「コンコルソMusicArte」審査員

昨日は第6回「コンコルソMusicArte」の審査員をつとめさせていただきました。
こちらももう第6回、早いものです。

このコンクールはイタリアの文化功労賞のなかでも最高位の勲章を授与なさった声楽の故・中川牧三氏を忍んで始まったもの。そのマエストロと祖父・近衞秀麿は若い頃からの友人で1930年代には2人でシベリア鉄道でヨーロッパへ渡った仲でした。

まだ東洋人が珍しかったころにフルトヴェングラーをはじめとしてR・シュトラウスやヒンデミットと交流!
ヨーロッパの音楽に存分に漬かった2人には楽しい武勇伝がたくさんあって人嫌いで有名なラヴェルのところも訪問しています。

そういえば祖父はシベリウスに招かれてフィンランドで指揮をしたのですが、そのシベリウスは今年が生誕150年。
去年が没後40年だった祖父はもしもいま生きていたら今年で117歳、2歳お年下だった中川先生は2008年に105歳(!)でお亡くなりになりました。
彼らが青春を謳歌した時代のヨーロッパ、一体どんな空気だったのかな?ちょっと覗いてみたくなります。
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審査院の皆さまと、左からなんとイタリア声楽コンコルソの第1回シエナ大賞を受賞なさったソプラノ歌手の黒田安紀子先生と世界的なテノール歌手のアルベルト・クピード先生の御夫妻、中川先生の志を継いでいらっしゃる中川くにこ先生。(他にヴァイオリンの益田みどり先生がいらっしゃいました)

私が審査に加わらせていただいたステッラ部門で入賞した方は「音楽芸術国際フェスティバル」に日本代表として出場、テアトロ・オリンピコやヴェッキオ宮殿などなど夢のような舞台で演奏の機会が与えられます。毎年、現地のメディアも注目しテレビ放送もあるとか。

昨日は本当に胸がすかっとするような演奏をたくさん聴かせていただきました。
(一番小さいコンテスタントは4歳のヴァイオリニスト、堂々と弾く姿が圧巻!)

ハッとするくらい輝いている若い奏者に出逢えて本当に幸せでした!
皆さん、これからも生き生きとした音楽を奏でて聞く人にエネルギーを与えてくださいね。
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Category: Diary コンサート
Published on: Tue,  06 2015 23:57
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