2008年11月25日 10:05
なにやら最近、ブログ拍手の数が多い…?
積極的にブログランキングなどに参加しない私としては、皆さまにこっそり応援して戴いている感じがして励まされております。
ありがとうございます。
さてさて今年最後の三連休は如何お過ごしでしたか?
ご存知のように土日、祝日にあまり関わりなく生息している私ですが、連休前日は上野の西洋美術館で開催されているデンマークの画家ハンマースホイ
の展覧会に伺ってきました。
<静謐> という言葉が本当にぴったり。
自身の住まいであった部屋を描いた連作は、画家本人の興味がないものはまるで元々存在しなかったかのように削ぎ落とされ、生活の香りが全くしません。
絵に閉じ込められた日常は、時間と温度、音までもがコントロールされているようでした。
かといって、光と影を写し取ったキャンパスからは、人工的な冷たさは感じず、そこに漂うメランコリーにただ圧倒されたのです。
立体感のある、写実的と称されるでしょう画風は<自れの感情に溺れないメランコリー>とでも呼べるものによって、新たなディメンションを与えられ、描き出された空間は実に非現実的なものとなっています。
光の差し込む室内を描いたところはフェルメール的とも言えますが(実際にスカンジナビアのフェルメールと呼ばれるらしい)、私は、時折ベルギーのシュルレアリスム画家マグリットを思い起こしました。現実と夢の端境に立たされている気がしたせいかしら。(素人の私感ですから、ね…)
作者の生まれたデンマークは、私が御縁を持つフィンランドから思えば、かなり中央ヨーロッパ寄りの国…でも独特な香りには、やっぱり北にしか流れない空気感を感じました。
それにしても…彼の妻を描いた作品も沢山あるのですが、ハンマースホイの筆は愛したであろう妻を美化し賛美するのではなく、その疲れた表情や浮腫、目の皺までも容赦なく、そして毅然と描き取っていました。
それに軽いショックを覚えて、作者の人物像に想像を巡らせてみたのですが、作品からは人間的な甘えのようなもの(必ずしも否定的ではない、相手に対する思いとでも言うべきもの)が、私には嗅ぎとれず…「こんな芸術家の妻って辛いかもな〜」とついつい思ってしまいました。。。
絵の中でだんだんとお年を召していく画家の妻…その最後の姿は静かな存在感でありながら、美術館を後にしても私に訴えかけてきます。
「わたしはいました。わたしたちは確かに在るのです。」と。
ちなみに今回のために作製されたHP
もかなり面白い。モンティ・パイソンのマイケル・ペイリンが再発見の仕掛人的な役割を担ったとは!
でも、かなり詳しいサイトなので、実際に展覧会にいらっしゃりたい方は後日にご覧になるのをお薦めします。
ハンマースホイの世界は12月7日まで。ぜひ体験なさってみてください!
<夜の上野公園の図>
その晩はお隣の上野文化会館にて大御所ピアニスト、田崎悦子さまのリサイタルを拝聴、鋭いリズムと鮮やかな音に酔いしれて帰ってきました。アンコールのガーシュイン、なんともカッコいい!
そして翌日の土曜日は早起きして姫路へ…恩ある方の卒寿に演奏でお祝い申し上げたのですが、90になられた方の微笑みは春の日差しのように暖かく優しく、私の方がエネルギーを戴いたくらい。
…自分が90になったところは想像出来ないな。現在のところ、一ヶ月後の自分も想像出来ない私であります…
日曜の夜に満員の新幹線で帰宅、昨日はライフワークの一環「施設訪問コンサート」でした。
そんな中、新潟方面から友人が『こんなの↓発見!』とメールを。。。
おお、いつの間に!
こちらHPでも告知がまだでしたが、来年1月25日は新潟県見附市の文化会館アルカディアの大ホールでピアノの山本貴史さんとコンサートさせて戴くのです。
冬の新潟が今から楽しみ!
今日と明日はそれぞれ違うピアノの方とリハーサル、マスク常備で出掛けてきますね。
ところで…最近の私の心の呟きは『負けへんで』です。
一体何に戦いを挑んでいるのか、自分でも??何故か関西弁だし。。。
積極的にブログランキングなどに参加しない私としては、皆さまにこっそり応援して戴いている感じがして励まされております。
ありがとうございます。
さてさて今年最後の三連休は如何お過ごしでしたか?
ご存知のように土日、祝日にあまり関わりなく生息している私ですが、連休前日は上野の西洋美術館で開催されているデンマークの画家ハンマースホイ
の展覧会に伺ってきました。<静謐> という言葉が本当にぴったり。
自身の住まいであった部屋を描いた連作は、画家本人の興味がないものはまるで元々存在しなかったかのように削ぎ落とされ、生活の香りが全くしません。
絵に閉じ込められた日常は、時間と温度、音までもがコントロールされているようでした。
かといって、光と影を写し取ったキャンパスからは、人工的な冷たさは感じず、そこに漂うメランコリーにただ圧倒されたのです。
立体感のある、写実的と称されるでしょう画風は<自れの感情に溺れないメランコリー>とでも呼べるものによって、新たなディメンションを与えられ、描き出された空間は実に非現実的なものとなっています。
光の差し込む室内を描いたところはフェルメール的とも言えますが(実際にスカンジナビアのフェルメールと呼ばれるらしい)、私は、時折ベルギーのシュルレアリスム画家マグリットを思い起こしました。現実と夢の端境に立たされている気がしたせいかしら。(素人の私感ですから、ね…)
作者の生まれたデンマークは、私が御縁を持つフィンランドから思えば、かなり中央ヨーロッパ寄りの国…でも独特な香りには、やっぱり北にしか流れない空気感を感じました。
それにしても…彼の妻を描いた作品も沢山あるのですが、ハンマースホイの筆は愛したであろう妻を美化し賛美するのではなく、その疲れた表情や浮腫、目の皺までも容赦なく、そして毅然と描き取っていました。
それに軽いショックを覚えて、作者の人物像に想像を巡らせてみたのですが、作品からは人間的な甘えのようなもの(必ずしも否定的ではない、相手に対する思いとでも言うべきもの)が、私には嗅ぎとれず…「こんな芸術家の妻って辛いかもな〜」とついつい思ってしまいました。。。
絵の中でだんだんとお年を召していく画家の妻…その最後の姿は静かな存在感でありながら、美術館を後にしても私に訴えかけてきます。
「わたしはいました。わたしたちは確かに在るのです。」と。
ちなみに今回のために作製されたHP

もかなり面白い。モンティ・パイソンのマイケル・ペイリンが再発見の仕掛人的な役割を担ったとは!
でも、かなり詳しいサイトなので、実際に展覧会にいらっしゃりたい方は後日にご覧になるのをお薦めします。
ハンマースホイの世界は12月7日まで。ぜひ体験なさってみてください!
<夜の上野公園の図>その晩はお隣の上野文化会館にて大御所ピアニスト、田崎悦子さまのリサイタルを拝聴、鋭いリズムと鮮やかな音に酔いしれて帰ってきました。アンコールのガーシュイン、なんともカッコいい!
そして翌日の土曜日は早起きして姫路へ…恩ある方の卒寿に演奏でお祝い申し上げたのですが、90になられた方の微笑みは春の日差しのように暖かく優しく、私の方がエネルギーを戴いたくらい。
…自分が90になったところは想像出来ないな。現在のところ、一ヶ月後の自分も想像出来ない私であります…
日曜の夜に満員の新幹線で帰宅、昨日はライフワークの一環「施設訪問コンサート」でした。

そんな中、新潟方面から友人が『こんなの↓発見!』とメールを。。。
おお、いつの間に!こちらHPでも告知がまだでしたが、来年1月25日は新潟県見附市の文化会館アルカディアの大ホールでピアノの山本貴史さんとコンサートさせて戴くのです。
冬の新潟が今から楽しみ!
今日と明日はそれぞれ違うピアノの方とリハーサル、マスク常備で出掛けてきますね。
ところで…最近の私の心の呟きは『負けへんで』です。
一体何に戦いを挑んでいるのか、自分でも??何故か関西弁だし。。。






