旅するチェリスト水谷川(みやがわ)優子のブログ

2010-05-15 Sat 18:24
コラボで音の旅
昨晩の「旅する 孟仲芳の中国琵琶」コンサートは東京文化会館でした。

こちらは大小のホールともに子供の頃から通った懐かしの場所…
久しぶりに弾かせていただきましたが、やっぱり柔らかい響きで弦にあっています。

巨大な銀色の屏風が特徴の小ホールは、舞台上もなかなかアットホームな空間です。
(ちなみに大ホールは東京バレエ団の「オネーギン」の初日だったみたい。覗いてみたかった!
マネージャーK氏は楽屋近くの廊下でバレリーナの上野水香さんらしき方をおみかけしたそう)

最近は紀尾井ホールなどの長方形ホールで弾くことが多いのですが、こういう半円形の場所も良いですね。
どこに座っても舞台が近く感じられるので、観客としても心地よいホールです。

ちなみに12月8日のアクア・トリニティ公演もこちら!
昨日の舞台で閃いたから、ちと演出にも凝ってみようか…

さてさて、昨晩の中国琵琶(ピパ)と尺八にチェロというコラボレーションですが
実に楽しかった!20100514205541あ
(左からまさに「王子」そして「女帝」(でも孟さん非常に可愛い方なのです)それから…?!)

孟仲芳さんのピパも、藤原道山さんの尺八もそれぞれ本当に色んな音がでて新鮮でした。
これこそ「音色」という感じ。

大らか且つ繊細な孟さんの迫力が炸裂したのは「十面埋伏」(戦場のシーンを現す音楽。馬の蹄の音が!「十面埋伏の計」は三国志に出てきましたよね。)
アンコールの「トゥーランドット」は繊細な中国の子守唄で始まって華やかな「あの」アリアへ…素敵でした。

藤原さんはオリジナル・ソロ曲「空」も良かった。
フルートみたいだったり、日本の笛みたいだったり、不思議な音ですが、これは尺八という楽器の概念を超えた「藤原さんの音」なんでしょうね。
いつか邦楽であのプヮワオ~ンという音も伺ってみたいな。

というわけで二胡の気分を味わった「蝶になる」
藤原さんの編曲による「島唄」(ほんとうに良い曲ですね!)
そしてウスマンジャンの「シルクロードの春」と弾(はじ)けました。

フィールドの違うアーティストの方々と御一緒させて戴くと本当に刺激を受けます。
自分の作っている殻は壊すためにあるんだと気付かせていただく。

作っちゃあ、壊し、かな。

では壊すためにせっせと作らなきゃ。


<続きの一言>

前半のソロではバッハや「鳥の歌」と「チェロらしい」曲を弾かせていただきましたが…
あの場では「文楽」でもよかったかな。

いやいや邦楽のフィールド侵害かしら。

それにしても昨日の「鳥」では弾きながらおじいさんの気分になっていました。
しかも絶対に90歳は越えている感じ。

『全て見た、全て知っている』的な…いつになくヴィブラートもいつもより大きめだったし。

一体なんだったんだろう。
おじいさんが憑依したの?
関連記事
別窓 | Diary コンサート | トラックバック:0 |
この記事のトラックバック
トラックバックURL

FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら
| 水谷川優子のチェロ弾き旅烏日記 |