旅するチェリスト水谷川(みやがわ)優子のブログ

2017-06-28 Wed 03:47
夏至祭@ベルリン
誰だこれ〜
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まさかのムーミンとノンノンとのスリーショット!

またまたBlogが沈黙してしまいました。。。
この5、6月の日本でのコンサートは6/17にアンサンブルφで逗子のマリーナで弾かせていただいたので一区切り。
翌日にベルリンに飛びました。

そして実はいまスペインのグラナダにおります。
そのお話はまた後ほどするとして
ベルリン戻ってすぐにあった夏至祭の模様をお目にかけますね。

そう、「夏至祭」
一年で一番日が長い日、夏の訪れを祝う日!
北欧、フィンランド人にとって最も大事なお祭りです。

フィンランドではjuhannusユハンヌスと言って昔は6月24日に行っていたそうですが、
現在はその年の夏至に最も近い土曜日におこなわれるのですって
例えば今年は6/23と24日、前日(夏至祭イブ)から休日になります。

というわけでベルリンのフィンランド大使館では毎年大きなお祭りを主催
今年はマークと一緒に伺ってきました。
招待客はなんと400人とのこと。
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私が飲んでいるのは、近年売り出されたフィンランド製のジン「Kyro Napueキュロ・ナプエ」で作ったジントニック
クランベリーを浮かべると北欧らしさ倍増。
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ムーミンと写真を撮るフィンランド女性、ちょっと見えにくいですが頭に花の王冠が!
花の冠をかぶった女性は一年間病気にならないという言い伝えがあるとか、これも夏至祭に欠かせないアイテムなのです。

さてドイツで迎える夏至祭、私は初体験でしたがいろいろ面白かった。
先ずはフィンランドの有名な少年合唱団「Cantores minoresカントーレスミノーレス」の登場に会場が湧きました。
マークも子どもの頃にはいるという話があったとの話、さしずめ北欧のウィーン少年合唱団でしょうか。
(本人はあまり覚えていないらしいけれど男の子らしくないから嫌だと抵抗したそうな)
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登場の際におじさんばかりゾロゾロ出てきて皆さんショックを受けていましたが、どうやら最年長の25歳組だったらしい…今時の若者、むやみに長い髭を生やすのが流行っているのは知っていたけれど。。。
後から天使くんたちがたくさん出てきてホッとしました。

人の声っていいな。
特にアカペラのFinlandiaには感動。
なんてシンプルで美しいメロディなんでしょう、よくチェロ12本で弾いたっけなあ。

さて我々の出席したのは公けの催しものだったので
フィンランド共和国首相Juha Sipilä氏や
ドイツの連邦副首相、外務大臣のSigmar Gabriel氏のスピーチもありました。
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このガブリエル氏、なんと1時間近くも遅刻するというハプニングが!!
沈鬱になりそうなその場の雰囲気を司会者たちが機転を利かせ
なんと合唱団やピアニストも突然に演奏曲を増やしたり(無茶ぶり)と大騒ぎ。

で、悠々と登場したガブリエル氏
「皆さん、お待たせして申し訳ありません。でも僕は今の今までアンゲラ・メルケル首相と一緒に会議だったんですよ。ずっと彼女の隣で、、、これで少しは同情して赦してくださるでしょ?」
とのっけからなかなかの盛り上げ方。

それから、数日前に「バルト海地域のためのEU戦略会議」で一緒だった、ノーベル平和賞受賞者の元フィンランド大統領アハティサリ氏について触れ、ささっとドイツとフィンランドの類似点、これから共に行う経済の発展の在り方について語り、と短くも面白くスピーチ、そしてあっという間に去っていきました。う〜ん政治家。。。

いまの在ドイツフィンランド共和国大使Ritva Koukku-Ronde氏は女性
そういえば、在エジプト前フィンランド大使もいまのフィンランド大使もみんな女性、、、
何年か前は大統領と首相が両方とも女性だったこともあったっけ。
男女平等の国フィンランド、流石です。

もう1つフィンランドといって忘れてはならないのがサウナ。
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まさかのポータブルサウナの登場(車がついている)
しかもそこで入れるということで、盛り上がっていました。

でもやっぱり湖と森がないとサウナの喜びは半減。。。
マークの故郷なのにここのところゆっくりフィンランドで過ごせておらず、私までホームシック、、、
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タンペレにムーミン博物館もオープンしたということだし、またゆっくり行きたいと思います。
ん、ここも「帰る」と言いたいところかな?

いつかまたフィンランドでも夏至祭に参加したいものです。
10年以上も前に一度だけ見たそれ、大きな大きなかがり火コッコを燃やしていたっけ。
火で悪いスピリットを追い払い、豊作を願う儀式です。

そして、やっぱりフィンランドではお祝いと称して一晩中飲むのでした。ふふふ
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2017-06-09 Fri 12:58
秀麿の冒険第2弾、そして
明日は六本木1丁目のサロンでギターの鈴木大介さんと一風変わったコンサートをいたします。
もうお一人ゲストに映像プロデューサーの菅野冬樹さんをお招きして
音と言葉のコラボの会をするのです。

菅野冬樹さんはNHK BSで流れた祖父のドキュメンタリー番組「戦火のマエストロ」の仕掛人、同名の御本も出版なさっています。

そして菅野さんとこのようなイベントをするのは2度目。
実は去年の2月にも応援してくださる方々の会「Enne(えんね)倶楽部」のお集まりでコラボしております

その折には最後に祖父の遺した録音と一緒に弾くという場面が用意され、思いがけず祖父と共演(コラボ)することになりました。

時を越えて歴史の狭間にいるような瞬間は本当に不思議な感覚でした。
映像プロデューサー、恐るべし。
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そして、この夏には前回大きな反響を産んだドキュメンタリーの第2弾が放送されます。

戦中のドイツ、ナチの監視下で、「人」として「音楽家」として祖父がどのような動きをしたか、、、

この度は某有名俳優の方が「旅人」として祖父の足跡を追う流れになるとのこと。
「のだめカンタービレ」で若手指揮者『千秋さま』を演じた方です。

歴史に埋もれそうな新事実をまた、菅野さんが掘り出してくださいました。

もうちょっとで情報解禁、詳細は少々お待ちくださいませ。

先日の打ち合わせでは鈴木大介さんと菅野冬樹さんが
目の前でもう不在であるはずの祖父について熱く話してらっしゃるのを見ながら
またしても不思議な気持ちになりました。

さあ、明日はどんな会になるでしょう?

ちゃんとご報告いたしますね!
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この写真は先日友人のpがメールしてくれたもの。

お父様がオーケストラの一員として参加なさっていた、秀麿の欧州遠征の時の貴重な一枚です。
Stuttgartだそう、ラジオの録音が入っていたみたいでマイクがたくさん。

この数年、パズルの欠片が少しずつ揃って行くように
少しずつ少しずつ祖父の生きてきた道を示すものが集まってきます。

ホント、不思議だ。


「Enne倶楽部15周年特別コンサート〜beyond 15years〜」

水谷川優子を応援する会「Enne倶楽部」発足15周年を記念してスペシャルなイベントを行います。
終了後には近くのカフェに移動して優子さんとゲストアーティストを囲んで親睦を兼ねた集いを開催!
懇親会は15:40より「PAUL」にて行います(六本木一丁目駅改札すぐ泉ガーデンタワー1階)

「音楽と言葉のコラボ・コンサートを企画いたしました。
ゲストにギタリストの鈴木大介さん、NHKの放送で話題となった祖父・近衞秀麿のドキュメンタリー「戦火のマエストロ」の著者である菅野冬樹さんをお迎えして、この夏に放送される続編番組の撮影秘話を伺いながら、ギターとチェロの音楽をじっくり楽しみいただきます。また懇親会ではお話できますことを楽しみにしておりますので是非ご参加ください。」水谷川優子

日 時:
2017年6月10日 (土)13:00〜 開場12:30〜
共 演:
鈴木大介(ギター)
菅野冬樹(映像プロデューサー)
曲 目:
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ
ベートーヴェン:歌曲「希望に寄せて」
近衞秀麿 「ちんちん千鳥」
料 金:
コンサート: 2500円(一般) 2000円(会員) / 懇親会Paul 会費:3000円 (軽食、ソフトドリンク)
場 所:
六本木Kコンサートサロン(東京メトロ南北線 六本木一丁目駅 2番出口より徒歩2分 ※2番出口を出て、首都高速を右手にし、車と同じ進行方向に坂を直進、一つ目の信号を渡らずに 左折して下さい。ポストがあるビル内にございます。
問合せ:
Enne倶楽部
tel:080-2262-6225
mail:enne-club2@yuko-miyagawa.com
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2017-06-07 Wed 23:59
「水谷川優子の世界」with湘南アンサンブル@藤沢リラホール
日々思うことあり
いや ありすぎ でブログ滞り、、、

なんと1カ月に一回ペースで穴ボコだらけの更新状態を
ここで食い止めねばと思うのと、やっと少し息ができる状態になりつつあるので
気を取り直して電車の中でブログを書いております。

先ずは近々のものから。。。
6/3は藤沢リラホールで弾かせていただきました。
「湘南コンサートの会」主催のコンサートだったのですが

【リラで聴くヨーロッパで活躍のチェロの名手 ~チェロの魅力を堪能する6月~水谷川優子の世界】

ってこのタイトルが凄すぎ(!)てもう恐縮するばかり。。。
それにお応えするべく無伴奏から室内楽、色んな形で演奏させていただきました。
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共演した湘南エールアンサンブルのメンバー
左から司会をしてくださったヴィオラの堀江冬子さん、加藤えりなさん(Vn) 、加藤真矢子さん(Pf) 、私、坪田亮子(Va)さん、有馬真弥さん(Vn)、当日いろいろお手伝いくださったヴァイオリンの石塚千恵さん
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前半のシューベルト組、変則的なピアノ五重奏「鱒」ではコントラバスが大活躍!
黒一点だった大黒屋宏昌(Cb)さんと。
ドレスは曲を意識して川と鱒のカラー?!

湘南エールアンサンブルのプランナーは桐朋の高校で一緒だった友人チェリスト、中田有さん
彼女にご相談、唸りながら考えたプログラムがこちら

カタロニア民謡/カザルス:鳥の歌 (チェロ・ソロ)
シューベルト:ピアノ五重奏 「鱒」(ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)
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バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 (チェロ・ソロ)
ポッパー:ハンガリー狂詩曲 (チェロ・ピアノ)
フォーレ:エレジー (チェロ&弦楽アンサンブル)
チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ(チェロ&弦楽アンサンブル)

アンコールは全員でシューベルトのアヴェマリアを。
チェロの音域の拡がりを聴いていただきたくて
メロディは最初バリトンからはじまってソプラノ、最後はコロラトゥーラのハイトーンをイメージして弾きました。

初リラホールは噂のとおり良い響き、音もよく伸びます。

今回は最初から「鱒」を弾くことが決まっていたので、歌曲的な「歌うチェロ」も意識しましたが
普段はピアノと演奏しているフォーレやチャイコフスキーの作品を弦楽器と弾くのが思った以上に面白くて
立体的な奥行きが出た分、いつもよりオペラティック、劇的な構成になりました。
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(Mさんをボスとするグループの皆さま↑なんと関西からいらしてくださいました。この晩は江ノ島で海の幸三昧なさったとか!)

あとのサイン会では色んな方の熱意溢れる御言葉を伺いながら
やっぱり室内楽のコンサートは弾き手と聴き手のコラボレーションなんだと実感。
アンサンブルは楽しい♪ (無伴奏も好きだけど)

湘南コンサートの会
湘南エールアンサンブルの皆さま、素敵なご縁をありがとうございました!
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