CERVERA便り <あんのじょう>
皆さま、日本は非常にお暑いとのこと、お元気でお過ごしでいらっしゃいますか?
ワタクシ、未だスペイン、カタロニアにおります。音楽祭であります。。。
こちらは…案の定の事件勃発致しました。
「スペインではいつもコンピューター事件が起こり、日本語でのメールは滞り、ブログ記事のアップが出来ない」とぼやいたら、その通りに!!
不吉なことは考えない方が良いみたい。どうも不幸を呼んでしまったらしい、です。
MacBookが泡吹いて爆発寸前。。。で、本当に気絶してしまいました。まだ新しいのに、どうゆうこと?!!
酷使し過ぎかもしれません。。。
今回この信じがたい状態になった可哀想なコンピューターはM夫のもの。私のMacBookは日本でお休み中です。
で、もちろん、この町に2軒あるインターネットカフェ(名前だけ)の1つはコンピューターが日本語の解読できず。。。もう1つは読めるものの書けず。。。メールの返事もローマ字でした。
今これを書かせていただいているのは音楽祭で共演するバイオリニスト、ティム君の命とバイオリンと同じくらい大切にしているMacBook。。。アメリカ人として普通に<どこでもワイヤレス>を期待していたティム君、もちろん、ここ周辺では『え?ワイヤー??』という感じで、最初の十日間はワイヤレスおろか、ケーブルすら無い状況で意気消沈していた彼ですが、数日前に町中で<奇跡のスポット>を発見して以来、すっかりお元気。その姿は砂漠でオアシスを見つけた遭難者のようです。
さて、ここは音楽祭&マスターコースなのですが、私は演奏するだけなので、リハーサルの他は講習会に参加している子供たち(管楽器も含めると生徒数は有に120人を超える規模です。生徒のメインはスペイン人で、あとはドイツ、アメリカ、フランス、と結構国際的です。参加者の年齢は8~30歳くらい。平均年齢は19、20でしょうか)に混じって練習しております。
練習していると、通りがかりの生徒が覗き窓でチェックしていったり、なんか学生時代に戻ったような気分。
毎日、新鮮でござります。
今日は明後日の、スペインの作曲家の作品初演(チェロ3本とコントラバスの四重奏!)とメンデルスゾーンの八重奏というコンサートのリハーサル。
合間に8月のラウマ音楽祭のプログラムを練習しています。いつの間にか、音楽祭最終日、最後のコンサートの後に現代作家(多分、空間芸術。。。)とのコラボレーションで即興独奏するのが、結構大きなイベントになっているし、今のうちに色々磨いておこうっと。
さて、写真はバルセロナの空港から直行し、一週間缶詰になったヴィラの庭から撮ったもの。<ピレネーの前>と呼ばれる山脈の麓にあるのです。(知人のカタロニア人ご夫婦の週末の家ですが、中のインテリアーが「エル・デコール」から抜け出たかのようにスタイリッシュでシンプル、しかも機能的で感動しました。)
で、ここに住んでいる猫の親子と仲良くなって毎日遊んだわけです。
かっ!可愛いすぎっっ!!
ーネロオくん、君のことは一時も忘れていませんよー
この山の向こうはアンドラ!ある晩、リハーサルの後にドライブしましたが、なかなか不思議な場所でした。
そこで沢山撮った写真は、もしコンピューターがベルリンのドクターのもとで蘇生したら。。。お目にかけましょう。。。ね。。。
そうそう、ちなみにワタクシ、何百年ぶり(?)に夏風邪というものをひいておりました。暑いスペインの太陽の下で一人、風邪をひくというのも物珍しい現象で。。。皆さま、お大事に!!