旅するチェリスト水谷川(みやがわ)優子のブログ

2008-06-13 Fri 23:32
一音の妙・輪の和音
20080613233222
あうぁぁぁぁ(T_T)

昨日はまたしても本番の写真を撮り損ねたワタクシ。

気がつくと着替え終わっていました。。。
(と言うわけで写真は今朝、祖母のお墓参りに寄らせて戴いた京都のお寺です。テッセンが綺麗!)

昨日はO邸のサロンで試演会、初めて今回のメイン・プログラム(14日の京都・バロックザールがトリオのメイン・コンサート)を全曲演奏したわけですが、改めて今回のプログラミングに感動!(自分で言うのも愚かだけど…でも作品間の流れが良く、深くも簡潔なプログラムなのです)

一曲目のベートーベンのカカドゥ変奏曲は、喜怒哀楽のはっきりした明るく楽しい曲です。
後期の作品ですから、音符に休符、点すら一個足りとも無駄がない明確な音楽。
ベートーベンパワー[生きる喜び]に満ち溢れているこの曲は少年時代のルードヴィヒ君を彷彿させ、弾いていると嬉しくなってくるのです。

そして、ブラームスの最後の三重奏。
何処を切ってもブラームス、彼の哲学、美学が一音一音に凝縮された作品…弾きながら、三人でどんどん彼の世界に引き込まれていく、その和音の美しさには言葉が霧散していきます。
三楽章はブラームスの子守歌と同じ感覚を受け取り、切なくなる。何故だろう。

先人たちは、なんと強いメッセージの音楽を遺したことか。

ラフマニノフの「哀しみのトリオ」、作曲時の彼はまだ青年だったのに、まるで人生の無常を知っているかのような悲しみを帯びた旋律が、なんとも美しく深く心をえぐります。
この曲で、私たちは今回のプログラムのメイン曲を書かれた、松村禎三先生の死を悼むのです。

ではまた明日ね!
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