旅するチェリスト水谷川(みやがわ)優子のブログ

2009-05-23 Sat 14:51
白夜の調べ
「白夜の調べ」リサイタル

おかげさまで大阪も
昨日の東京も終了IMG_1515ーーーーー3
楽しく弾かせていただきまして、ありがとうございます。

今回のプログラムは一般受けするものではないと覚悟していましたが、
自分で決めた事ながらも、どうやら本番が近づくにつれて、いつもよりプレッシャーが高まっていたようです。
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(↑何故か微笑む、山田さん?)


「いらして下さった皆さまが楽しんでくださるだろうか、心を開いてくださるだろうか?」

 でも、それは自分次第。

今回の2公演を通して、改めて
<コンサートは観客の皆さまと作るもの、私たち演奏する側がお客さまに語りかけ、
お客様の力を頂く、即ち呼応するもの…>と
しみじみと実感しました。 <ライブ>です。


それにしても体力、精神力ともに大変なプログラムを考えてしまったもので、
「も~!!一体だれが決めたのよ!」「あ?自分か」
と一人で呟く毎日でした。。。

前半終了、いつもお世話になっているKお姉さんと紀尾井ホール名物(?)Aさんと。
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ドレスはシベリウスとキルピネンを意識してのフィンランドカラーです。座ると足下に水たまりができる感じ。

リサイタルは彼の娘を悼んで書いた曲「マリンコニア」で始まったのですが、中に意識が入りすぎて、弾き終わったら慟哭と喪失感で一瞬、虚脱状態に…特に昨日は切り替えが大変でした。

で、今回取り上げた、フィンランドでも滅多に弾かれることのない難物キルピネン(没後50年)のソナタですが、山田さんと苦しんだだけの事があって反響が良いようです。本当に嬉しい。

だってキルピネンのソナタは、友人だったら、取っ付きにくいし(譜面ふづらが)、頑固だし(急激なテンポチェンジ)、変わり者(移り変わる拍子、解決しない和音の連続)で一筋縄じゃいかない人だけど、何故か愛着が湧いていたのです。不器用なゴツゴツしたところが愛おしくて…8月にまたフィンランドで弾きますが、次回はドイツ人ピアニストと。どうなるかな?

本当に山田さんのおかげでこのソナタにも深く入って行くことができて、感謝しています。
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<終了時↑>(ドレスは祖母の丸帯を今回のためにドレスに仕立てて頂いたもの)

とにかく、後半のロミ&ジュリは私の至福の時…そしてソナタも私の感じるプロコの<物語>の世界を存分に味わわせて頂きました。(ロミ&ジュリはNHKの名曲リサイタルで弾かせて頂こうと思います。収録は7月9日、詳細がわかり次第お知らせいたしますね)

アンコールの2曲目、ヤルネフェルトの子守唄では今回も山田氏の洒落心にやられました。

ところで、今回はリハーサル中も黙々と練習に励み、先日の大阪でも写真を撮り損ねていました。山田さんが驚いてらっしゃいましたが、水ものまず、雑談も一切無し、3時間弾きっぱなし、とかそんな感じ。だって楽器での会話が楽しくて楽しくて…

  やっと、山田さんと写真が撮れました。


それから…『サプライズ!!』
これには驚きました。IMG_1523ーーー1
心から敬愛&尊敬する渡邉 辰紀サマがいらしてたなんて!事前に知らなくて良かった。。。私が中学の頃からの<憧れ>のチェリストなのです。 「先輩!12人のチェロ(三鷹・風のホール5/31)でも宜しくお願いいたします」

こちらはDSCN5116.jpg
バンドネオンの三浦一馬くん、友人Y嬢、AQTの仲間、お馴染み水永牧子ちゃん。

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会場のCDは売り切れとなったそうで、申し訳有りません。また列にお並び下さった皆さま、優しいお言葉をありがとうございました。

…というわけで自分の中で1つの章が終わり、今朝起きたら次のページが開いていました。

しつこく書きますが、お客さまの集中力と暖かい拍手にエネルギーを戴きました。
 それから色々な形で支えて私に勇気をくださる皆さま、
 一緒に音楽を楽しんでくださった山田武彦氏にも心から感謝を。

         さ、レッスンへ走ります。
「髪がどうなってるの?」というお言葉に
一応IMG_1539^1こうなっています。プロの仕事は凄いなあ。
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