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水谷川優子のチェロ弾き旅烏日記

kaputte kirche=カイザー・ヴィルヘルム記念教会

ベルリンに戻って来ております!20060110025434.jpg
という訳で今日は旧西ベルリンのシンボルともいえる教会(プロテスタント)を御紹介。壁が崩壊するまでの中心街<クーダム>の真ん中にそびえ立つ、この<カイザー・ヴィルヘルム記念教会・Kaiser-Wilhelm-Gedaechtnis-kirche>は1888年に死去したドイツの皇帝(カイザー)ヴィルヘルム一世の為に建てられたネオ・ロマネスク様式の教会で、建設には1891年から95年の4年間かかりました。
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入り口
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下記の写真をもう一度よくよーくご覧下さい。教会の先が欠けているでしょう?第二次世界大戦中(1943年の11月23日)に爆撃を受けて、この形になりました。今は60メートルくらいの高さの、この教会。聞く所によれば完成当時は100メートル近くあったそうです。berlin1.jpg
廃墟と化していた教会の復興第一歩として、1956年にやっと入り口等が修理され、続いて教会としての機能回復を目指して建物を再建する為にデザインが募集されました。ところが9人のドイツ人建築家の内6人までが新たな教会を建てるという案を出し、選ばれたeiermann氏の作品も、この壊れた教会(kaputte kirche)を完全に取り壊すというものでした。
それに反対した市民は「教会のこの姿を後世に残して欲しい」という趣旨の熱烈な手紙をベルリン新聞社に投書。集まった手紙はなんと47000通にも上るもので、復興委員会が激しい討論の末にeiermann氏に古い部分を生かした教会を建てるデザインの再考を申し込み、受諾した氏は「戦争を体験した人々の事を新しい世代が理解してくれる事を望んでいる」という意見を表明したという事。写真の隣接する近代的な塔が1961年に出来上がった新しい教会です。遠くから闇夜に青白く浮き上がって見えるこの塔も、日中は建物内部に光が満ち溢れて、また全く違う印象になります。

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これはクリスマス前の華やかな写真。私は初めてこの教会を見た時、広島の原爆ドームを思いました。壊れているけれど生きている、その姿は時を止めているみたい。この町の無くてはならない存在です。

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yuko miyagawa

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