「能楽堂へ行こう」コンサート/木と気のコラボレーション

昨晩は神楽坂にある素敵な「矢来能楽堂」にてコンサート

能管奏者の一噌幸弘さんがプロデュースなさった「能楽堂へ行こう」〜替ノしらせ〜
第一夜公演へのゲスト出演です。

で、前回も書きましたが、ほとんど全曲弾かせていただく「ゲスト」(笑)
たっぷり「一噌ワールド」に浸かったので、一夜明けてもまだ曲がアタマのなかで鳴っています。
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こちらの能楽堂は本当にうっとりするような凄い響き!

古い木がチェロ雄と共鳴するためか、弾いていてなんと気持ちの良いことか…
聞くところによると、なんと舞台の下には大きな亀が(もちろん瀬戸物?!)埋められており、それに反響するんだそうな〜

きっと亀さんは舞台の守り神なのですね。
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さて当日は急遽「笛吹き王子」から『舞台には「音取り」で橋掛かりから登場してクダサイネ』と指示された私…
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(舞台横から見るとこんな感じ)
お能の「運ぶ」なんて言葉がアタマをよぎり、チェロを抱えて「すり足」で出なきゃなんて焦ってしまいました。

でも、それはそれ、笛と鼓の音に誘われ、趣のある能舞台の空気を吸ったら、あとはベルトコンベアにのったようで気がついたらコレルリ「ラ・フィリア」の演奏がはじまっていました。

一噌さんの能管が素晴らしいのは当然だとして、彼がリコーダーで演奏なさるバロックも捨て難い魅力があります。
テレマンのトリオソナタも弾いたのですが、特にこのラ・フォリアでの高音のリコーダーの澄んだ音は実に素朴で愛らしく、美しかった。

そして世界は一噌さんオリジナルへ突入。。。
そこからは、もう、一体どうなることかと思うほど(笑)白熱した舞台になりました。

またお客さまのリスポンスも良くて、大盛り上がりでアドリブが続きに続いたものの、なんとか大団円〜
最後は「乱拍子〜急ノ舞」能管と鼓でピリッと締まります。

アンコールの一噌さんオリジナル曲「よしのぼり」はしみじみ弾かせていただきました。
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左から「必殺超絶技巧ヴァイオリン弾き」壷井 彰久さん、私、「鬼才・奇才の笛吹き王子」一噌 幸弘さん、「いつもニコニコ温厚で、鼓をうつと時空を超える」望月 太喜之丞さん、「楽器の観念をくつがえす自由自在のタブラ奏者」吉見 征樹さん

素晴らしい名人の方々とご一緒できて本当に幸せな一晩でした。
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で、皆さんの足下に注意〜
そう、能楽堂の舞台に上がるひとは如何なる方でも足下は足袋です!

この2月にフランス人の友人を連れていった四ッ谷の足袋屋さんで手に入れた「足型にあった足袋」…
目出度くこの日デビューと相成りました。

というわけで素晴らしい能楽堂、素晴らしい共演者、そして足袋で気が引き締まって、アドリブ(即興演奏)のスリルに満ちながらも(笑)楽しいコンサートとなりました。

来年7月は一噌さんプロデュースで国立能楽堂の舞台にのせていただきます。
色んな奏者の方と共演=コラボレーション、お客さまともコラボレーション、チェロ雄も色んな空間(響き)とコラボレーション…

「一期一会」生の舞台の醍醐味ですね。
お楽しみに!!
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Category: Diary コンサート
Published on: Sat,  05 2013 23:52
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