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水谷川優子のチェロ弾き旅烏日記

強制鎖国おわり??

やっと諸外国の日本への渡航自粛勧告が解除されつつあるようです!
英国、フランス、デンマークやスウェーデン、オーストラリア、ロシアに米国…
大袈裟かもしれませんが、本当にこのまま強制鎖国になるのかと思いました。
ちょっとホッとしています。

反原発のドイツでもようやく渡航制限の緩和が通告され、16日からは成田便も直行便に戻りました。ルフトハンザは地震直後の一時期は成田便運行をすべて取りやめたし、その後もソウル経由で機長やクルーを入れ替えていました。同じくソウル経由だったオーストリア航空や香港経由だったスイス航空も同時に直行便に戻っています。

<東京より北には行かないように>という但し書き付きですが、今回の緩和でひとまず『日本の状況が安定しつつある』とちょっと各国に認められたと思っていいのかな?

色々なニュースがある中で東京で調査をしたロシア連邦医学生物学局のウイバ局長の『東京の放射線量はモスクワの半分』という発言が頼もしく感じました。今回のことでは「専門家ですら色んな立場を背負って発言しているのだ」と痛感して少々、疑心暗鬼になっていますが、こうして実際に具体的なことを示していただくと説得力が違います。

地震以降はただでさえ、ドイツにいるM夫やスイスの姉一家、アメリカの叔母一家には言葉にできないほどの心配をかけてきましたが、実は例の急激な<レベル7>引き上げ宣言以来、特にヨーロッパは蜂の巣をつついたような騒ぎで…

とくにドイツの音楽仲間、友人たちからは『各国のオーケストラやアンサンブルは今年いっぱい日本ツアーを中止した』とか『お前はいつ日本から戻ってくるんだ?!』や『一刻も早く脱出しろ!』などの連絡が昼夜を問わずひっきりなし…心配してくれるのがヒシヒシと伝わって嬉しい反面、「いま日本でやっていくこと」でアタマがいっぱいな私としては非常に複雑な気持ちでした。また本人もこれから来日しようとしているM夫が『なぜ妻を日本から連れ戻さない』と非難されたり…そんな気が張った状況でのニュースに、とりあえず一息つける気がします。

でも実際のところ原発の状況が予断を許さないのは変わらず…
色んな立場の専門家のご意見を知りたいと思っていたところ、友人が昔から原発に反対する姿勢をとってらっしゃる京都大学原子炉実験所助教授の小出裕章氏の本を薦めてくれました。

とにかく「本当のところはどうなのか」それが知りたいわけですが、小さな判断は自分でしていかなければと思います。


さてさて!
そんな中での木曜日のアクアトリニティ&金曜日のオルガンとのコンサート、おかげさまで両方とも無事に終わりました。

実はAQTでは1日目のホール・リハ中に地震があって、「本番中に揺れたらどうする」という指示も受けていたのです。両日ともにコンサートの間では地震がなくてほんとうに幸いでした!!

一周年を迎えたYAMAHAホールは素晴らしい響きでチェンバロにもぴったり、贅沢にも2日間リハさせていただいてチェロ雄もご機嫌だったようです。
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1曲目のあとに震災被災者の方へ黙祷を…
中止になったかもしれなかったコンサートを迎え、この1ヶ月のいろいろな思いが自分のなかで交錯したようで、この日のMCで私は言葉がうまく出てきませんでした。話すのは弾くのよりずっと難しい…
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そして急遽、終演後に義援金ボックスをもって3人で立たせていただくことになりました。
切符を買っていらしてくださったのに、さらにお願いした義援金でしたが、たくさんの方が入れてくださいました。なかには『休憩中に入れたので、心ばかり』と二重にご寄付くださったかたもあって沢山の金額が集まったようです。こちらはYAMAHAの方によって日赤に寄付されます。本当にありがとうございました!
(くわしい金額などは絵里ちゃんのブログにて)
YAMAHAの皆さま、1002の皆さま、そして支えてくださった皆さまに心から感謝いたします。
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AQTの新プログラムもなかなか手応えあり、次回の5月小松に向けて3人でまた磨きをかけます!


そして翌日の霊南坂教会でのチャリティーコンサートのゲネプロ風景です。
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オルガンってなんて厳粛な響きなんだろう。
黙祷のためのオルガン・ソロから会場が穏やかなエネルギーに包まれ、その中で弾いたバッハは自分の手を放れていくようでした、
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オルガンとピアノで共演してくださった優しく素敵な藤森いづみさん。
黒人霊歌で始まった後半はファリャで思う存分燃え(?)、コルニドライ、ピエ・イエス、カッチーニ(アヴェマリア)、鳥の歌とアンコールの最後まで「祈る」曲が続きました。
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『悲しいわけではないのに涙が…』と仰る方がたくさんいらっしゃいましたが、それはやっぱり音楽の力というよりも教会の空気なのだと思います。なんというか、浄化する力。ギザギザになった心の角をとって丸くするというか…私もただただ空っぽの心でチェロの響きに身を委ねるばかり。


昨日と今日はこれからやっていきたいことを形にするためにごそごそわらわらしていました。
同じ方面を見ている仲間たちと共に、できることを1つずつやっていきたいと思います。


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yuko miyagawa

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