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水谷川優子のチェロ弾き旅烏日記

岐阜城にむかってベートーヴェン

ベルリンのコンサート「その2」の前にこちらを〜

一昨日は岐阜の三甲美術館にてピアノの山本貴志さんとコンサート、ご機嫌なほどの快晴でした。

折しも東京では雪が舞ったそうですが、こちらは春みたいな空で新年のお祝いの気持ちにぴったり。

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(山本さんのお顔にも太陽スポットが!)

ここの美術館にはなんと2013年から毎年5月に伺っておりまして、New Yearコンサートも去年に続いて2回目の開催となりました。

嬉しいご縁ですが、何度来ても未だ金華山に登れていない山本さんと私、、

長良川のほとりから岐阜城を憧れの眼差しで見上げるばかり。ああ、信長くんもあそこにいたのね。

「麒麟が🦒くる」には映らないかな。
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さてと、この日は新年と生誕を祝ってベートーヴェンの「ユダスマカベウス」の主題によるバリエーションとチェロ・ソナタの第3番を軸にしたプログラム。

初期の楽しい作品と傑作の森時代のソナタの迸るエネルギー!!弾いていて元気になります。

ああ、やっぱりベートーヴェンは良いなあ。
生きてるって有難いなあ。

特にこれらの曲は「迷いなし!」という感じでアタマも心もスッキリ。

山本さんとベートーヴェンによるチェロとピアノのための全作品コンサート(ソナタ5曲とバリエーション3曲)をしたのは2012年、、、

あれ?そんな前だっけ。
自分たちのベートーヴェンもどんどん変わっていくはずです。
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それでも追いつけない
ルードヴィッヒと永遠の鬼ごっこ

それが良いのです。
作曲家が作品を書いた歳はどんどん越えていくのにね。作品もどんどん進むのです。ふふふ

進むといえばこちらの会場もピアノがビンテージのニューヨーク・スタインウェイに変わりましたし、今回は音響のための衝立もできて、チェロの響きもかなり変わりました!

美術館としても藤田嗣治の新たな作品が増えたそうで、まるで皆が一緒に進化しているみたいで、なんだか嬉しい。
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ということで次回は5月16日にベートーヴェンの「魔笛」の主題によるバリエーション(多分パパゲーノの方かな)とチェロソナタ第5番を軸にしたプログラムを演奏いたします。
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毎回ほぼ皆勤賞で聴いてくださるWさんとそのお友だちと「もう岐阜の人みたい」ですって〜

美濃の民草の香りがするかな?

おまけ↓
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毎回、美術館の館長さまのコレクション(お酒)から振る舞っていただくのですが、、、こんなものを自分で開けて良いのだろうか?!写真はやっぱりニヤけていました。

おまけ その2↓
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帰りの名古屋駅で山本さんとマネージャーのNちゃんとラーメン🍜!!憧れのラーメンにありつきました!!!

思い起こせば前回ラーメンを食べたのは去年の6月にロンドンにて、あれは豚骨味だったのう。

ここは北海道系のお店でしたが、ガツガツと具をバターコーンまで「全部乗せ」した私を微笑みながら見守ってくれたお二人に感謝、また5月もよろしくお願いいたします!

皆さまもぜひおいでませ〜

御年250歳 コンサート初め・1

ただいまー日本!
昨日こちらに戻ってきたところです。

そして遅ればせでお屠蘇とお節
さいごに白味噌&丸餅の我が家のお雑煮を堪能して
やっと完全に年が明けた感覚になりました。
あと足りないのは初詣!

さて日本へと飛ぶ前日の土曜日はベルリンコンサート初めでした。

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イスラエル人チェリストHila Karniが行うコンサート・シリーズで

ポツダム広場から近くの「もと工場跡地」
如何にも東ベルリンらしい捻りの効いた場所です。
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コンサート会場はパン工場のビルの地下サロン
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ところで本年はご存知のようにベートーヴェン生誕年でルードヴィッヒくん御年250歳となられます。

というわけで2020年幕開けはラルフとマーク父息子とのピアノ三重奏「幽霊」で始まりました。

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「マーク&ラルフ 似てますかー??」

思えば去年もゴトーニ・ファミリーとしてフィンランド東西でコンサート初めしたのだった。ああ、あの銀世界が懐かしい。
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(美しいパウダースノー 冴えた寒さが格別でした)

この日は1日2回公演、まずは16時に子どもたちのためのナレーション付きコンサート

Prelude Family Concert
この会のタイトルはその名も「Ludwig FUN Beethoven」

なにしろFUNですから!

子どもたちへのAllベートーヴェン・プログラム
まずラルフとマークのヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 作品12-1で始まります。
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ゲネプロはきっちり&しっかり

何故ならば私たちもちょっと台詞を言ったり 
リアクションをしたり
司会者の方に受け答えしないといけなかったのです。

たった一言のドイツ語のセリフに緊張する、、そんな自分が情けなくも可笑しい。楽屋でぶつぶつとセリフを誦じるマークと私

ラルフはなぜだかセリフ免除。。。
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しかしながら厳しくリアクションが薄いダメ出しされるマエストロ・ラルフの図

だってマエストロなんだもの。慣れてないんだもの。

マークは音楽祭などでこのようなコンサートも百戦錬磨、フレキシブルだし上手です。
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司会のアンドレアスさん(Andreas Peer Kähler)
のちにベートーヴェンになりきるお姿に俳優なのかと思ったら実は指揮者!ベルリンフィルの子ども向けコンサートのナビゲーターとしても有名だそう。

みっちりとリハをしたらもう開場時間に。
どんどん小さくて元気なお子さまがたくさん駆け込んできます。きゃーーーチェロ持って逃げなきゃー
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しかしながらコンサートが始まると静まり返って聴きいります。さすが!!

それを受けてか受けなくてか、ラルフとマークのDUOも火花が散るような真剣勝負
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と、そこに、、、
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怪しい だ、誰?!

突然ベートーヴェンさん御本人が登場
会場の子どもたちも大きな目と大きな口を開けてビックリ

そこから縫いぐるみも一緒にしゃべったり歌ったり。

さらにサプライズのゲストとして5歳のヴァイオリニスト・マリアちゃんが第九の「あのメロディ」をご披露。
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伴奏はもちろんラルフ…

マリアちゃん、マエストロの凄さを分かってるかなあ、大きくなってわかってくれたら良いなあ。
マエストロ けっこう凄いヒトなんだ。

それにしても堂々とした演奏姿ですね、マリアちゃん。彼女に呼吸を合わすマエストロ↓
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(ちなみに写真はリハ中)

それから本番はなんと第九の歓喜の歌-An die Freude-をお客さまが全員で歌う流れに

Freude, schöner Götterfunken,
Tochter aus Elysium
Wir betreten feuertrunken.
Himmlische, dein Heiligtum!

歓喜よ、神々の麗しき霊感よ
天上楽園の乙女よ
我々は火のように酔いしれて
崇高なる者(歓喜)よ、汝の聖所に入る
(wikiの和訳より)

シラーの歌詞を誦じてるとは
ドイツの子どもたち、恐ろしや!!

日本でなら赤トンボとかおじいさんの古時計くらいの認知度なのかしら、いやトトロか?

そして私も登場ー
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ええと、セリフも無事に言えたし
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ちゃんとベートーヴェンさんと絡めたし
リアクションも上手にできたし

ここでやっと弾かせていただけました
ピアノ三重奏作品70の1「幽霊」

やれやれ
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最前列の被り付きカーペットお座り席は小さい子たち専用。

そこで瞬きもせず食い入るように見て、聴いてくれる子どもたちにお応えして熱演!
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そして最後に司会者の姿に戻ってアンドレアスさん登場。
なんといっても子どものみならず付き添い参加の親たちの心も掴むのが流石でした。

子どもたちも親たちも素晴らしいリアクションで楽しゅうございました。
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冷静で賢いマリアちゃん、なんといまピアノとヴァイオリンと作曲を学んでいるとか!!

なんという英才教育と驚いたらパパは作曲家だそう。うーむ、まるでモーツァルトとそのパパ・レオポルト・モーツァルトみたいですね。
チェロは弾かないんだ、、、
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と、いうところで第1回目は盛り上がって終了〜

次回に続く!!

2020年 慶賀光春!

謹んで新春のお慶びを申し上げます

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旧年中はご厚情いただき またいろいろな場面で支えてくださって 本当にありがとうございました。

令和2年 皆さまがご健勝でお幸せな一年を過ごされますように

どうぞ新しい年も宜しくお願い申し上げます!


さてコンサート漬けで年越しに滑り込みセーフした一昨年とは違って、今回は誕生日、クリスマス、冬休みを近年なかった「省エネモード」ですごした私。

いろいろ思うところ(学び)あった2019年を消化するためか、忙しさへの反動なのかわかりませんが、スイッチオフの状態で「何もしない→できない」「自分を急きたてない→られない」日々をおくり

もしやモグラってこんな心境なのかも、と思うに至りました。いや、地の底で働いている彼らは私より働き者か。。
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そのような訳で料理以外はほぼ何もクリエイティブなことをしない、アクティブにできるのは家のちいさなことのみ、、というローテンションな生活ながら穏やかに年が越せたわけです。
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どこもかしこも大盛りあがりだったクリスマス
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クリスマス市ではベルリンで人気No. 1のジャンダルメンマルクト
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このような熱気でした。ヨーロッパではAdventアドベント(待降節)から約4週間かけてクリスマスをお迎えするので、それも納得かな。

しかしながら年の変わり目だけはヨーロッパではどうも感じが出ない。たぶん日本人なら皆さんそう思われるかもしれませんが、やはり除夜の鐘が聞こえないと寂しいし、有難い感じがないのです。近くのお寺で鐘をつかせていただくのも良いなあ。

そう、一年でもっとも、日本恋しやと思う瞬間であります。搗き立てのお餅もお節もお雑煮もないし。。1月半ばに帰ったら食べさせて貰おう。


ところでヨーロッパの都市で大晦日のカウントダウンといえば派手な打ち上げ花火、ここベルリンも街のあちこちで「たまや〜かぎや〜」となります。

今年はテロ対策や怪我の防止などで縮小されたものの、それでもブランデンブルグ門には十万人の人手だったそう。事件が起こらず本当に良かった。

それでも街の角角で個人的に打ち上げ花火をあげるグループがたくさんあって、大晦日の晩は遅くなったら外は歩けません。すでに晦日から練習?!する人もいて、その爆音といったら、、、まるで戦下のごとく、、1日の明け方まで続くのです。

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ちなみにカウントダウンの瞬間はシャンパン、泡系のお酒で乾杯し、ベルリンではこのクラプフェンを食べます。オリジナルの中味は杏ジャム、美味しいのはエッグリキュール!マーク曰く、日本の揚げドーナツですって。

大体、ベルリンの年越しは大晦日は午前中までお店がやっていて、お正月は2日から平常運転、、素っ気無いというか何というか、、でもそのおかげか、ようやくスイッチがはいってきました。(自分の中のモーターが起動する音が聞こえる気がします)


本年のコンサート初めは11日、面白いことに2019年のフィンランドでのコンサート初めに続いて今回もまたしてもゴトーニ・ファミリー公演。ベートーヴェンイヤーなのでラルフとマークとのピアノ三重奏は「ゴースト」で景気良く!

振り返れば ひたすら がむしゃらに過ごした2019年
どうも体力気力ともに力尽きたようで復活に時間がかかりました。瞬間瞬間を生き飛ばした感じ。

このブログも見てみたら更新できていたのはこのところ常に「海のこっち側で」カテゴリーのみ、やっぱり日本では気息奄々といったら大袈裟ですが、かなりギリギリだったのだなあ。

2020年は私にとって一体どんな年になるのでしょうか?

いろいろな企画が待っていますが
-今年はひとつひとつ飛ばしすぎず丁寧に生きていきたい-そんなことを思います。

なんだか一年の抱負を長々と述べる日記みたいになってしまいましたが、、一言での抱負はなんだろう。

うん
-丁寧に生きる-としておきましょう。

では本年も宜しくお付き合いください!
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