円覚寺でのチャリティーコンサート そして…

皆さま、体調などいかがでいらっしゃいますか?

あれから一週間…
想像を絶するような目におあいになった
そして今も深刻な状況にある東北の被災地の方々のことを思うと
自分はどんなことにも耐えられる気がしてきます。

どうか頑張っていただきたい
お一人でも助かっていただきたい

それから、この瞬間にも実際に命をかけて原発を食い止めてくださる方々への感謝と申し訳なさと…

いま日本の多くの方々が祈る気持ちで毎日を過ごしていらっしゃると思います。

けれども、この緊張感は目に見えないところで我々にもダメージを与えているはず。
昨日は「地震酔い」なる言葉を知って、地面が揺れている感覚が続く自分にも納得したところです。落ち着いていると自負していたのに…これは気が張っているのと寝不足からだと思います。

ですので、どうか皆様もできるだけお身体を休めてください。
アタマと心を空っぽにする時間は貴重です。

これから長期戦になったとき、本当にお力になれるよう体力や気力を温存することも大切なのだろう、と思い始めてきました。

さて…計画停電にもだいぶ慣れてきました。

こちらは有難いことに一日2回=6時間の停電もまったく不便を感じない状況ですが、なによりも『昔はこんなだったのよ。当たりまえ!』とおっしゃる御年配の方々が力強くて頼もしい。

ご自宅に御病人や赤ちゃんがいらっしゃる方は本当に大変だと思うのですが…

そういう問題がなければ、とりあえず停電だって断水だって電話の不通だって、少々寒くたって、
もっと大変な方々を思ったら全く何でもない。

「買いだめ」に走る人がいたとしても、怪しげなチェーンメールが回ってきても、自分たちが冷静ならば煽られずに正しく判断できます。

いまは回りの方の『これでお役立つのなら本当に嬉しい!』と積極的に節電していらっしゃる姿にも勇気づけられています。


あと、前回のブログに書かせていただいた
「水谷川優子 円覚寺で春を奏でる」のコンサートについて
もう1つ大事な「お知らせ」があるのを失念いたしておりました!

こちらの演奏会は純益を鎌倉ユネスコ協会を通じて
「1杯のスプーン運動」に寄付させて戴く予定でしたが
このたびの「東北地方太平洋沖地震」によって日本赤十字を通じた被災地援助への
チャリティーコンサートに変更させていただきます。

鎌倉ユネスコ協会の方々に感謝申し上げます!

なお現在もチケットは完売ですが
昨日も当日券のお問い合わせを多々いただいているそうで
すこしでも多くご寄付できるように現在はお席を少々増やすことも検討中です。

なお、切符をお持ちの方々には
電話と葉書で延期の御案内をいたしておりますが
コンサートの変更をここでもう一度お知らせを!

<3月19日→4月29日14:00開演(30分繰り上がりました)>
◯ゲスト:藤原道山(尺八)と場所:円覚寺には変更ありません。


昨日はそのことで円覚寺さまに延期の御挨拶にうかがってきました。
ゴーストタウン化した鎌倉の街を歩いてから
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電車で1つとなりの北鎌倉へ。

山門を一歩くぐると、その空気の清浄さがスッとはいってきました。
花粉対策のマスクをはずして吸い込むと甘やかな梅の薫りが胸に沁みるようです。
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人影はほとんど見られず、庭を作務してらっしゃる方のお姿のみ。
リズミカルな箒の音だけが心地よく響いています。

その静けさ、時間がとまったような美しさに久しぶりに深く息をすった気持ちになりました。
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いま日本中のかたが<自分のできること>を自分自答していらっしゃることと思います。

自分のなかに恐怖はありませんが
私のなかにはお役にたてない自分への無力感や、申し訳なさによる黒い穴があるのを認めざるを得ません。

 でも同時にこんなことでは挫けないと思ってる自分もいます。
 挫けてる場合ではないと。

こんな時、私たちは音楽で何ができるのだろう。
多分、いますべての音楽家たちが考えていることだと思います。

いまの虚しさと力不足の歯痒さも、いつかエネルギーの源に変わると信じています。
この状況は長期戦になるかもしれませんが
本当に自分にできることに全力で尽くせる日のために、力を溜めます。

言葉が足りなくてごめんなさい。
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最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
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Category: Diary コンサート
Published on: Fri,  18 2011 14:50
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