おーいアイスランドくん!

う~ん…

というわけで(?)ただいま欧州に閉じ込められております。

日本でもニュースでご存知の「アイスランド火山噴火」のためですが
日が経つにつれて火山灰の影響は広範囲に及び…
現在のヨーロッパ全体の空路の混乱は相当なものです。

いま私のいるドイツも国内・国際線ともに未だ全滅!
それでも昨日はミュンヘンーフランクフルト間では乗客を乗せないジャンボ機を高度5000キロで飛ばしたそうです。空路解禁になった時に備えてフランクフルト空港に飛行機を集めておくのと、テスト飛行を兼ねたものですが、この低さでは実際に火山灰の影響は全くないとのこと。

でも、それじゃ日本まで辿りつけない。。。

いつも頻繁に飛行機のお世話になっている旅烏のM夫と私なのですが、
今回は幸運(かどうかは未だわからないけれど…)なことに移動無し!
珍しく2週間近くもベルリンで自宅ライフを満喫しているところです。
リハもレッスンも歩いて行ける距離でせいぜいバスを使うだけで、飛行機どころか電車にも乗らないくらい。

 ありがたや…

実際に演奏家は移動だらけの人生です。

Hの場合:飛行機使用が全面禁止になった翌日にロンドンからベルリンに戻るはずだったHは誰よりも旅慣れ+何があっても生き残る、即決行動タイプ。昨夜『いま戻った~ユーロスターの予約が取れてロンドンーブリュッセル、そこからベルリンまで電車で帰って来たよ!』と電話してきました。

Lの場合:同じくロンドンにいた彼女も昨夜のミュンヘン便はもちろん飛ばず…ルフトハンザの電話回線は早々にパンク。ヒースロー空港カウンターまで押し掛けたところ『ウェイティングの優先順位が有りますから、もし飛んだとしてもカオスになると思われます。時間がないのなら鉄道をお薦めします(!)』と言われプチ切れ、レンタカーでドーバーのトンネルを越えてフランスの名も知れぬ村で一泊。さっき『デュイスブルグ(ドイツの町)まで来たけど鉄道が定員オーバーの超満員!でも立ち席指定が取れたわっ!』という連絡が…

Kの場合:ロンドン在住。オスロのコンクールで審査員をするのに車で行くと英断。フランスとドイツを横断し海を2回渡る(一度は海峡トンネル、ドイツからノルウェーはフェリー)そうな。まだ着いていないと思うけれど無事でありますように。

 みんな力強いなあ、逞しいなあ。

ちなみに現在マドリッドに滞在中の義父は昨晩『明後日トルコに飛ぶんだけど…飛ぶかなあ?』ってのんびり。
「来ない指揮者をずっと待つオーケストラの図」…ああ考えただけでも恐ろしい。

今回の火山でキャンセルになるコンサートは実にたくさんあるのでしょうね。
こういう思いもよらない自然災害の場合って誰が悪い訳でもないし、どうなるのかな。

 なんて人ごとのように考えていますが、私の飛行機も一週間以内。
 果たして飛べるのか…?

それにしてもノルウェーのストルテンベルグ首相は飛行禁止になった時点で『ニューヨークからマドリッドに飛んでオスロまで車を飛ばす』と宣言し(結局、マドリッドからバーゼル(スイス)に飛んだらしい『一歩一歩、確実に故郷に近づいている』という報道官のコメントが哀愁を帯びています )

ドイツのメルケル首相もサンフランシスコからベルリンに帰るのに、金曜日リスボン、土曜日ローマまで(これは専用機で)飛んで、ローマからはボーツェン(イタリアーオーストリアの国境)までバスと車を乗り継いで帰国を目指すという…(しかもバスのタイヤがパンクして予定外にシエナを経由!)

 今朝の首相のコメントは『我々は今日中にベルリンに入るわよ!』
 今ごろドイツ国内のどこを走っていらっしゃるのでしょうか。

やっぱりタフでないとやっていけませんね。

それにしても…この火山、前回このような大噴火を起こしたのは19世紀の前半だと言うではありませんか。
飛行機が飛び回ってなんかいない時代。
そしてその時は近くにあるさらに大きな火山が目覚め、連動噴火したそうな…

 アイスランド人は「自然だから人間にはどうにもできない」というスタンスで、
 一番災害の被害にあってるはずの現地でもパニックなど欠片も起こっていないそうです。

フィンエアなんかは昨日の時点で『あともう一日この状態が続いたら給与が払えなくなる』と発表したけれど、食料などの空輸便もストップし、色んな面で世界中の経済の負担となっています。

 自然災害だと保険でどこまでカバーできるのか?

こういう状態について専門家の人たちの中には『飛行可能な地域も飛行を控えているのはナンセンス。集団ヒステリーのような対応は止めよう!!』という意見もあるし、実際のところはどうなんでしょうか?

 まあ、今回のことは大きな心を持って見守るしかないのかも。
 
 特に自分においては今できることをせねば!
 というか、この間にせっせと譜読みしなきゃ。
 
 今こそアイスランド人の大らかさを見習って…
(金融システムの崩壊もあった国ですから、ちょっとの災害ではビクともしないかも?)


 M夫は横で『日本に行くのはシベリア鉄道もあるね☆』なんてお気楽に言いますが…
 いくらなんでも、それは辛い!


おまけ:パリの発見店ーマレ地区にある「パン・ド・シュークル」
Pain de SucreIMG_50432010
小さいお店は「お持ち帰り」のみ。
山羊チーズのマカロンにノックアウトされIMG_50442010
季節の果物や塩キャラメル、ミントなど見事な味わいを小さいマカロンに閉じ込め…
プライドと哲学を感じる店。(接客にもね)
奥深いフランス菓子の世界です。
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パリで「心地よい居場所」を提供してくれたJVとAのアーティストカップルに、最終日にここの林檎パン(パイみたい)とチーズパンを土産にしたら、飛行場で『人生で一番美味しい林檎パンをありがとう!』というメッセージが届きました。
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Category: Diary コンサート
Published on: Sun,  18 2010 21:05
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