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水谷川優子のチェロ弾き旅烏日記

ベルリン我が家ライフ〜海を渡った漆器たち

ベルリンについて4日目〜
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ただいま東京よりちょっとだけ秋が深まっております。
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この3晩はかつてないほど熟睡しました。
時差も感じず(!)毎日8時間続けて眠れるのは秋だから?!
眠りが嬉しすぎて、このまま冬眠しないように気をつけようっと。

さて今日からヨーロッパは冬時間であります。

誰もがいいますが、
夏から冬になるときは1時間長く寝られて1時間得した気分に
冬から夏は損した気分になります(笑)
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(怪しいボトルはダノンの飲むヨーグルト)

その昔、留学生時代に初めて夏時間を体験したときは
オーケストラのリハに遅れて事務局から電話がきたっけ。

しかも「ウチの時計は全部9時です。遅れてませんっ!!」って逆切れ(?)して笑われものです。
忘れられない「お恥ずかしい思い出」の1つです。。。

さて明日から一週間はマークのお供で旅がはじまります。

なのでこの数日間はたまには妻らしいことをせねば(?)と
夏以来、中断していた「ちまちました家のこと」をしたり楽譜の整理をしながら
ひさびさの我が家でゆっくりゆっくり過ごしました。
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(こちらは↑M夫と2人のためのクイック晩ご飯)
友人がふらりと御飯にきてくれるのも嬉しいものです。

今回は日本から漆器を持ってかえってきました。
こちらは母の母方と父方、それぞれの曾祖父母が持っていたもの
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日本の漆器が最初に西洋に渡ったのは戦国時代に布教にきた宣教師たちが持ち帰ったからですって。
なるほど〜

そういえばヨーロッパでは漆器をジャパンと名付けているのを耳にします。
英語では「Japanese lacquer」だし
ドイツ語では「Japanlack ヤーパンラック(日本の塗り)」というものね。

塗りの起源を遡ると、日本では縄文漆器というものがあるのですね。
知らなかった(汗)

そんなこんなですが、漆器は乾燥が敵なので気をつけようと思います。
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こちら鎌倉彫が趣味だった曾祖父が彫ったもの。

小さい箱はマッチのカバーなのです。
毎晩、食卓でキャンドルを点火するので実用的〜
大きい箱は煙草入れだったそうです。
ノンスモーカーだから我が家ではなにをいれようかなあ。
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日本から空飛んで連れてきたものたちが
フィンランドから船便でやってきたM夫の祖父の机の上に鎮座しています。

こんな風に色んな時代や文化が混じりあって
我が家は少しずつ居心地が良くなるようです。

家もヒトと同じように生きている、面白いものです☆

クラシックライブ~愛と平和のチャリティコンサート2013/ベルリンへ!

iPhoneでブログ初投稿~
果たしてうまくいくのかな?

そんな私はただいま成田空港におります。

今日から3週間ドイツです。

さてさて一昨日と昨日は和歌山1泊2日の旅、ピアノの小柳美奈子さんとヴァイオリンの礒絵里子さんの御馴染みのメンバーでした。
この「かしましトリオ( ̄+ー ̄)」が生まれたのは今から4年前のこと、明治安田生命主催の「三枝成彰クラシックライブ~愛と平和のチャリティコンサート」です。

以来、このシリーズでは年に1回あちこちで弾かせていただいています。

前半は和風テイストに統一(写真提供 by絵里 ありがとう~)
ドレスだけでなく演奏もおしゃべりも気の合うメンバーであります☆

初回の青森公演の打ち上げでは三枝先生のペースに巻き込まれ(?)田酒の恐ろしさを思い知ったっけ。

コンサート翌日は生まれて初めて空港でお土産が買えないほどの二日酔いを体験したものです。。。

一昨日の会場は和歌山市民会館 大ホール

大好きな南紀!すでに行きの特急くろしお からテンションが高まります。
車内販売ワゴンも充実
うつぼ…?

ゲネプロ終了すると和歌山支店長K地氏からプレゼントが!

なんでしょう?


和歌山といえばパンダと梅?!

外食続きで野菜が恋しく、早速いただいてしまいました。

食べかけ…美しくない写真をごめんなさい。
でもご覧ください、この大きさ。
円やかで実に美味でした。

梅干パワーで熱い演奏ができました!

左から絵里ちゃん、三枝先生、私、支店長K地氏に美奈子さん

先生のトークは相変わらず「トリヴィアの泉」状態で面白い。

笑い話を盛り込みながらお客さまをひきこんでいらっしゃいました。

コンサート後には明治安田生命の各地支店の方々と美味しいご飯で打ち上げ~

そこで色々とお話できるのが楽しいのです。

会社と和歌山国体のシンボルがドッキングしたバッジを見せてくださるK地支店長と、オリジナルとの違いを見せてくださる東京勤務のS木さん~

毎度のことながら、この会社の方々がボランティアやチャリティ活動に非常に積極的で驚きます。

あと転勤した先への地元愛!!

会社にお勤めする方の「生態(?!)」を知ることがあまり無い私にとっては、いつも目からウロコ、なことばかり。

日本はこんなサラリーマンの方々に支えられてるんだなあ、と熱い気持ちになります!

よし、私もがんばる(=´∀`)人(´∀`=)
と思ったところで二次会に和歌山ラーメンを食べに行った私たち…

これがシメにラーメンという噂のアレですか!!

とうとう私も夜中のラーメンデビュー!

まあ、ドイツにないし、良いとしますか( ̄ー ̄)

では、行ってまいります~

スーパー・チェロ・アンサンブル・トウキョウ@相模湖交流センター2013

昨日は『スーパー・チェロ・アンサンブル・トウキョウ』
略してスパチェロの公演でした。
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(相模湖駅前にてポスター発見☆)

昨年に続いて相模湖交流センターのホールで弾かせていただきましたが、やっぱり大変に良い響き!!
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(うちの「チェロ雄くん」は左から3番目、赤いハンドタオルの置いてある椅子の前です)

チェロを弾くのに必要な空間を12人分とると端と端などは本当に「対岸」というくらい離れてしまいます。
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それでいて12本のチェロのアンサンブルは弦楽四重奏ぐらい密でなければならなくて…
ホールによっては真ん中と端の聴こえ方の時差が凄かったりして、結構恐ろしいこともあるのです。

でも今回はリハ2、3日目をコンサート会場でできたこともあって、
みんなが自然な形で音楽が奏でられたように感じました。
相模湖交流ホールの方々に心から感謝を!!

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(カラフルなチェロケースたちは圧巻!!チェロ雄の寝床は一番左のまっ白ケース)
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(あとの4人は客席に置いていましたが3人は黒とか紺の渋い色〜偶然それとも性格?!ゼブラのケースはキャプテン・丸山さんのシンボルです)

「前乗り」なので前夜祭として打ち上げを先にさせていただきました(笑)
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色んな曲とか古今のチェリストなどなど音楽の話題は尽きません。
ーやっぱりチェリストはチェロが好き!ー
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そして美味しいものも大好き♡
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ネコ好き、犬好きも多い☆(お店の白ネコさん)
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本番前のお昼のお弁当はなんと「ちらし寿司」!!
回りはみんなで食べるお菓子の数々

楽屋での時間も楽しかった女子たち
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(左から今井香織さん、高橋泉さん、三森未來子さん、高橋麻理子さん、アテクシ、灘尾彩さん)
カザルスの名曲2曲、そしてヴィラロボス:ブラジル風バッハ第1番と続いた前半のドレスは華やかに〜

アディオス・ノニーノ、アブリヴィオン、リベルタンゴと3部作続いたピアソラと
70年代のスターだったヘルムート・エーダー(オーストりア人作曲家、私の母校モーツァルテウム音楽院の教授でした)を弾いた後半は『カッコ良く黒で!』というおふれが…
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(男性だけ左から丸山泰雄さん、植木昭雄さん、玉川克さん、海野幹雄さん、朝吹元さん、室野良史さん)
「弓で指すのはなあに?」

で、『カッコ良く黒で!』を着たら
「なんで真っクロなの?!みんな地味だよ〜次回は黒地に模様にしようよ!」と丸山さん…
みんな「そんなの持ってないよ〜」ですって(笑)

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和気藹々とリハーサルに励んだ私たち、本番も思いっきり弾かせていただきました。

降りしきる雨のなか(丸山さんは雨男で雨率高し〜去年もここで雨が!)いらしてくださり
暖かい拍手をくださったお客さま、そしてホールの皆さま方、どうも有難うございました!!

やっぱりアンサンブルはいいなあ。
明日も和歌山でデュオ〜ピアノトリオ、楽しんできます。

世にも「お恥ずかしい」お話…

大型で強い台風26号が日本各地で猛威をふるったようですが
皆さまご無事でいらっしゃいますか?
伊豆大島で行方不明の方々がご無事で、一刻も早く救助されることを祈っております。


私はといえば今朝は未明に吹き荒れる風と叩きつける雨音で目を覚ましました。
すると間髪入れずにネロオが「オナカスイタ」と騒いで、ただいま寝不足のトホホ状態〜

昨日は楽器屋さん、会食、リハーサル、そして前から約束していた食事、
と一日中なんだか空の機嫌を伺いながらすごしていました。

嵐のなかで果敢にも行った銀座のお薦めビストロ「ヌガ/Le Nougat 」

昨日のヒットは「クスクス・ロワイヤル」
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仔羊とオクラなど野菜の煮込みとクスクスは最高の組み合わせ。
そこにアリッサ(チュニジアでうまれた唐辛子ペースト)をつけると世界が無尽にひろがります。

ちなみにワインは
シャトーヌフ・デュ・パプ、ドメーヌ・ボワ・ド・ブルサン2009
(Châteauneuf-du-Pape, Bois de Boursan)
フランス語の名前が苦手(!)私だけど、これは大丈夫。
これからのためにスペルと味も覚えておこうっと。

味と会話に酔っていい気持ちでお店を出たら物凄い強風
大雨ではないのに風のためにシャワーを浴びた状態に…

自分はレインシューズ、レインコートに長い傘の重装備ですが
一番守りたいのはもちろんチェロ!
ハードケースは中に雨が染みたりしない構造なのですが、やっぱり湿気は天敵です。

さてさて…

今日はちょっとこの場を拝借してお詫びしなければいかないことが…
本当に世にもお恥ずかしいお話なのですが、、、

前々回のブログ

 古い木がチェロ雄と共鳴するためか、
 弾いていてなんと気持ちの良いことか…
 
 聞くところによると、
 なんと舞台の下には大きな亀が(もちろん瀬戸物?!)埋められており、
 それに反響するんだそうな〜

とかなんとか書いたのですが、
これがなんと「カメ違い」だそう!!!
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(写真は一噌さんのファミリーの一員:赤亀くんです。小さくて可愛い)

しかもご指摘くださったのが尺八プリンス道山さん!!
『ところで 能楽堂の舞台の下にあるのは、亀ではなく瓶ですよ。』
ですって。

なんとも赤面するお話です。。。

ブログを読んで「亀」が変換ミスだと思ってくださった方もあるようですが、
残念ながら本当に舞台の下に亀がいるんだと信じていました

これ、絶対に亀好きの一噌さんのせいで思い込んだのだと思います(?!)
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(一噌家の黒い亀くんたち/イイ感じに黒光りしており文鎮かと思ってしまった)

あ〜あ、恥ずかしい。

でも気を取りなおして練習せねば。
今日は打ち合わせ、明日からスーパーチェロのリハーサルが始まります。

コンサートは20日の日曜日!
きっと台風もしばらくは来ないだろうし、秋の相模湖はステキですよ〜

スーパー・チェロ・アンサンブル・トウキョウin 相模湖
~12人の凄腕チェリスト達~
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日 時:2013年10月20日 15:00〜
料 金:全席指定4000円 
場 所:相模湖交流センター多目的ホール
問合せ:神奈川県立相模湖交流センター tel:042-682- 6121

約54.5センチの楽器ってなあに?!

約54.5センチの楽器…それは「尺八」

「名称は、標準の管長が一尺八寸(約54.5cm)であることに由来する」とWikiにありました。

 ふむふむ

なぜここに尺八がでてくるかといえば今日は11月30日の築地本願寺コンサートの打ち合わせだったから〜

はい「プリンス尺八」藤原道山さん
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ちなみに先日ご一緒した「笛吹き王子」一噌さんと藤原さんは昔から何度も共演なさっている仲。
同じ笛同士ですが、こちらは横文字の「プリンス」がお似合い(?!)

それにしても邦楽の方は王子系が多い気がします。
物腰が柔らかいというか、なにか「ゆかしい」


では、これはなあんだ?
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道山さんが10代よりご愛用の尺八の先端です。
この太くなっているのは竹が地面に植わっていた部分だからですって。

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1本の竹が楽器に生まれ変わったと思うと感慨深い。
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しかし、実はこの楽器は2つに分かれるのでした!

ちょうど道山さんが使ってらした印伝のペンケースが臙脂(えんじ)と紫の中間のような微妙な色合で
「革って使う人が煮染めて風合いを作るのですよね〜」
なんて言ってたのですが、この尺八も同じかも。

ずっと愛奏されることで、この竹の色のように音色も奏者と共に成長していったのでしょうね。
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そんな道山さんの尺八の音は自由自在!
その音をイメージして11月30日のプログラムの詳細を決めてきました。

その日はマークも来日してのコラボ
コンサートの目玉は尺八、ヴァイオリン、チェロで紡ぐあの作曲家やこの作曲家…

当日までのヒミツです(笑)

皆さまが目からウロコ体験していただけるように工夫します。
「音宴」〜築地本願寺で晩秋を奏でる〜公演どうぞお楽しみに〜

こちら↓夏前の築地本願寺
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なんだかこのネコも優雅だなあ。

「能楽堂へ行こう」コンサート/木と気のコラボレーション

昨晩は神楽坂にある素敵な「矢来能楽堂」にてコンサート

能管奏者の一噌幸弘さんがプロデュースなさった「能楽堂へ行こう」〜替ノしらせ〜
第一夜公演へのゲスト出演です。

で、前回も書きましたが、ほとんど全曲弾かせていただく「ゲスト」(笑)
たっぷり「一噌ワールド」に浸かったので、一夜明けてもまだ曲がアタマのなかで鳴っています。
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こちらの能楽堂は本当にうっとりするような凄い響き!

古い木がチェロ雄と共鳴するためか、弾いていてなんと気持ちの良いことか…
聞くところによると、なんと舞台の下には大きな亀が(もちろん瀬戸物?!)埋められており、それに反響するんだそうな〜

きっと亀さんは舞台の守り神なのですね。
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さて当日は急遽「笛吹き王子」から『舞台には「音取り」で橋掛かりから登場してクダサイネ』と指示された私…
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(舞台横から見るとこんな感じ)
お能の「運ぶ」なんて言葉がアタマをよぎり、チェロを抱えて「すり足」で出なきゃなんて焦ってしまいました。

でも、それはそれ、笛と鼓の音に誘われ、趣のある能舞台の空気を吸ったら、あとはベルトコンベアにのったようで気がついたらコレルリ「ラ・フィリア」の演奏がはじまっていました。

一噌さんの能管が素晴らしいのは当然だとして、彼がリコーダーで演奏なさるバロックも捨て難い魅力があります。
テレマンのトリオソナタも弾いたのですが、特にこのラ・フォリアでの高音のリコーダーの澄んだ音は実に素朴で愛らしく、美しかった。

そして世界は一噌さんオリジナルへ突入。。。
そこからは、もう、一体どうなることかと思うほど(笑)白熱した舞台になりました。

またお客さまのリスポンスも良くて、大盛り上がりでアドリブが続きに続いたものの、なんとか大団円〜
最後は「乱拍子〜急ノ舞」能管と鼓でピリッと締まります。

アンコールの一噌さんオリジナル曲「よしのぼり」はしみじみ弾かせていただきました。
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左から「必殺超絶技巧ヴァイオリン弾き」壷井 彰久さん、私、「鬼才・奇才の笛吹き王子」一噌 幸弘さん、「いつもニコニコ温厚で、鼓をうつと時空を超える」望月 太喜之丞さん、「楽器の観念をくつがえす自由自在のタブラ奏者」吉見 征樹さん

素晴らしい名人の方々とご一緒できて本当に幸せな一晩でした。
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で、皆さんの足下に注意〜
そう、能楽堂の舞台に上がるひとは如何なる方でも足下は足袋です!

この2月にフランス人の友人を連れていった四ッ谷の足袋屋さんで手に入れた「足型にあった足袋」…
目出度くこの日デビューと相成りました。

というわけで素晴らしい能楽堂、素晴らしい共演者、そして足袋で気が引き締まって、アドリブ(即興演奏)のスリルに満ちながらも(笑)楽しいコンサートとなりました。

来年7月は一噌さんプロデュースで国立能楽堂の舞台にのせていただきます。
色んな奏者の方と共演=コラボレーション、お客さまともコラボレーション、チェロ雄も色んな空間(響き)とコラボレーション…

「一期一会」生の舞台の醍醐味ですね。
お楽しみに!!

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