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水谷川優子のチェロ弾き旅烏日記

パリのお化けとコンサート

鷹揚に時が流れるベルリンもさすがにクリスマス前の煩雑さというか、焦りのようなものが感じられるようになりました。やっぱり師走ならでは?道も混んでおり、クラクションもいつもの3倍くらい賑やかです。

で、ただいまパリのシャルルドゴール空港から羽田に向かう機内でこれを書いております。

先日のブログは
「日本からベルリンに到着してそのままピアノ三重奏<トリオ ソ・ラ>のリハーサル」
というところでした。

そう、あれから3日間集中練習して、夜はご飯とワインで英気を養って
週末はパリでコンサートでした。
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写真の黒一点が館のオーナーのJJ氏です。
画家だけれど作曲もなさり、パリの名だたる演奏家が彼の作品を初演したという「趣味人の極み」のような方。

なんでもコンサートとお食事という友人たちへのもてなしのためだけに、この1830年に建築された館をお買いになったばかりだそうで、5階建のヴィラの上階はまだリノベーション中でした。

ムッシュJJ、郊外にはお城も持ってらっしゃるそうな。。。
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こちらがコンサートを行うメインのサロン
パノラマ写真を凝縮したので部屋がへちゃむくれて(!)見えますが
なんとピアノに向かって右手の壁の中にはエレベーターが隠されています。

で、、、、、、
素晴らしい部屋でのリハーサル、ピアノも年代物なのに良いコンディションのベーゼンドルファー
なのにちょっと落ち着かない、なんとなーく寒気がするし。

じっと目を凝らしていたらピアノを弾くかつら嬢の真後ろに隠れ扉を発見!
どうも地下室から人が上がって来そうでちょっと怖い。

挙句の果てにJJ氏とその従者が一瞬お留守になった数分間は
私3人しか屋敷にいないはずなのに
コトリと音がして玄関の扉が開いて風が入るわ、天井は軋む音がするわ、人がいるような物音はするわ。。。

すっかり1人で御手洗いにも行けなくなった私たちでしたが

そこは3人揃えば「姦しく」
やれヒッチコックの「サイコ」だの「マダムタッソーの蝋人形館」だの「エドガー・アラン・ポー」だの
と騒いで励ましあっている間にすっかりハイな気分に。
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曲も曲だったのでさっきまで身を寄せあって怖がっていたのもすっかり忘れ
優雅なサロンコンサートにセレクトされたパリの芸術文化を支援なさるVIPのお客様を前に大暴れ

で、盛り上がったコンサート後にゲストの方が嬉しそうに教えてくださるには
「ここは詩人の〇〇や画家の〇〇も住んだ歴史的な建物なのだよ」
ふむふむ

「それに1910年には殺人事件もあったのだよ」
さ、殺人事件?!

「そう、若く美しい乙女が三角関係のもつれで殺されて、それ以来ここには彼女が出るんだよ、ロマンティックだろう?」
え、それってロマンティックなの?

いやいや、どうりで納得!
なんだか逆に怖くなくなりました。

大体、モーツァルトはともかくとして
吉松隆さんのロック調な楽曲とか
ショスタコーヴィッチの激しさにはさすがの幽霊も吹っ飛んだはず。

と思ったらヴァイオリンの祥子嬢は「幽霊は吉松さんのご機嫌なアトムハーツが好きだった気がするわ」ですって。
うん、なかなか素敵なゴーストじゃないの。

それにしてもお化けもやっぱり美女なのね、丸々としたおばさんじゃいけないのかな。
あくまでも姦しく突っ込む3人でした。

コンサートには9月にご一緒させていただいたマエストロ・パスキエも聴きに来てくださって、曰く
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『今回の館も興味深いけれど、道を隔た建物(写真の左後方)はパリの音楽界でも歴史的なコンサートが行われたシアターだったんだよ』

ガブリエル・フォーレがパスキエ先生のおじい様方と演奏したり
またコルトー、ティボー、カザルスのピアノ三重奏も常連だったそう

<アンサンブルの聖地 >なんだか縁起が良さそう!
これで1月のソ・ラのコンサートも景気良くいけそうです。
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(ベルリンのクリスマスマーケットにて)

トリオ ソ・ラは来年1月は浜松や鎌倉でコンサート
メインの「三都物語 vol.4」は1月18日の19:00から東京文化会館小ホールであります。

お問い合わせやチケットのお申込みは以下までどうぞ♪

Enne倶楽部
tel:080-2262-6225 fax03-5775-2076
mail:enne-club2@yuko-miyagawa.com

というわけで日本!
いま着陸したところでまだシートベルト着用中、今回も快適な空の旅でありました。
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(クリスマス市名物のグリューワインを手に。顔がパンケーキみたい)

実はこのコンサートが私の「2017年のコンサート納め」
もちろん仕事納めはまだ先ですが
今年は久しぶりに日本で年越しなのです!

では次回は今年中に日本から〜

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yuko miyagawa

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