FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
yuko miyagawa
Posted byyuko miyagawa

南紀の虎

20071028215144
昨日は和歌山県串本の無量寺さまにてコンサートでした。
無量寺さまでの演奏会は去年についで二回目、もうすっかりお馴染みです!
台風かも、と言われたものの天下の晴れ女のアタクシ、見事にカラリと晴れました。(ふふ)
今回は能管とお謡での小林栄一郎さんとご一緒。小林さんとは初めての共演、でも実は仕事上何度もお世話になっている方なのです。
しかーし今日はご本業は封印、本名も秘密なのでした。
小林氏とは来週も南朝終焉の地、上北山でご一緒に弾かせて頂きます。
そういえば笛吹きプリンスとの本番も10日だし、週に一度は能管とコンサート…この秋、能管づいている私です。風流だわ。
昨日の本番は(も)一言で申し上げると「楽しかった!」(『毎回言ってるやん』と仰らずに…)
お互いのソロとDuoを取り混ぜたプログラムで、能管のみならず、お謡も一曲合わせてくださった小林さんですが、友人としても気が合う人は演奏しても合うのかな…などと思ってしまいました。だって、この様なコラボレーションはいくら合わせても、結局のところ本番中の即興性に頼るところが大きい。約束事に縛られず(縛ることが不可能)、予測出来ないところで演奏、ある意味「出たとこ勝負」くらいの開き直りとお互いの信頼がモノを言うのです。
さてさて!昨日の演奏会はご住職である八田尚彦(はちだ しょうげん)和尚さま御発案の災害義援金基金設立記念のコンサートでした。ご自身が神戸の震災を体験なさりボランティアをなさりながら痛感なさったのは「被災地に必要なものは先立つもの!」。これからは年間を通してのお賽銭も全て災害被害の寄付に回されるそうです。四十を少し越えたばかりの和尚さまは自然体で温かみのある「一休さん」に出てきそうな方です。
でっっ私は今年憧れの君にやっとお目にかかれたわけです!
それが「南紀の虎」
この無量寺さまは串本応挙芦雪館という美術館を併設してらして、芦雪の虎さまが鎮座しているのだ。(竜虎図)
その昔、無量寺の愚海和尚と交流があった円山応挙は自分の作品(襖絵)を持たせ、一番弟子を南紀に送ったそうな。そのお弟子さんが長沢芦雪で、美術館にはこの師と弟子お二人の作品の他、狩野探幽の掛け軸など贅沢に展示されています。
私は芦雪の天衣無縫な事にとにかくびっくり…心が自由に遊ぶという感じで拝見していると自分の中の頑なものが解けてくる。
そして今まで本では拝見していたけれど…やっぱり本物の虎は凄い!可愛いしのびのびしているし、でもやっぱり圧倒的な迫力です。
実は数年前に某国の大富豪で有名な日本美術コレクターに「この虎を売ってくれるなら、私のコレクション全てをあげマショー!」と言われたとき、「この虎は寺の宝だから、売りません」(キッパリ!)とお断りになったことがあるそうな。
80年代にロンドンのロイヤルアカデミーの「大江戸展」に貸し出された時には「芦雪の虎グッズ」としてマグカップやTシャツ(私も欲しーーい)が超人気に…しかもあの2階建てバスの側面に等身大ポスターが貼られたらしい。
これ全部、無量寺総代の矢倉さまのウケウリです。
感動した私が物欲しそうに虎の前から離れなかったら、見るに見かねて優しい矢倉さん:「あー携帯で写真撮られてもいいですよ」
水:「えーっっ特別ですか?!」
矢:「はい、特別です。」
来年も虎に会いに行くのです。

というわけで皆さまに特別のお裾分け!
20071028215519
関連記事
yuko miyagawa
Posted byyuko miyagawa