またまたばたばた いたしております。
明日は一山水の広島公演。。。
11月末なんて先のことだと思っていたのに
毎日、実は私だけ20時間しかないのか?
と疑念がよぎるくらい時間が飛んでいきます。
要領が悪いのかしらん。。。
さて21日のTrio SolLa(トリオ・ソ ラ)の三都物語@浜離宮朝日ホール

(写真提供:ボックリ博士松本さん)
4月に続いて第2弾の今回はチャイコフスキー、ショーソンにベートーヴェン「大公」で3カ国の音の旅をしてまいりました。

チャイコフスキーはピアノ協奏曲第2番の2楽章をフランス人ピアニストのペンティエ氏が編曲したもの。
今回のために特別にSolLaに貸してくださいました。
プログラムの真ん中に据えたのは晩秋に弾きたかったショーソン
美しく深い響きの曲です。
ショーソンは44歳で不慮の事故によって(自殺説を唱える人もあります)亡くなっていますが
その独特な世界観は唯一無二だと思います。
特にチェロには1、3楽章に旋律が託されていて、幸せ。
彼の魂の声なのだなあと感じながら弾いていました。

そして面白いものでチャイコ、ショーソンという旅路の果てに辿り着いたベートーヴェンでは今まで見えなかった景色が見られました。
私が愛してやまないベートーヴェンの「大公」…
留学生時代からのレパートリーで隅々まで諳んじているほど弾いてきたつもりですが
トリオのメンバーが変わると、そして前後のプログラミングによって
こんなに違う顔を見せるのかと改めて実感しました。

おかげさまでTrio SolLaは来年は秋にフランス、そして日本でも12月に公演が決まっています。

↑終演予定時刻を大幅にオーバーして焦るTrio SolLaの図
<左から私@ベルリン&ヴァイオリンの瀬川祥子さん@パリ&ピアノの谷川かつらさん@NY>
はい来月の12月ではなく来年の12月です(笑)
2015年12月4日大阪@フェニックスホール2015年度ホール主催公演
12月9日東京@朝日浜離宮ホール
まだ1年以上ありますが…またあっという間に来るんだろうなあ。
1年後にはどんな自分になっているのかな。
1歩でも2歩でもいいからいまよりも先を歩んでいたいものです。
そして翌日からはチェロ雄を背負って島根県にいってまいりました。

紅葉がなんとも美しい
常々「日本の山にはそれぞれ山の神さまが住んでらっしゃるのよ」とM夫に言いきかせているのですが(笑)
またまた実感しました。

自然の美しさには言葉も出ません。

友人宅でミニコンサートをさせて戴きましたが
弾いている間にチェロ雄の音がどんどん柔らかくなって倍音が増えていきました。

山の冴えた空気で冷えたチェロ雄が暖まったためなのか
ちょっと疲れていた私の心が解けたためなのか
一体どっちなのか…それはわかりません。
一昨日はWorld Peace Classic Concertでコンチェルトを弾かせていただきました。

(写真撮影:ボックリ博士中村さま)
久々の東京芸術劇場、音の響きが素晴らしくてびっくりしました!
まずは一曲目にハイドン:チェロ協奏曲第2番ニ長調で汗をかき…(笑)


指揮の新田先生とオーケストラの方々に支えられて楽しく終了☆
そしてコンサートの最後にモーツァルトのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための協奏交響曲をヴァイオリンの瀬川祥子さんと、ビオラの今井信子先生と弾かせていただきました。

これはモーツァルトが134小節まで作曲して放置した(?!)作品なのです。
後世にこの曲に加筆して完成させた学者さんや作曲家が何人かいらっしゃるのですが、今回は紆余曲折があってオットーバッハ版ではなくウィルビー版で演奏をすることに…

それにしても今井先生は凄すぎる!
暖かく包み込むような音色に生き生きとしたリズム、そして大きく深い音楽…
さすがは世界中の演奏家たちに敬愛される「ノブコ・イマイ」だといまも感動に胸が躍っています。
いろんなかけがえのない体験をさせていただいたコンチェルトの夕べでした。

左からコンミスの森末夢美ちゃん、ピアノの谷川かつらさん、指揮の新田孝先生、今井信子先生、私、ヴァイオリンの瀬川祥子さんにフルートの重見佳奈ちゃん

このガラ・コンチェルト、なんといっても一番大変だったのはもちろん新田先生と NIPPON SYMPHONYのメンバーの方々です。
コンミスの夢美ちゃんをはじめとしてオーケストラの皆さまはコンチェルト5曲(!)を綺麗な音と途切れない集中力で音楽を奏でて支えてくださって本当に素晴らしかった。この日の本当の主役は彼らです!!
いらしてくださった方々も長時間ありがとうございました。
一晩あけて昨日からは明日のTrio SolLa(トリオ・ソ ラ)のコンサートのリハに突入〜
日本初演となるチャイコフスキーのピアノ協奏曲第2番の編曲に
晩秋によく馴染む美しいショーソン
そしてベートーヴェンのザ・トリオといえる「大公」
ガラでも一緒だったかつらちゃんと祥子さんとアタマと心を切り替えてピアノ三重奏の猛練習にはげんでいます。
明日は浜離宮朝日ホール、若干ですが当日券もでるそうなのでぜひぜひいらしてください!
本当に本当にブログが滞ってしまいましてごめんなさい!
日本に帰って翌日から旅がはじまり、あちこちで弾かせていただきました。
さてどこから書こうかなと思いながらも昨日のことを…(笑)
ピアニスト山田武彦さん 能管奏者の一噌幸弘さん そしてワタクシ水谷川

<鬼才、奇才もしくは天才!各界にて異彩を放つ3人のアーティストによる比類なきユニット!>
<この3人だからこそ和楽・洋楽の垣根を越えて融合してしまう“究極のトリオ”>
といろいろキャッチフレーズがついたユニット『一山水』のメンバー
枯山水ではありませんよ(笑)
例によって鬼才と天才に挟まれて小さくなっているのですが
今月は11月28日に広島県民文化センターと12月6日に桐生市市民文化会館にてコンサートがあります。
邦楽からバロック、クラシックの名曲にプログレロックまで
ホント、なにが飛び出すかわからない…
「ライヴ」と呼んだほうがいいかもしれない場外バトルになりそうです。
乞うご期待!!
え〜それから遡ってこちら↓は帰国後、最初のコンサート

いかにも南国な景色にチェロ雄もご満悦♪


ここは本州最南端、和歌山は串本町の無量寺さま

長沢蘆雪のふすま絵↑にその師匠である円山応挙のふすま絵↓

本当にすばらしい作品です。

八田和尚様と
毎年、この虎ちゃんの前で演奏させていただくようになってもう何年目でしょうか。

今回は時差のおかげか目が覚めて朝日の昇るところも見られました。

温泉も素晴らしいし、大好きな場所です。

海老さんも解禁時期〜
前回はトルコ記念館にも伺えたのですが、今年はトンボ返り。
来年は串本海中公園で海中トンネルをくぐってみたい!
また三条のコンサートや弥彦神社での奉納演奏などの記事もアップしますね。
来週は火曜日が18日のハイドンのチェロ協奏曲とモーツァルトのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための協奏交響曲@東京芸術劇場。
金曜日はTrio SolLaのコンサート@朝日浜離宮
いろいろな公演がありますが、1つ1つ自分らしく音を紡いでいきたいと思います!