旅するチェリスト水谷川(みやがわ)優子のブログ

2006-11-27 Mon 12:04
先日の海の宴
見て見て見て20061117185237.jpg
御覧の通りの鮑…アワビです!先日の伊豆で魚三昧ご馳走になった時の写真。囲炉裡にてホイルで炙られるアワビ様はバター&バシリコを纏っていらっしゃいます。この晩は金目鯛のしゃぶしゃぶ、鰺茶漬け、磯汁(亀の手というあだ名の甲殻類、見かけは「コワイヨー」です)などなど生まれて初めてづくし、でございました。いやあ、海の幸は奥が深いなあ。20061117174201.jpg
これこれ六角形の囲炉裡なんて珍しいでしょう?この館の主である横笛奏者の横田さんが秋田の御友人から受けた贈り物だそうです。6人まで火を囲めるようにって。20061117174042.jpg
これが<亀の手&ピアニスト中川嬢の手>…20061117173817.jpg
ピントがボケてしまいましたが、左が主の仙人・横田年昭さん、フルート&横笛奏者です。父の友人で私も中学か高校の頃から存じ上げていますが、昔は何する方なのかが謎でした。だってどうみても仙人なんだもん。知る人ぞ知る(業界でも有名な)横田さんはこの伊豆のアトリエで笛や打楽器を御自分で制作なさいますが、昔から映画音楽も沢山沢山手がけてらっしゃいます。「たそがれ清兵衛」の笛が彼の音だったとは知らなかった!丁度、先日DVDを観た時スゴい音色だなあと思っていたのです…20061117194321.jpg
女優の藤村志保さん似の和装美人猫と…うーん猫の流し目に負けた!
ウチの家族は動物好き、横田さんも動物好きで、一度父はハスキーが混じっている伊豆稲取犬(捨て犬だった)を戴いて来た事がありました。お訪ねした数日前に東京の家で飼ってらした横田家のワンワンが逝ってしまったそうで、この日に横田さんの吹かれたバッハ無伴奏フルート・ソナタ(オリジナルはバイオリン)のジャズバージョンは哀切に満ちて、躍動的で激しくもあり、衝撃的で胸に飛び込んできました。舞台袖に戻っていらした横田さんの目にはうっすら涙…『ちょっと思い出しちゃったよ』と恥ずかしそうな笑顔が少年のようでした。
別窓 | 味の記憶 | トラックバック:0 |
2006-11-23 Thu 16:20
初☆粉雪???
20061123162022
初☆粉雪??
なんて書いてみましたが、今日は私用で新潟へ。
で「寒いかも注意報」が母から出たわけです。急に冷え込み12月末の気温だと…「アナタ粉雪かもよ!!」
この写真は今、新幹線の中から写した「越後湯沢駅」綺麗な紅葉…デマ注意報かも…粉雪って、やけに細かい<母予報>なのでした。

しかし熱い…日本の電車の中は、いや、公共の乗り物やデパートやモール、時にはホールまでも、相変わらず<夏は凍え冬は芽が生えそう>!!いくら背広の方用と言えども、ほどほどが良いです。
なんでしたか、クールとかウォームビズなんて名前付ける以前に…特に都会は冷房暖房の使い方が未だ異常。使っておいて「深刻なエネルギー資源不足」もなにもないもの。せめて外との温度差を頭に入れて温度設定して欲しい。変な所でサービスを履き違えている所が多すぎる。これ、日本での学生時代から思っていました。同意見の方は多いと思うのだけど、何故変わらぬ?
愚痴終了

さて、寒いのは得意じゃないけれど心は冴えてくる気がします。私が冬生まれ(12月24日)の為かもしれないし、春の柔らかい日差しや、爽やかな初夏の風、夏には舞い上がっていた空気中の粒子が静かに降りてくる秋の気配も好き。
でも自分の中の不純物が凍てつく様な厳しい冬も私には必要なのです。私は全くストイックな人間ではないけれども。
子供の時に時間を忘れて外で遊び、かじかんだ手を温かいお湯に漬けた瞬間の感覚…息が白くなる中を制服のコートにマフラーを巻き付けて出掛けた朝…寒くなると私のベッドにやって来る猫達とお互いを湯たんぽ代わりに眠りについた冬の夜…冷えてくるとそんな「劇的ではないけれど大切な」体験を思いだします。
だから暖冬はちょっと苦手。夏は暑く冬は寒くなくっちゃ。
今年は久々に真冬のフィンランドへ行きます。<粉雪☆>どころか、雪に埋もれながら皆様に日記をお送りするのが今から楽しみです。
それまでまだまだ色々ありますが…
まあ、今は日本ならではの美しい紅葉を存分に愛でる事に致しましょう!
窓から眺める景色のお供は新潟の柿チョコ(柿の種チョコレート)とコーヒーです。
別窓 | Diary コンサート | トラックバック:0 |
2006-11-19 Sun 18:03
昨日の朝日カルチャーセンター報告&明日
昨日は新宿の朝日カルチャーセンターで講師役を務めました。テーマが「水谷川優子が語る北欧音楽の魅力」ということで、2枚目のCDに録音したグリーグとシベリウスという北欧の二大作曲家について、そして現代のフィンランドにおけるクラシック音楽事情などにも触れながら一時間半、私見を述べさせて戴きました。
世の中にはグリーグ・フリークやシベリウス愛好家が沢山いらっしゃるに違いない、いくら<レクチャーコンサート>という名がついていても、私が講義なんて恐れ多いコトです。いや、本当に!

でも日頃から御縁のあるフィンランドで肌で感じる事や、北欧出身の演奏家の仲間達に教えてもらった事などをベースにして勇気を持って取り組みました。
しかし、なにせ早朝に伊豆を出て来たもので…始まる寸前の一瞬に頭を整理。愛ブック(iBook)でね。
20061119172313.jpg
はい、語っています、というか話してます。え、偉そうに見えるって?いやいや、頭コンピューターフル回転です。ちなみにコンピューターなんか見てる暇は一秒もありませんでした。アンチョコ無し!手元には頭を捻って準備したタイムテーブルとタイトルを記した表が…しかし、なかなか時計が見られない。『うーん、今、何分経ったの…?』20061119172416.jpg
話しちゃ弾いて、話しちゃ弾いて…を繰り返すのは、又トーク入りのコンサートとも違ってなかなか難しい。お伝えたいことはエンドレスにあるし…でも、まあ内容も予定通りに無事終了。『中味の心配はしていませんが、水谷川さん、オンタイムで終わって下さいネ』と最後まで不安そうだったマネージャーN嬢もほっと一安心?!皆様、お付き合い下さり有難うございました。
20061119172220.jpg
一応サイン会など…
終わってから、Enne倶楽部会員(年齢性別職種を超えて、みんな仲良いのです)で講義に参加なさった方々10数名と楽しくお茶を戴き(実はお誕生日だった方があって、赤ワイン)ながら、来年の催し物へ思いを巡らせました。(先日の円覚寺コンサートも私プロデュース<変な言葉!>、Enne倶楽部主催でした。私のワガママな閃きの「夢コンサート」を実現して戴いております。本当に有難いことです!)
自宅に帰った途端に風邪菌が忍び寄ってきたのに気付き、そのままパタンキュー。考えてみればこの数日間の睡眠時間が私にしては恐ろしく少なかったな。
明日は5時半起きで仙台日帰りです。
2ヶ所の少年院を訪問してのコンサートで、2001年からこれで6年目…早いなあ。
これも財団に助成して戴いている、ー私プロデュースーの<訪問コンサート>シリーズの一貫。勿論、自分で訪問先を選んでアプローチ(知人による推薦もあります)、年間のプログラムを組んで、先方と打ち合わせから簡単なリサーチまでします。(えらそうですね)それについて今まであまり自分のやっている事や<思い>についても自分の方から一切公言して来ませんでした。(私にとってあまりにもインティームな体験だからです)でもこれからは、このブログでそこで戴いた体験についても少しづつお話する事があるかもしれません。折に触れて、また、おいおい、ね。
別窓 | Diary コンサート | トラックバック:0 |
2006-11-17 Fri 11:27
続き・伊豆ざんす
20061117112725
うわあ~
湯煙クラブですって、今は熱川駅停車中。あっちこっちの屋根からもくもく白い煙が…温泉だ!
今日は伊豆稲取にて財団関係クローズドのコンサート、どんな子供たちかな?
ピアノの中川嬢はもう温泉に興奮してはしゃいでおります。
私「誰かコーヒー売りに来てえぇ!」
だって四時間睡眠だったのですもの。さあ、子ども達にお目見えする前に気合いが入るかな?
別窓 | Diary コンサート | トラックバック:0 |
2006-11-17 Fri 10:54
cello君inお座敷列車
20061117105457
もー
チェロ君、かぶりつきで海を眺めています。なにせ彼も生まれての<お座敷列車>体験ですから。そりゃ故郷イタリアにもないであろう。
別窓 | Diary コンサート | トラックバック:0 |
2006-11-15 Wed 15:16
円覚寺・写真の一部とその説明+α
一気に秋深まり、我が家の猫達は冬毛でぽんぽこぽん、冬眠準備のためか食べる食べる+睡眠時間平均半日以上。幸せそうにホットカーペットの上で太った毬みたいになってる三匹に「キミタチ、外猫=ソトネコ(野良の意)だったらこうはいかないんだゼ…」と話しかけても反応無し。
昨日の夕方はこのところ急に調子が悪くなっていたコチビチ(約15歳。ピーク時9キロ、只今7キロ。猫ドアを付けようとコチビチのために買った<小型犬用ドア>にウェストがハマって取れなくなるという事件を起こしたことがある)を連れて駆け込み医者しました。最近食べる行為が辛そうだったコチビチ…とうとう大好物のミルクしか口にしなくなったので「すわっ!!」とタクシー呼んで、掛り付けM先生の診療台に直行。車大嫌いのコチビチは気絶状態で診察され、口を開けた途端に『あっっこりゃ酷い!!抜きましょ。サンッハイっ』とぐらぐらになっていた歯を一気に2本抜かれました。その間、一本の歯につき一瞬づつ『ミッ!』と述べたのみ。おおえらい。で、夜は私が出掛けている間に復活し『猫缶一個じゃ足らん!もっと喰わせろ』と母に威張ったそうです。ふう


というわけで円覚寺の写真が少しづつ集まって来たのでアップ。皆様ありがとうございます!20061115140231.jpg
今回のゲスト、王さん!来年は来日20周年だそうです。日本の大学で学ばれた王さんですが、こんなに美しく日本語使いこなせる日本人は今時、希有!日本史や伝統芸能の造詣も深いし…会話で2分に1回は諺か四字熟語でて来るし…あ、でも嫌味のない自然な方です。出来てひけらかす人だったら、絶対にオトモダチにならぬ。
20061115135631.jpg
リハ中。いやあ、もう本気本気!お客さまが早めにいらっしゃろうとなんだろうと一刻を争う気迫勝負のリハでした。ははは 
Enne倶楽部幹事のIさんが生けて下さった紅葉、美しいですね。あとからでて来る私のドレスとぴったり同じ。素晴らしい!彼も私が認める<美しい日本語を話せる数少ない若い男性>のうちの一人です。
20061115140019.jpg
語る
20061115140003.jpg
語ってます。
20061115140209.jpg
これはEnne倶楽部記録用にフラッシュ無しで撮っていただいていたもの。皆様には演奏中の写真撮影を控えて戴いたので(だから喋っているところしか写真がないのですヨ)
20061115140118.jpg
で、終了後に鎌倉ケーブルテレビの一言インタヴューを済ませて写真をパチリ。それを又パチリとしてくれたT嬢。
ちなみにこのコンサートの様子やインタヴューの模様は鎌倉ケーブルでは16日(木曜日)17時に鎌倉7daysにて<鎌倉芸術祭総集編>で放映されますが、16日の19時から翌週水曜日まで下記アドレスにてネット配信で御覧になれます!http://www.kamakuratv.com/index.html
今日になっても『実は切符を買っていたのに風邪をひいて』や『大雨で泣く泣くやめた』や『えーもう終わってしまったの??』だのという御声が耳に入って来ます。もうパンク寸前だったので、あそこ(約320)で収まって良かったなあ、と胸を撫で下ろした次第。
ーどんなきっかけでこのコンサートにお集まり下さったかーそれはもう人それぞれですが、あの場にいらした方は<仏縁>の存在を感じられた筈。
一期一会

という訳でT嬢、今回は写真大苦手の私に果敢にチャレンジ。撮ってくださった中で一番のお気に入りはこれだそうです。ありがとう!ちなみにこれEnne倶楽部幹事のI&T嬢がタイで必死に探して下さった極上シルクのお土産、それを倶楽部会員でデザイナーのS女史に仕立てていただきました!!もう一つ言うとネックレスのチャームも水晶デザイナーでやはり会員のE子嬢の作品。(合わせたイタリアの石付きサンダルを写真でご披露出来ず、ちと残念)
20061115135618.jpg

今回のコンサートは倶楽部主催で幹事のグラフィックデザイナーのIちゃんの素晴らしいチラシから始まって、お寺様との綿密な話し合い、レンタルなどの様々な手配から当日の係まで…皆様が力を合わせ可能にしてくださった作品でした。
円覚寺の方丈という仏様がいらっしゃる場所、今杉和尚様のお話から始まって、いらした方は皆様ホールとは又違う雰囲気の中での時をお味わいになったことでしょう。最後の石渡鎌倉市長のお話を襖のあちら側で伺いながら、しみじみ「私がこの古都から戴く物は計り知れないな…」と思いました。
別窓 | Diary コンサート | トラックバック:0 |
2006-11-15 Wed 00:46
雲と海
20061115004645
続きのおまけ
太平洋と日本海、それぞれ違う良さがある。
ヨーロッパに長くいると無性に懐かしく恋しいのは<この海>幼い頃から馴染んでいた湘南の海。
海は冬が一番好き。何時間でも波と遊んでいられる。
別窓 | Diary コンサート | トラックバック:0 |
2006-11-14 Tue 19:31
海と山
20061114193157
鎌倉の海!
美しいですね。雨の円覚寺コンサートの翌日の鎌倉はこのように快晴だったのです。
姫路からわざわざ来てくれた友人5人と改めて訪ねた円覚寺では、前日にお世話になったE和尚さま(訪問した全員と和尚さまの間に共通の知人の存在が浮上←ENNE!)が御案内下さり、思いがけず普通には立ち入れないところに伺う事が出来ました。そこで体験した密やかな空気、自然の音、木漏れ日が作りだす色は、澄んだ青空や自由を満喫する鳶の鳴き声と共に忘れる事のないものです。
別窓 | Diary コンサート | トラックバック:0 |
2006-11-12 Sun 00:00
円覚寺のコンサート
ご無沙汰してしまいました!
思う所も色々有ったのですが、なにやら時間に追われ日記をかけず…ごめんなさい。

今日は円覚寺でEnne倶楽部主催のコンサートでした。ゲストには二胡の王霄峰さん!今年御縁を戴いた方ですが、なかなか機が合うというか、一緒に弾いていて楽しい!

今日はオニ雨でしたネ。もともと週間天気予報では土曜日の午後のみ(!)雨マーク…でもまあ超晴れ女で台風を軽く吹き飛ばす私はふふんと高を括っていたら、今朝は早起きした途端に雷の大サービス。どうせウチは菅原道真君には嫌われているんだ…と拗ねていたらまさかの土砂降りに…どうやら犯人は自称雨男の王さんだったらしい。
そんな悪天候なのに当日券を求めて数時間前から並んでくださるお客様もいらして、会場は立ち見が出るほどの超満員でした。皆様、本当に土砂降り&ぬかるみの中をお出まし下さり…心から嬉しく感謝申し上げております!

さて色々お話しする事は沢山なのですが、今はオニの様に疲れてドロドロ…なので記事アップはまた。。。
お詫びに、早速写真をメールしてくれたT嬢撮影作品とEnne倶楽部の掲示板にてお知らせがあった寛人氏の御文章http://hojiro.at.webry.info/を貼って寝るとしよう!
20061111233455.jpg

別窓 | Diary コンサート | トラックバック:0 |
2006-11-01 Wed 23:30
第一回鎌倉芸術祭前夜祭
朝起きた瞬間「今日から11月!!!どうする、今年もあと2ヶ月っ!」と焦った私であります。何故か毎年この頃になると人生が秒読みくらいに時間が無い気持ちになる。年間通してこの緊張感が続くと人生変わるであろう。

さて、今晩は第一回鎌倉芸術祭の前夜祭に行って参りました。早々に売り切れてしまった11月11日の円覚寺でのコンサートがこの芸術祭 http://www.kamakuratoday.com/art2006.html
に参加しております関係でしたが、久々に市長さまにも再会できたし、音楽家以外にも作家の方から日本舞踊、ミュージカル俳優、画家…など様々な分野の方々が参加してらして流石に『お祭り』という感じ。世話人にはやはり鎌倉代表者として平山郁夫さんや養老孟司さんの御名前が連なっている。しかし…この平均年齢の高ーーい街では私なんてヒヨッコも良いところ、一芸に秀でながら年輪を重ねられた出席者の方々はド迫力!で若者はなんとなく寄り集まる。
水戸黄門さま方のお集りに「スケさん&カクさん」ならまだしも、この年齢差ではハチベエになっちゃう、足軽の気分。20061102190908.jpg
で優しく声をかけて下さったのは鎌倉ケーブルテレビのキャスター安川健人さん(以前にゲストとして番組でコメントさせて戴いた)流石キャスター記憶力が良い!人の名前と顔と職業が一致してるのね。20061102190922.jpg
番組『鎌倉7days』で安川さんのパートナーを務める岡崎真奈美さん、後ろに見えるはフルート奏者の吉川久子ちゃん。
我々がぺーぺーなんだもの、鎌倉恐るべし!!だ。
鎌倉ならちょっと時代を遡って大好きな澁澤龍彦さんや川端康成氏にお目にかかりたかったものだのう。
別窓 | Diary コンサート | トラックバック:0 |
| 水谷川優子のチェロ弾き旅烏日記 |