旅するチェリスト水谷川(みやがわ)優子のブログ

2009-02-25 Wed 12:26
~お知らせ~
                 ~お知らせ~

「NHK-FM40ラジオデー 名作ラジオドラマ劇場 
2月28日(土)3月1日(日)二夜連続放送オープニングテーマ演奏」

 毎月 第4日曜日に放送されるラジオドラマ・アーカイブスでは私が弾かせていただいた「見上げてごらん夜の星を」がテーマ音楽として流れていますが、今回は特集ということで「翼をください」が使われるそうです。

   編曲は同じく西澤健一さん、前作と同じくチェロ1本のニ重録音です!

<番組詳細>
3月1日に放送開始40年を迎えるNHK-FM、この度は『FM40ラジオデー』として
2/28(土)と3/1(日)の2日間ラジオマラソンを放送し、NHKが所蔵する豊富な音のアーカイブスから、お宝音源をたっぷりと紹介します。

 オーディオドラマからは今までFMで放送された延べ5000本(エピソード)以上の中からとっておきの2本を選びました。

●2月28日(土)午後9:00~10:15 第1夜・FM草創期の傑作
『愛と修羅』1967年放送・イタリア賞受賞
作・水尾比呂志、音楽・湯浅譲二
出演・奈良岡朋子、吉田日出子、観世静夫、宇野重吉ほか
源氏物語の六条御息所の愛と悲劇を描いた音響劇

●3月1日(日)午後9:00~10:00 
第2夜・この10年で最もリクエストがあった人気作
『神様』2002年放送・芸術祭大賞受賞
作・川上弘美、脚色・原田裕文、音楽・谷山浩子、石井AQ
出演・谷山浩子、千葉哲也、坂口芳貞ほか
「わたし」と出会う不思議な人物たちとの暖かくほのぼのした世界

パーソナリティーは谷山浩子さんと加賀美幸子さんのお二人。
是非、お聴きのがしなく!


   以上、お知らせでした。
↓↓↓日記は昨晩アップしてあります↓↓↓
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2009-02-24 Tue 23:29
金平糖な日々
毎日ブログをチェックしてくださった方々、ごめんなさい。
 …またしても時間が経ってしまいました…

 音に埋もれて言葉が上手に紡げない今日この頃ですが
こんなもの↓をお供に近況報告を!
ー究極の赤ワインーヴォーヌ・ロマネ!!20090223113006.jpg20090223113504.jpg…味の<コンペイ糖>です。

食の目利きである友人Kさん。お料理の腕前がプロ級の彼女はいつも<一捻りしたお洒落で美味しいもの>をプレゼントして下さいます。これは京都の緑寿庵清水という老舗のものなのですが、この日本唯一の金平糖専門店の名は…と思ったら、留学中の大昔に読んだ『美味しんぼ』のエピソードに出てきたお店でした。(金平糖は日本の職人魂の賜物)
 
 この季節限定の金平糖は桐の箱を開けた瞬間に赤ワインの豊潤な香りが部屋に広がり…
一粒一粒愛しんでいただいています。


さて、アカデミー賞で邦画がW受賞という嬉しいニュース、素晴らしいですね!

 外国語映画賞を受賞された「おくりびと」、ご存知のとおり、チェリストが故郷へ戻って納棺師になるというお話で友人たちから『絶対観るべし』と非常に強く推されておりました。
それから短編アニメ賞「つみきのいえ」、なんと暖かい絵柄なんでしょう!ちょっとブリューゲルみたいな色彩。「まるで絵本のよう」と思ったら絵本になっているようで、スイスの姪たちにも是非見せたい作品です。
8冠に輝いた「スラムドッグ$ミリオネア」も気になっていたし、「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」も映画関係者の知人に去年からお薦めされ、A・ジョリーの「チェンジリング」も…

    観たいものが目白押し!

 日本ではもう数年間、映画館に足を踏み入れていませんが(ドイツで最後に観たのは昨秋の「ウォーリー」、欧州の上映時期は日本より早いのです)

東京で映画に行く時間+心の余裕は果たしていつ来るのやら…

    でも「おくりびと」は大きなスクリーンで観てみたいなあ。


さてさて、先日は3月末にある鎌倉ユネスコ協会創立20周年記念コンサートのためにソプラノの崔岩光(サイ・イエングアン)さんと初顔合わせ&リハーサルがありました。
IMG_0773.jpg
やっぱり<歌姫>は華やかで美しい!
コラボ曲はアヴェマリアやIMG_0777-1.jpg
トスカなど数曲をしっとりと、高らかに…
コンサートはジャズボーカルグループのジャミン・ゼブの皆さん(メンバー最年少は大学生、透明感のあるハーモニー!)もご出演IMG_0776-1
全員でやるアンコール曲も合わせました。

 皆さんとの和音が鎌倉芸術館大ホールにどう響くのか、本番を大変楽しみにしております。

それから、HPの打ち合わせや、コンサートの打ち合わせに、ドレスの仮縫いなど…
 
 そして私にとって大切な存在の方の演奏会にも伺ってきました。
ヴァイオリニストのアナ・チュマチェンコ先生です。

 アナはM夫の恩師、色んな意味で彼女が彼の人生を変えた、母親のような存在、彼女も『マークは私の音楽上の息子』と仰っています。

数年前に初めて彼女の生演奏を伺った時は涙が止まりませんでした。
 
 言葉に出来ない感動
心の奥底から込み上げてくるのはー懐かしさーに似ているもの

…といっても<古い>のではなく、代々伝えられてきた音楽の本質、伝統と言うべきものが<生きて>そこにあるのです。
昨年は同じ舞台を踏ませて頂いて、その素晴らしさ、慈愛に溢れる音がますます身に染みました。

 皆さんにお伝えしたい事が山ほどあるのですが…やっぱり私には言い尽くせないようです。

「演奏家の本質ー何のために弾くのかーを見据えて音を彫っていきます」
楽屋でアナと再会のハグをしながら、心の中で呟いてきました。
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2009-02-17 Tue 23:18
音を彫るということ <エルガー:チェロ協奏曲>
 ただいま音彫り作業中
エルガーのチェロ協奏曲20090217214004.jpg

音を彫っていると上手に言葉が出てこなくなります。

 3月16日はオペラシティで「アフラック・クラシック・チャリティーコンサート2009」。
梅田俊明さんの指揮で新日本フィルハーモニー交響楽団という素晴らしいオーケストラと弾かせて頂きます。

他のソリストの方はソプラノの足立さつきさんにヴァイオリンの木嶋真優さん、そして司会は頼近美津子さんという華やかな<ガラコンサート>、これは小児がんなどの難病と闘う子どもたちとその家族のためにアフラック社が毎年催されるチャリティーコンサートです。

昨秋の打ち合わせで「何か協奏曲を」と仰って下さった演出の方に私が御提案したのが、エルガーのチェロ協奏曲。他にもピアソラのリベルタンゴなど数曲弾かせて頂くので全楽章は時間的に無理ですが、この協奏曲の集約である第4楽章を演奏することになりました。

 写真の左側は十代の頃に先生に戴いたコピーで、この曲を最初に勉強した時の楽譜です。
色鉛筆でカラフルに書き込みされたボロボロの楽譜は、留学先のザルツブルグにも付いて来た懐かしいもの。

 譜面を眺めて当時を振り返ると、今造りたい音は明確になってきます。

  ーこんな簡単なこと、どうしてあの時は出来なかったんだろうー

思い描く音に手が届かなくって悔しくて涙した日々
寝ても覚めても焦がれた旋律が耳に鳴り続けた、あの頃が蘇ってくるようです。

そう、思春期の私に「音楽と婚姻を結ぶこと」を教えてくれたのは、エルガーのチェロ協奏曲でした。
「一生チェロと共に生きて行きたい」という<私>を自覚させてくれた曲。

                感謝しています
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2009-02-15 Sun 23:21
味の記憶<三条・たんたん>
ブログを整理するのに、カテゴリーに<味の記憶>を追加してみました。

 フランス懐石「松喜」の記事を書く前に、溜まっておりました新潟は三条の「たんたん」をアップさせて戴きますね。

あれは…忘れもしない1月の雪IMG_0646.jpg写真は新潟見附公演の翌日の「雪を踏みしめる足」

 この日は山に囲まれた素晴らしい記念館を訪れたのに、残念ながら休館日。でも中庭は拝見できたので連れて行って下さった方の長靴を拝借して散策。暫し誰の足跡もついていないまっさらな雪の上を歩いて、その感触を楽しんだのでした。

そして伺ったのが、ここ三条の「たんたん」なのです。(1/30 越後日記その2「冬野菜の優しさ」
IMG_0672.jpg
新潟の慈愛を秘めた温野菜につけるのは
味噌ベースの三種のペーストIMG_0671.jpg蕨…!
IMG_0678.jpgふうっと身体に入ってくる
柔らかい味の豆乳スープ!

食事の友はもちろん日本酒!IMG_0680.jpg地元三条のお酒だったのに銘柄を失念。。。すでに心は舞い上がっていたようです。

大好きな白子に寒作里がのっている!!
IMG_0682.jpg「寒作里」かんずり:唐辛子を雪にさらした後で塩や麹、柚子などを混合して熟成させる、新潟が誇る香辛料!
以前、テレビで寒ずりを作る過程を見た事がありますが、真っ白な雪の上にぱあっと撒かれた唐辛子の朱色が見事に映えて美しかった。寒さも大切な調理法の一つ。
冬野菜だって寒いからこそ甘くなるのですものね。
 
 白子の豊かな味がさらに際立ちました。添えてあるのは雪の下からやってきたフキノトウ。

甘海老のゼリー寄せ、手前では鯛で雲丹が包まっています。IMG_0684.jpgまた付け合わせのお野菜がどれも美味しい!
海老さま帆立くんにはIMG_0686.jpg菜の花や
黄と赤のピーマン、サヤエンドウも甘かった。
もうギブアップ…と思った矢先にIMG_0688.jpg美味しそうなお漬け物が目の前をついっと通り…IMG_0691.jpg

ヒラメのさらさらお茶漬け
お茶ならぬ「お出汁」で戴きます。IMG_0692.jpgこれが最高に美味しかった。
もちろん、お櫃からよそって下さった御飯は感動するお味、さすがの米所です。

 ふと10数年前に戴いた杵築の鯛茶漬けが脳裏を過りました。
実はお茶漬け、あまり得意分野ではなかったのですが、時々忘れられないようなお味に出逢うと「忘れられ」なくなるみたい。(え、食い意地がはってるだけ?!)
そしてデザートIMG_0697.jpg

こんな素晴らしい場所にお連れ下さった三条の方々に心より感謝申し上げます!
IMG_0674.jpg
皆(東京からいらして下さった方々も)の気持ちもさらに解けて心の交流が出来る…美味しいものの力は偉大ですね!

おっとりとした御主人に明るい奥さまと写真↓
 長く営んでいらしたお店を色々と思われる事があって、このようなゆったりとした形態(お店は昼一組、夜一組(2人以上)のみの予約制)のお店に変えられたそうですが、時の流れを忘れる空間で戴くお料理には一品一品に心が込められており、芯から寛いだ気持ちになりました。
IMG_0700.jpg
「たんたん」
TEL:0120-202-220
住所:〒955-084 三条市桜木町19-21-2

また絶対に伺いたいお店です。 皆さまも三条にいらしたら、是非!

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2009-02-13 Fri 21:58
一足早い春の香り
ああ、珍しく更新が滞ってしまいました!

昨日はぽかぽかした陽気で空も澄み…
こんな絶好の鎌倉日和にIMG_0712-1
訪ねていらしたのは、ドイツからのお客さまB氏。
たった数時間でしたが、限られた短い時間の中を大仏さまや鶴岡八幡宮を駆け足でお詣り、初来日であるB氏は一足早い日本の<春>を満喫なさっていました。
IMG_0716.jpg
私が幼いころに馴染んでいたのは<奈良の大仏さま>、東大寺盧舎那仏像です。大きな仏さまには子供心に畏敬の念を感じ、ただただ圧倒されたもの。
比べると鎌倉の大仏さまは「優しい」。人間的というか、すぐそこで祈ってらっしゃるお姿に親しみを感じます。

仏さまの胎内
窓は仏さまのお背中部分にあります↓
なぜか壁(仏さまの胃壁??!)IMG_0717.jpg
はいつも人肌の温度なのです!!

 もちろん陽の光のお陰なのですが、ここに入ると本当に自分が仏さまの胎内に納まっているような気分になってきます。

そして、私の一番好きな角度。
IMG_0721.jpg
品のよい御尊顔は眺めていると、ほっとします。


その後、八幡宮を散歩すると春を先取りする河津桜に出逢いました。
写真中央の鳥に注目!
IMG_0730.jpg春はもうそこまで来ているようです。

 そして昨日の夜は前から約束があり、美味しいもの好きな音楽関係者の方々と、大変美味なフランス懐石料理「松喜」へ…写真付きでまたアップ致しますね。


ただ今、譜読みの宿題が山積み…提出しなくちゃいけない書類も山積…

やらなきゃいけない事が怒濤のように襲いかかってくると、何故か猛烈に掃除や部屋の模様替えを始めるワタクシ…(今、あちこち光っております)

 このクセ、中学生の頃からなかなか治りません。。。

明日は早起きして三井クラブへ年に一度の会合、それから身体のメンテナンスもあります。背中が歪んでないと良いけれど。

 
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2009-02-09 Mon 23:35
そして、帰還!
一週間のお籠りを終えて昨夜遅くに無事、帰還!

 前の記事の<拍手>が60を超えており、びっくり致しました。
お待たせして、申し訳ありません!

今朝は早速にドイツへと向かうM夫を見送って(彼はベルリンの自宅に一泊しアメリカツアーへ。タフだなあ)、また通常の生活が始まり、今晩は早速にミーティングがありました。

 家では溜まったメールを読み、電話をし、郵便物を開封し…一番嬉しかったのは山田武彦氏の楽譜です。

5月の紀尾井ホールのための新作で、待ちに待った「ロミオとジュリエット」のチェロ版!!
<書き下ろし作品>、勿体なくもー私だけのオリジナルーです。
 
 嬉しくって、早速目を通したところ、結構難しいような。。。

そういえばマネージャーK氏から『かなり難しいので、早めに送りましたとのことです。』というコメントがあったっけ。。。

でも、心は夢の曲をやっと弾かせて頂ける喜びでいっぱい!なので大変さは帳消し!!(となるでしょうとも!)

それに、この2月は久しぶりに、日本にいながら自分と静かに向き合う時間を多く取る心づもりをしているので(日本ではいつも何故かバタバタしてしまう反省ばかり…)、ゆっくり、じっくり、音符を噛み締めながら音を身体に染み込ませていけそうです。
IMG_0668.jpg
それから大変嬉しいことに

 3月16日のオペラシティで新日本フィルハーモニーと共演させて頂く「アフラック・クラシック・チャリティーコンサート」ほぼ完売の様子

 3月28日の鎌倉芸術館でソプラノの崔岩光さんとジャズグループのジャミン・ゼブさんたちとの共演もある「Kamakura UNESCO Peaceful Concert 中国四川省大地震教育復興支援」、こちらもほぼ完売

 そして今日打ち合わせした3月1日の築地本願寺コンサート、一噌幸弘さん(能管)とマーク・ゴトーニ(バイオリン)とのコラボレーション、こちらはプレミアムシートが完売(自由席は未だあるようです!!)

 という事を耳に致しました。有難いなあ…本当に「有難い」の一言です。聴いて下さる方あってこそ、ですものね。(それにしてもチケットって日本ではいつも良い席から売り切れていくのですね。ふむ、興味深い)

さ、せっかく身に付けた早寝早起きの習慣を家でも実行しませう。
では、おやすみなさい!
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2009-02-01 Sun 12:26
AQT in うなぎの浜松
昨日は浜松、ローランド研究所で素晴らしい機能を持つ電子チェンバロC30と共演して(それを素晴らしく操ったのはもちろん水永牧子嬢です!)P1020012.jpg(前半は3人でTADASHIの形違いのピンクドレス)
AQT初のC30での舞台でしたが、大変面白い音が造れたのではないかと思います。

<電子>とつくと、いかにも人工的なものを想像しますが、これは奏者の息遣いまでが響きとなって伝わってくる!人気で生産が追いつかないというのもわかりました。
IMG_0707.jpg湖のほとりに建てられたローランド研究所から臨むのはこんなに美しい景色、仕事がはかどりそうですね。

 ご家族連れのローランド社員の方々、お近くの方々、遠方から申し込んでくださった方もいらした満場のコンサート会場は照明に凝って下さったのもあって大変な盛り上がり…(ご記入頂いたアンケート、読ませて頂きました!暖かいお言葉ありがとうございます!AQTもCDデビューを目指して邁進致しますね!)

 創立者の梯 郁太郎さまを始めとして、C30の開発に関わった技術者の方々、そして今回の仕掛人でいらっしゃるO村さま…ローランド社は<人が何かに一心に打ち込んでいる清々しさ>とでもいうべき空気で一杯でした。(失礼な申し上げ方でしょうか?)

   もしや、浜松の空気がそうさせるのでしょうか??

というわけで、浜松と言えば「鰻』!
新幹線に載る前にO村さまに美味しい「うなぎ」を御馳走になりました。
IMG_0709.jpg滋養のもと!
ピカピカです。IMG_0711.jpg
昨日のAQTについて、きっと礒絵里子&水永牧子嬢が素敵に文章にしていることと思いますので、そちらも是非ご覧下さい。


 実は今から兵庫の奥へ数日間のお籠りへ出掛けます。
IMG_0708.jpg色々な機会を戴いていることに深く御礼を…音とともに生きられる人生に感謝をこめて…

行ってまいります!
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| 水谷川優子のチェロ弾き旅烏日記 |