旅するチェリスト水谷川(みやがわ)優子のブログ

2006-10-30 Mon 18:02
どんな流れの中にいても…
昨日は私用で姫路日帰りしました。
朝コーヒーを飲んでから出掛け、帰宅してもまだ書類書きが出来るくらいの時間に戻っていました。疲れも一切無し…軽やかな旅であった。
これが同じ距離でドイツ国内移動なら果てていたと思います。新幹線ってやはり凄い。
ドイツでは飛行機か車が多いので汽車に乗る事は最近あまり無いのですが、この秋はドイツ帝国列車のイタリア化に驚きました。だって乗ってた列車が遅れて、乗り換えの列車は更に遅れていて、ついでに広場の掲示板とホームの列車案内掲示板に違う事出てるし…偽の情報をテケトー(注:テケトー→いい加減な態度で適当な人に使う言葉)に教えてくれた乗組員(車掌さんとは呼べぬよーな人であった)の態度の悪さにもびっくり。。。以前は折り目正しかった様な記憶が…いや、それはドイツ国へのイメージか?
それをイタリア人達に訴えたら『それが僕たち最近あんまり遅れないんだよ』との御言葉…失礼致しました。時代は変わっているのですね。
ユーロになってから、もとい、EUになってからなんだか欧州内は変化しつつあります。
良いんだか悪いんだか…神のみぞ知る。それは日本も同じか。
ふう、やっぱりどんな流れの中にいても惑わされぬモノが欲しい。IMG_0056roma.jpg
夕暮れにエトルリアの遺跡が残るローマ郊外で…変わらぬ物は有る筈なんだ。
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2006-10-28 Sat 16:21
こうし~ん 秋の衣替え
おほほほ…気合いを入れて24日のコンサート(武蔵野市民文化会館)を済ませたら時差がどっと出た…わけではありません。はい、更新無精しておりました。だってコンサートの写真ボケていて使えないんだもーん。なんだか写真不足だ。
でも一応写真ね、はいIMG_0069.jpg
うう…こんなのしかなくて…申し訳ない。でも皆様、CD買って下さってありがとうございました!IMG_0068.jpg
あのう…マネージャーK氏…後ろ撮ってどうするんデスカ?
あと、この服は後半に着たデザイナーS女史のシャープなカットと鮮やかな赤のパンツスーツで、チェロで見えなかったかもしれないけれどウエストには金のリボンも!それにインド更紗のショールを羽織っているところです…(前半はミモザカラーのLaurelのドレス)いつもサイン会の時はドレスに色を合わせたショールを用意するのですが、これじゃあ服とショールと一体化して和尚さんみたいだワ、がーんっ!!
これというのも後半出番寸前のマネージャーK氏の『わーミヤガワさん、プリンセステンコーですか?』発言の呪いだわ。ちっ、こんなところで不覚を取るなんて!

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はい、閑話休題<ベルリンにて街路樹>

只今はまたもやデスクワークに追われております…苦手かも。作文だろうが資料作りだろうが、やる気の時は何を何時間続けても苦にならないけれど、やらねばならぬ時は全てが辛くなる。(←溜めるから)そんなLaune(=ドイツ語で気分、かな)の上り下がりが激しいワタクシです。
ああ、安定したA型がウラヤマシイ。(ええ、問題は血液型ではありませんよ)

つまらない事ですが…昨日はしみじみと服の総入れ替えなどもしました。心にヨユーが無いと出来ないのですよ、こういう事は。(冬物大量保管をお願いしてるクリーニング屋さんがモノ持って攻めて来ちゃったからです)
今回はドイツにいる時、実は自宅に秋物が無くて哀しかった。(なにせ旅人なので服は殆ど日本に置き去り…)一日で急に10℃も寒くなったものですから焦りました。で、ベルリンにあるのは夏のバカンス用みたいなおちゃらけた服やサンダル達、そして玄海灘・真冬の分厚いセーターとムートン、裏が毛付きのブーツ…凍えるか芽が生えるかの二者択一を強いられ、時間が無い中をクーダム(ベルリンに於いての銀座通り)に走りましたが、店先には毎度<今着られる物>の一歩先を行く品しか置いてない。。。真冬用だったり、オサレ過ぎて寒かったり、気の利いた物や私のアンテナにピンと引っ掛かって来るものがなく時間切れになり、結局<いまこの瞬間>には使えないパンツスーツを何故か買っていました。(この後はイタリアに行ったのに本当ーーーに何処にも寄れないし、これって誰かの呪い?!)
という訳で、あちらでは重ね着の女王となっておりましたが、帰りに先日の日記に書かせて戴きました「プラダを着た悪魔」(もう日本では過去の話しだと思っていたら、この秋の劇場公開でした、失礼!)など観ながら、つくづく服ってなにかしらと思いました。だって流行の物=自分に似合うもの=自分の好きな物、ではないでしょ?この映画の話しだと『乗るのも乗らないのも、貴女次第よ』といわれて目の前の川にベルトコンベアーの橋があるみたいですね。ファッション業界においては『乗らないヒト』は人間扱いされない、という。。。まあ、これは業界のお話ですから、向こうもシンケンなのです。そしてまたファッションの風潮一つで何十、ナン百億と世界の経済も色んな所で動くでしょうし。

私は自分で小舟を漕ぎたいな。勿論、美しい物は好き。変化の多い世の中で、変わらずに好きな物がある。
母に連れられて行った、展覧会で見た昔のバレンシアガなんて美意識と人生観が一つになってそれはそれはエレガントなラインだった。サンローランだって本物の職人技+研ぎすまされた美的感覚の合体により生まれた世界。
なーんか、靴一つにしても今の流行はゴツ過ぎるか、人工的すぎるものが多いように感じるのは私だけかしら?去年の冬だって自分の欲しい形のブーツ1足買うのに何軒のお店を回った事か!10軒は超えます。(ベルリンだったせいかしら?)(私が流行に歯向かっているのかしら??)
そういえば先日はパリ在住の親友がベルリンに来ていて夕食時にチラッと言っていましたが、お洒落な彼女も日本に帰ると道行く皆さんが綺麗な格好をして、しかも個性がなくて非常に驚く、との事。(綺麗=服にお金をかけている??)もっと着ている人の哲学が滲み出る様な方向に行けないのかなあ。お金をかけるのでなく、服の着こなしで自分を語る様な。。。と言っていたら、いましたよ。ギャル達が(コギャルとは違う)…彼女達の自分を表現するエネルギーの凄さに、少し前まで世界のデザイナー達が面白がって渋谷をリサーチしていましたね。うーん、そういえばアニメの主人公みたいな人々も気が付くといっぱい歩いています。。。ううーん、そう思うとなんだか日本がわからなくなってきました。頭が飽和状態です。
先日ワタクシ、イタリアの田舎で、外だったし夏の様に暑かったのでヴェージュのTシャツに紺の五分丈スパッツ、紺地のシマシマハイソックス、オレンジと銀のスニーカーというスタイルにポニーテイルでいたら、トリノ出身のオンナノコに言われてしまいましたよ『yuko、MANGAスタイル???!』って。しまった。。。ここでも不覚を取っていたか!でも、都会では絶対絶対にしませんから…

新しいものと古いもの(この日は確か白の着物シャツにパンツ、ベルト代わりに曾祖母の帯留めをしていました。アクセサリーは珊瑚とムーンストーンのネックレスの重ね付けだったような…)やスタイルをミックスするワタクシのファッションセンスを褒めて下さった女性ジャーナリストの御文章。(ってイワユル<お洒落(オサレ)>という訳ではなく、昔から母に『またそんな怪しい格好してッ!』と言われてる世界の出来事ですので勘違い為さらぬ様に。。。>
↓10月25日まで貼られていた、例の青葉台スクエアの記事です。
http://www.aobadai-square.com/magazine/magazine05.html
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2006-10-23 Mon 14:04
少し秋の色
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おお!
ちゃんと載っているではないか!
やれやれ┓( ̄∇ ̄;)┏

ご覧の様に鎌倉も少しづつ秋の色になって来た様子。11月コンサート日にはめでたく紅葉、かな?いや、あまり早く寒くなられても困るけど。

明日は武蔵野市民文化会館で昨日は終日合わせ、今日も今から合わせだんす。
ペールギュントも楽しいですが、ベートーベンがヘンデルの名曲「ユダス・マカベウス」から「見よ勇者は帰る」 のテーマをちょっと拝借して書いたバリエーションがなかなか面白いのです。だってテーマはあれですよ、あれ。子供だって知ってるもん。人様の洒落たテーマを借りてきて変奏曲に料理するのはよくあることですが、ここは作曲家の腕の見せどころ。洗練された技術とセンスがものをいうのです。変奏曲が大のお得意であったベートーベン、汲んでも汲んでも尽きぬ泉の様にテーマが姿を変えて心に浮かんだ事でしょう。
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2006-10-23 Mon 11:52
いかがかな
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三度目の正直…マタシテモ投稿出来なかったのでHP管理人殿に教えて戴き、新しいアドレスにチャレンジしてみます、さてこの一昨日の円覚寺の写真は果たして携帯からアップされるでしょーか?
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2006-10-21 Sat 13:45
おや?
きーーーーっ!!
さきほどブログに昨日携帯から送った日記が掲載されていないのに気付き再送しました。という文を書いて再送したのに入っていない!!
送れた事になっているのに記事空中分解されたのであろうか?
という訳での昨日の日付の記事もお読みになってネ。

人間に対してはつくづく気長ですが、機械系統には超気が短い私です。許せん!(←こういうタイプの人はコンピューターの前で時間を浪費し易いので危険です。もっとクールにならなくっちゃ。)
<ちなみに貴方はどちらのタイプですか?>

それにしても、昨日は女性が多くいらっしゃる職種の会だったのですが、やはり今の日本は女性が元気だなあとつくづく思いました。
元気=<外に向かう力が強い>
この力とは自分を表現する力の事、と感じます。皆さん、やりがいがある仕事を発掘し、仕事で自分を思う存分表現なさってる…うーんパワフルですね。

さて今日はこれから北鎌倉の円覚寺さまで11月のコンサートの打ち合わせです。鎌倉芸術祭に参加しているEnne倶楽部(私の後援会的存在)主催のコンサートで二胡の王さんをゲストに御呼びするのですが、やはり素晴らしお寺でのコンサートという事で広告を出す前に切符は売り切れ…

夜は24日武蔵野でのリサイタルのためピアノの中川朋子嬢とリハーサルです。
留学生時代は彼女とイタリアのコンクールのご褒美で、あちこちリサイタルで弥次喜多、コワいもの無しの青春を謳歌したものです。(今思うと大変に危なっかしい)懐かしいな。以前にも日記に書きましたが「のだめカンタービレ」を地でいく、否、それを遥かに超える珍道中でした。
ま、またそれは後日に…24日は我々の留学時代の総決算の曲となったショスタコービッチのソナタがメインですが、前半にはペールギュントも弾きます。宜しければホームページのスケジュールをどうぞご覧下さいまし。1024bHP.jpg
こんな感じです。

ところでショスタコービッチはこの夏にラウマ音楽祭でピアニストのキョウコ・ハシモトと演奏して(手前ミソですが)新聞の批評は勿論のこと、終わってから見知らぬ観客の方々が楽屋に押し寄せて声をかけて下さった嬉しい記憶があります。これ、人見知りのフィンランドでは非常に珍しい現象だそうで主催の人々が興奮してらっしゃいました。キョウコ・ハシモトというド迫力のパートナーを得て鬼気迫る演奏になったからだと思います。(ピアノの弦が切れるかと思ったくらい。音が大きいとか乱暴だとかいうのではありません→念の為)
さて、24日はどんな感じになるかな。楽しみです。
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2006-10-20 Fri 22:19
日本健在仕事日記
ただいま!
昨日無事に日本列島に降り立ちまして、今日は某会のため都内ホテルにてミニコンサートでした。写真は終了後のサイン会にて…20061020144220.jpg

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演奏中はちゃんと本番服を着ていたのですが、リハーサル後に着替えようとしたら、本番靴が無ーい!
時差ボケの一環かしら。こんなの初めて(>_<。)
せっかくパンツと共布の靴だったのになー。普段の黒靴ステッチローファーで弾いてしまいました。ドレスじゃなくてまだ良かったか、な。
ま、ステージ上ではオーラを上半身に集中致しました。?
きっと誰も見ていないに違いない。<防御していない時の方が人間はチェックされているものですから、ね>
(そういえば過去に厳冬のオーストリアでドレスの下秘かにブーツでコンサートした事がありました。歴史的な教会でしたが暖房を入れると雑音で音の邪魔になる。音の方を取ったものの本当に寒くて凍死するかと思ったくらい。弦楽三重奏で、燕尾服が暖かそうな仲間の男性二人が恨めしかったな。ドレスにセーターを着てホカロンを貼って弾きました。外はマイナス15℃、観客も毛皮のコートを着たまま。。。休憩には体を温めるためにグリューワイン(ホットワイン)が出ました。アンコールに辿り着いた時には奏者も聴衆も、なにやら異様に盛り上がったのを覚えています。)
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2006-10-19 Thu 07:06
雲の上から
只今は雲の上、飛行機の中!
イタリアから帰ってのベルリン滞在は半日だけ…大急ぎで荷物を詰め替え今度は日本帰国です。

最近は映画館に足を踏み入れていないので機内だとついつい色んなチャンネルを回し新作映画チェックをしてしまいます…一寸古いけれど「プラダを着た悪魔」(メリル・ストリープという女優はやはり貫禄があります。モデルは米ヴォーグの名物編集長らしいけれど感じが出ているし、アン・ハザウェイも嫌味が無くてキュート。)や「XーMEN3」(前作を観ていなくても話しが分かる。単純な作り。しかしキーパーソンである教授が『エンタープライズ』のおじさんなので、どうもスポックさんが出て来そうで話しに集中できない)をチラッと観てしまいましたが…先日DVDで観た黒澤明『乱』の見応えとは比較にならないな。同じくDVDではスピルバーグの『キャッチ ミー イフ ユー キャン』(1970年代のアメリカで10代の少年が何百万ドル単位の天才的詐欺を重ねた実話に基づいた話し。本人の伝記がベースになっている。ディカブリオとトム・ハンクスの演技の競い合いがなかなか素晴らしい)も面白かった。

さてさて、今回は着いた翌日に早速コンサート(クローズド)、24日には武蔵野でペールギュントからショスタコーヴィッチのソナタまでのリサイタルもある。ちゃんと寝ておかなくっちゃ。
じゃ、おやすみなさい!
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2006-10-09 Mon 18:18
今から出掛けて参ります!
今回はイタリア。その後いよいよ日本に帰ります。
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2006-10-05 Thu 18:16
<サイコの館から>無事帰還
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先日の音楽祭の延長で行って参りましたのが<Bad Arolsen>!
そもそもBadという名が着いている所は保養地として栄えた場所である…そんな事もあってか、我々のホテルも立派なスパ付き!最近のターゲットがビジネスマンであるらしく会議室も充実。しかし、男性対象の<御顔のお手入れ>はまあ良いとして、カラーコーディネート、イメージコーディネート(似合う衣装探しですね)まであったのには笑ってしまいました。(ドイツのいかめしいヲジさんがお洒落レッスン受講。。。)
それで着いた翌日に練習もそっちのけで、プールで魚になりサウナで蒸し焼きになって、とはりきったらバチがあたって風邪をひきました。この頃急にドイツは冷えてきて、本来の秋らしい気候に戻ったのです。
で、まだハナカゼ気味。。。

旅のおまけ:主催者側の手違いで最終日一泊だけ最新のスパホテルから下記の19世紀末の館に移る事に…皆、入った瞬間に国籍を問わず「サイコ…」と呟いていた建物。。。

だって曇って暗かったし…
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玄関、一つ目の扉を開けたらこんなだし…
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中に入ったらこんなだし…
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呼び鈴の鈴の音すらなんかコワーい…
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二階にいくミシミシ音も映画の効果音の様な…
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皆で『車いすにのったアントニーのお母さんがいないといいなあ』などとヒッチコックしていたせいか、私の部屋は素敵だったのに夜中にパッチリと目が開き足の下の方から悪寒が…「風邪!風邪のせいだわ!!」と自分に言い聞かせて朝を迎えました。ふう
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朝になってしまえばこっちのもの!心地よく朝食…でも、なんとなーく急ぎ足で帰路に着いたのでした。。。
そうそう一枚目の写真の背景はここの有名なお城<Residenzschloss Arolsen>です。でも例に寄って観光は出来ず<また今度>になるのであった。。。
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