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水谷川優子のチェロ弾き旅烏日記

クフモ・『冬の旅』そして河合隼雄先生のこと、その2

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河合先生とは面白い御縁を戴いていました。
何年前になるでしょうか、最初にお目にかかったのはフィンランドから関西空港経由で奈良の講習会のコンサート会場に直行し、あまりの熱さと時差で蝉の鳴き声が頭に響いて意識朦朧となっていた時の事です。
『あなたの伯父さんの遺作はね、僕のために書いてくれはった、いやあオモロい曲ですわ!!』が先生の初めの一言で、それを目をまん丸くして仰ったのが印象的でした。(伯父はその数ヶ月前に亡くなっていたのです)それから暫く<当たり障りの無い世間話>をしていましたが、どんな話の流れだか、ふと、その夏に私が無性に読み返したくなり欧州に持っていったのが芥川龍之介(羅生門、鼻、芋粥と地獄変が)であった事に触れると、先生はその途端に『ほうほう、それでそれで?』と身を乗り出され、それから時も忘れてお互いに<本>のお話をしました。それで私はなんとなく先生と心が通じた様に(勝手に)感じ、それ以来、先生の前では安心して素の自分のまま、勝手な意見を述べる様になったのでした。

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yuko miyagawa

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芥川龍之介
芥川龍之介芥川 龍之介(あくたがわ りゅうのすけ、1892年3月1日 - 1927年7月24日)は「羅生門」などの著作で知られる日本の小説家である。号、澄江堂主人、俳号、我鬼。俳優の芥川比呂志は長男、作曲家の芥川也寸志は三男。(次男の芥川多加志は戦死。)
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