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水谷川優子のチェロ弾き旅烏日記

音楽と缶詰

ああ、初心者ミスっ!!書いた記事が消え、やる気に冷水をかけられた気分…


はい!気を取り直しました。

それにしても前回は間が空いてしまったにしても、25の<拍手>を頂きました。
実はけっこう喜んでいる自分を発見。これって<拍手>という言葉に自分は反応するんだと分析しています。もし<評価>だったら絶対に反抗して無視してるもんね。職業的サガでしょうか。
それにしても、この<拍手ページ>は携帯から<拍手>参加や<拍手コメント>出来ないという欠点があり、先日までコンピューターが気絶していた私も見られず、今ひとつコメントもお返ししておりませんでした。ごめんなさい。
今、新たに研究、把握(というほど複雑じゃない)したからお返事OKです。(旅中は携帯からだから返信遅くなりますが)
皆さま、これから拍手&コメントも気後れなさらずに…ウェルカムですから!

で、日々の報告日記。
先週はNYからロトさんが(ピアノの天才=奇才の歩く見本みたいな…)来日初日に「時差でふらふらしていらっしゃるところ捕獲!」状態で3日間京都で缶詰リハーサルをして参りました。これは15日に京都の青山バロックザールであるリサイタルの練習。

で改めて、しみじみプログラムの選曲に手前味噌感動した次第!
『こりゃ、いい!』と20071215.jpg

↑これって夏にフィンランドで撮った楽屋でのスナップ写真…いいんだろうか。ヨーロッパバージョンで顔も丸いだし
一曲目のヴィオラ ダ ガンバ・ソナタ、実は私、この曲はピアノと弾く事をあまり好まなかったのです。バッハ時代のオリジナルはハープシコードだった訳で、それを現代のピアノ、しかもフルコンとチェロで一緒に弾くのにはどうも無理がある。音の響きの観点から言っても本来有るべき姿からかけ離れており、矛盾を感じる…なーんて偉そうな事を学生時代から密かに思っていたのですが、やっぱり今回ロトさんと弾くと目からウロコ!こんなに鱗が!!というくらいにポロポロ落ちました。

う~ん、ロトさんって曲全体の姿を捉え、理想の響き、譜面から浮かぶ「あるべき音」を形にする方法を、こんなにご存知な方なんだ!と急に敬語になって感動。(普段は二人の間は英語ー私のいい加減な英語を駆使、たまにロトさんの恐ろしい日本語←上手すぎて素晴らしすぎて、丁寧語とスピンが掛かった尊敬語の弾丸攻撃にあっているように感じます)さすが、その昔ホロヴィッツに才能を見初められたピアニストです。ペダリングが呼吸をする様で、チェロも違和感がありません。
勉強になるなあ…
ルトスラフスキーのグラーヴェは初めてだけど、ロトさんと弾くと響きが人間的暖かみを持って面白い。久々のベートーヴェン:ソナタ4番も留学生時代を思い起こしながらスコアを読み、音にしていくと新鮮な発見だらけ、どんなに弾いても飽きないなあ。今回は作品番号の近い後期ピアノソナタとの類似点を強く思う。
ロトさんは『ちょうどバレンボイムとベートーヴェンの音楽上の形式における<記憶>について語り合ったばかりで』と話して下さった。

『<記憶>と<思い出>は違うものでス。ドイツ語はどうデスカ?』

ベートーヴェンの<記憶>…ルードヴィッヒくんとは一体どんな人だったのだろうと彼の人間像に思いを馳せてしまう。

二人で弾いては、お互いの解釈を言葉で表現し、確かめ合い、納得しながら一歩ずつ進む、その作業が楽しくて、あっという間に3時間くらい軽く過ぎていきます。

後半のプログラムは北欧ものばかり。シベリウスの小品、グリーグの歌曲&ソナタ。(チラシのDebussyのソナタは変更→グリーグの歌曲)シベリウスはCDにも入っている私のレパートリーですが、メインのグリーグのソナタをコンサートで弾くのは実は初めて。
つい先日グリーグのバイオリン・ソナタ3番を聴いて唸ったばかり。(北欧人のマークの演奏について:グリーグの曲はともすればドラマティックになりすぎたり、甘すぎに弾かれることが多いが、彼はリズムを厳しく律し、感情に引きずられた過剰なヴィブラートなど一切せず、哀愁漂うメロディーに溺れることなくきっちりと構築。奏者の余計な思いを排除した事によって…随所に出てくるノルウェーの民謡的なシンプルで美しいメロディーが浮かび上がり、全編に流れる温度感がグリーグを等身大に感じさせた。)
私もこのところCD「ソルヴェイグの祈り」のおかげで『ペールギュント』を弾いていて思うところ有り…ロトさんもグリーグのピアノ協奏曲は十八番!
というわけで、色々なものにインスパイアーされて、この曲にはもの凄く集中しています。
ロトさんとはテンポの事でバチバチと戦うことから始まって、凄く手応えあり!(変ですか?)

まあ、曲についてはまたまた次回の合宿中に(余裕が有れば)追記させて頂きませう。
歯応えがある長編小説を読むときみたいな、そんな心の準備とワクワク感でいっぱいな毎日です。

なーんて言ってはいられませんでした。明日締め切りの原稿があるんだった!!
まだ一行も書けてなーーーい。
さ、気分を切り替えてやるか!

夏休み最後の一日…状態の私でした。なんでもーやり始めたら集中力ーとスピードだけが売り物です。(やりだすまでがね…計画性ないし。。。)

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yuko miyagawa

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