若狭一滴文庫コンサート

昨日は福井県にてコンサートでした!
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今回はザルツブルク時代の留学生仲間である今川裕代さんがお声がけくださって素晴らしいご縁を紡いでくださいました。

会場の「若州一滴文庫/くるま椅子劇場」
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前日入りでゆっくりリハーサルさせていただきました。

ここは作家・水上勉さんの故郷である「おおい町」にあります。
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そして このホールは水上さんが主宰してらした若洲人形座の拠点なのです。

前半はその人形座の語りをつとめてらっしゃる女優の飛鳥井かゞりさんの朗読に
ピアノとチェロで宮沢賢治氏の「セロ弾きのゴーシュ」をコラボ!
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(ちゃんと写真が撮れず、楽屋でパチリ)
飛鳥井さんは1人で何役だったのかな?

七色の声とのコラボは楽しくて 私はすっかりゴーシュの気持ちに
裕代ちゃんはピアノ演奏以外にタヌキさんの子どもになりきってチェロの弦をお箸でぽんぽこぽんぽこ♪
あまりの可愛さにニヤニヤしないよう苦労しました。

ユーモレスクからトロイメライまで、すっかり物語にはいりこんだ賢治の世界…
あまりの手応えに3人で自画自賛!!

いつかまたどこかで再演したいものです。
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後半は一曲ずつソロをはさんでデュオのコンサート
私は文楽の場所ということで黛敏郎さんの「BUNRAKU」も弾かせていただきました。

裕代ちゃんと一緒に音を紡ぐのは自然で心地良いものでした。
ザルツブルク時代の恩師ハンス・ライグラフ先生に私もデュオで指導していただいていたこともあるかもしれません。

とくにブラームスのソナタ第1番はルーツを共有している感覚を土台として自由に呼応しあえたように思えます。
次回はブラームスの第2番も一緒に弾いてみたいなあ!

心が和む庭園の中には
語らいの場で美味しいものを食べさせてくださる六角堂
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(お庭の梅でつくった梅ジュース、そしてよもぎ餅はとくにおすすめ!)

水上作品の竹人形文楽で使われた人形館もあってたくさんの登場人物が展示されていました。
普通の文楽より小さいのですが凄い迫力!
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(飛鳥井さんは次は京都で「はなれ瞽女おりん」を上演なさるそうで、主人公おりんちゃんに触らせていただきました。人形遣いの方が動かしてくださったら至近距離なのに表情がくるくる変わって可憐、なんだか切なくなりました。竹人形の文楽上演にご興味の方は9/29〜10/3まで京都のP-actへぜひぜひ!)

それから本館には美術作品、また宗教と文学の資料がおさめられています。

しみじみ、ここは場所も特別でしたが、お客さまも特別でした。
弾いているときに切々と感じる客席の集中した空気感

あとから水上勉さんの遺されたもの、
敷地内の形あるものや、形ないものに感応しながら

ー皆で瞬間瞬間を一緒に造ったコンサートだったなあー
そんな風に思いました。
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前夜のごはんは若洲一滴文庫の下森弘之さんと

下森さんのお話を通して水上勉さんを作家としてだけでなく、人として近く感じることができました。
ありがとうございました!
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(こんな御飯なのにこの後もリハーサルで一滴もお酒が飲めず、、、涙)

お店は雰囲気のある素敵な古民家ですが、私はここに宿泊をする予定だったそうで
えっ!!こんな広いところに1人じゃ怖すぎる!
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ということで海辺の明るいホテル「うみんぴあ」に宿泊
チェロ雄と海を眺める裕代ちゃん。

下森さんに「もう1日あったら海でクルージングしていただこうと思ってたのに」と仰られて愕然、、、
ここの古いお寺や、明治、大正の洋館も拝見したいし
安倍晴明の子孫の住んだ場所も散策したい!

ここは知れば知るほど面白くなりそうな土地という勘がします。
それになんと言っても米どころ福井で日本酒を飲めず、、、

また小浜町、おおい町リベンジ、行きたいと思います!
ご縁に感謝を〜
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Category: Diary コンサート
Published on: Mon,  26 2016 23:58
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