クフモ・『冬の旅』そして河合隼雄先生のこと、その3

面白いもので、実はその夏に全く違うルートで御縁を下さった方があります。それは科学者そしてチェリストでもある村上陽一郎先生で、その秋にフルート奏者の佐々木真さんが主催なさるコンサートで河合先生のフルートと共演しませんか、というお話でした。亡くなった伯父の最後の作品が河合先生と佐々木さんの嘱託されたものであったというのが推薦された理由なのだと思いますが、伯父と先生方の交流については奈良で河合先生に伺う...

クフモ・『冬の旅』そして河合隼雄先生のこと、その2

河合先生とは面白い御縁を戴いていました。何年前になるでしょうか、最初にお目にかかったのはフィンランドから関西空港経由で奈良の講習会のコンサート会場に直行し、あまりの熱さと時差で蝉の鳴き声が頭に響いて意識朦朧となっていた時の事です。『あなたの伯父さんの遺作はね、僕のために書いてくれはった、いやあオモロい曲ですわ!!』が先生の初めの一言で、それを目をまん丸くして仰ったのが印象的でした。(伯父はその数ヶ...

クフモ・『冬の旅』そして河合隼雄先生のこと、その1

 いま、フィンランドの北の町<クフモ>にいます。例のゴトーニ父子とのコンサートの翌日に飛んで来ました。ここはこの国で一番大きな音楽祭があることで有名な町。私は去年に続いてマークに付いて来ました。10日間弱、私の<束の間の休暇>!です。 夏のクフモでは朝の11時から真夜中まで、一日中町のあちこちでコンサートが行われます。私は日本でコンサートを聴きに行く機会がどんどん減っているので、最近は音楽漬けにな...

サヴォンリンナからヘルシンキ

15日の日曜日は↓の親子マエストロとヘルシンキにて共演。海の近くでホテルや会議施設も隣接している300人くらいの明るく綺麗な会場でした。コンサートは先ず父・ゴトーニと勢いよくドビュッシーのチェロソナタで幕開け、その後は父&息子ゴトーニのファリャの「七つのスペイン民謡」、後半がドヴォルジャークの「ドゥムキー三重奏」でした。それにしても、この日の聴衆の皆さんは大変に暖かかった。ドリオを弾き終わった時は...

日記進行・晴れのサヴォンリンナ

日記更新中!<日記>のタイトルを体現しております。夏のオペラ音楽祭で有名な<サヴォンリンナ>には世界中からオペラ好きが集まって来ます。マエストロ・R・ゴトーニ(先日のーきのこ写真ー参照)が音楽監督だった時には、なんと天皇皇后両陛下もいらしたことがあるくらい。というわけでストリート・アーティスト(大道芸人)のレヴェルも高い!毎年のように冬になるとザルツブルグのメインストリート(昔の原宿竹下通り)に出...

サヴォンリンナの茸たち

今年のサヴォンリンナは連日とっても不思議な天気です。太陽のもと雨が降る<狐の嫁入り>が毎日続いていますし、カラッと晴れていたかと思うと土砂降りのスコールが五分間だけやってきたり…基本的に乾燥しているので、雨が降ってもからりとしています。だから湖の側に住んでいてもチェロ君は機嫌良し。昨日はサヴォンリンナの町で<メラルティン・ホール>(メラルティンは先日弾いたフィンランドの作曲家の名前です)コンサート...

お馴染み白夜

毎度お馴染み、毎夏やってくるサヴォンリンナの島です。で、今はご想像の通り夜中です。白夜…真夜中なのに明るい。明るいけれど、動物達はひっそりと静かに気配を消している。昼と夜が逆転したかの様な、鏡の向こう側に行ってしまった様な気持ちになります。湖も静まり返って、魚が跳ねる音が向こう岸から伝わってくる…本当に不思議な感覚です。今週は毎日、来週のコンサートでドヴォルジャークとシューベルトのリハーサルです。夜...

rautalampiでのコンサート

これがコンサート会場の教会でした。大きな木の教会は我々弦楽器奏者にとって嬉しい良い響き、最高のホールです。で、入り口にいきなり大きなポスターが張ってあってびっくり!見た事ある顔が。。。ここrautalampiという町は住んでいるところ(この二週間の間)から車で飛ばして3時間以上。。。13時からのコンサートだったので鬼のように早起き、到着した途端にリハーサル。今日の一曲目はヘンデルーハルヴォルセンの「パッサカ...