旅するチェリスト水谷川(みやがわ)優子のブログ

2016-09-29 Thu 01:14
能管空乱〜チェロ雄お謡いに吠える
本日はこんなメンバーでセルリアンタワー能楽堂でコンサートでした。
20160928224752dc8.jpeg
鬼才・一噌幸弘さんのプロデュースによる「能楽堂にいこう」シリーズ2016
第三段はその名も「能管空乱」!

写真は演奏直後に舞台裏の鏡の間で撮ったもの。

左奥から 観世流シテ方の観世喜正先生、素晴らしい迫力でした!
装束をおつけになったお姿の素敵なこと、前から拝見したかった。
お謡いには、毎回チェロ雄の裏板が共鳴していました。

お隣は大鼓と小鼓を演奏なさった藤舎呂凰さん、相変わらずキレの良い音、空を裂く爽快な響き。
柿原光博さんの大鼓は味わい深い音色で、お声も楽器とリンクしてらっしゃる、じっくり胸に染み込みます。
お二人の迫力の掛け合い、引き込まれました!

そして一噌さんの弟子でありながら師匠を仕切れる頼もし〜い笛の加藤俊彦さん
演奏もさることながら、師の駄洒落を食い止めることができる色んな意味での凄腕なのです。

尺八の小濱名人さんは初共演。柔らかく優しい音から厳しく激しい音まで、いつも自然な流れ〜
本番はチェロ雄がお隣で喜んでおり、白状すると即興部分では気がつくと尺八に寄り添って弾いておりました。
ついつい、、、

タブラの吉見征樹さん、一言で凄い。。。タブラという楽器がタブラ奏者を「凄く」させるのか?
ご一緒させていただくたびに、しみじみ考えます。

コントラバスの瀬尾高志さんを表現すると「ゴムまり」!
跳ねる跳ねる、このリズム感は一体なんだ〜
こういうベースに乗って弾くのは至福そのもの。

前列左から山田路子ちゃんに 武田朋子ちゃん
お二人とも一噌さんのお弟子さんで、それぞれ大変に幅広くご活躍です。
面白いもので同じ笛でも、皆さんの個性が全然違うように、音が違う。
シンプルな楽器なのに、いや、シンプルだからこそ?

バラけて、融合して‥笛だけの楽曲も面白かった〜

弾き手によってまったく違って聴こえるのはチェロでも同じ。
個性が違うからなのでしょうね、またまた面白い体験をさせて戴きました!

そ〜し〜て〜 一噌幸弘さん
能楽笛方、能管、篠笛、田楽笛、つの笛、リコーダー、空気穴があればなんでも吹く奏者。
彼がどれだけ凄いかはもうここで書かなくとも良いでしょう。

鬼才です。いや奇才か?
もう何年のお付き合いになるでしょうか。

この鬼才に出逢わなかったら、きっと私はバッキングという言葉も知らなかったし、地とか手とか書かれた譜面で演奏することはなかったでしょう。大返しとか、テイハイとか、Asus4もここで嵐のごとく鮮烈な洗礼をうけました。

それが、いまや即興がストレス解消?!
いえ、感覚を解き放して暴れるのも楽しいけれど、皆の響きので自由なのが楽しいのです。

この「場」が生み出すエネルギーの中で演奏するのは実に楽しい。
鬼才・いっそうさんと、その才気溢れる仲間たちには何にも変えがたい刺激をいただいております。
201609282247550ba.jpeg
2016092822475670d.jpeg
20160928224753fa0.jpeg
20160928224753482.jpeg
↑一昨日のリハ風景。

というわけでエネルギー満タン。
明日は明々後日の新潟は三条市のコンサートのためピアノの山本貴志さんと1日リハします。
耳の中に木霊す能管の音を追い出してショパを呼ばなくっちゃ、おーい、ショッパーン!!


そうそう明後日は初の小平市にて無伴奏のコンサート
ルネこだいらの、なんと大ホールです。


「歌うチェロ、語るチェロ」~バッハから現代まで
ルネこだいらランチタイム・コンサートvol.20

日 時: 2016年9月30日 (金)12:00〜
曲 目: バッハ:無伴奏チェロ組曲 第3番
黒人霊歌:アメージンググレイス
カタロニア民謡/カザルス:鳥の歌
ソッリマ:ALONE ほか

問合せ:(公財)小平市文化振興財団 チケットカウンター
tel:042-346-9000(9:00~17:00)

こちらは全席自由で500円。前売りチケットの販売はございませんので直接会場入口で500円をお支払いください、だそう。皆さま500円玉を握りしめてぜひいらしてくださいませ〜
関連記事
別窓 | Diary コンサート | トラックバック:0 |
この記事のトラックバック
トラックバックURL

FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら
| 水谷川優子のチェロ弾き旅烏日記 |