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水谷川優子のチェロ弾き旅烏日記

生き様を刻んだバッハ

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今日は久々に暖かいですね!

身体も緩んでストレッチいらず…しかし今は寒~い雪の地方に向かっています(>_<)

連日デスクワークとコンサートの打ち合わせに追われ、気を引きしめないとまた一年飛んでいきそう。


さて月曜日は藤原真理さんのバッハ無伴奏組曲リサイタルに伺ってきました。

これは毎年お誕生日に武蔵野市民文化会館でバッハ全曲を弾かれるというスゴい企画です!

すぐ完売になるコンサートというので諦めていたところ、ラッキーにも御本人からお席を戴いてしまいました。


実は真理さんと私のイタリアでの師匠、故マエストロ・ボヌッチは、「チェロの貴公子」と呼ばれたP・フルニエ氏のもとで一緒に研鑽を積まれた仲間で、その関係でイタリアの講習会に遊びにいらした真理さんにお目にかかって現在に至るのです。

こちらとしては「藤原真理」さんといえば子供のころから神様のように仰いでいた存在…

CDも持っているし、留学先ではエッセイ集がバイブルで読み返し読み返してエピソードを諳んじていたくらい。
それにコンクールでは審査する人とされる人の立場だったこともあるし…もう天界人と地上人のように思っていた方です。

留学生時代は幾度かレッスンもして戴いたこと(厳しかった!)もありますが、それが、だんだんと御一緒にワインを飲んだり、語り合ったり、なんとお泊まりに伺ったりに移行。

 今や神様は結構気さくに付き合ってくださるのでした。

お忙しいので最近はメールばかりですが、実にチャーミングで本当に素敵な方です。


で、バッハ!
3部に分かれたコンサートの冒頭になんと第5番と6番を持ってこられました!(次が4と2、最後が3と1)

まずは、その気概にノックアウトされ…

あとは孤高の人がエベレストに登られるのを見守る…というか一緒に登らせて戴いた、というか…

一点の妥協をも赦さぬ真理さんの、キレの良い弓使い、明瞭な左手、突き詰めたフレージングに圧倒されました。

帰りは軽く熱っぽかったくらい…

止まらずに進化をし続けられる、こういう大先輩が日本にいらして、本当に有り難く、感動をもって深く感謝申し上げています。


3月には私も5番(今回初めてオリジナルの調弦で-AをGに下げる-弾く予定。やはりハ短調の響きがダントツに良くなりますね)を鎌倉と東京で弾かせて戴きます。(それでも六分の一!)

バッハは非常に個人的なもの…
人それぞれアプローチは全く違うものになるけれど、大先輩の生き様を刻んだバッハは大変刺激になりました。

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yuko miyagawa

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