お暑うございます。
23日の飯田リサイタルも
25日のよみうりホールでのコンサートもまだ記事が書けておらずごめんなさい。
いまは銀座へ出勤中!
今晩はアンサンブルφのコンサート@YAMAHAホールなのです。
わくわく(^∇^)
外も暑く、私たちのアンサンブルも熱いけれど、、、
爽快なプログラムでお客さまにおとりになっては「暑気払い」となることを願っております。
さてさて本日はお知らせしたいことが一つ!
実は祖父のドキュメンタリーが8月8日の夜8時よりNHKBS1で放送されます。
BS1スペシャル
「戦火のマエストロ・近衛秀麿 ~ユダヤ人の命を救った音楽家~」
8月8日(土)午後8時~
終戦70年を記念した特別番組でなんと100分間の番組となりました。
実は6月に撮影チームがベルリンに取材にいらしたので、私もインタビューにお答えしたり、祖父の足跡をご案内したりチラっと映っております。
昨日は試写会だったそうで我が家で気軽にバッハ弾いているところも映ってらしい。。。(^_^;)

実はこの番組のきっかけはプロデューサーS氏の何十年越しの願いなのです。
「秀麿という人物に惚れ込み、伝えられるべき史実と功績を後世に残そう」
そうS氏が思われたのはなんと秀麿没後10年、、、いまから30年ほど前のことです。
膨大な資料を集め、信憑性を調べ、歴史的な証人を探しだし、、、
素晴らしいチームが力を結集した作品なのです。

(ディレクターのF見氏をリーダーとする精鋭チーム、皆さん熱意と集中力の塊でした!)
撮影の最後に訪れたベルリンフィルハーモニー跡に残されたプレート、、、

1920年代にベルリンに渡った20代の秀麿…彼がベルリンフィルと何度も共演したホールは戦争で跡形も残りませんでした。
この番組を製作中にはいままで家族でも知らなかったことも教えていただきました。。。
祖父が何を考えながら生きてきたのか、いままでこんなに彼の身になって考えたことはなかったと思います。
音楽あっての秀麿
そして人間あっての音楽
皆さまに秀麿が演奏家、人間として生きる姿をぜひご覧いただきたいと思います。
…炎天下…
う~ん、お暑い!
日本の蝉たちによる「ウェルカム バック!」の大合唱をうけて(?!)久々にこんな言葉を思いだしました。
日本に着いた一昨々日は台風が去ったあとで思ったより涼しかったのですが、翌日から真夏日に。いや、いまって真夏なのでしたっけ?
金曜日に一緒に家をでてベルリンのテーゲル空港から別々に飛んだマークと私、あちらは夏にしては肌寒いフィンランドへ、そしてこちらは炎天下の日本へ、、、
どちらが良いかなあ?
いずれにせよ
「おじいさんは山に芝刈りに
おばあさんは川に洗濯に」
という感じでそれぞれの温度でそれぞれの音楽活動に勤しんでおります、はい。
日本に到着した翌日は今月31日の珠玉のリサイタル&室内楽 Ensembleφ によるピアノトリオの世界 のために礒邸にてリハに勤しみ(勤しみすぎて3人の写真撮り損ねました…)、そして夜はレッスン。
昨日はEnne倶楽部のアンニュアルミーティングを兼ねたトークコンサートでした。

トークというよりはレクチャーコンサートよりになったのですが、内容はバッハの無伴奏チェロ組曲を演奏しながらバッハがチェロのために選んだ調性と曲の性格について。
ときおりベートーヴェンのチェロソナタやシンフォニーなども引用しながら、作曲家が調性に託したものを紐解いていきました。
といっても私が幼いときに感じていたことを、自分の言葉で噛み砕いただけで非常にシンプルな内容です。
バッハやベートーヴェンを演奏していると調性に抱いていた明確なビジョンを強く感じるのですが、その片鱗でも感じていただけたらなあと思いながら進行いたしました。
この秋からはいろいろ、こんなレクチャーコンサートもあるのでアタマを整理しながら作曲家たちが楽曲に託したものや、音楽に秘めた力についてお話しできたら、と思います。
昨日は終わってから懇親会があったのですが、共感してくださった皆さまのご感想を伺いながら、やはりみんな感じることは同じなんだなあと嬉しく、また言葉にするだけでなく、その場で例を挙げて演奏するからこそ説得力が生まれるのだよなあと実感しました。
こちらは親睦会でのクイズコーナー、プレゼントはベルリンのお土産!

(司会は「できる美女」I代ちゃん)
かな~り盛り上がりました!大人が真剣に遊べるって素敵なことですね~
嬉しくなったら時差ボケも湿気負けも吹き飛んでいきましたよ!
さて今日と明日は午前中からは美奈子さん、夕方からは一噌さんとの連日リハです。コンサートは23日と25日…身が持つかな~
いや、皆からエネルギーを吸い取っていただいて頑張ろうっと( ̄▽ ̄)

ご無沙汰してしまいました。
なぜかベルリンではブログの更新回数がへっております。ごめんなさい!
と言いつつ、いまベルリンのテーゲル空港のラウンジにおります。
そう、これから日本へ向かうのです。
そちらは蒸し暑さもさることながら、台風が大変みたいですね。
避難勧告がでた場所もあるそうですが、どうぞ惨事がおきませんように、、、
帰ったら翌日からリハ、20日はクローズドのコンサート、そうしたら31日まで一気に駆け抜けねば。
大丈夫かな、、、まあミョウガとシソと生姜をのせた冷や奴で切り抜けるつもりです。
ところで私の人生、いつも音楽(と食べること!)以外なにもしていない気がしますが、
一昨日は友人に誘われて、久しぶり、いや人生初のサイクリングにでかけました。

って、本当に自転車で走っただけ、、、
しかもスポーツ車は怖いので友人のお買い物バイクを借りました。

街横切ってベルリン南西のグリューネバルトへ、オリンピックのスタジアムも初めて訪ねました。


(ツアーのリーダーで指揮者のフリーダー)
で、朝から数時間、気がついたら34キロ走ったそう!!

帰りは脚が笑い出して、、、家まで5分歩くのも大変でした。
心臓破り(?)の坂では久々に心拍数があがって「いま生きてる!!」感でいっぱい。
その瞬間は実に辛かったけれどこれも喉元過ぎたらケロリ、一気に爽快感に変わっていました。
森の中を走るのは実に気持ちが良いものです。たまにイノシシさんに横切られたりして楽しかったのですが、街中を走るのはいろいろ危険なことがわかりました。
車もヒトも怖いよーーー
我ながらよく事件を引き起こさなかったと( ̄▽ ̄)やれやれ
そんなこともあり道では気がつけば常にブレーキを握る手に力がはいっており…マークも私も翌日の筋肉痛を恐れたのですが、手も脚もなんともなくケロリとしております。良かった良かった、、、
日頃の運動不足を一気に解消した気になりますます元気になりました。
これからいろんなコンサートが待っていますが、この勢いでがんばります!
まずはお知らせです。
『弦楽器マガジンサラサーテ』65号が発売されまして巻頭ーArtist Close-upーにとりあげていただきました☆
内容も写真も盛りだくさんで充実のインタビュー記事です。

<ソロにアンサンブル、他ジャンルとのコラボレーションと、充実した活動で、“一皮剥けた”と評判のチェリスト、水谷川優子。何が変わったのか?「断捨離ですかね」と微笑む深意は? 自分の中の芯を見つけ、自由に活動の幅を広げている彼女の今に迫りました。>ということで宜しければぜひぜひご覧ください☆
さてなんだか毎日忙しいベルリン生活…
日本の「バタバタ」とは違うのですが

まずはベルリンへの来客多し!!
鎌倉もだけど、さらに世界中から友人知人、そして昔の生徒たちが訪れます!
(仕事上の来客については次回ゆっくり書きますね)
+して調べもの、書き物、譜読みなどの宿題が怒濤のように押し寄せて
さらにスケジュールや来期の公演内容についても決めなきゃいけない
例によって「いま」と「少し先」のために走っている感じです。
でも不思議にそれらは「生活」を侵蝕してくることがなく疲弊はしません。
こちらの方が自分のなかでのON OFFがスムーズにできているのかな。
そうしたなか先週の週末は急激な真夏日で38度まであがりまして、、、
もちろんベルリンにはエアコンなどデパートに行かないとないし、扇風機ですらあまり見かけない。
こんな日は何をしてもアタマが溶けてしまったようで使い物になりません。
で、年下の友人たちに連れられて「いま一番COOLな」旧東べルリンのファブリックを改良したプール兼クラブに行ってきました。

(ゴルゴ13ではありません)
もちろん目的はクラブではなくプールです!

(外見は荒れ果てた工場、、、この落書きがベルリンっぽい)
自由に行き来できるように入場料をはらうと腕にスタンプを押されるのですが、
私とマークはすぐ午後が仕事だったので
スゴい勢いで泳いで一瞬だけデッキで休んでレモネードを飲んだらすでに帰らねばならず!
あまりの滞在時間の短かさにクラブのひとたちに驚かれました(笑)

(扉の向こう側は綺麗でお洒落〜いろんなバーもあって時間があったらピニャコラーダでも飲みたかった)

(水着姿は自己規制中!)
わたしたちが最年長かも、、、と思っていたら近所のおばあちゃまとお孫さんもいらしてて
ビキニ姿で背中を焼くことに専念するお洒落な若者の合間で水泳教室状態でした(笑)
このマイペースさ、ベルリンらしいです。

ではまた!