KATADA Lodge &Villa 緑の宴
刻々と秋も深まり、時が飛び去っていくのを感じます。。
さて帰国した翌日はチェロ雄を背負ってこんな場所へ
毎年1回は必ずコンサートに伺っていてオーナーファミリーに大変お世話になっている三重県津市の津カントリー倶楽部、このたびKATADA Lodge &Villaという素晴らしい建物が生まれたのです。
正式オープンは11月だそうですが、今回はその内覧会&関係者の方々のため、陶芸家の福森雅武先生のお料理とチェロ演奏でお祝いする会だったのです。
有難いことに、この日の雨の予報は吹き飛んで爽やかな夕方となりました。
なにしろ外で演奏したのは先の伊勢神宮式年遷宮の奉納のときくらい。湿気も心配ですが、なによりも響きがどうなるのか…
とりあえず手を鳴らしてみて、勘で場所を決める。
そして…頭をシャットアウトしてひたすらチェロ雄に身を委ねます。
チェロ雄も反響版がない丘の上で弾かれて面食らった気配でしたが、面白いものでどんどん辺りと同化して音が伸びていくのがわかります。
後ろから風が吹いて
森がかさかさと揺れる
虫たちがそろそろと鳴きはじめ
チェロと共に響きあってる
そして最後にカラッとした風が正面の谷から吹いてきてチェロ雄の音を向こうの山に運んでくれました。
自然の妙です。
即興から始まってバッハに日本の歌…
こんなにずっと目を瞑って弾いたのは初めてかも。
曲の終わりに目を開けたら、素敵な照明ライトを当てていただいたことに気づきました。
創業者の小池建夫理事長(左)と福森先生
弾き終わったら真っ暗!
そして終わったら今度は宴!!
こちらは素晴らしい展望のお風呂があるロッジから、これまた居心地よい御食事どころとファイヤープレイスを臨んだところ
ご案内は津カントリーの副社長の小島伸浩さん、グローバルな視野を持つ皆の兄貴分。
食に住に…この晩はこのヴィラとロッジの設計と内装をデザインなさった御夫妻をはじめとして、腕も心も素晴らしい色んな分野の方々が手伝ってらっしゃいました。
(福森先生とお肉と炎の図)
心地よく生きる、それは単なる贅沢じゃない。
お金をだしても手に入らないものがある。
それは心の余白であり、震えることのできる心
(いつも福森先生はその場で材料と語り合いながら即興料理をなさいます。それを阿吽の呼吸でアシストなさるのがこの四方谷 毅さん、作庭家でツリーハウスビルダー)
そんなことを自然に心に染み込ませてくれる場所です。五感のアンテナが開きそう。
といいながら、宴に突入
ごめんなさい。。。
もう、ごめんなさい、というしかない海の幸と山の幸、、、なんて日本って素晴らしいの。
え、イタリアでさんざん美味しいもの食べて来たのにって?!
いえ、やはり、日本の食は、福森さんの手にかかる食は凄い!!
あ、お腹が空いてきたので食べ物の写真はこの辺りでやめておきましょう。
アケビの実をいただきました。ストーブの側にいるのは四方谷 毅&礼子ご夫妻、礼子ちゃんは鍛造作家、そして右が小島さんの奥さまで津カントリーの社長であるしおりちゃん!皆さん良いお顔!!
美味しいものを分かち合うと一気に垣根なしになります。
仕事も年齢も立場も瞬時に消えます。
小池理事長と福森先生、ゆっくりお話できて大満足!いつまでも青年の心を持つ素敵な大人のお二人。
まだまだ色んな方々がいらして、まだまだ延々とお料理は続き、飲み、話し、、、
夜は更けていき気がついたらとっくに翌日になっていました。
それぞれ寝心地バツグンのロッジの部屋に戻り、パタンQ
そーしーてー翌朝は約束をしたので頑張って起きて(ほぼ仮眠) なんと6時には散歩へ
私にとっては有り得ない時間。。。もう丑三つ時くらいのイメージ
ところが、これが爽快で眠気も吹っ飛びました!!
散歩組、私は右側2番目。
こんな早朝に歩いてるなんて信じられないけれど、戻って美味しい朝ごはんをいただいてクラブに寄ったらゴルフなさる方々はもう朝一番で1ラウンド回って爽快なお顔をなさってました。。。
うーん、ここで人生初のゴルフレッスンを1回受けて優しい先生方を手こずらせたのを思い出します。私は1ラウンド一日かかるかもしれない。。。
大好きな場所なのに肝心なゴルフが出来ないとは、ちとトホホな気持ちになりますが…まあ、ゴルフクラブの代わりにチェロ雄を背負っていくから赦してください。チェロ雄もここは大好きな場所なのです。
小池理事長、小島ご夫妻、大好きなファミリーの皆さま、また今回も素敵なチャンスをありがとうございました!
さて明日からは和歌山県を回ります。
中日は熊野大社で奉納演奏です。ワクワク