秋もどんどん深まって気がつけば明日から10月!!
で、日本にいなかったのにも関わらず
ちゃっかり「半沢直樹」と「あまちゃん」の最終回はオンタイムで見られた旅烏のワタクシ
ちなみに「あまちゃん」はドイツでもぬかりなくオンデマンドで観ていました。
例の地震シーンでは心臓がバフバフ
北鉄にのっていたユイちゃんがトンネルをでて変わり果てた景色を目の当たりにするシーンでは涙が勝手にながれ止まらず…
タイミングわるく(?)帰宅したマークが驚いていました(笑)
そして、なんといっても鈴鹿ひろ美が本気で歌った「潮騒のメロディー」は最高でした。
薬師丸ひろ子さんの透明な声が懐かしかった。。。
お陰さまですっかり早起きの癖がつきました!
「あまちゃん」ダンケ☆
しかし…いま私の心(と耳)をいっぱいにしているのは「あまちゃんのテーマ」ではなく
闇を裂くような能管の音。。。
そう、金曜日にせまった「笛吹き王子」こと一噌幸弘さんのコンサートのため
各楽器の名人たちに囲まれてどぎまぎしているところです。
だって皆さんのインプロビゼーションがスゴい迫力なんですもの。
聴き惚れると自分のパートから落ちるので大変です(笑)
ゲスト出演なのにほとんど全部演奏するわ
テキは「奇才中の鬼才」だわ
嵐のなかでチェロを弾くようです〜

↑こちらは昨日のリハの図
でも皆さん素敵な方ばかりなので和気藹々な雰囲気です!
明日もリハ、それも6時間リハ…
インプロ(即興演奏)では爆発しないようにせねば☆
ちなみに10月4日の『一噌幸弘プロデュース「能楽堂へ行こう」第一夜「替ノしらせ」』コンサートは神楽坂の能楽堂で行われます。
まだチケットがあるそうですので金曜日の夜はぜひぜひ神楽坂へいらしてください〜
そして↓こちらは今年の「上越文化会館の贈り物」公演のようすです。

やっぱり日本海は迫力がありますね〜
この空と波しぶきが日本画みたい、大好き!
さて、もう3回目となる上越でのアウトリーチ公演
文化会館のS山さんとお仕事をさせていただくのも4度目
実はS山さんは見附のアルカディアホールの館長だった時に山本貴志さんとご一緒に呼んでくださり、それをきっかけに山本さんと共演を重ねることになったので、デュオの「生みの親」なのです。
いつも音楽への情熱に溢れるS山さんには感謝するばかりです。
今年の最初は「上雲寺小学校」140年の歴史がある素晴らしい学校でした。

こちらは全校生徒がいま86人ほど、先生方に暖かく見守られてのびのびすくすく育っています。
元気いっぱいで本当に可愛い!!

体育館は床の木の材質のためか、楽器と共鳴してまるでコンサートホールのような響きでした。
アメージンググレイスからバッハ、外国の歌に日本の歌…
子供たちにはただ演奏を聴くだけでなく
床から振動を体感してもらったり、2人ずつ楽器に触れてもらったり。
身体全体でチェロの音を受けとめてくれたように思います。
夜は大人の部で滝寺町内会のためのコンサート

横断幕がお出迎え〜
なんとここの会場には30年に1度開帳されるという秘仏、上杉謙信が戦の前に立ち寄って勝利を祈ったという毘沙門天さんが休んでいらっしゃいます(ちょっとドキドキしました)
そして近くにはさらに不動明王像も安置してあるとのこと…
コンサート前に町内会会長さんの楽しいお話を伺っていたら、直ぐに森の散策や山のなかの祠を訪れたくなってしまいました。
樹々のなかを歩いていると何か特別に清浄な空気になるところがあるそうなのです。
ああ、行きたい〜

長い間守り続けてらした歴史があるからなのか町内会の雰囲気は最高。
こういうところで弾く「BUNRAKU」もまた楽しい☆
皆さんのお言葉のはしばしから「日本の村」っていいなあと思いました。

町内会の方々と右端はI藤館長です。
ここも、またいつか御縁が巡ってくるといいなあ。
そして翌日はアウトリーチ第3公演目で山部小学校にうかがってきました。

今度は全校で50人弱。
ここもまた凄く素敵な学校でした。

初めての楽器、触ると手のひらが痺れるような振動を感じます。
実はぜっっっっったい(絶対)!!に人に触れさせないチェロ雄(自分の楽器ならケースを持ってもらうこともありません)なのですが、こういう機会は特別。
その場の空気やチャンスによって本当に「いま触って欲しいなあ」と思う時だけです。
子供たちのキラキラした瞳をみていると本当に安堵します。
この子たちはちゃんと大きくなってくれる。
この自然のなかで真っすぐに成長してくれる。
そんな喜びを感じながら「大きなのっぽの古時計」を弾きました。
チェロで弾くこの曲はじんわり染み込みます。歌詞がなくってもなかなか悪くない。。。
未来にむかって前進して欲しいと、チェロの音に願いをたくして演奏をおえました。

上越ではいろんな方にお土産に新米をいただきました。
「ウチで関わってるお米です」って誇らしげに下さるのが何とも嬉しい。
(もちろん、お米が日本酒に変身していても嬉しいですが)
やっぱり日本っていいな〜
とまたディスカバリージャパンな日々を送るチェロ弾き旅烏なのでした。
じゃ、明日は能楽堂(リハ)で日本を感じて来ます〜
いってまいりました北九州!
人生初めて北九州市でリサイタルさせていただいた、あっという間の1泊2日!
短かすぎました。。。
でも空港からホールについてまずはお昼御飯へGO!
マネージャーNちゃんのナビにより憧れの<九州ラーメン>にありつきました。

驚くほどチャーシューののったのがチャーシュー麺。
もちろん「とんこつ」
この紅生姜の存在が大きい〜
フランクフルトからの機内で日本のグルメ番組を見てからず〜っと楽しみにしていたのです。
ああ、美味しかった(涙)
トナカイさんのお肉も美味しかったけど やっぱり日本は美味だわ☆☆☆
と満足したところでゲネプロへ突入!

会場の「北九州市立戸畑市民会館大ホ−ル」がこれまたスゴく響きが良かった。
ピアノは素晴らしく美しい音色のベーゼンドルファー!
美奈子さんのピアニッシモが玉を転がすよう。。。

チェロ雄も喜んだらしく実によく鳴ってくれました。
先日の文化会館+YAMAHAのCFXでも改めて日本のホールとピアノのクオリティの高さに感動しましたが
ちょっと離れていると こういう日本の素晴らしさが身に染みます。
「身に染みた」といえば
今回の主催者「九州労音」皆さんにも温かいお心遣いをいただきました。

先日のMIN-ONの方々もそうでしたが、影のように、細やかに、こちらに気を遣わせないように
さりげなく「気遣う」
これは日本の方の専売特許かな〜
至れり尽くせり、気持ちよく演奏できるようにしてくださいました。
まさしく「お・も・て・な・し」

ーたくさんの方とお話しできるサイン会はありがたいー

聴いてくださった方の「生の声」をうかがえる貴重なチャンスです!
先日の録音でお世話になったエンジニアの井口さんがいらしてくださいました。

天才エンジニアは相変わらずポップな方です☆
前半は先日と同じ「暈しドレス」

おかげさまで評判がよく定番になりそう〜
今回の後半はこれ

「和」をイメージして私は祖母の帯でつくった衣装。
美奈子さんのイタリアを彷彿とさせる素敵なドレスも一緒だとしっくりとした「和」に変身!
今回は台風もこなかったし…こうして元気で演奏させていただけるのはほんとうに幸せ。
主催してくださった方々
聴きにいらしてくださった方々
一緒に舞台をつくってくださった方々
そしてマネージャーNちゃんに美奈子さん
皆さまに感謝をこめて「乾杯!!」

美味しいお店へのハナが利くワタクシ、良さげなお店「蒼庵」を発見。
九州のお魚にあわせて久々の日本酒で<小倉ナイト>を満喫しました。

遠くはなれて飲む秋田のお酒もまた甘し☆
「ひやおろし」

お刺身ってなんて美味なのでしょう。
「ああ 九州の海よ、ありがとう〜」

夜も更けていくなか「来年はどんな曲を弾く?!」と盛り上がるほろ酔いの私たち

この2人で弾くのは次回CDリリース記念のコンサートになるかな?
では ぜひー次回もお楽しみに!!ー
昨日は帰国後すぐのリサイタル…
まさかの台風18号に見舞われることになりました!
鎌倉からなので都内に宿泊することも考えましたが、帰国直後なのでやっぱり自宅で宿泊したほうが有難い。
そのようなわけで電車が止まることも予測して8時台に家をでましたが
玄関をあけた瞬間には突風に背中のチェロが吹き飛ばされそうに(笑)
東海道線はそうそうに上下線ともストップ。
たのみの綱の横須賀線は間引き運転&徐行運転でなんども止まりそうになりながらも頑張ってくれました。
えらいぞ!!
美奈子さんもYAMAHAの調律のS木さん、マネージャーNちゃんも早〜くから待機してくださって本当に安心しました。

でも…なによりも大変だったのはお客さまだったのです!!
よりにもよって皆さまが移動なさる時間帯が一番電車がとまっていたという最悪のタイミング。

本来は完売まであと数枚という状態でしたが、色んな警報や注意報がばんばん流れるなかで「果たして何人の方がいらしてくださるのかなあ」と楽屋でぼうっと考えていました。
正直もう5人くらいでも来てくださったら嬉しいなと思っていましたが
舞台にでたら驚くほどのお客さまが拍手でむかえてくださって…
それから一曲毎にたくさんのお客さまがはいってらして後半はさらにたくさんの方が…
もう本当にひたすら有難い思いで胸がいっぱいになりました。
ーお客さまは神さまですー
といいますが、これ本当!
こんなお天気のなかいらしてくださったお客さまが神々しく見えました。
でも同時にご遠方からで新幹線や在来線がとまって断念なさった方からもたくさんメッセージをいただきました。
楽しみにしてくださっていた方には本当に申し訳なく思っております!

なんとかいらっしゃれなかった方にもお返しというか恩返しというか、何かできないかしら。。。
とにかく悲喜こもごも(?!)帰国最初のコンサートは大変に心に残るものとなりました。
ありがとうございました!

前半は美奈子さんといっしょに「暈しドレス」:ヨーロッパで「墨絵」を思って購入したのですが、昨日初めて着てみたら美奈子さんが「お人形さんみた〜い♪」って。巨大なガリバー人形です(笑)

後半は「秋を先どり」ドレス?!
さっそくに『柿みたい』って言われました☆
まだ残暑が続くのでしょうか?
鎌倉ではまだ蝉たちががんばっていますよ〜
明日は美奈子さんと北九州の戸畑市民会館に行ってまいります!
続きまして
今朝は6:00起きでさきほどフランクフルト空港に到着。

(機内グッズもマリメッコで可愛いフィンエア)
ただいまラウンジにて東京行きのフライトを待っているところです。
帰国したら翌日は美奈子さんとリハ、翌々日はすでに文化会館のリサイタル、一日おいて北九州でのリサイタル…
今回はきっと時差ボケしないのでは。。。と思っています(笑)
あっそうでした。
おかげさまで東京文化会館でのリサイタルは完売寸前、残るチケットあと数枚だそうです。
ありがたや〜ありがたや〜
心から感謝もうしあげます!
当日は時差と温度差をふりきって演奏したいと思います。
さて…昔から1つ旅を終えると本の一章を閉じるような感覚が生まれます。
この夏もいろいろあったけれど、すでに8月初旬のころは一昔まえみたいな気がします。

(フィンランドの小さな駅はどこもこんな感じ↑ムーミン谷にありそうですね!)

(今回は半日だけ貴重なフリータイムがありました。ヘルシンキ街中にて…)
でお約束したラップランドについて。。。

行き先はキッティラという町です。
こうして地図でみると右下の赤線のヘルシンキより、左のアイスランドのほうが緯度が近い。。。
さらに北に進むと北極があります(笑)

しかもフィンランドの国内線ではよくあることですが、飛行機はキッティラの前にさらに北のイヴァロを経由しました。「バスじゃ有るまいし!」と思いますが、この国内経由便ってよくあるのです。
ちなみにM夫は学生時代に間違えて経由地の空港で降りてしまって、何百キロも離れた町で途方に暮れたことがあるそう〜もう泣いちゃいそうですね。
キッティラ空港から車でさらに1時間半ほどいったところにMUONIOという町(?)があります。

(コテージ風なホテルの部屋から見える景色)

今年はフィンランドにしては暑かったので紅葉がおくれています。
でも4日間の滞在中にどんどん秋色が深まっていくのがわかりました。
ラルフとヴィオラ奏者のスーザンとも合流〜

ついた日はリハーサル!
翌日は一日あけてハイキングへ〜
『これをしなかったらラップランドに来た意味がないっ!』と叫ぶ舅ラルフの言葉におされましたが、本当に行ってよかった。。。

時間や場所の軸がまったくわからない。
どこを見渡しても人がいない。自然だけ…
こんな不思議な景色にすっかり心を洗濯されました。
アタマの中がゼロになったような気がします。

車道にはトナカイさんがいっぱい歩いているし。
しかも逃げない。。。

こちら↓標識<トナカイ注意>と<ヘラジカ注意>の違いがかわいい。。。


コンサートはOlos Polar Centerでありました。

プログラムはモーツァルトのピアノ四重奏ト短調とドヴォルジャークのピアノ三重奏「ドゥムキー」

おおらかな自然に感謝しながらのびのびと演奏させていただきました。
ああ自然は大きい。人間はちっちゃい!
だから不自然なことをしないで、のびのびと精一杯生きていきたい。
そんなことを思いました。

そして…トナカイさんですが…もちろん食しました。
ゴメンナサイ、美味しかった!!!
なんと9通りの料理を味わいました。
それについては、また〜
そろそろゲートに向かいますか☆
次回は日本から!
例年とくらべると今年は短いフィンランド滞在ですが
南から北まで堪能した濃い日々となりました!

(スーパーで売られるクランベリー、すぐそこの森でも生えています)
ただいまはラップランドにおります。
そう、北極圏を越えているのです〜
昨晩ここでのコンサートも無事に終えて
パッキングも済んで、もう少したったらキッティラ空港に向かってヘルシンキへ飛びます。
今晩は空港に隣接したホテルに宿泊して明日は一番で日本へGO!
またしても時間の流れが加速しているのを感じます。
さてさて、まずは最初のコンサートの御報告をせねば!
最初に演奏したのは南フィンランド=南スオミ州のカンタ−ハメ県にあるJanakkala(ヤナッカラ)です。
ヘルシンキから車で2時間弱のところにある小さな街ですが、
ここに10年ほど前からフィンランドの音楽祭で共演しているソプラノ歌手のピア・フロイント (Pia Freund)が住んでおり、今回は彼女が音楽監督をつとめるシリーズに呼んでいただきました。
先ずは近くの小学校にてのアウトリーチコンサートのようす

ムーミンの登場人物みたいな子供たち〜
マリメッコっぽい服の子もいます。

こちらの坊やはピアニストのアンナ・ラークソちゃんの9歳の御子息で今回はボーイソプラノとして一曲特別参加〜じつはフィンランドの映画スターであります。
終わったあとに音楽好きの校長先生が「ぜひ給食を食べていってください!」と。
日本のアウトリーチと同じですね♪

給食のサーモンスープが流石フィンランド〜
嬉しく食するマークとピア♪
メインのコンサートがあったのはこちらの石の教会Janakkalan kirkkoです。

アンナちゃんと今回弾くことになったチェロ雄と同じ年生まれのドイツ製チェロくんと。




公演は前半がシベリウス研究所少年少女合唱団の参加もあって子供向きのプログラム
休憩をはさんで後半は大人向けプログラムという
2部に分かれたかなり長〜いコンサートでした。
フィンランドの歌(子供たち&ピアノ&ヴァイオリン&チェロ)
リドゥー:雄牛のフェルディナンド(ヴァイオリン&朗読)
プーランク&ドビュッシー:歌曲(ソプラノ&ピアノ)
サンサーンス:白鳥(チェロ&ピアノ)
ショーソン:終わりなき歌(ソプラノ&ピアノ三重奏編曲版)
グリエール:ヴァイオリンとチェロのための二重奏
黛 敏郎:BUNRAKU (チェロソロ)
日本の歌(ヴァイオリン&チェロ)ほか
Anna Laakso, piano Yuko Miyagawa, sello Mark Gothóni, viulu Pia Freund, sopraano Sibelius-opiston lapsi-, poika- ja nuorisokuoro, johtaa Taina-Maaria Rautasuo

透明な歌声でみんなの心を鷲掴みにしたOLAVI君と、しゃべっているように生き生きとピアノを弾くママのアンナちゃん!
このオラヴィくん。ちょうど数日前に彼主演の映画が封切りになって(監督はペーテル・フランツェーンPeter Franzén、共演相手はミッションインポッシブル4でトムクルーズの敵を演じたサムリ・エデルマン、フィンランドではいま旬の俳優!)レッドカーペットを歩いてきたばかりだそうですが、いま住んでいるのがチェロ奏者のパパの所属するオーケストラのために北フィンランドのロヴァニエミだというためか、ママが厳しく(普通に)育てているおかげなのか、のびのびとした(普通の)自然体な子でした。
女の子たちにサインを求められる彼を横目に「勘違いしたヘンな子にならないようにしなくっちゃ!」と呟くアンナ、日本の子役スターのママのイメージと違うなあと思ったしだいです(笑)

(なんとラップランドに着いたら滞在するホテルにもポスターが!)

左から私、マーク、ピア、アンナ、合唱指揮のタイナマリアと。
気の合う仲間たちと嬉しく音楽を味わった楽しい2日間でした!
ところで海外でチラシに載る私の名前ですが…
色んな国でMIJAGAWAとかMIYAGAVとかMYAGAWAとかいう謎なものに変わっています。
「YUKO」のほうもとくにフィンランドではかなりな割合で「YOKO」と記され…ユーコの市民権はないに等しい。
ヨーコ・オノ、恐るべし!!!
それから実はピアがここに呼んでくださったとき「なんでフィンランドを代表するようなソプラノ歌手が首都ヘルシンキに住んでないのかな?!」なんて思っていたのですが、御自宅にうかがって納得でした。

素敵なお家〜裏側には素晴らしいお庭があって
スタジオは森に直結したパノラマがひろがっているし、向こう側は湖…
確かにこんな環境は都市にはなかなかありませんね〜
このコンサートの翌日はマークの幼馴染みであるピアニストのオリ・ムストネンを訪ねたのですが、そういえば彼らもずっとここの近くの森の中に住んでいるのでした。
こちらはお庭に馬小屋もある古い洋館ですが、こっち側は森であっち側は湖というやはり素晴らしい環境…
相変わらずやっぱり見渡す限り人の気配もありません。
『この夏は演奏を控えて作曲にいそしんでいる』と語っていたオリ、ただいま第2交響曲を手がけているそうで、リクエストしたらいつかヴァイオリンとチェロの二重奏も書くねと約束してくれました(笑)
オリの坊やもすくすく育って3歳半になっていました。
やっぱりこういう環境に育つと「静寂」を慈しむ大人になるのかな?

そして次回はラップランド編です!
昨日フィンランドに着きました。
夏に来ることができなかったのでなんと1年ぶり〜

さっそく森のなかを散歩してきました!

そして夕食は夢にまでみた義理の母(姑)アリアのフィンランドのサーモン〜

サーモンの身を塩やディル、少々の黒糖などをまぶして一晩寝かせた、言わば「仕事がしてある」お刺身ですね。

今朝の食事↓はお米のパイに卵バターをのせて。。。

そして明日はさっそくコンサート〜
今からリハーサルに行ってまいります。
そうそう下記に↓フィンランド公演の詳細を貼っておきますね。
ちょっと遠いけれど…(笑)
【フィンランド公演情報】
☆南フィンランド公演
9月6日18:00〜子供のためのプレコンサート
19:45〜本公演
出 演:
Anna Laakso, ピアノ Yuko Miyagawa, チェロ Mark Gothóni, ヴァイオリン Pia Freund, ソプラノ ほか
曲 目:
ショーソン:終わりなき歌
グリエール:ヴァイオリンとチェロのための二重奏
サンサーンス:白鳥
黛 敏郎:BUNRAKU ほか
場 所:
Pyhän Laurin kirkossa (聖ローレンス教会)
☆北フィンランド(ラップランド)公演
9月11日19:00〜
出 演:
Ralf Gothóni, ピアノ Suzan Saber Elbeshly, ヴィオラ Mark Gothóni, ヴァイオリン Yuko Miyagawa, チェロ
曲 目:
モーツァルト:ピアノ四重奏ト短調
ドヴォルジャーク:ピアノ三重奏「ドゥムキー」
場 所:
Olos Polar Center
ドイツのワインのお話。。。せっかく書きかけてたのにアップ間にあわなかった(涙)
また次回コンサートの御報告といっしょに。。。(もしくは後に?!)
とりあえず、行ってまいります!
あっっっっ!
ひさびさの『BLOGアーップ!』と更新クリックしたとたんに文章がきえました。。。(泣)
こんな初歩ミスが。。。自動保存機能はどこに?!
ーというわけで気を取り直してもういちどー

BAD SOBERNHEIM講習会での濃〜い16日間を終えて
可愛い生徒たち、スイスから姪を迎えにきた姉家族とも別れを告げて
ただいま久々のベルリン「我が家ライフ」を満喫しております。

満喫といってもただ自分デザインの自慢のキッチン(笑)での新レシピ挑戦や
朝食のカプチーノ↓(自宅コーヒー関係はM夫が責任者)

毎朝、自分のベットで目覚めるというごくごく単純なことが幸福に感じられる日々です。

↑ー自宅カクテルは濃くなりがちで危険ー
その昔に曾祖父が洋行に持っていった(もちろん船旅)カクテルグッズ
「これを使ってひさびさに使ってカイペリーニャ♪」とはりきったら銀製のシェーカーは思いっきり錆びていて「じぇじぇっ!」

これも磨かねば〜なにごともメンテナンスが必要ですね(笑)
なにせ4月中旬いらいの我が家(先日も一泊だけだったし)
楽譜棚の整理(M夫コーナーはキチンとなってる)からストック物の買足し
今回の旅で壊れたスーツケースを買いなおしたり(普通は修繕に修繕を重ねて品物を長〜く使うのがドイツ式ですが、今回はTITANの旧モデルなので特殊タイヤの替えがないそうな)
またお役所に書類の提出などなど、家の内外でやることいっぱい〜
親友夫婦の赤ちゃんのお祝いにいったり、もう1カップルの結婚祝いを見繕ったり
楽しくないこと(笑)では家の管理事務所との会議出席というのもあったっけ。
12月に引っ越しした新居ですが、まだ庭は職人さんの都合で手つかず
玄関のライトやミラーも仮のまま
たくさんある絵たちも今年中に壁にかかるかなあという感じ…まあ、気長にいきます。

優先順でやることをやって秋のプログラムも練習せねば〜
そうして気がつけば今日から9月!
今年も残すところ3分の1〜
ちょっと焦りながら朝から家のあちこちのカレンダーをめくっています。

(珍しくすぐに居場所をみつけた友人作の絵と日本でいただいたミー&スナフキンの時計と湿度計)
今月中旬からは日本〜
その前に4日からフィンランド、ヘルシンキ近郊でも歌と室内楽のコンサートがありますが
なんといっても楽しみなのは初のラップランド!
コンサートも楽しみですが、オーロラが見られるかもということで今からわくわく…
あちらはすでに秋が深まっていることでしょう。
それでは、忘れないうちにBAD SOBERNHEIMの写真を〜
先日、生徒たちが「バッハ」を弾かせていただいたプロテスタントの教会

教会の方に個人的にお願いしたので、観客は私たちだけ。
「神さまの家」に響くバッハ…
作曲者のメッセージが伝わってくる気がします。

今回のマークのクラスには台湾人、韓国人、日本人の子たちがいました。
音楽という共通語をとおせば、国籍を越えてすぐに仲間になれるのです。
(さりげなく若者にまじって一番左は私(笑))
これが私も音楽に関わって本当に幸せだと実感する、たくさんの瞬間のうちのひとつです。

ーヴァイオリンのM子ちゃんとチェロを弾く姪のラファエラー
彼らも英語と日本語とお互いカタコトのドイツ語でアンサンブルもばっちり!
講習会最終日前日にはクラスの受講生全員が弾いて聴き合うコンサートをしました。
3時間もヴァイオリンばかり聴くのも講習会ならでは〜
同じ曲でも人によって解釈が違うので受けるイメージが変わるのが実に面白いのです。

ここには全員写っていませんが
クラス19人中、男の子はブラジル、スコットランド、日本、韓国人の5人のみ。
華やかな女性軍のなかで男の子たちも奮闘していました。
がんばれ、男の子!!

(日本人のKくんは野外練習派:奏でるヴァイオリンで公園を行き交う人を微笑ませていました☆)
いまマークのベルリン芸大のクラスはドイツ、フランス、スペイン、オランダ、デンマーク、ポーランド、韓国、日本の国籍を持つ生徒たちが在籍しますが、ここの講習会でも欧米人の生徒とアジア人の生徒がお互いに「ないもの」に気付いて、良い刺激となって切磋琢磨できていると感じました。
若者にはグローバルな視野をもって、どんどん自分の世界を拡げて欲しいものです。
音楽という共通の言語をもって。。。

さてさて、次の記事はドイツワインについて〜
該当の記事は見つかりませんでした。