パリ。。。花のパリ

フルに使った4泊5日…見事に朝から晩までTrio SolLa(トリオ・ソ・ラ)のリハーサル三昧でした。
何年ぶりかに開館したピカソ美術館からすぐのところに住んでいたのに、横目で通るだけ…
ああ、ポンピドゥセンターの特別展はなにをやってるかな、ルーブル行きたいな、と呟きながら練習に励みました。
そのかわりに朝はこんな空気を吸い↓
(早朝のヴォージュ広場、パリで一番古い広場らしいです)
夜は友人たちとレストランへ走り、ワイン三昧。
はい、これからしばらくは休肝日が続く予定です(笑)
しかし昼はストイック(?)にこんなでした。

マルシェのトマトも異様に美味しかった。。。胡瓜すら何だか美味しい、単純なバゲットにハムを挟んだものも驚くほど美味しい。さすがのパリ・クオリティ( ̄^ ̄)ゞ
休憩の持ち寄りランチ↓

いや、ストイックとは言えませんでした。
今回は本当に忙しくてせっかくNY、ベルリンから集まったトリオ3人組の写真を撮り損ね!!
さらにレストランでも写真撮り忘れ…
なのでせめて初日に友人宅で振る舞われた素敵な「お家ご飯」をお目にかけます。

お肉のワイン煮とイチジクのタルト

グルメなパリ人芸術家夫婦…
「毎日こんなものを作って食べてるの?!」と訊くと『まあね♪』ですって。
最終日に個人宅とは思えない素敵なサロンで弾かせていただいたTrio SolLaですが
日本では11月21日(金)19:00から朝日浜離宮ホールでコンサートいたします。

もう外部では良い席がないそうなのですが下記ではまだ抑えております。
ご興味のお有りな方は↓まで!
お申し込み/お問い合わせは「Enne倶楽部事務局」
tel:080-2262-6225 mail:enne-club2@yuko-miyagawa.com
晩秋にチャイコフスキー、ショーソン、ベートーヴェンの「大公」でお目にかかりましょう!
さあ、今から日本へ向けて出発です~
おまけ*
今回パリでいちばんワクワクした場所↓ここはどこでしょう?

友人のアパルトマンの地下にはカーブが!

夏にご一緒したビオラ奏者のミゲル氏と。
ワインの世界は奥深いのでした。
ますます探究心が湧きます、、、( ̄▽ ̄)
深呼吸すると秋の薫りが…

落ち葉の絨毯が敷き詰められたようなベルリンの街に着いて数日がたちました。
と書きながら、、、今回はウン十年間の空の旅ではじめての事件にあたりました。
実は9月に日本へ飛ぶ際のこと、
またしてもルフトハンザのストライキがありそうだったのと
例によって直行便のないベルリン空港から日本までの旅程が一番短かったという理由で
初めてトルコ航空をチョイス!
そういえばこの春はルフトハンザのパイロットたちのストライキにあたり
トルコ航空への振り替えになったので、イスタンブール空港もすでに詳しいのでした。
おまけに行きはマークも一緒だし、乗り継ぎもすいすいとスムーズ。
サービスも良いし、ご飯もおいしいし、映画も充実しているしで
「さすがヨーロッパのベスト航空アワード受賞!」という旅だったのですが…
今回の往復の復ではビックリな出来事が待ち受けていたのでした!!
いえ、振り返ってみると
十代から今まで数えきれないほど飛行機にお世話になっていたのに
さしたる問題に出くわさなかったのがあまりにも幸運だったのだと痛感しています。
東京ーイスタンブール間は成田のカウンターで「お得なアップグレード」のオファーがあり
嬉しく快適にすごした空の旅でした。
広々とした座席で6時間くらい続けて眠り、良いタイミングでのご飯時間
ふだん見る機会がない邦画をみていると「もう着きます」とのアナウンスが…
(ちなみに見たのは綾瀬はるかさんが鑑定士を演じるミステリー映画
前回は「るろうに剣心」で俳優の皆さんの身体の柔らかさに驚愕しました)
着陸した際にスクリーンで現地時間をチェックすると、、、
ん?18:40?!いや17:40?!
次の飛行機のボーディングタイムが18:00だから17:40かな。
日本の出発時間が20分早まったけれど、やっぱりギリギリなのか、、、?
と思いながらCAの巨大なお兄さんに「いま何時ですか?」と訊くと
『18:40だね♪(イメージ)』とのお返事。。。
えっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ?????????
ベルリン行きのボーディングカードには「19:00出発」とあります。
「ありええええええええええええ〜んっっっっ!!!!」と胸の内で叫びながら
冷静に「あの〜ワタクシ、次の飛行機が19時に飛ぶのですが…」と伝えると
この巨人『そりゃ〜絶対に間にあわないね〜』と肩をすくめました。
この人は…何の助けにもならない、という以前に助ける気がないと理解した私
それでもシートベルト着用サインが消えるのをまってから(!)嵐のように地上へ
一番近いところのトランスファーデスクに走れば、そこは長蛇の列
そこの横には国際便乗り継ぎのためのセキュリティチェックがあります。
これはデスクからゲートに連絡してもらって待つように指示してもらうしかない…
「ちょっと失礼」といいながら前へ前へ
チケットを振りかざすと係の人が「あ〜こりゃもうゲートしまってますね〜」とクールな一言
焦る気持ちもなくなり、すごすごと後ろに並び直しました。
イスタンブールはけっこうなハブ空港らしく
周りには同じ状況に陥った「同志たち」がたくさん…
ソフトウェアの開発で日本に派遣されていたルーマニア人の大学院生Mくん
アムステルダムの会社で働くケニア人の可愛い女の子Kちゃん
カタコトの英語で喋り続けるイタリア人のおじさんと寡黙な奥さま…
世界から旅をしている色んな世代の人々と助け合うことになりました。
<トルコ航空による被害者の会>を結成しようかと思ったくらい。
そして、、、やっぱり次のベルリン行きの便は翌朝しかなく、まさかのイスタンブール宿泊へ。
『トルコ航空ホテル』という謎の窓口にまたしても並び(それだけ被害者がいたということですね)
マイクロバスに分乗して「どこまで行くのかなあ…」というくらい郊外に連れていかれ
他の被害者(?)の方々とともにビュッフェの夕食を食べ(いちおう美味しかった…)
同志となったMくんとジントニックなど飲みながらホテルの窓から雨のイスタンブールを眺めました。
いや、こういう時にお酒が飲めてよかった!
そうして深く短い眠りに落ちました。
翌朝は4:34に頼んでいないのにモーニングコールがかかり、5時にマイクロバス出発。
イスタンブールの空港は…
超A型っぽい仕事ができるヒトと
真夏の南イタリア人みたいな適当な仕事をするヒト(真夏の南イタリアの皆さん、ごめんなさい)が
まだらに生息している気がします。いや大雑把ですね。
でもベルリンのターンテーブルの上にスーツケースが乗ってきた時はさすがに嬉しかったなあ。
あと、もちろんマークの顔をみて安堵しました。
このイスタンブールで起こったことは人間模様もふくめてちょっとメルヘンみたいでした。
いつか文章にしたいと思います。
それでも、トルコにはいつか旅行(!)でいってみたいと思います。
イスタンブールもせっかうならば街中をみてみたい。
ええ、喉元過ぎてトラウマもありません。
さて、そんな訳でやっとこさ(?)辿り着いたベルリンでは直ぐにリハーサルがはじまりました。

ひさびさの我が家ライフもまだ満喫する間もありませんが
明日からはパリ〜
Trio SolLa(ソ・ラ)のメンバーが集まって濃縮の5日間をすごしてきます。

こんどはどんな日記になることやら…
いや、冒険はしばらくいいや。
9月10日に日本に帰国してから常にもまして濃い日々をすごしておりました。
この間、ブログの更新が滞ってしまい…
覗いてくださった方々には本当に申し訳なく思っておりますm(_ _)m
結局、この日本滞在中にブログUPできたのは美奈子さんとの八ヶ岳高原音楽堂コンサートのみでした。
ゴメンナサイ!
いまからまたベルリンへ〜
今回は3月に続いてまたパリでも弾いてまいります。
ご報告したかったのに出来なかったコンサートの数々…
その中でいろいろなことで心に残る体験にたくさん出逢いました。
帰国直後のスーパーチェロアンサンブルトウキョウ@岐阜県可児市。


ミラノから帰国した黒田亜樹ちゃんとの名曲コンサート@神奈川の戸塚区民文化センター さくらプラザ。

ビルの中ということを忘れるほど素晴らしい響きのホールです。

まだ気分もエレガントだった(?!)クラシカルな前半↑

2人のピアソラへの愛、とくに私たちオリジナルの「タンガータ三部作」にてホールが灼熱地獄となった(?!)後半
これからクロアキちゃんとの企画もいろいろと展開していきそうです。
それから年に1度弾かせていただく三枝成彰先生プロデュース「明治安田チャリティコンサート」
今回は成田公演でした!

織姫彦星状態の礒絵里子さん、美奈子さんとのトリオwith 三枝先生

すでにこれで4年目(いや5年目かしら?) 長ーーーい息で続けていきたいと思いますが

年に一度ではもったいないと自画自賛する「阿吽の呼吸チーム」です( ´ ▽ ` )ノ
そして長崎大学の菅家 正瑞 名誉教授のお声がけで
ピアノの島田彩乃さん、ヴァイオリンの瀬崎明日香さんという素敵なお二人と福島へ!

まずは郡山から会津若松まで5カ所のアウトリーチコンサート!
小学生に中学生…たくさんの子どもたちに出逢いました。

愛らしい中学生のかたがたと1枚。素直で純真でほんとうに可愛い(^.^)
このまま真っ直ぐ、しっかりと育って欲しい。
あらためて子どもたちが希望なのだと思う旅となりました。
彼らが大人になるまで、私たちがしっかり守って伝えなきゃならないものがたくさんあります。

菅家先生と会場の体育館にて
跳び箱なつかしい~

最終日は郡山のレトロお洒落なホールにてコンサートでした!

(撮影 ボックリ博士中村さま)
また、この3人で福島にもどることができそうな気配です。待っててね~
数日前には神奈川は大和市アムールホールにて久々アンサンブルφのコンサートもありました。

実はこちらは住宅防音工事の大長産業株式会社併設のホール。
まずは会場が素敵なことに驚き、さらにコンサート回数が年に4、5回のみと伺ってびっくり。
なんとも贅沢な空間でした。

大の音楽好きでいらっしゃる社長さまご夫妻と。

(ピアノにヴァイオリン&チェロ、それからアムールホールオリジナルのお洒落な椅子!)
さてアンサンブルφも来年はまたワクワクするオファーをいただきました。
情報解禁になったらすぐにお知らせいたしますね(=゚ω゚)ノ
というわけなのですが、実は今回はチェロ雄と共にすごす時間の他にたくさんのことがありまして、、、
まずはコンサートの合間をぬっての引越しと、それから幾つかのお別れがありました。
なんども涙が枯れて心が空っぽになる瞬間がありました。
でも、その別れで命の尊さや、故人の方にいただいた宿題に気が付いたり
いろいろと戴きものをしています。
いまはまだ消化中ですが、、、
音のなかにいただいたものが織り込まれる時がくることを願って、明日もチェロに向かいたいと思います。
では、いまからベルリンへ出発。
気がつけばまたしてもボーディングタイムが迫っています!!