〜初夏に煌めくパリの往復書簡〜@南麻布セントレホール

昨晩は「フォーレとサンサーンス」をとりあげたコンサートでした。
その名も〜初夏に煌めくパリの往復書簡〜!

今回はヴァイオリンの瀬川祥子さん、ピアノの佐々木京子さんという「パリ組」との共演で
「ドイツーオーストリア組」の私はいろいろとインスパイアされ、刺激をいただきました。

4月のラヴェルのデュオとトリオに続いて
5月のリサイタルもフレンチ・プログラムだったし
今回のフォーレとサンサーンスで私もすっかりフランス音楽の虜に…

秋にはショーソンのピアノトリオをパリでも弾くし
ドイツ語圏民(?)としては憧れのフランスにちょっと親しくなれた気がして嬉しい(笑)

昨日のメニュー(プログラム)は
フォーレのチェロソナタ第2番
サンサーンスのヴァイオリンソナタ第1番
休憩のあとにはフォーレの珠玉の歌曲である 「夢のあとに」 をチェロとピアノで
最後は三人でフォーレ、最晩年の作品であるピアノ・トリオを弾かせていただきました。

最初は『曲目がマニアックすぎるかなあ』と話していたのに、おかげさまで満場☆
奏者の息遣いとお客さまの吐息が聞こえる、そんな親密なコンサートとなりました。

まったく作風も、性格も、生き方も違うサンサーンスとフォーレ…
近代フランス音楽を体現する2人のあいだには
10歳違いの先生と生徒として出逢ってから60年近い交流があり
その友情が垣間みられる手紙の数々が残されています。

一瞬だけ広尾のビルの中にあるセントレホールが、当時のパリのサロンに変身した気がしました、
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左から祥子さん、京子さん、私、そして前は音楽プロデューサーの中野雄先生☆

中野先生の最新の御著書は小沢征爾先生について書かれた作品、出版は8月だそうです。
昨晩も打ち上げでいろいろこぼれ話をしてくださいましたが、面白そうで早く読みたい!

というわけで今日は長野県の佐久にてリサイタルです。
パッキングして出ます☆

「続きを読む」にフォーレの遺した言葉を贈りますね!

ー私がこの世を去ったら、私の作品が言わんとすることに耳を傾けて欲しい。結局、それがすべてだったのだー
 恐らく時間が解決してくれるだろう 
 心を悩ましたり、深く悲しんだりしてはいけない。それは、サン=サーンスや他の人々にも訪れた運命なのだから

 忘れられる時は必ず来る 
 そのようなことは取るに足りないことなのだ。
 私はできる限りのことをした
 後は神の思し召しに従うまでー

「ガブリエル・フォーレ―1845‐1924」
ジャン・ミシェル・ネクトゥーの著書より
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Category: Diary コンサート
Published on: Wed,  23 2014 08:31
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