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水谷川優子のチェロ弾き旅烏日記

伊勢神宮式年遷宮にて奉納演奏〜秋の風と1つになって〜

15日に無事に帰国いたしまして
一昨日は伊勢神宮にて奉納演奏させていただきました。

第62回の式年遷宮ということで遷宮は20年に一回…
初回は持統天皇時代の690年に行われたそうです。
それが脈々と続いていることの凄さ、素晴らしさを実感する一日となりました。

先ずは東京以外にも日本のあちこち(遠くは石川、新潟など)から参加してくださった知人、友人、Enne倶楽部(後援会)の方々と宇治橋で待ち合わせ、天照大御神がいらっしゃる皇大神宮(内宮)へ特別参拝に伺います。

皆さまと身を正し、襟を正し…お祓いをしていただいてから、神主の方に御垣内(通常は入ることが許されないそうです)へ先導していただきます。

静寂のなかで大きな石でできた玉垣を歩く音がなんだか特別なリズムで韻を踏んできこえました。

私は代表として正殿の正面にて参拝させていただきます。
言葉では言い尽くせませんが、おおらかなものに包まれたような気になりました。
この日は見事な秋晴れ、まばゆく、かつ暖かい光と厳しくも澄んだ空気のなかで浄化されたのかもしれません。

皆さまはここで神楽殿に、私は奉納演奏の準備へ参集殿へとわかれます。
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「さあ、これから御奉納を…」神妙な面持ち?!
なんだか不思議な表情をしています。
いつものコンサートよりさらに「捧げる」という心持ちだからでしょうか。
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私の側からみた風景はこうです。
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リハーサルの時の第1音から「ああ、ここは凄い」と思いました。
ここの木とチェロがまるで気が合ったかのように、音が自然に広がっていきます。

素晴らしい響きにチェロ雄も安心して隅々まで鳴ってくれました。
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『天照大神はお心の広い方だと思いますから、なんでもお心にあうものを演奏なさったらいかがですか?』
お世話になった宮司のN村さんに勇気づけていただいて弾きはじめは「アメージンググレイス」を。
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「バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番」を演奏していると、さあっと吹いた風に落ち葉が舞って「カサリ」と舞台にやってきます。
「鳥の歌」ではカラスくんたちが素敵な間の手を…これがまた絶妙なタイミング。
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それから日本の調べを何曲か弾かせていただいて、奉納演奏を終わりました。
どのくらいの時がたったものか…
空気や風、樹々のざわめき、太陽の光に「大いなる方」=自然の存在をふわりとそこに感じた時間でした。
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今回の正式参拝から奉納演奏まで、すべてが恙無く行えるよう暖かく丁寧に接してくださったN村宮司と。
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学生のころからチェロを聴いてくださっており、ずっと『式年遷宮の際にはチェロを弾きにいらっしゃい』とお声をかけてくださっていた大宮司の鷹司御夫妻とご一緒に。
またとない機会をいただいたこと、心より御礼申しあげます。
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そして最後に外宮(豊受大神宮)への特別参拝へ。
こちらは伊勢神宮のもう1つの正宮、衣食住の守り神である豊受大御神が祀られています。
私の感覚でいったら「豊受大御神」のお住まい、という感じでしょうか。

上の写真:右側が新しく、左側が神さまの古くなったご住居の板垣です。
なんだか時が遮られているような気がしませんか?
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本当に不思議に不思議が重なってあたりまえになる…そんな空気感の一日でした。

今回ご参加くださった方々は総勢70数名!
奉納演奏中はしみじみと「皆さまとご一緒に奉納申しあげているんだ」と感じました。

私が演奏し、皆さまが聴くのではなく、皆での奉納です。
特別な時を分かち合ってくださり本当に嬉しく思っています。
ありがとうございました。

さて今週の日曜日は恒例となった新潟県は三条市でのコンサートに行ってまいりますが
その三条市は式年遷宮の際に和釘や金具、そして飾りの組紐などを奉納している御縁が深いところなのだそうです。

ー何かが繋がっているーそんな気持ちになるのも間違ってはいない…かな?

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yuko miyagawa

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