旅するチェリスト水谷川(みやがわ)優子のブログ

2007-06-27 Wed 15:53
三ヶ月ぶりの我が家
昨日ベルリンに無事到着いたしました。
実に3ヶ月ぶりの我が家。。。
で、明日はヘルシンキに飛んで既にリハーサル。これから先2ヶ月はまたしても旅人。放浪の日々?です。ち、31キロのスーツケースを詰め直さねばならん。

7月1日は早速に弦楽トリオのコンサートでバイオリンはマーク・ゴトーニ、ビオラはテーム・クピアイネン、2人とも12年ものお付き合いで、私の留学生時代から一緒に弾いている気心のしれた仲間です。(学生は私のみ)
お馴染みマークはつい先日のピアノトリオ(ロトさんとのテオフィルス・トリオ)でも触れましたので、今日は日本でも一緒に演奏したことがあるテームについてちょっと御紹介。北欧らしいプラチナブロンド(こちら北欧人の金髪の人は面白いもので、観察していると冬は金髪、夏に太陽にあたれば当たるほど銀髪になっていくのです。ドイツやフランスの中央ヨーロッパ人より色素が薄いのですねえ)の彼はすごく若く見えるけれど私やマークより一世代も上(また写真アップしますね)、彼の柔軟な音楽に対する姿勢と果敢なチャレンジ精神、それでいて伝統に敬意を表する、そのバランス感覚は若者に広く影響を与え、シベリウス音楽院でも、フィンランドのビオラ界、いえ、音楽界で無くてはならない人です。なにしろ、去年は<バッハ無伴奏の週末>と称してバイオリン無伴奏6曲とチェロ無伴奏6曲弾いてしまった人ですから。。。しかも技術のみを誇るコンピュータービオラなんかではなく、暖かみのある音とバッハへの深い理解力で素晴らしく構築性の高い本物の音楽家。
弦楽トリオはメラルティンというフィンランドの作曲家の作品とシューベルト、楽しみだなあ。フィンランド人の作品をその国の人と演奏することで吸収出来るし、それにシューベルトは三人ともオーストリアと縁が深いし。。。(マークとテームはシャンドール・ヴェーグに可愛がられ、その存命中はカメラータ・アカデミカのメンバーでした)

よーし、この夏も多いに学ぶぞ!

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これは先日葉山で撮った写真。目を凝らしてよーーーーくご覧下さい。なにか透かして見えませんか?まるで火であぶると出てくる絵みたいですが、富士山。太陽が沈む寸前には完全影絵となった姿を見せてくれました。

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海を見た側は山であった。
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2007-06-26 Tue 10:56
コンサート上半期日本部門終了?!
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いやはや怒涛の日々も22と23日のコンサートをもって一応一区切り…これで上半期の日本でのコンサートが終了致しました。次は秋かあ…
今は成田空港。どころか搭乗口…
チェロくん、湿気に息も絶え絶えです。哀れな!
今回はなんとかスーツケースも早めに成田に送れたし。(でも昨夜はやはり睡眠不足、まだやり残した事がありました)
全力疾走していましたが、実は20日の夜中には疲れのピークか、お利口な体から猛烈なサインがやってきました。自宅に戻った途端、「STOP!!」と急ブレーキがかかり、有無を言わさずその場でヘナヘナ。[体が怒ってるなあ…]と反省した次第です。
急ブレーキがかかったのは忙しいせいではなく、常に一度に二つ以上の事をこなそうとし続けたから。<お利口>な体は「空白の時間を作りなさい」と言いました。。
しかし体調不良、変な話ですが演奏にはちっとも響かなかった。それどころか頑張れない分、楽器にお任せしたら、ごうごうと鳴ってくれたのです。チェロの響きに身を任せて弾いたラフマニノフはかつてない心地よさでした。
ありがとう!チェロくん。この夏も一緒に頑張ろう!
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2007-06-19 Tue 20:58
圧縮の日々+幸せな便り
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ムシムシ暑いですねえ!
今日はスーパーチェロ(丸山チェロ軍団)番外編で鎌倉芸術館にて8人のチェロアンサンブルでした。大ホールに集まったのは圧倒されるほどの制服の白い襟…鎌倉にある女子高の音楽鑑賞会でした。自分が聴く際だった時代を思い出しました…ふう。
トークで進行する丸山さんってキビキビしてるし、音楽というよりは体育の先生みたいだなー(ノリが)と思いましたが、流石にそのおかげで皆さんとっても静かで良い子達でした。可愛かった。
写真は若者チェリスト、まりちゃんとけいこちゃん。今回も仲良く楽しく演奏致しました。
それにしても…一日が濃い!濃縮圧縮ジュースみたいです。もしくは「増えるワカメちゃん」か。
京都に缶詰め合宿中はなんのかんの言いながらもシンプルにトリオの曲に専念、静かで思えばやっぱり至福の一時だったなあ。
今は…怒涛の一時!!
毎日毎日ダブルやトリプルのスケジュールです。これというのも、6月末からきっかり3ヶ月のあいだ日本を留守にするから。予定を圧縮し、やらねばならぬことを短期間に詰めているというわけです。練習もしたいし、忙しいのは自業自得……
でも音楽に関わることは例え苦しみがあっても結局、全て喜びに変わります!身体的にも精神的にも、です。だからリハーサルへの通勤だって負けない。
(原稿の締切と書類の整理、また銀行や郵便局関係も心が重くなります。これもやれば爽快になるのに、ぐずぐずしてるうちは自分で自分が嫌いなるのは愚かですねえ)
明日はマークと少年院訪問コンサート、明後日はリハーサルと録音、次の日はクローズドで清塚信也さんとリサイタルがあるしでも、日本での演奏は土曜日の目白・明日館であるEnne倶楽部のコンサート(ご興味あるかた、ホームページにメールなさってみて下さい)&総会を持って、取り敢えず区切り!
絶対、こなしてしまいたくない。一つ一つ大切に体験していきます。
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2007-06-15 Fri 18:33
テオフィルス・ピアノ・トリオ
月曜日に大阪と京都の少年院の訪問コンサートを行ってからずーっと京都の北山でトリオの合宿でした。
こんな感じ!→20070615183348.jpg
ピアノのロトさんとバイオリンのマーク、白熱しています。

で、これから本番です。
京都の山々が見える「京都コンサートホール」、楽屋から眺める山は影絵のよう…シューベルトとドヴォルザーク、そしてブラームスの世界にいざ出発です。20070612140311.jpg
え?写真撮ってないで早く練習しろ??
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2007-06-09 Sat 13:34
四次元ポケット
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一番欲しいものは?
昔からこう聞かれるとこう答えます。
-どこでもドア-
フジコフジオさん天才!
以前にも書きましたね?タケコプターはいらないから<どこでもドア>の開発をとは幼い頃からの私の願いです。暗記パンは分量食べられないし暗記得意だからいらないー、四次元ポケットは中にドラえもんのワクワクする品が入ってないならタダの倉庫だし…強いて言えばドラえもん君がいいかな。なにせネコ型ロボットだし!
で、本日のアタクシのドアは新幹線というわけ。昨夜は六本木でEnne倶楽部年度末幹事会(えらそう)→メインの御飯となり遅寝早起きの寝不足…
よく書きますが、私は汽車旅好き。頻繁に汽車に乗っていたザルツブルク留学時代は何時間でもただただ窓にへばりついて景色に見とれていたものです。
で日本の汽車(電車)の旅も結構好き!
今なぞは何でもない田んぼに心洗われる季節…遠くに影絵のような山がこちらを見守っている。なんとも言えぬ安堵感が心を満たしていきます。
なにか最近はマッサージに行っても心の奥底にある芯が深呼吸しないというか…肩こりではないけれど、自分でストレッチ
話はビミョーに変わりますが、そういう時に限って刺客に合います。は?
いえ、コイズミ政権は終わりました。
刺客…それは日常生活の心の隙間を狙ってやってきます。例えば!昨日は横○賀線グリーン車に乗る寸前にササレました。私の前に並んでらしたスーツ姿の普通のおばさま…小柄で六十過ぎてらっしゃるでしょうか、少し赤が入った花柄のスーツが派手すぎず地味すぎず、特にすごーく洒落ているわけでもなく…普通のおばさまでした。
がっっ!
電車到着寸前に突然プチーンプチーン…とホームに轟く怪音が!
顔を上げた私が見たのは線路に飛んでいく白い爪でした…
私の顔は驚愕のあまり「ムンクの叫び」状態だっと確信しております。貧血気味になりながら急ぎなるべく離れた席に座った私。だってあの勢いで手の爪以上に進まれたら死んじゃうもん。
おばさまがオバハマになった瞬間でした。恐るべし刺客です!
ま、こんな事で打ちのめされるのも「どこでもドア」では体験出来ませんね、と言っている間に目的地到着です!
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2007-06-07 Thu 18:39
作品披露
では前回の日記に記したよーに調子が出てきたところで、先日、写真家のK先生にお褒めのお言葉を頂戴した携帯写真の作品疲労披露いたしましょう!
題して「美しき日本」シリーズ
能登の海20070607181335.jpg

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高山
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白鳥の降り立つ林
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まだまだ一部です。携帯カメラも捨てたものではないかも。。。
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2007-06-07 Thu 17:48
音を紡ぐ
今日リハーサルをした相手は先日も日記で触れた清塚信也さん。
出逢った時は将来有望な新進ピアニスト、最近の肩書きはピアニスト+作曲家・音楽プロデューサー(そうだ映画にも出演してるんだった!原作も素晴らしかったけど、映画「神童」は巷でもなかなか評判良いらしい。私はこのままだと映画館に行く時間無くDVD鑑賞かなあ…)とマルチに才能を発揮している清塚信也さんであります。と、こう書いたら御本人は嫌がりそうですね。睡眠時間三時間だそうで鬼のようにタフなスケジュールを飄々とこなしている様に見受けられます。
でも、やっぱりピアニストなんだなあと今日はリハーサルしながらシミジミ実感した次第。難曲をチェロパートを繊細に気遣いつつ、全体を見渡しながらクールに弾いていたのが、合わせながらピアノにのめり込んでいく感じがしました。心も体もピアノと一体となって奏でるラフマニノフ、面白いものが出来そうです。ロシアに留学していただけのことはあるなあ、と感嘆した次第。
実は月曜日に関西から戻った途端に都会イヤイヤ病にかかっていた私。「森が恋しい、水に帰りたいよ」と悪い魔法使いの罠にかかったコビトくん状態だったのに一転復活!
ー音の中で泳いだからーエネルギーが満ちてきました!そう、音楽には汲めども汲めども尽きぬ源泉があるのです。
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2007-06-03 Sun 23:09
川上村「やまぶきホール」
楽しく弾かせて戴きました!
演奏会の一部に<地元の子供たちとロトさんの連弾コーナー>もあって、今日の私はナレーション兼チェロ弾きでした。
コンサートがあった、やまぶきホール(素晴らしい!!)の運営をしていらっしゃる教育委員会の新井(サライ)さんと、ロトさんと。
ホール出たら山!幸せですね。
さあ、明日は京都朝日新聞のインタビューを終えたら東京に急ぎます。
15日の京都コンサートホールでのピアノトリオに照準を合わせなくっちゃ。20070604004655.jpg

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2007-06-03 Sun 07:30
あおい・碧・青・蒼
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ふわー
目覚めたら<おはよう>と窓の外はこんな感じでした。
昨日はロトさんとさんざん練習して夜遅くここ「川上村に到着。辛うじて温泉に入ることができました。
さっ、今から露天風呂を訪ねて来よう。
今日のコンサートは午後!
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2007-06-01 Fri 09:39
シシガミ様
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シシガミ様、御降臨!!
山の中で見かけた茶色の後ろ姿はてっきり猪さまだと思い込んでいましたが…羚羊(カモシカ)さまだったのね。
友人はばっちり目があってご挨拶したそうです。
日本の山にはやっぱり神さまが住んでいらっしゃると思う。天狗さまもかな。
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| 水谷川優子のチェロ弾き旅烏日記 |