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水谷川優子のチェロ弾き旅烏日記

冬季オリンピック、ご覧になっていますか??

今日は打ち合わせと8時間リハーサルがありました…そんな訳で冬季オリンピックは殆んど蚊帳の外状態。ライブ放送を見たら時差惚けになるし、ニュースのダイジェスト版でチェックしているくらい。

それにしても、今のところ<日本メダル無し>

だから、どんな分野でも世界の壁は厚いのですってば!メダルなんて、そう簡単には取れやしません。
大体、例によって相変わらず、騒ぎ過ぎの報道が多いとお思いになりませんか?ただでさえプレッシャーがかかってる選手達を、現地までも追いかけて乱さないように。一体、敵なの味方なの??
記者を始めとする報道陣の人格やモラルの問題ですが、応援しているフリをして選手の足を引っ張らない様に。この方々、自分が選手だったら…と想定して報道に臨んで頂きたい。
そして中継も『そんな事言うなら、自分でやってみなさいっ!』と思う様な無責任コメントもあるし(その競技において、元選手のコメントを除く)、盛り上げる為に大袈裟な『ああ!!破れました○○!残念 、ニッポン!!!入賞には手が届きませんでしたっ!』なんていうのも耳につきます。冷静に見て、回りの選手のレベルが段違いに高く日本勢の手も足も出ない様な状況でそれを言われると、心が冷えます。すきま風が吹きそう。

選手達は今まで長い月日、昼夜を問わない練習を積み重ねて、それぞれがオリンピック出場権を手にし、その4年に一度の本番で自分の全てを挙げられるように準備をして来た筈。彼らに国の代表として真に頑張って欲しいなら、国民が少し大人になって見守る位でないと、本当の意味で選手は育ちません。
そろそろ<勝てば官軍負ければ国賊>…(賊!!)みたいなのは、やめましょうね。幼すぎます。一番がっかりしているのは選手なのだから、追い打ちをかけないように!報道の力は、敗退した選手を犯罪者の様に扱ってトラウマの原因になる事も、選手達が自分のペースで立ち直り、早く次のステップに向えるようにサポートする事も出来ます。勿論、それを読んだり聞いたり、見たりする我々の責任は重大です。

ところでスポーツは勝負の世界と言いますが、試合に負けるにも大きく分けて二通りありますね。
1、自分の全力を出し切れずの敗退。
2、自らの全力を出し切ったものの、更に自分よりも素晴らしい選手達がいた場合。
2、の場合は、例えメダルを受賞せずとも選手本人がすっきりした印象で、見ている我々も『ああ良く健闘したな、良かったな』と思う筈。
選手が一番悔しいのは勿論1つ目、自分の本領を発揮出来なかった時でしょう。<試合以前に自分に負けている場合>
日本選手は真面目なのか、精神面が弱いのか…良くわかりませんが、プレッシャーに弱くて自滅する傾向が多い…様な気がします。『じゃ、オリンピックの場でやってみろ!』と言われれば返す言葉もありませんが、我々音楽家とスポーツ選手との共通点は多々あります。舞台が我々に取って天国でも地獄にもなり得る所、など。
だって、あの巨匠カザルスだって時には舞台の袖で震え<コンサートを受けた自分自身を呪う>事があったのですもの。カザルスの場合、それは音楽への畏敬の念から来たと私は確信しています。通常に使う「緊張する」とか「ナーバス」などという言葉では表現出来ない高い次元で、心の奥底に沸く未知の世界への畏怖…それが皆無という人は技術屋(悪い意味での)から一歩も先に進まないでしょう。
果たしてそれに飛び込み、それを超えた時、人は自分の知らなかった自分自身の可能性がさらに開くことに気付く事が出来ると思います。

まあ、オリンピックやコンクールなどという勝負事には、そこに更に<時の運>というものも絡んで来ます。<運も実力のウチ>と言い切る方も多いけれど、人生の上で見たら何がどんな意味を持つかは、直ぐに結果は出ない。

思わず、ふんがふんがと長く書いてしまいましたが、やはり、どんな種目でも選手の方が自分の全てを挙げて、強いては自分自身の限界に挑んでいかれる姿は本当に美しく、心に共鳴し、また勇気を与えるもの…
このオリンピックでは、個人的に原田選手のはみ出す様にスケールの大きい<ジャンプ>が拝見出来なかったのがちょっと残念だった(勿論これからも応援します!)けれど、今回やっと理解出来てハマりかけたのが、バスルームのお掃除の様だと思っていた『カーリング』。このチェスの様な競技はなかなか面白い。これこそ、確実な技術と頭脳に、平静な心が必要不可欠ですね。北海道の女の子チーム、大分見慣れて情が移って来ました。(はっ!!何とか言いながら、私は結構見ているかも…)

そして来週はオリンピックのクライマックス、子供の頃から大好きなフィギュアのしかも女子シングル。日本の名花たちも、それぞれ自分の力を出し切って悔いのない演技をして下さることでしょう。(月曜日、見たいなあ。日曜のコンサートが終わったら少しほっとできるかな。でも時差ぼけになったら自分の練習が出来ないしなあ…ぶつぶつ…)

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yuko miyagawa

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