはあるかも。
そうぞお見(聴き)逃しなく〜☆

譜読みの嵐と手を貸さないネロオ

昨日の真夜中から怒濤のように楽譜がやってきます~
ほんと、音をたてて追いかけられている気がする。


 なのでウチの巨大カラリオくんは働きっぱなし。
カラー写真で実力を発揮したいだろうに、このところは五線譜ばっかりでクロシロ専門。

そう、最近の楽譜は作曲家の方からメールで添付されてくることが多いのです。
その昔はコピイスト(*1)いわゆる写譜屋さんという職業があったけど(今もあります!)

今は皆さん、上手に楽譜ソフトを使いこなしていらっしゃるようですね。
圧倒的にシベリウス、次がナイチンゲール派が多いのかな。

 手書きの作曲家って手書きの小説家のように減ってきている気がします。
 世界規模で少数派になってくるのかな。

楽譜もまったく文字と同じで、印刷したように美しい筆跡の方も、癖があって読みにくい方のもあります。
でも、どれも味があって「手書き」ならでは。
その人の性格が滲みでて曲にも愛着が湧きやすいような気がします。

読み易いのは印刷だけど…

(*1 バッハの無伴奏チェロ組曲なんて妻のアンナマグダレーナもいれて4人のコピイストの書いた譜面がある!それを見比べて弾くのです)

あとは保管サイトからダウンロードする方法ももあります。
これは写真家のかたもよく使っています。

送る資料が大量なときは非常に便利。
CDに焼いて宅急便で送る手間が省けるし。

 便利…
 便利なんだけど…こんな風にどさっと来ると『うわあ~っ!』となりますね。


そういうわけで、ただいまは新作の嵐が吹き荒れて
譜読みのラッシュです。


 昨晩はまずアクアトリニティの書き下ろし加藤昌則作品がやってきた。
(内容はまだヒミツ、素晴らしく、そしてその分だけ弾くのも難しい…!)

 同時に荒川洋さん(フルート奏者だけど作曲もスゴい!)からも譜面が…

荒川さんからはメールの前に『楽譜できたけど…軽く超難しくなちゃったんだよね~ははは~』と電話で予告あり…
そしてやはり「超難しい」のが来ました。

来週5/29に弾く新作なのですが、明日がリハ、一体ワタクシ間に合うのか?!
といいながらブログに逃避中。

29はベートーヴェンの二重奏も弾きますが、私が曲を勘違いしていて、それも先ほど添付していただきました。。。
「こっちも難しいっ!!」

人生、想定外のできごとばかりです。


<ジタバタするご主人さまを横目にまったりとくつろぐネロオの図>
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あのう、それ楽譜が入ってるカバンなんですけど。
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もしよかったら、中の楽譜とらせていただけませんか?
F1000670n.jpg『イヤ~』
ええと…そのカバンも麻で気に入ってるんですよね。
F1000669n.jpg『あ~?』
呉服屋さんで売っててね
F1000668n.jpg『へっ!』
…聞いてませんね。
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今だっ!
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あれ
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こりゃ、もうダメだ。


猫の手は借りるものでなく、邪魔するもの。
しかたないか…1人で練習しようっと。




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ハイドンとバッハ325

バッハ5&ハイドン「十字架」の鎌倉公演終了。
取り急ぎ、様子のみ…DSCN1411.jpgキリストさまの「御言葉」を仰ってくださった田代神父様に心から感謝を。DSCN1416.jpg

このチャリティーコンサートを情熱をもってお手伝いくださったK山さん&聡子ちゃん、そして恵美さん。

T澤さま、T村さまを始めとしてご協力くださった方々、それから沢山のボランティアの方々に深く御礼申し上げます。

そして満場のお客さま方、子供たちが持っていた募金箱に驚くほどのご寄付を下さってありがとうございました。

皆さまのご寄付に委ねてくださった御心も、コンサートの純益とともに確かにブラジルのシスター日高のところへお届けいたします!

取り急ぎの御報告でした。
詳しくは明日のコンサートの写真とともに。


 ちなみに本日はバッハ325歳の誕生日!!!
 偉大なる音楽の父バッハに乾杯。

では明日も捧げます。

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