旅するチェリスト水谷川(みやがわ)優子のブログ

2009-10-30 Fri 22:51
秋の欧州滞在日記その2
創業1905年というベルリンの誇る老舗百貨店KDWにいる私。IMG_3701br.jpg(日本だったら三越か高島屋、はたまた松坂屋かというところ)
待ち合わせたのはパリから来た友人、ヴァイオリニストの<さち>です。

モスクワ留学中にも、その後に彼女の恩師クリモフ先生に付いて移ったザールブリュッケンから、そして定住の地となりつつあるパリからも、よくザルツブルグにお泊まりに来てくれた彼女は桐朋の音楽教室、高校、ディプロマコースでの先輩であり大切な友です。

これからも長~いお付き合いになるでしょう。IMG_3706mp.jpg
12月には久々に一緒に弾けそうで楽しみ!

パリ、ミュンヘン、ザルツ…よく色んな街で買い物に出掛けたものですが、
今回はハウスキーピング・グッズが欲しいとの御所望が。。。
『これはドイツが一番ね!』だそう。IMG_3709mp.jpg
そりゃ、オサレはパリにはかないませんもの!
IMG_3713mp.jpgこの後、彼女はピアノとのリハに走り、私もある催し物に走ります。

さて、これは↓?
弓です!IMG_3740berlin.jpg
弓の制作者ステファン・ミュラー氏、ドイツ名前みたいですが全くのフランス人。
「ステフォ~ン・ミュルァー」と発音なさってください。
彼の作品を愛用しているのはIMG_3742berlin.jpg
私だけでなく、マークも、彼の弦楽カルテットのメンバーも、前回のブログ「その1」に出て来たハルトムートやペーターも…仲間の弦楽器奏者はみんな彼の弓にお世話になっているとういう感じです。

私もここ数年は、もともと持っているオールドのフレンチ弓はほとんど使わず、この弓で無伴奏から協奏曲まで弾いております。
ここは<KLANG GESTALT>という名のIMG_3719br.jpg
年に一度、秋のベルリンで三日間開催される新作弦楽器と弓の展示会場。
ヨーロッパ中から厳選された楽器製作者が今年は20人強集まった展示会で、ステファンもフランス・トゥールーズから駆けつけたのでした。

私は新作チェロにも興味があって来たのですが、気に入ったものは試演室で比較もできます。
<新作>といっても出来上がって数年のものもあれば、本当に数週間の生まれたて作品までありました。

面白かったのは初日の、展示作品から選出された楽器を使っての室内楽コンサート。
マークをはじめとする弦楽器奏者3人が、あらかじめ気にいったヴァイオリン、ヴィオラ、チェロをそれぞれ4台づつ選び、当日は曲毎に楽器を取り替えて演奏しました。

でも…普通のコンサート形式なので、ちょっと聴いただけじゃ、あまり差はわからないものです。
奏者の腕がある程度になると、大ホールでなければヴォリュームやヴィブラートである程度コントロールできて安定して聞こえてしまうし…

これがオールドと現代楽器の比較なら顕著に違いがでるでしょう。
このコンサート自体が「比較」がテーマではありませんし。

そして三日間に渡ってのイベントはーklang probeー響きの試し会!
IMG_3835br.jpg
このように楽器が何十丁とあり、マークはヴァイオリン部門を公開試演しました。
前の日のチェロ部門はペーターが試演しましたが、奏者は楽器の個性が引き出され易いように同じ曲を同じ風に(!)楽器の数だけ、弾かねばなりません。
弾くほうは実に神経を使う作業なのでIMG_3717br.jpg
こりゃ難しい。私には出来ないかも…

制作者の名前は伏せて演奏、観客は自分の紙に思ったことをメモしていきます。
最後に「何番と何番をもう一度弾いて下さい」とリクエストがあったり。
でも、これも点数を競う物ではありません。
聞き酒のような感じ?IMG_3819be.jpg
自分の耳は機械ではありませんし、大変主観的な判断になります。
直感的なものに頼るしかない、とお恥ずかしながらワインの味に照らし合わせたりしてメモをとってみました。(まあ、誰に見せる訳でもないし!)
マークも集中してしています。IMG_3826br.jpg
この日はなんと18人の制作者のヴァイオリンと6人の弓を弾き比べました。

で、嬉しかったのは弓部門でステファンの評価が大変高かったこと!
実は私もこの目隠し試演ではNo.5だけ二重丸◎がついています。

楽器はマークので、弓だけ取り替えるのを一巡×3種
(1回目はロマンティックな曲でソステヌートを、2回目はモーツァルトの協奏曲からデタッシェと軽めのスピッカート部分を、リクエストがあった最後はいろいろ取り混ぜて)

結局全ての弓を3回聴き比べることが出来たのですが、
第一印象が「熟」
第二印象が「スムーズでバランスが良い、◎」
最後は「良い!」
でした。
他のは「悪くない(えらそーだなあ!)とか鋭い、早い、荒い、丸め」など…
「晩秋」とか「豊か」もありました。
弓でこんな感じなので18丁の楽器はもっと大変。。。

でも勉強になりました!

そして、このイベントには私へのサプライズで「ドイツの家族」が登場。
M夫ともども仲良くしているドイツ中央の街のファミリーなのです。
IMG_3751br.jpg
普段は6人家族ですが、この日はパパ・ザッセとお嫁さんのマリア・ホセがいらして4人で夕食に出掛けました。
こちらはパパSのベルリンでの定宿ヒルトンのお部屋のテラスから臨む絶景、さすがスイートです。
ウン十年間いつもこのお部屋なのはこの景色のためだそう。
IMG_3752br.jpg石を投げれば当たる距離に大聖堂が!
同じ階にあるラウンジからも↓後ろに見えます。IMG_3760br.jpgここベルリンとミラノは彼の青春の街、代々続く御家業を継いでいらしたパパPもとうとう今年は引退なさることに…
この晩はワインを片手に(両手くらいの分量だったけど)色んなお話をしみじみ伺いました。
夕食前には散歩してIMG_3765br.jpgIMG_3774br.jpg
IMG_3788br.jpg期間限定でライトアップされている
「ベルリンの秋色」を楽しみました。IMG_3784br.jpg
IMG_3789br.jpg「ウンターデンリンデン」!
まだまだ色んなことがあった濃~い10日間でしたが、また今度。
IMG_3791br.jpg次回は日本ブログとなります!
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2009-10-28 Wed 04:33
秋の欧州滞在日記その1
ブログ音信不通となってしまいました。
毎日チェックしてくださった方々、申し訳ない!

で、欧州滞在日記<その1>と銘打ってみましたが、
なんせ10日間の滞在で…もう直ぐ帰国します。

今回はとにかくベルリン着いた翌日から旅だし、
催し物があったり、
サプライズで友人と再会したりと大変に濃厚な時間をすごしております。
IMG_3578mp.jpg
到着した次の日はM夫ことマークのアンサンブル「MPQ(モーツァルト・ピアノ・カルテット)」のマンハイム(ドイツの中心部にある、バーデン・ヴュルテンベルク州の都市)のコンサートに同行。

メンバー達とは私も室内楽の仲間&友人として仲良くしています。この夏もずっと一緒だったし、やや兄妹みたいな間柄。
左はマークIMG_3585mp.jpg右はピアノのパウル・リビニウス、この夏はキルピネンやボニース、ラフマニノフなど共演した戦友(?!)後部座席はiPhoneで競い合うペーター・ヘル(チェロ)とハルトムート・ローデ。


さてコンサート会場は19、20世紀の彫刻と絵画のコレクションを誇る、今年設立100年を迎えたマンハイム美術館美術館Kunsthalle Mannheimでした。

フランスの彫刻が有名なのですが、私が大好きな近代作家の作品もたくさん展示され(ヘンリー・ムーアやアルプ、イヴ・タンギー、Y・クライン、マッケにキルヒナー、カンディンスキーetc!)しかも、コンサートの休憩時間には館内を説明付きで案内するオプション付き。

なのに、時差ぼけなのか<カラダ動カズ>という情けない状態で…残念!

でも面白いことにコンサート中は目がギラギラ、一瞬の眠気も襲ってこなかったのでした。

珍しいスークとマルティヌーのピアノカルテットを前半に弾き、コンサート定期会員で<室内楽ツウ>の観客たちが唸る演奏をしたMPQ、後半はシューマンで皆の心を和らげます。
心憎いプログラミングだし、また、それを楽しみに集まる方々で満場となるのって良いなあ。私もそういう観客に混じって多いにコンサートを楽しみました。
IMG_3617mp.jpgで、翌日はウィーンに飛びました。乗り換えを入れると4日連続で飛んでることになります。。。

懐かしのウィーン!
我が麗しの青春の街なのです。IMG_3606mp.jpg後ろはルードヴィッヒくんの像。
IMG_3604mp.jpg銅像があるベートーヴェン広場のプレートには「1808年-1013年、シューベルトはこちら芸術高学校の生徒でした」とありました。石を投げても芸術家に当たる街です、本当に。

で、彼らがリハーサルをしている間にはモーツァルテウムのチェロクラスの先輩でとっても仲良かった友人を訪ねました。IMG_3598mp.jpg十年以上会っていなかったけど、ぜんぜん変わっていない!
ドリとはザルツブルグのオーケストラでソロとアシスタントを務め、あちこち一緒に演奏旅行した仲なのです。
私のことを最初に『ミニ・ユーコ』と呼んだ人…そう、彼女は昔から足が長かった。
IMG_3595mp.jpg若くして電撃結婚した彼女は今なんと3娘の母、でも相変わらずウィーン・コンツェントス・ムジクスのメンバーとしてバリバリやっているようです。

早くの再会を誓いあってから、急いでMPQと合流。

チェロ友のペーターと。IMG_3607mp.jpg
行った先はウィーンで一番のウィンナーシュニッツェルのレストランです。
IMG_3609mp.jpg彼らのエージェント、マネージャーのHorst氏も合流!
で、ウィンナーシュニッツェルとはIMG_3613mp.jpgご存知、日本でいうところのウィーン風カツレツです。子牛のお肉を木槌で叩いて叩いて、薄~く仕上げたもの。しかし、この大きさは!
P1020610.jpg
案の定…ここで挫折!

このお店では残したシュニッツェルはお客が持って帰らないといけないことになっています。
良いシステムですよね。
さすが、男性陣は全員ちゃんと完食していました。
で、必死に散歩してIMG_3620mp.jpg懐かしの味アップフェルシュトゥルーデル(林檎のパイ)を平らげる私…これは男性にはパスされました。
IMG_3638mp.jpg男女の違いを感じるのって、こういう時かな~
さて、ウィーンのMPQコンサートはIMG_3645mp.jpg
シェーンベルグセンターでありました。
IMG_3643mp.jpgチェロを手にしたシェーンベルグの写真!
なんと隣でヴァイオリンを手に持つのはクライスラー、しかも村人に仮装してます!

ここでMPQは「浄夜」のピアノ四重奏版を初演したわけなのですが、実は私にも目的が…
「…うーむむ…」IMG_3647mp.jpgシェーンベルグセンターの図書館でちと調べものを。こちらにしか無い楽譜を見せて戴いてきました。

「浄夜」と、新譜CDが市場に出たばかりのモーツァルトのピアノ四重奏曲(彼らの名前の通り)を演奏して喝采を浴びたMPQに別れを告げて、マークと私は終演後にウィーン在住のアメリカ人コントラバス奏者(こちらも毎年、北スペインの音楽祭で一緒になる家族ぐるみの友人です)アンディーとウィーンのビールで乾杯。
そして西駅からなんと寝台でベルリンへ走りました。
夜汽車!IMG_3662mp.jpg翌日早朝にベルリンで用事があるため乗ってみましたが、直行だし、楽しいものでした。
お値段はちょっとしたホテルくらい?
IMG_3663mp.jpgちなみに汽車の名は『ショパン』、どうも途中でワルシャワ行きと分かれたみたい。
これも懐かし~い、学生時代以来の体験でした。

「その2」へつづく…IMG_3703br.jpg







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2009-10-21 Wed 00:57
コペンハーゲン<空港>便り
で、前回のブログ日記でドイツへ一瞬だけ出かけると申し上げましたが

いま移動中で私の庭(豪語!)の1つであるコペンハーゲン空港にて乗り継ぎ中です。
何故か、ここにくると飲みたくなる白ワインを片手にMacを開いているところ。


写真は行きに乗った成田エクスプレスの車内スーツケース置き場…
あれ?ヤケに古ぶるしい昭和の「錠前」みたいな鍵がついてる?!
9月はなかったのに、と1人驚きました。
20091020080555.jpg
え、前からあった?!
でも…やっぱり私以外は誰も使っていませんでした。。。


そして空港では顔を見に来て下さった姉のようなKさんと優雅な朝食をとるはずが
お土産のフリースグッズを買いにユニクロに走り
ツタヤでハルキの文庫本(実は持っていた)を買い
抹茶チョコや抹茶クッキー(欧州人も大好き)を大量にお餞別にいただき…

アップグレイドして戴いた機内で爆睡し
ただいまコペンハーゲン空港にて芽が生える一歩手前です。

実は旅の前日に現在ドイツにいるM夫や欧州の友人たちから「こっちは寒いぞ♪」と大合唱を受けヨーロッパは冬のような寒さだと脅されたのです。

現在のコペンハーゲンも地上温度が摂氏10度…
10度ってどんな寒さでしたっけね?


「ロングコート着てきなさい!」って言ったM夫さん、
お気持ちは有り難いけれど、日本は夏日になるというウワサで…


といってみても、確かにヨーロッパは冷えると相当厳しいですものね。
侮った格好をしていたら、本日の乗り換え場所コペンハーゲンで凍ってしまうかも…


反省して冬物をパッキングしようとしたら、なぜか秋物ばかりで本気の冬物がほとんど見当たらない!そういえばクリーニング屋さんに大量保管をお願いしていたのでした。


というわけで、少し厚めのベロアのショート・トレンチコートを片手に、
先日の新潟で手に入れたヒートテックのタートル
薄手のセーターを着込み
手荷物バッグに薄手のカシミアショール、大判パシュミナショール、ネックウォーマーにレッグウォーマーにアームウォーマー(笑うしかない)に手袋
ベロアのタイトスカートの下はヒートテックタイツに、ブーツという重ね着大作戦。

…暑いです…

今夜無事にベルリンの自宅へ戻ったら
明日はフランクフルトに飛び、明後日はウィーンです。
この2日間はM夫のサポート(たまには家族の応援をしなくては)です。

それから帰ったら、速攻でベルリンでのリハが始まります。

ではまた!
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2009-10-19 Mon 17:10
AQT初ライヴ・イン・シネマーそれからー
昨日は横浜にあるワーナーマイカルで
アクアトリニティの初シネコンデビューでした。20091018160319.jpg
ローランド社の方が映像に力を入れてくださった

ー銀盤いっぱいに映る自分たちー
DSCF1939.jpg
背後なので自分に見えなくて良かった。。。
IMG_2014.jpg*写真提供:ローランド株式会社*

いつものように前半はAQTのイメージカラー「青」です。
絵里ちゃんと私はTADASHIのドレス↓
「三者三様」が我々流。
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思えばアクアトリニティ結成は去年の2月…
あれから色んな体験をさせて戴いて
アンサンブルとしての手応えが育っています。

今回は映画館ということで「ニューシネマパラダイス」にも挑戦してみました。
聞き慣れている曲がチェンバロの響きで実に新鮮なものに生まれ変わる。
これもAQTの魅力の1つでは…(手前ミソ)
DSCF1955.jpg
こちらはTADASHI3姉妹。
3人でドレスのショールームに出掛けた甲斐があったというもの…
DSCF1951.jpg
大画面!
「黒いオルフェ」やピアソラ、「ファランドール」などのレパートリーは特に3人が自由になってきて…
嬉しい感触です。
20091018185233.jpg性格も趣味も3人3色(?)なAQT


だからこそ楽しく
音楽面も可能性が広がるのでは…

などと思っている今日この頃です。

そうそう、16日は礒絵里子嬢のリサイタルだったのです。
応援に駆けつけたAQTの残りメンバー2人にピアニスト「りかりん」こと宮谷里香ちゃんと
20091016211158.jpg
岡田将くんの豊かな音色とヨーロッパ的な構築性のあるピアノに支えられた絵里ちゃん、
いつもの艶やかな音に加えての熱演、素晴らしいコンサートでした!

それに続いて17日は絵里子嬢の誕生日だったこともあって
コンサートの帰りには打ち上げ&お祝い&慰労会をしました。
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横浜の中華で『かんぱ~い』

AQT、来年は大きな計画もあります。
いよいよ頑張れねば!
どうぞ、まだお聞きでない方はぜひ一度体験なさってみてください。
次回の公開コンサートは12月23日に埼玉であります。

えっ?12月って再来月…?!
ちょっと焦りますね。

実は明日から10日間だけドイツに帰ってきます!

こっちに帰ったら(両方「帰る」のです)
即、三条市でのソロコンサートがあります。
8日は東京では根津美術館のお隣の「カミングハム邸」でソロコンサート。

うかうかしていると、あっという間に今年が終わってしまいそうですが、


ー自分の流れは自分で造るー


最近はこんなことを実感しています。
周囲の流れに押し流されることなく…

今年も残すはあと2ヶ月間あまり…
それでも年の六分の一ですものね。

一日一日を「生き飛ばさず」に
満ちた(充実した)時をすごしたいと思います。
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2009-10-15 Thu 17:13
旅烏・たびがらす横断中(写真アップしました)
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初めての新潟、初めてのお寺、初めての日本の保育園…
コラちゃんは初めて尽くしの2日間、しょっちゅう感動してウルウルしていました。20091014103708.jpg
 保育園で未来のチェリストをスカウト↓
 音楽が好きな彼、今から楽器やったらどんなに上手になるでしょう~
P1050013.jpg
彼女の感動は私の感動!
一緒に日本の方々の優しさ細やかさ、暖かさ、大らかさを満喫。湘南のT御夫妻のサロンコンサートに続いて幸せな時を過ごさせていただきました。


…美味しいし…


やっぱり日本はいいぞー!

日本人いいぞー!
です。

自分がバタバタ、あくせくしていると余裕がなくなって人にも自分にも寛容でなくなってしまう。


そんな自分は大嫌いなわけで…
夏前の自分の落ち込みの原因でした。

こうして今はチェロ雄の音も伸び伸びしています。
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ちなみに猫との写真は新潟のワインとお料理に最近スパができたカーブドッチの庭です。
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おなじく猫好きのコラと2人できゃあきゃあ(^o^)言っていたらオーナー越智さんに遭遇

彼の昔の留学先がコラの国ドイツだったということもあって
話の流れで「2人の得意レパートリーはベートーベン」と言ったら
その後は広い敷地のどこかからず~っと魔笛の主題による変奏曲の口笛が聞こえていました。

こちら、ただいま猫60匹だそう…
これは次回は宿泊するしかないな!



先ほど二人旅に終わりを告げて、明日は名古屋でヴァイオリンとリサイタルがあるコラは東京のホテルへ、
私は楽器屋さんにチェロ雄を弓の張り替えとメンテナンスにお預けし、その足で今は西に向かっています。

短い時間だけど、自分のメンテナンスです。


明朝は早く東へ戻り、チェロ雄を迎えに行って夜はAQT仲間のいそえりちゃんのコンサート!

18日のアクトリ(違う違う、AQT!!)横浜での「ライブ・イン・シネマ」も目と鼻の先です。
wrlololo.jpg
先日の大阪での「ライブ・イン・シネマ」の様子です↑
ローランド社の方に写真を提供していただきました。

今度の日曜日もぜひお楽しみに!!
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2009-10-12 Mon 23:38
湘南のサロンコンサート
今日はドイツから来た親友CORA IRSENと
湘南にあるT邸のサロンで弾かせていただいてきました。
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コラはザルツブルグ・モーツァルテウム音楽院での同窓生なのですが
当時はなんとなく挨拶するだけの顔見知りでした。

それが6年前にドイツの音楽祭で再会!
それからは音楽仲間としても家族ぐるみの友人としても大切な人なのです。
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ー日本大好きーで平仮名猛勉強中のコラちゃん
皆さんにご紹介と思ったら深々と日本式のお辞儀を…
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とにかくとにかく彼女と2人で紡ぐ音楽はず~っと会話しているようで
メンデルスゾーンやベートーヴェンのソナタも、ひたすら「楽しい」の一言…

音楽を心から愛していらっしゃる素敵なT御夫妻
そして満員のサロンで優しく包み込んで聴いてくださった皆さま

 今日もまたまた幸せな一日なのでした。

ああ、でも、もうさすがにエネルギー限界でピコピコ音がしてきました。
よし、今日こそは日付が変わる前に寝ようっと!

明日からはコラちゃんと2人で新潟(今度は上越市じゃないの)なのです。
ではではまた!

(上越番外編の↓追記あり)
湘南のサロンコンサートの続きを読む
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2009-10-11 Sun 15:15
小林古径美術館・秋の宵コンサート(写真載せました)
昨晩の小林古径美術館コンサートも本当に楽しく演奏させていただきました!
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ジモティである美奈子さんの人気で150席は早々に完売!
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素敵な美術館の中で暖かいお客さま方に包まれて
しかも本番前に古徑画伯の絵を見せていただけたので
コンサート中はず~っと「幸せ」を感じながら音楽の波に漂っていました。

自らお迎えにいらしてくださったN館長さまを始めとして
美術館の皆さんが本当に温かくて
さり気ない心配りがほんわかと居心地よくって…

チェロ雄も嬉しかったらしく御機嫌うるわしく良く鳴ってくれて
幸せ度はさらにアップ。

終わりまでセンプレ・クレッシェンド(ずっと大きくなり続ける)で大いに盛り上がって終演することができました。
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秋の宵コンサートと銘打ってあるので2人も秋色をチョイス!
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もちろん期間展示作品も「秋」がテーマ、柿に、蜻蛉、ススキに紅葉…
どれもこれも線と色が繊細で絶妙…一日ゆっくり眺めていたい。
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なんとも不思議なのが
一昨日は私の育った場所
昨日は美奈子さんの故郷でコンサートと続いていること。
お互いのルーツを一気に辿りあっているような感じ。
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それにしても、新潟は知れば知るほど好きになります。

人が暖かい
文化も素晴らしい
そして、美味しい!

さすが美奈子さんの故郷!
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(昼間の美術館ラウンジ 2人の後ろ姿がシンクロしてる)


実はお恥ずかしいことですが、この画伯の絵は今回初めて知りました…
けれど一目で強く心を惹かれたのです。
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「お手玉をする少女」の前でお手玉ポーズ。

美しい色彩感覚、日本画的な絶妙な間合い(スペース)、
とにかく拝見していると心がすっきり、明るくなってくる。

あまりに素敵なので、今朝は美術館の隣にある旧古径邸(東京から移築なさったもの)にも寄らせていただいてきました。
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N館長は外出中で残念でしたが、ご案内くださったSさんを中心に美術館の方々と写真をパチリ!
「皆さん、ありがとうございました。また伺わせていただきます」

古径邸は彼の奢らぬ精神とリンクしてるみたいでした。
20091011115654.jpg
それが、家を建てるにあたって寡黙な古徑氏が唯一おっしゃったのが
「わたしが好きになる家を…」だそうで

 凄い!!

それを言う方も、それを見事に形になさった建築家の吉田五十八氏も凄い!
改めて日本の先人たちの素晴らしさに圧倒されました。


さて、今は新幹線のなかです。
これから東京駅で成田空港から来たCORAと落ち合ってリハーサルへ直行。

明日は湘南でサロンコンサート、ベートーベンのソナタなど弾きますが、先人からいただいたパワーで前進あるのみ!

(新潟での「食」はまた後日…)
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2009-10-10 Sat 00:55
母校コンサート
  オバマ大統領のノーベル平和賞!

  ちょっとびっくりしたニュースでした。

  昨年の受賞者であるマルッティ・アハティサーリ元フィンランド大統領が
  国連特使としても長年いろいろな紛争調停の要となった方だったので、
  驚いたけれど、これからのオバマ氏に期待しています!

さてさて今日(もう昨日)はかわいい後輩たちのためのコンサートでした。

待ち合わせは朝の7:40!
意識朦朧でなんとか辿り着きました。

ほのぼのとした田園調布駅(今の駅は地下にあります)
ここは私が生まれ育った町なのです。20091009151704ー
ロータリー、噴水、銀杏並木、変わらぬお寿司屋さんに、曾祖母のお気にりだったお菓子屋さん、そして雙葉のセーラー服…懐かしい!


悪夢のゲネプロ8:00の図
IMG_3561っf「指が~!弓が~」
この時間にピアソラを弾くのはさすがに厳しい。
一番しっくりしたのはペールギュントの「朝」でした。やっぱり。
これは弾いて活性化するしかない!IMG_3558ff.jpg
美奈子さんと弾きに弾いてやっと目が覚めてきました。

こちらには幼稚園から中学校まで学んだ(遊んだ?)のですが
卒業してから生徒を対象にしたコンサートに伺うのは初めて。

私が通っていた頃ってこんなゴージャスなホールはなく
この土地も昔はなんと釣り堀(!)でした。
IMG_3565.jpg中学生1~3年生のためのコンサートですが、なんとお行儀の良いこと!
「恐るべきこどもたち」としてシスター方を困らせた私たちの時代とは大きな違いだわ。IMG_3569ffft.jpg
朝から弾いてだいじょうぶかしら~と美奈子さんが懸念してらしたセクシーなガーシュウィンも
校風に合わないと言われるかも?!と心配がよぎった2人の熱いピアソラも
大拍手で迎えられてホッとしました。

考えてみれば母校はカトリックの女子校ですが、
厳格というよりはのんびりとした校風でけっこうユニークな卒業生もでているのです。
政治家にアナウンサー、漫画家、声優、宝塚女優、脳外科から歯医者さんのお医者さま関係に、学者、建築家、美術家に音楽家、バリバリのキャリアウーマン、それに良き母がたくさん、先輩には皇太子妃殿下…とカラフル。

(実業家の方があまりないのは<のんびり>のせいかも…)

今日のみんなにも自分のフィールドを見つけてのびのびと育って欲しいと願いをこめて弾いてきました。

美奈子さんと、中学でお世話になった音楽のM先生をはさんで…IMG_3572fffft.jpg
そういえば声楽家だった先生の当時のキャッチフレーズって「横隔膜」だったわ。。。
久々に中学時代を思い出しました。

さ、明日は上越コンサートです!
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2009-10-08 Thu 01:09
企業戦士の底ヂカラ
…実は…
本日こっそり北のほうへ日帰り旅をしようと思ってたのです。
(コンサート抜きの私用で)

数日前に「よしっ!」と決断
身軽にささっと出かけようと 張りきって5時起きして 意気揚々と鎌倉を出発し
順調にみえた一日のはじまり…

 が、しかしっ!!

横浜の下りで人身事故勃発!
なんと私が乗った電車は途中の駅で1ミリも動かなくなってしまいました。
上下線ともに停止したままです。

  一瞬「チェロ雄の呪いかも」という考えが頭をよぎりました。。。
  『なんで置いてくんだよ~』という

  きゃ~

こういう時に唯一頼りになるのが車掌さんのアナウンスですが
それも10分に1回くらい
『さきほど○時○分に横浜駅で人身事故が発生いたしました。
ただいま救助活動中で復興のみこみはわかりません。お急ぎのところ大変申し訳ありません。』
とあるのみ。(ま、他に言うこと無いか)

時間は刻々とながれ乗客(というか乗りたい人々)は増える一方で
ダークスーツに黒く埋め尽くされたホームは大混雑。

 結局1時間40分間も電車に閉じ込められていました!
 ようやく電車が動きだした瞬間は夢のよう…

久しぶりの満員電車では
これが「すしづめ」か…などと分析していました。
お酢のきいたバッテラみたいな気分になりますね。

で、さらに やれカバンが挟まれて緊急停車 とか
降りたいのに奥に流されちゃった人の救出 とか
二次災害が起こらぬよう、電車は超ゆるゆる運転だし

なんやかんやで、旅は挫折。
下り電車もとまっていたので往復4~5時間の<電車の旅>でした。

本当にチェロ雄がいなくて良かったと思います。
あの混雑ではボキッといきそうだし 第一に通勤者のみなさんの大ご迷惑…


で、なぜタイトルが「企業戦士の底ヂカラ」かと言えば
電車が右にも左にも動かない空白の1時間40分の間

 みなさん、本当に静か~で淡々としていらしたからです。
 あわてないし文句は言わないし…イライラしてたのって私だけ?!

携帯で話してるかたも『電車が止まっています。詳細がわかりましたらご連絡します』という感じでなんとも穏やか。

えらいっ!!

ドイツだったら駅員さんに状況説明を求める市民たちが暴動おこしたかも。

 残念ながら、悲惨な人身事故は急増するばかり…
 だから、皆さん慣れっこなのかもしれませんが 
 黙々と耐える姿の その諦めの境地のようなものは
日本のサラリーマン戦士たちの凄さに思えました。20071113140054q.jpg
(もちろんサラリーWーマンも!)

それにしてもコンサートじゃなくて、まだ幸運だった…
いや、今まで本番日に事故や台風に巻き込まれて往生したことはないのです。
  やっぱりチェロ雄のおかげ?


さて鎌倉でも雨風が強くなってきたようです。
台風が足音高く駆け寄ってくる感じ。

みなさま、どうぞお気をつけて!
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2009-10-06 Tue 14:25
ライヴ・イン・シネマ in 大日
~ようこそワーナー・マイカル・シネマズ大日へ!ワ~ッハッハッ!!~
20091004192943.jpg
と、Wヒーローに待ち伏せされた<ライヴ・イン・シネマ>の大阪会場。
バットマン♡20091004192751.jpgでも困ったときはスーパーマンのほうが頼りに?!

4日の会場は大阪・大日のマイカル・シネマコンプレックスでした。
こちらが入っているイオン大日は西日本最大級というマンモス・ショッピング・センター
お店の多いこと多いこと…ドイツにはないわ。

そして初シネコンはローランドとマイカルのコラボレーションだけあってゴージャスでした。

演奏中にはバックのスクリーンに弾いている映像が流れ
それもハイビジョン(!)ということでかなりな迫力!

私は牧子ちゃんのソロ中にちょっと見られたのですが
色んな角度から奏者を映しだすのがすごい臨場感で圧倒されました。

楽譜から指使い、表情のアップもばっちりと映り…
一体どこにカメラがあったのだろう?

ローランド恐るべし。

面白かったので本番での写真がお目にかけられなくて残念です。
ドレスはtadashi姉妹20091004185317q.jpg(やっと着られた鮮やかpink)
音響もC30(ローランドの電子チェンバロ)は自然な響きで違和感ゼロ。
それに映画館だから客席からの見晴らしも良いのですね。

というわけで映画館の利点をフルに使ったライヴ感覚、なかなか新鮮でおすすめです。

プログラムは「バロックから現代まで」というコンセプトで
バッハのガンバ・ソナタからリベルタンゴ、それに映画音楽まで弾きましたが
チェンバロだと「星に願いを」や「いつか王子さまが」というスタンダードな曲がピュアな響きで素敵でした。
前半ドレスはバロックで黒系20091004185438q.jpg
初シネコンは楽しく終了して2人打ちあげ
20091004214616.jpg
朝からレクチャーもした牧子ちゃん、お疲れさまでした!
次回18日の横浜公演はアクア・トリニティー3人です。

何が起こるか…自分たちが楽しみにしています。
(ハイビジョン対策しなくちゃ?!)

で、昨日は朝の新幹線で小柳邸へ直行!
夜まで美奈子さんと猫のにゃ、を横目にリハーサルでした。

9日は私が幼稚園から中学校までお世話になった母校でコンサート
久々だし、かわいい後輩たちのために弾けるのが嬉しい。

しかしっ!
ゲネプロは朝の8時!!!本番10時!!!

…がんばります。

翌日は上越の美術館コンサート
その翌日にはドイツからCoraが来てすぐコンサート
人生はタフです。

にゃに遊んでもらうの図091005_1742~01「人間もいろいろ大変なのよ~」
まあ、スーパーマンやバットマンの苦悩に比べりゃ、どうってことありませんよね。
ヒ~ロ~は大変なのです。

気がついたら10月もどんどんと過ぎ…ただいまPCのテンプレートはハロウィンです。
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2009-10-03 Sat 17:13
流鏑馬と万歩計
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オリンピック、東京ならずでしたね。
経済効果があったとしたら残念ですが、北京の後だからアジアでは無理だ思っていました。あの色々な意味でキョーレツだった大会が人々の記憶から薄れたころならまだしも…

でも、リオの人々は決まって本当に嬉しそうでした。


ただいま新幹線で移動中。明日は大阪の大日で牧子ちゃんとシネコン・デビュー(?!)です。

さて、今日は初めて新携帯から写真2枚付き日記をアップしてみます。メールとして送るのでレイアウトは…ありませぬ。

読みにくいかもしれませんが、失礼!

というわけで、写真は鶴岡八幡宮の流鏑馬(やぶさめ)の跡です。

春と秋に行われる流鏑馬は鎌倉の風物詩の一つ、毎回ウン万人の観光客がこの小さな町に集まります。

いつだったか、一度だけ最前列で拝見したことがあるのですが、目と鼻の先を全力疾走する馬の迫力と、すぐ側の的に矢が当たった音が衝撃的でした。

両脇は見物人でぎっしり、的中したときの皆さんの「おお~っ!」というどよめきが大きく…中には「当たったあヾ(^▽^)ノ」という声もあって、神事というよりはお祭りといった雰囲気の方が多かった。

『当たった』って宝くじじゃないんだから!と一人で憤慨した記憶が…まあ、馬と射人が良ければ、それでいいです。

今年は9月半ばに終了したようですが、数日前には、まだ馬の道が残っていました。

夕刻、人通りのない神社はどことなく厳かで、ここの主の気配を感じる気がします。

 神さまだって人混みはお好きでないに違いない。
 神社仏閣は朝方か、こんな夕刻に実力を発揮されるような気がします。

わんぱく盛りの子供たちも気配を敏感に察して、なんとな~く静かに通る。
「日本って…やっぱり、いいなあ」と思う瞬間の一つです。

そうそう、新しい携帯スクリーンには私の許しもなく(カスタマイズしてない)万歩計が表示されています。しかも、さりげなく。

で、知りたくもない歩数が勝手に計られ、1日の歩数と消費カロリー、そして一週間分が一目でわかるようになっています…

最初は完全無視していましたが、なんとなく目に入ってくる数字にショックを受けたので、これからは真剣に歩くことにします!
だって働く成人女性の平均歩数が六千ウン百歩。それを遥かに下回っている日が多いのですもの。

友人に訴えたら「チェロ背負ってる分は運動量は加算されるのでは」( i_i)\(^_^)と慰められましたが…

実際、荷物を持たずに歩くのが理想で、10分で千歩の目安だそう。

じゃあ、万歩なら100分?!
そんな時間(と根性)をどうやって作れと言うのだ~
と嘆いていたところ、思い出しました。私は歩きに関しては駿足なのです。競歩に近い(?)足の速さ、これを利用して運動量を上げよう!

人がいない神社仏閣をもの凄い勢いで歩いている人をみかけたら、それは私です。
あ、チェロも背負っているかも。
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| 水谷川優子のチェロ弾き旅烏日記 |