旅するチェリスト水谷川(みやがわ)優子のブログ

2010-09-28 Tue 10:16
夏の名残…秋の始まり
土曜日は倉敷の大原美術館でクローズドのコンサートでした。
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大原美術館は今年で創立80周年!

いままで館内で行われる「ギャラリーコンサート」には留学生時代の1996年にザルツブルグの仲間たちと組んだ「テオフィルス・アンサンブル」で第60回に、藤井一興先生とのリサイタルで第64回、そして小柳美奈子さんとのリサイタルは第101回と3度も弾かせていただいています。

そういえば最初にエルグレコの「受胎告知」をバックに演奏したとき、弦楽五重奏のメンバーたちと(1st.ヴァイオリンはマーク!)何のカバーもされていない「生の名画」に『弓があたったらどうしよう!』とドキドキしたものです。

あそこに流れている穏やかな空気は私にとって懐かしく、「いつでも帰りたい」場所です。

今回はいろいろと御縁がある会での演奏でしたが、演奏前に私がいつも心に焼き付けているルオーの作品(なぜか心惹かれるのは「道化師」ではなくて「呪われた王」)にも会えたし、この場所で必ず演奏することにしている『文楽』(黛敏郎氏によるこの曲は大原総一郎氏の委嘱作品、1960年にこちらの美術館で初演されました)も弾かせていただいたし…


久しぶりに大原館長と、子供のころから可愛がってくださっている大原れいこさんともお目にかかれ、楽しい夜も過ごせました。

それにしても『文楽』は私にとって留学背時代に日本人としてのアイデンティティを再発見するきっかけの1つとなった大事な、いえ恩人のような曲…
 以来、日本だけでなく、カナダ、オーストリアやドイツ、イタリアとフィンランドでも演奏しており、自分のライフワークとして一生弾き続けていこうと思っていますが、弾く度に発見があります。
(時々お教えすることもありますが、譜面を読み取って咀嚼する過程が一番大切なこの曲は『「現代曲」に聴こえたら大失敗!!』と言っています)

昔からお世話になっている「くらしきコンサート」のF本さんと
F1010030.jpg知的で優しい!ほんとうに素敵な方です。

そして日曜日は弓の稽古、昨日も自習して関東に戻りましたが、こちらは寒い!
冬物ださなくっちゃ。

日本の西にはまだ夏の名残が、東はすでに秋に突入したというところでしょうか。。。
新幹線の中で衣替えした私でした。
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2010-09-24 Fri 22:24
時の渦ぐるぐる・三条&高台寺さまの写真
うわあ…と気がついたら時間が飛び去っておりました。

ただいま原稿書き、仕事メール書き、そしてアクアトリニティCDの編集でも耳を研ぎすましております。

明日は倉敷にいくので「そろそろパッキングもせなあかん」
いったい間に合うのだろうか…

そうそう京都の翌日に三条に辿り着いたところでブログが途絶えておりましたね。

あの日は11年ぶりに三条中央公民館で弾かせていただいて感無量でした。
なぜならば、あの場所が新潟でのコンサート・デビューの会場だったから!

1999年にマーク(ヴィオリン)と10代の頃から知っていたデヤン・ラツィック(ピアノ)とで組んでピアノ三重奏で日本をまわり、ここではゲストに長いあいだアメリカで活躍していらした西川修助 氏(ビオラ)をお呼びしての室内楽公演でした。

 そうそう、あの時に初めて「〆張鶴」を覚えたのだった。

私は翌年も呼んでいただいて同じホールでコンサートさせて戴きました。
今ではすっかり御縁が深~くなった新潟県です。

いずれにしても今回は舞台の木が良い感じに枯れて、チェロ雄が喜ぶほど共鳴していました。

こういう響きなら18番の「文楽」も無理が無くて弾きがいがあるというものです。
ppも透明感があるので歌曲もバッハも、気分よく弾きたいテンポやアーティキュレーションで弾ける…

 ああ気持ちよかった!

それに会場に到着したら、こんな大きな看板が待っていてくれてびっくり!
等身大より大きい。。。IMG_4581sanjzo.jpg
こちらは三条で応援してくださるチームのリーダーT巻先生です。

コンサートを1つ運営するのは本当にたいへんなのに、お出迎えから、舞台のお花、楽屋、ステマネに進行、看板&チラシ、それから茶話会に打ち上げまで、ほんとうに沢山の方々が迎えてくださって…
細やかで、しかもさり気ないお心遣いには、いつも感動します。

これで旅の疲れも一気に吹っ飛び、元気になりました。
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三条(新潟)の皆さま、ありがとうございました。
またお目にかかれるのを楽しみにいたしております!

そして翌日は去年も訪問コンサートをさせていただいた施設「いからしの里」の、
今回は作業所のほうでコンサート。

施設で働いていらっしゃる皆さんは中~重度の障害を持っていらっしゃいますが、拍手も力強く、元気な曲では身体を揺らしたり、一緒にハミングする方もあり、また緊張感がある曲のときには休符で「シ~ン」という音がするほど集中してくださって…
帰りがけには皆さんとIMG_4599sanjzo.jpg
「また来年も!」と握手でお約束してきました。


そうして帰宅したら、京都の「高台寺音楽祭」にいらしてくださったK園さまとM廣さまから素晴らしいお写真が!
IMGP9455koudai.jpg高台寺さまの御門
「ちんちん千鳥」演奏中?
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蘭は故・牧三先生とご懇意だった北大路欣也さんが送られたもの。
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アンコール一曲目は慶江ちゃんと「浜辺の歌」コラボ、楽しかった!
写真はアンコール2曲目で皆さん御一緒に「乾杯の歌」
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慶江ちゃんは着物を、私は帯を使ったドレスでバッチリ合わせました。
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左から私、中川くにこさま、ピアノの丸山勝次さん(ブラヴォー!)そして真ん中の小学生5年生の真田大勢くんと3年生の西丸桜子ちゃんの2人の若いヴァイオリニスト、それにピアノの土井千咲綺ちゃん(大学一年生)にサックスの橋本恭佑くん(卒業したて)は第1回コンコルソMusicArteでグランプリや金賞を授与されてイタリアでデビューした方々です。皆さん、技術だけでなく音楽的にも伸びやかで素晴らしく、個性的。将来は日本の音楽界を背負っていくことになるでしょう。それから御存知ソプラノの鈴木慶江ちゃんにテノールの村上敏明さん、お2人、さすがの歌声でした!
下記はレセプション、左は当日にご講演をなさった音楽&イタリアが大好きなエレコム社長の葉田順治さま。
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いつも穏やかな笑顔の村上さんに慶江ちゃん(美しすぎ!)、右が未来のサックス巨匠の橋本くんです。
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いかにも「ガラ」という感じで華やかな会でした。

「歌って気持ち良さそう。私も密かに特訓しようかなあ」と呟いたら、
くにこさまに『いまからでも間に合いますよ!!』っと真剣に言われてしまった。
横で微笑むのは慶江ちゃん…

一体なにに「間に合う」のかなあ。。。
『70~80歳で衝撃の歌手デビュー』を目指そうかしらん。
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2010-09-20 Mon 16:36
高台寺さま






今日はJR西日本と東日本を乗り継いで、ただいま燕三条到着!


今は「眠い」の一言です。


ユンケルVかチオビタ飲んで乗り切ろう!


昨晩のコンサート、今年イタリアでデビューした素晴らしい子供たちの生き生きした演奏(これは世界に誇れるレベルです!)、それに鈴木慶江ちゃんとテノールの村上くんの艶やかで輝かしい美声…
コラボも大成功!

満場のお客様も最後に全員で参加した「乾杯の歌」で盛り上がりはピークに、高台寺さまの方丈は不思議なエネルギーに満たされていました。


故・中川牧三先生のお力かも…


実は慶江ちゃんも先生の日本イタリア協会のコンクールによってミラノに留学したそう。

本当に美しく華やかなソプラノ!
チャーミングで飾らない彼女にうっとりです。

「牧三先生のくださったご縁を大切にしようね!」と今朝はイタリア式にハグしてお別れしました。


時間がないので詳しくはまた!

またもや新しい、素敵な出逢いに感謝しています。



では今からゲネプロ!
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2010-09-19 Sun 07:08
サンハートでショパン
昨日は山本貴志さんの「オール・ショパン・コンサート」にゲストで伺ってきました。
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横浜旭区にあるホール「サンハート」のB場さんと。

前半は山本くんのソロ、彼独特のフレージングや解釈、美しいppの音色などに楽屋で聞き入ってしまいました。
後半はチェロ・ソナタ断片(レクチャー付き)にF1000666z.jpg
ポロネーズ2曲、そしてアンコールのエチュード作品番号25-7

なんだか、あっという間に時が流れました。楽しかった!
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後でたくさんのお客さまに「ショパンのソナタ全曲聴きたい」と仰っていただきましたが、
首都圏では来年の6月25日に紀尾井ホールで山本くんとショパンのソナタ、弾きます!
カップリングも恐るべし、アノ曲です!

 山本くん、ありがとう。
 次はいつ一緒に弾けるかな?


それでは今から京都に行ってまいります。

今日は初めて伺う高台寺でコンサート、
ソプラノの鈴木慶江ちゃんともサプライズのコラボ予定ありで

こちらもいろいろ楽しみです。
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2010-09-17 Fri 22:39
ショパン&メイクの力?!(別物です)
本日もショパン漬けになって幸せな時間をすごしてきました。

「序奏と華麗なるポロネーズ」(作品番号3番)は、弾きながら「こんなに良い曲だっけ」と改めて感心しているところ。

ピカピカでピチピチしているショパンです。
作曲時はまだ19歳くらいですものね。
(山本くんのほうが年上なのか、と思うと不思議な気分になります)

生前最後の大作といわれるチェロソナタ(作品番号46番)はそれと対極にある深淵な世界…
どちらにも引き込まれます。

明日も楽しみです。
ちなみにチケットは完売ということで、さすが「山本人気」!

そうだ、明日のコンサートは中にトークコーナーがありまして…
姉貴分(?)としては山本くんの魅力を最大限に引き出さねば!


ところでお騒がせいたしました体調ですが、ただいま順調に復活中。
幻の蝉もおさまってきました。

昨晩はやっと続けて眠ることができて…
ってこんな公の場で披露することではありませんが!

しみじみ睡眠は大切だと痛感。
短くとも質の良い睡眠を取りたいものですね。

でも一昨日に浜松で行ったアクアトリニティーのDVD撮影がつつがなく終わって、心身ともに少しホッとしたみたい。

収録時の写真をたくさん戴いたのでお目にかけますね。

前半は青でヘンデルからバッハ、モーツァルトなど。
F1000682h.jpg左が絵里、右が私。ドレスもTadashiでシンクロ状態。
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チャペルの中にカメラは5台

今回のメイク、絵里さまご紹介の大阪の梅崎晶子さんと
IMGP2123.jpg
「梅ちゃん梅ちゃん」とすっかり仲良くなりました。
プロの方って本当に手際よくて、どんなに激しく弾いても髪も乱れない!
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↓ージャズダンサーを止めてウン年?それか『中年向け携帯』の広告みたいーby母
後半ドレスは黒IMGP2088.jpg我ながら怪しいな。。。
自分でも『変身』した姿に「だれっ?!」という感じ。。。

それに仲間たちが美しくって…
絵里コーナーF1000685h.jpgF1000672h.jpg
牧子コーナーF1000670h.jpgIMG_6680h.jpg
同性ながらちょっとドキドキ。。。

この日はメイクのおかげで気合いが入って集中力アップ、演奏もスムーズに行きました。

 AビジョンのT谷さまを始めとする撮影チームの皆さま
 そしてR社のK橋さま、O村さま、

 本当にありがとうございました。
 できあがりが大変に楽しみです。

そうそう、ただいまは11月リリース予定の「AQTデビュー」CDの編集も進行中!
手前ミソですが、メンバーの中で『もしかして、すごく良くない?!』というメールが飛び交っております。

こちらも頑張った甲斐がありそう。

明日からも4日間続きますが、音楽の「喜び」を生きるエネルギーに変換してきます。
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2010-09-15 Wed 13:07
アクアトリニティー撮影待機中



↑この1枚はクリックで大きくなります。

アクアトリニティー in 浜松

変身しました。

いま牧子嬢がメイク中。

七変化…女性はいろいろ大変なのです。

なにしろDVDだし。

では後ほど、また!
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2010-09-14 Tue 14:03
だいしホール&濃厚越後タイム
<<長文です>>


おとといは新潟屈指の銀行の建物内にある「だいしホール」で山本貴志さんとデュオコンサートで弾かせて戴きました。

前夜はまるで台風のような勢いの雨でしたが、コンサート開催時刻は晴れてよかった。
雨男の山本くんに「『晴れ女』の名にかけて太陽を呼んでみせる!!」と強力に宣言していたのでホッとしました。

そんな交通状況も心配される中、沢山の方々にいらして戴いて本当に感謝しております!

いろいろサポート下さったホールのY田さん(可愛い!)と調律のT田さん、ありがとうございました。
<チームだいし>F10006660nii.jpg撮影:マネージャーMきさん
『ショパンのソナタのイメージは紫』とは山本くんのご意見。
IMG_6586nii.jpgF10006650nii.jpg
山本くんのネクタイも前半は淡いピンク、後半は紫に揃えてくださってます。

実は…帰国してちょうど一週間。
お恥ずかしいのですが、今回は生まれて初めての酷い時差ボケに苦しんでおります。

たぶん時差がでたのは湿気と暑さ、そして日本のクーラーにヤラれたようです。
とくに新幹線とホテルはセーターを着ても冷えますね。

しかも『蝉の声の幻聴』がする!!

静かなはずの夜や移動中の車や新幹線の中でずっと蝉の声が聞こえるのです!
こんなことって皆さん、ありますか?

私は初めてで自分でも絶句。。。一種の強迫観念かしら。
それともこれが『年をとる』ということなのか!?

ーーーどなたか対策がお有の方は是非おしえてください!!ーーー

イタリアだってスペインだって少しは蝉は鳴いていたけれど、こんな鎌倉の蝉みたいに『死ぬもんか~死ぬもんか~』と言わんばかりのff=フォルティッシモでは鳴いていないもの。

とにかく夜になっても神経が休まらず、とうとう動悸やめまいが…
ヨーロッパであまりにも絶好調だったので悲しいところです。

そんな訳でコンサートの休憩時間には山本くんお薦めの<チオビタドリンク>を飲んで乗り切りました。
見事に効きましたよ!
逆にモリモリと力が出てきて気分はポパイか超人ハルク(古い!)に。

なので(?)ショパン最後の大作への2人の思いが、少しは音になったのではないでしょうか?
今週の土曜日はまた山本くんとショパンを弾かせていただきます。

彼の音楽とは自然に呼吸ができる…こんな素晴らしい体験ができて本当に幸せなことです。

打ち上げ会場は「カーブドッチ」なんとスパ付き!
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皆さま、気持ちのよい方ばかりで楽しい一時を過ごしました。
スパで寛いだ後はお食事。
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スパ後でノーメイク、髪も乱れてごめんなさい。さすがに山本くんは変化無し!
いただいたハロウィーンボックスと。
越後の前菜IMG_6600nii.jpg
栗とマスカルポーネ最高でした。

そして山本くんは最終で飛んで帰り、私は翌日に小児の病院施設でコンサート。IMG_6619nii.jpg
去年会ってる子たちも元気でいてくれて嬉しい一時でした。
IMG_6632nii.jpgこちらは一番ちっちゃい、ひろし君。
一生懸命聴いてくれている様子があまりにも可愛いので、チェロに触って貰いました。

チェロの響きを体全体で体感した時のその笑顔がまた良くて、こちらの疲れも一気に吹っ飛びました!!
ありがとう!

そして、その後は何年も愛飲している「飲むヨーグルト」の工場を訪問させていただきました。
社長さまを始めとして『安田ヨーグルト』の方々と。
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ここでしか戴けないソフトクリームも生キャラメルも美味!
ごちそうさまでした。

お話していると皆さまのヨーグルトにかける真摯な姿勢と情熱がよく伝わってきます。
「やっぱり、だから美味しいのね」と納得。
世界のモンドコレクションで金賞、なわけです。
(左は未来のタカラジェンヌ、大好きなみきちゃん)


さまざまな分野で夢に向かって真摯に努力されている方々にお目にかかると勇気を戴きます。
わたしも日々、自省しながら積極的に前に向かっていこう、と改めて思った2日間でした。

今日は夜は長いミーティング、明日はAQTで一日浜松です。
体調は心がけ次第で早く復活できるかな。

とにかく何が起こってもいつも全身全霊でチェロといられるようにしたい。
「無為な時間を過ごさず、焦らず、諦めず」をこの秋の標語にします。
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2010-09-11 Sat 12:49
バイバイせんとくん→東京リハ→新潟
今朝も早起きして、今から東京で山本くんとリハ、その足で新潟に入ります。


奈良はやはり盆地で非常に暑かったのですが、街は「遷都祭」で混んでいる様子でした。


次回はゆっくり行きたいな。大好きな阿修羅像にも何年もお目にかかってないし、前回「エサくれ!」とM夫の尻尾(のあたり)をかじった奈良公園の鹿たちにすら会えなかった…

それにしても…「せんとくん」
あれだけ嫌がっていた私なのに最近は見ても驚かなくなってしまった。

慣れって怖いワ。

さて写真の一枚は今回お呼び下さった奈良女の才脇先生と、美女はアテンドしてくれた大学院生の石川さん
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もう一枚は私の前に面白い講演をなさった生物学者の青木博士(ダニの研究で有名な青木氏は両親の同級生。小さな頃から耳にしていた博士のニックネームはなんと「ダニーボーイ」!)と才脇先生。
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学生の方も参加してらして懇親会も楽しかった。

先生、ありがとうございました!


ところで昨夜は懐かし~い奈良ホテルに泊めて戴いたおかげで心静かに6時間続けて睡眠できました。

流れている空気に身を任せているだけで心も体も解れてくるのって、まるで温泉効果ですね。


まだまた暑さと時差で少々体内リズムが狂っているみたいです。

今日からまた暑さがぶり返すようですので、皆さんも充分に水分をおとりになってくださいね。



さて品川に到着しました、ではまた!
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2010-09-10 Fri 14:08
日本列島移動開始・思うところ
ただいま奈良に向かって移動中です。

新幹線はいつもの席の進行方向いちばん後ろ(チェロ雄をおくため)の右側(富士山を拝むため)で寛いでいます。
品川駅にてスタバのソイラテと野菜の15品目ラップを仕入れて「わあ、なんか日本っぽい」と思ったものの…そういえばスタバはベルリンにもあったのでした。

雨後のタケノコ状態で街に繁殖しかかったスタバだけど、我が家のご近所にできた店はシェーネベルグ住民のテイストにそぐわなかったらしく閑古鳥がなきまくって早々に撤退。

やっぱり個性重視のベルリンでは観光客しか入らないかも。

ベルリンのカフェのレベルは高くて、誰もがお気に入りの場所を幾つか持っているのです。

そういえば先日、朝ご飯に初挑戦したチョコレート専門店兼カフェなんて、こだわりすぎてクロワッサン+自家製の塗るチョコ、ラッテマキアートが注文してから30分ほどかかって出てきたっけ…

さすがにM夫と驚いたけれど、周りの常連さんたちが誰1人として文句を言わず、黙って本読んだり、静かに「お話し」したりしていたのに、さらにびっくり…

落ち着いたアンティークの家具に世界中のチョコレートがお洒落に飾ってある、オーナーのテイストが滲み出ている素敵だけど気取っていないお店(お店の人に頼んで写真を撮りたかったけれどM夫に阻まれた…「たまには自分の目で撮りなさい」だって。父親か!)でしたが、まるでメディテーション・センター(「来ない来ない」という雑念を振り払う)のような気配になってましたわ。

日頃せっかちな私には少々カルチャーショックでございました。


さて、今日は奈良女子大学で弾かせて戴きます。

なんと学会の講演会のゲストで私以外は立派な学者の方々のお話し…

まあ、マイペースでいきます。


いまアタマの中をクルクル回っているのは昨日、山本くんと語り合ったシューベルトとショパンの生き様について。

若くして亡くなってる2人の作曲家ですが、生き方も性格も全く違う。

友人関係も、そして恋愛遍歴も何から何まで。


いま弾いているショパンのチェロソナタは彼が残した最後の大作なわけですが、何か先日弾いたシューベルトのトリオを思い出させるのです。

あちらも、やはりシューベルト最晩年(若いけど)の大作といえる作品ですが、特に最終楽章に縦糸と横糸が絡み合っていく感じが、弾いていると私のアタマのなかのスイッチを押していくのです。

一体これは何だろう。

エネルギーの放出の仕方なのか、方向性なのか…作品に漲る力に圧倒されます。

まるで矛盾ある人生においての-複雑なラビリンス-の中にいるにも関わらず「もう迷わない」という揺るぎない決意がそこに在る、とでもいうか。

勇気を奮い立たされる。

非常に主観的で感覚的なものだけど…


さて一呼吸おいて、既にいまは京都駅。

懐かしい近鉄!
これに乗ると西大寺に住んでらした河合隼雄先生のことを思い出します。

そういえば今日の会場、奈良女子大の記念講堂でも先生とご一緒に弾かせて戴いたんだっけな。

木の素敵な会場での室内楽に先生もお喜びでダジャレもノンストップだったものです…


よし、気合いいれよう!
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2010-09-08 Wed 23:42
秋の気配か?
「暑い!東京は35度!」
   と書いたら
『涼しい!イラクは50度だ!』
   と書き込まれてしまった…

数ヶ月ぶりに開いたFacebookのお話し。
上には上がある…


さてさて今日は雨の中、AQT(来週はDVDを撮ります!)と、12日に新潟である山本くんとのデュオとリハふたつ。

さっき帰るときはまるでドイツの秋が追い掛けてきたみたいな涼しさでした。
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山本くんとのショパン、明日も続きます。
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2010-09-06 Mon 23:35
かたまり。。。
到着!


う~ん、東京も噂通りに暑いですね。
でもタクシーの運転手さんによれば、今日はまだかんかん照りでない分マシなそうで。。。
これはローマより断然厳しいな。

そうして家についたら廊下に黒いカタマリとクロシロのカタマリが…ネロオとノラでした。
ぐにゃぐにゃに溶けた姿はまるで水たまり状態。

久々にご主人様が帰国というのに、挨拶は横目で『にゃっ!』だけでした。

では、わたしも溶けてこようっと。
おやすみなさい。

明後日からさっそくにリハ三昧だし
9月はこれから旅続きになります。

体力を温存せねば!
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2010-09-04 Sat 06:42
焚火の国から残暑の国へ!
あ、日本では「明日」を過ぎておりますね!
(また「予告嘘つき」呼ばわりされちゃう。。。)

今日は家の大掃除に大洗濯(両方とも「大」です)
+してちょっとショーン・コネリーの大列車強盗のDVDなど観たら遅くなってしまいました。

ちなみにこちらは1979年に公開されたアメリカ映画ですが、実際にあった事件を元に小説家マイケル・クライトンが描いた小説を映画化したもの。
ショーンさま素敵。やっぱり若い頃より渋くなってからの方が良いです。

最近、古い映画に凝っておりまして、
この夏はヒッチコックの「裏窓」に「サイコ」
それからピーター・セラーズ時代の「ピンクパンサー」シリーズもDVDで観ました。


さてさて…こちらは
お察しのとおりIMG_6432.jpg
湖です。
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カモメがやけに可愛い。IMG_6444.jpg

で↓こちらが本物の海。
生まれて初めてバルト海をドイツ側から見て大興奮!
IMG_6528.jpgベルリンに帰る日はこんなに晴天。
でも寒かった。。。
その横を果敢に泳ぐ人たちがいましたが…
あれはイギリス人か??
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このビーチ風景って「ベニスに死す」を彷彿とさせませんか?
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海にて遊ぶ「鴨」。。。初めてみました。お~い、塩水だけど、いいの?
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下記の写真のように1964年まで遊泳区間があったようです。
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『危険!ここでは泳がないで!』ということでした。
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なるほど、こんな感じに木も朽ち果てながら堅固に残っているのですね。
こりゃ危ないな。

こちらは海にせり出した長い長い橋。
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お気付きの方もいらっしゃると思いますが、こちらはもとDDR(旧東ドイツ)なのです。
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ーー満悦状態ーー


ところで、肝心のトリオですが…
寒さのためにドレス姿の写真は無くて終了後のガーデンパーティー風景を。
火を囲んでワインとお食事、村の方々とお話しました。

ちなみにピアニスト、イモの本名はFrank-Immo Zichnerです。
彼はその昔にメナヘムの元で修行した人。
久々に私も教えていただいたメナヘムとボザールトリオの美学について話しを聞くことができました。
IMG_6505.jpg
それにしてもシューベルトもベートーヴェンも本当に素晴らしい曲!
中味も長さの上でも大曲です。

そして、この長~いプログラムを深い集中力と熱心さで聴いて下さった観客の皆さまに心から感謝を!
なんというか。。。常に「音楽を分かち合っている」感が強くありました。


ところで。。。

どうやら東京は35度もあるみたいですね。
明後日にはそちらに向かいますが、
こんな焚火が嬉しい気候のところから酷暑の夏に舞い戻るって
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私は一体どうなるのだろうか。。。ちと心配。
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2010-09-02 Thu 22:56
Ostsee(バルト海)からの帰還
 「あれ?ここどこだっけ_」
今朝、目が覚めた瞬間に思ったこと。

動かないアタマでぼおーっと回りを見渡すと、ベルリンの自宅!
自分のベットの上でした。

 やれやれ。。。

9月に突入しましたね。
昨日Ostseeから帰りましたが、35度のローマ郊外から一気に15度のドイツ東海はやっぱり別世界でした。

覚悟はしていましたが、この温度差はなんなんでしょうねえ。
陸続きなのに。。。

覚悟して万全な荷造りをしていたものの、始めの2日間は小雨だったし本当に寒かった。
宿舎もセントラルヒーティングをつけて戴いたくらいです。

しかもコンサート会場は1229年に建てられた古~い教会だし、ピアノの調律が狂うのを避けなくては、ということで『NO暖房!!』

スーツケースに忍ばせておいた「まさかのホカロン」が役にたちました。
というか、無かったら凍えて弾けなかったと思います。

本番はドレスの上にセーターを、ドレスの下には密かにホカロンを貼って舞台へ。
しか~しシューベルトの熱演(?)ですっかり暑くなり「大公」ではセーターを脱ぎ捨てました。

ノースリーヴの薄いドレス姿に、コートを羽織った観客の皆さまから『おお~!!』というドヨメキが。。。

さてドイツの東海<Ostsee>とは実はバルト海のことなのですね。
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演奏したのはUsedomという半島のBenzという町でした。
ちょうど指先の場所です。ちなみに右側(東)はポーランド!
<会場の教会>IMG_651400.jpg
綺麗な天井でしょう?

星の絵はもちろん手書き。
よく見るとデザインが少しずつ違う。
同じ物が2つとないのです。IMG_651800-jpg.jpg
今回のトリオ仲間、ピアニストのイモ(自分で『日本語で僕の名前は芋』と言っていました)とマーク。
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この木彫りの聖人像もウン百年前の古ーいもの…
しかし先年1つ盗まれたそうです。

仏像泥棒は日本でもあるけれど、お寺や教会から盗むなんて信じられない!!
『来世はきっと蚊よ!』と怒ったらイモは『いや、台所の食器洗いタワシでしょ』ですって。

さて、質問です。
「こちらは海でしょうか?」
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(イモのガールフレンド、ピアニストのイディールと)
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その答えは明日にっ!!
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