旅するチェリスト水谷川(みやがわ)優子のブログ

2014-02-28 Fri 10:57
土佐満喫/エルガー:80回目の命日にチェロ協奏曲を捧げる~
またまたご無沙汰してしまいました。。。

なんだか連日リハーサルにインタビューに原稿書きに…で例によって寝不足の毎日。
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(親友ヴァイオリニストの瀬川祥子さんと対談インタビュー、4/24「Trio SolLa(ソラ)」朝日浜離宮ホールよろしく☆)

今日はインタビュー2誌、同じことを話したくない(自分に飽きる)のでアタマを整理しておかなきゃ。

こんな感じで明後日に鈴木大介さんとのコンサートを終えたら翌朝には日本を発つので、それまでは怒濤モード。
パッキングもまだぜんぜんだから「働き者の小人さん募集中!!」という感じ。

宿題といえばいま「譜読み」と「おさらい」する曲にも追いかけられて、とうとう昨日はコンサートでヴァイオリンを弾けといわれる夢までみてしまった(笑)

でも何故か元気です!


さて先週末に行ってまいりました四国は高知〜

さすがは南国土佐、一足お先の春でポカポカでした。

(柚子ソフトクリーム@桂浜の図)
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(チェロ雄も日向ぼっこ)

コンサートの2月23日はエルガーのご命日!
今年は没後80年ということでそのような日に大好きなチェロ協奏曲を弾かせていただいて本当に本当に幸せでした。
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(澤和樹先生と)
素晴らしいヴァイオリニストである先生とは長年アンサンブルをご一緒させていただいていますが、先生の指揮でコンチェルトを弾かせていただくのもすでにハイドンD、サンサーンスと続いて3曲目。

イギリスと御縁が深い澤先生がエルガーの真髄を音で教えてくださった気がします。
協奏曲だけどオーケストラと「対話」しながら弾いている感覚が強く、一秒一秒に喜びを噛みしめながら音を奏でました。

それから今回は10代で憧れたデュプレの演奏するエルガーの呪縛からやっと完全に開放された気がします。

年を重ねていくって、どんどん色んなものから放たれて自由になるってことじゃないかな?
次回は何年後にこの曲を演奏できるかわからないけれど、もっともっと楽譜に託されたものを読みとる力がついて、もっともっと身体も精神も自由になってチェロと音楽を紡ぎたい、そう思っています。

目指せ「素敵な80代」です(笑)
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そして四国フィルハーモニー管弦楽団、深く暖かい音でした。
後半のチャイコフスキーのシンフォニー第5番も凄かった!

シンプルにいうと皆さんの音楽への「愛」が音となって空間に放出されている感覚です。
それに包まれるのはなんとも幸せでした。
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左から四国フィルのI藤さん、澤先生、今回お話をくださったN山さん、私。
ちなみにN山さんは映画『桐島、部活やめるってよ』に吹奏楽部の先生として出演なさった本物の「先生」です☆

生まれて初めてのコンサート前打ち上げ。。。その名も「前夜祭」
高知ですから、そりゃあもう、飲んで食べて、、、
私は体調のこともあって自重しましたが、それでも翌朝のゲネプロは辛うございました(笑)
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(土佐巻は美味だのう)
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団長は打楽器奏者のK林さん↑↓
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チャイコでも素晴らしいティンパニーを轟かせてくださいました。
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四国フィル、現役大学生19歳から7◯歳まで、色んな世代の方が和気あいあいとしている雰囲気が最高です。
むかって私の左側にいらっしゃるのがコンサートミストレスのS訪さん、これがまた素敵なヴァイオリニスト☆

澤先生そして四国フィルの皆さま、ご一緒できて最高でした。
ありがとうございました!

追伸:拍手に熱を感じるような素晴らしい聴衆の皆さまにも感謝を申しあげます。

翌日は東京や大阪から聴きにいらしてくださったメンバーと半日のびのびと遊びました。
人生発の高知城、日本のお城はいいのう〜IMG_1776.jpg
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ここに住みたい〜「天守閣」
一豊くんはここからの眺めをみながら何を思ったかな。
見性院さまもここに登られたことがあるのだろうか?
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昼寝厳禁、、、これ読んだら逆に「なるほど」って昼寝したくなりますよ〜
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ここはチェロ持っては登らないほうが、という忠告にしたがって本当に良かった(汗)
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そ〜し〜て〜四国といえば「この方!」
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こっちこっち、坂本龍馬さま〜
本物は足長かったのよね?
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新種「セトカ」さすがの美味しさ!

そしてもちろん海の幸
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鰹もさることながら、「みやがわ のりこ」と呼ばれるくらい海苔好きな私としては四万十川の海苔が最高に気にいりました!

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いやあ日本はいいなあ〜

四国大好き、土佐の地にもまた帰ってきたいと思います!
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2014-02-22 Sat 00:59
魂の金メダル:浅田真央ちゃん/仙台訪問コンサート
今日(もう昨日だ!)は一日なんだか腫れぼったい目をしておりました。

はい、皆さまと同じく浅田真央さんのフリーの演技のおかげです。


知人が「彼女に魂の金メダルを」と言っていたので、ちゃっかりタイトルに借用(笑)
本当に心揺さぶられました。
前の日のことがあってもなくても、素晴らしい演技でした。

好きなこととはいえ幼い頃から並々ならぬ努力と、そして人にはわからない様々な苦労…
そんなものが魂を磨くのかもしれません。

日本人選手たちも、海外の選手もそれぞれのドラマがありました。
そしてキム・ヨナ選手、過去の金メダルという想像を絶するプレッシャーを背負っているはずなのに、本当に立派な演技でした。

男子も女子も、素晴らしかった!(プルシェンコ大好き♡)


さてブログずいぶんご無沙汰してしまいました。

実は大介さんとのリハ翌日に日帰りで仙台にいって少年や少女の矯正施設(少年院)にて訪問コンサート
そこまでは良かったのですが「雪がたいへんそう!」と急いで東京にもどったら…
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なんと家の近くはこんな状態になってました↑
真ん中は倒れた木。。。

東京駅から自宅まで5時間以上(泣)
それどころか電車もどんどん止まって吹雪のなかでタクシー待ち2時間近く、、、

翌日は鎌倉はバスもタクシーも運休で家から出られず。
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(母の手につかまりたいネロオ)
仙台仕様で防寒していたので風邪はひかなかったものの
尋常でない冷えのため未だに不調〜(泣)

しかし!明日から南国の四国・高知へいってまいります。
エルガーの協奏曲を四国フィルハーモニー管弦楽団の皆さまと弾かせていただくのです!
指揮は澤和樹先生〜

あっちはちょっと温かいかな〜


こちらはもう10数年押し掛けで訪問演奏にうかがっている仙台の少年院です。
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女の子、男の子もそれぞれ院生の手作りポスターやデコレーションで歓待してくださいます。
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ピアノは中川朋子嬢、こちらでの演奏はもうずっと付き合ってくれています。
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(院長とポスターの前で)
ここではいつも子供たちと別れ難い気持ちになって帰路につきます。
自分になにができるのか、心の奥の問いかけの声が大きくなる場所。

だから毎年 私たちは与えにいくのではなく、いただいてきます。
なにか大切なものをいただく、私にとってそういう場所なのです。
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2014-02-13 Thu 23:40
10絃で紡ぐ〜大介さんと踊る〜
今日は鎌倉の雪ノ下教会でギターの鈴木大介さんとのリハでした。
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大介さんとは留学生仲間という う〜んと前から(笑)のお付き合いなのに楽器ではなんと初合わせ!

なのに一緒に弾くのが初めてと思えない
なんとも不思議な感覚でした。

コンサートの目玉はアルペジョーネ、ファリャとピアソラということでチラシに載せておりますが
今日は他に弾く曲を決めるのにボッケリーニからサンサーンスにフォーレ、それからたくさん初見大会もしました。

楽しすぎて時間の経つのが早かった。。。
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当日はお互いのソロもいれます。

大介さんの選んだソロ曲は、私も聴きたかった武満徹さんの作品!
武満徹さんは鎌倉に住んでらしたことがあるのです。

故・武満さんが大介さんをたいへんに高く評価なさってたのは有名ですが
亡くなってこの20日でもうすぐ18年…
いま大介さんのギターの音をお聴きになったらなんておっしゃるのかなあ。

新しい作品を彼のためにいっぱい書いてらっしゃると思います。

当日、私はバッハの無伴奏を弾くことにします。


この鎌倉での「10絃で紡ぐ春のチャリティコンサート」
チャリティーで応援する先は私が去年に御縁をいただいた南三陸町です。
皆さま、ぜひいらしてくださいね!!

日 時:3月2日14:00〜
  
  場 所:鎌倉カトリック雪ノ下教会(鎌倉駅東口から徒歩5〜6分)

  曲 目:シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ ファリャ:スペイン民謡組曲 ピアソラ:リベルタンゴ ほか

料 金:一般3000円/学生2000円
  (チケット取扱い:鎌倉駅近隣 松林堂/島森書店/たらば書房)
  
  問合せ:Enne倶楽部 事務局 tel:080-2262-6225
  fax:043-433-5305  mail:enne-club2@yuko-miyagawa.com


さあて、明日は少年院への訪問コンサートで仙台日帰りしてきます。

雪はどうでしょう…東北よりも首都圏のほうがすごいことになりそうな気配。
とにかく無事に帰ってこられますように〜
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2014-02-11 Tue 23:44
冬の世界でのおこもり終了〜
毎年恒例の冬のおこもりから戻ってきました。
冴えた空気のなかでは「時」が特別に穏やかにすぎていく気がします。

心が満たされてしっかりとリフレッシュすることができました。

そうしてマークはベルリンへ 私は関東へ
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(ホテルの窓から見えた関空の図)

お互いにまた忙しい日々のはじまり

ーおじいさんは山に芝刈りに おばあさんは川に洗濯にー
桃太郎の一節を思い出します(笑)

というわけで3月までまた長距離夫婦になってしまいました。。。
でも全力で今やるべきことに励む毎日にしたいと思います!


さて、関西も何度か雪に見舞われましたが
東の方は大雪だったのですね〜


こもっている間に都知事選はあったし
色んな事件があったようだし(現在進行形?)
ソチオリンピックもはじまっているし。。。

テレビも新聞もほとんど見ないですごしていたので少々ウラシマ状態であります。


鎌倉はいまだにこんな感じで雪はなかなか溶けなさそう。
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冬生まれのせいか、私は寒い季節がわりと好きです。
(寒いのは好きじゃないけれど!)
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息が白くなる頃の、冴えた空気、銀色の月、そして雪…

暖炉の音を聴くのも、もちろん冬の御飯も好き(笑)

もちろん日本の桜の時期や新緑の季節、秋も大好き!

それから花が咲き乱れ鳥たちがいっせいに歌いだすドイツの5月、フィンランドの白夜のころ、スペインのけだるような夏、そしてイタリアの豊潤な秋も捨て難い…から結局どれも好きか(笑)

でも、だんだん日が長くなってきて、少しずつ春の足音が近づいてくる、いまの季節はなんだか愛おしく感じます。
近くの神社では河津桜が誇らしげに咲いています。

さて明日からリハや本番がはじまりますが、小春日和みたいな穏やかな気持ちを持ち続けたいなあ。


それからCDの 「CON ANIMA(コン・アニマ)〜魂をそえて〜」がAMAZONやタワーレコードなどでの販売がはじまりました!(首都圏の店頭販売では銀座YAMAHAが一番だと思います)
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よろしければぜひお聴きくださいまし。

そしてぜひCDを持ってコンサート会場にいらしてください。
不肖ワタクシめがサインをさせていただきます☆ 
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2014-02-02 Sun 21:24
コンクール審査しかし心から楽しむの巻
本日は朝からデザインKジュニア学生国際音楽コンクール2014の本選の審査をさせて戴きました。

ピアノ、ヴァイオリンにチェロ、最終審査に残った一番若い子は中学1年生、上は大学4年生!

ヴァイオリンの浦川先生をはじめとして気の合う素晴らしい音楽家の方々と、コンクールを受ける一人一人の演奏後にコメントを伝えながら、の審査。

まるで一口レッスンみたいで、なかなか例を見ないコンクールだと思います。

今年もたくさんの若さ溢れる清々しい演奏に一秒たりとも退屈する暇なく、楽しく聴かせていただきました。

日本には将来どんな音楽家になるか楽しみな若い演奏家がたくさん!!

これからも、どんどん、すくすく、そして、のびのびと自分にしかできない音楽を育てていただきたいと思いました!


いまは毎年恒例のお篭りへ西に向かっております…


こんな気分、、、しばらくワインも日本酒も焼酎も、いいや。

クリスマス以降、祝うことが多いのは目出度いのですが、ちと乾杯しすぎました(>_<)

下界(?!)に戻ったらすぐにまたバタバタな生活が待っています。

自分で自分を振り回すことなく、流されることなく、深く音を追求できるように、、、
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2014-02-01 Sat 23:41
「CON ANIMA(コン・アニマ)」CDリリース記念コンサート/やっと一区切り
昨日はヤマハ銀座サロンにて「CON ANIMA(コン・アニマ)」CDリリースの記念コンサートでした。
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こちらの床の木は硬質で響きが良い。リハーサルにも身がはいります。
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<前半は美奈子さんと「魂」のイメージで朱色?!私のドレスはマリメッコ>

今回は収録した曲に+してドビュッシーのソナタを弾かせていただきました。

振り返るとレコーディングした去年7月からはずいぶん色んなことがあったなあ。。。
なんだか昨日のコンサートで一区切りできた気がしました。

遅ればせながら、やっと新しい年がはじまったような気分(笑)
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<サイン会の図>
昨晩はおかげさまで満場のお客さまにいらしていただけて本当に嬉しく
また皆さまの暖かい拍手が応援してくださってるように響きました。

ありがとうございました。

ヤマハの方のお話によるとこちらでのコンサートで記録的な数のCDをお求めいただいたそうです。
しみじみと本当に有難く思っております。
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<大変にお世話になったヤマハの伊達男3人衆=左からT林さん、真ん中Y森さん、右は素晴らしい調律のS木さん!>
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<駆けつけてくださったヤマハのY田美輪子ちゃん、そして右の我が夫マーク、美奈子さんともすっかり仲良し!>

美奈子さんと私のドレス、、、そうです、色違い。ベルリンのお店で発見しました。
しかし美奈子さんがお召しだと可憐なのに、私は大鹿みたいだ(笑)
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そしていつも支えてくれるマネージャーNちゃんの幸せを願って乾杯☆

美奈子さんとは次回4月10日に大田区民ホール「アプリコウィークデーコンサートvol.3」にて共演させていただきます。

どんどん楽しいレパートリーを増やしますのでお楽しみに!


こちらは先日にオーケストラ・アンサンブル金沢の方が撮られたコンサートの写真です。
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ラルフとマークとオーケストラの音が聴こえるような気がします。
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これを見ると音が蘇ってきてしまう。。。やっと耳からベートーヴェンが薄くなってくれたのに。
そろそろ2月に弾く(あ、今月だ!)エルガー:チェロ協奏曲で身体を浸しておきたいものです。

もう1年の1ヶ月が終了、旧正月を前に「ちゃんと毎日を踏みしめて生きていきたい」といま一度思うのでした。
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