旅するチェリスト水谷川(みやがわ)優子のブログ

2011-06-07 Tue 01:42
東日本大震災被災者支援コンサート@リップシュタット
ご報告が遅くなってしまいましたが、6月3日の東日本大震災被災者支援コンサートはおかげ様で大盛況に終わりました。

盛りだくさんのガラコンサートでしたが、みんな本当に素晴らしい演奏で、私も袖で聴きながら感動しました。

スピーチ中↓
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私の役割は日本の現状を訴えることです。
「絶対に感情的にならない」それだけを決心して舞台にあがりました。

ドイツ語のフリートークでしたが、自由にお話ししたからこそ、今の私がみなさんに訴えたいことが伝わったようです。

開会でリップシュタット市長さまの演説があったので
「こんな偉そうな場所でお話しするなんてまるで市長さんにでもなった気分です…」
とまずリラックスしていただいてから話しだしました。

 この晩に着たドレスは
 いま95歳になる祖母が77年前にお嫁入りに持ってきた帯を直したものだということ。

 その祖母が7歳のときに関東大震災があったこと。
 それを「物語」のように聞いて育ったが、
 まさか
 自分の生きている時代に1000年に一度と言われる地震が起ころうとは夢にも思わなかったこと…

 あの日、東北だけでなく東日本全体が一緒に揺れたこと。
 停電がおこり、東京も電車が止まったこと…
 
 どれだけ沢山の方が家族や、仕事、それまでの生活、そして故郷までも失っているか。
 どれだけの子供達が家族を失ってしまったか。

 その方々が、いまこの瞬間にも助けを必要としていらっしゃること。

人為的な問題(原発)を横において、
いまいちど地震と津波という自然災害の脅威に目を向けて欲しいとお願いしました。

それから、海外の方々が日本を思って下さるということが、どんなに私たちの支えになっているかということ。

淡々とお話することができました。
その分、「文楽」はすべての思いを込めて演奏しました。
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この曲は今までも色んな国で弾いてきましたが、
改めて黛敏郎さんが、
祖国の文化をチェロ1本で表現出来るこの曲を書いてくださったことへの有難さを噛み締めました。

スペイン歌曲をドラマティックに歌いあげたNazilaと。
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心にしみじみと響いたマークとイモのブラームスのソナタ第1番
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ペーターと彼らのメンデルスゾーンもとびっきり熱い演奏でした。
一番右はペーターのライプツィヒ音大のチェロクラスとヴィラロボスの5番を歌ったウクライナ出身のタニア。
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チェロ8重奏を披露してくれたペーターのお弟子たちの写真を取り損ねたので、
クラスを代表して長谷川彰子ちゃんとツーショットを!
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この晩の長い長いコンサートは大成功!
5000ユーロものご寄付を赤十字に送ってくださるそうです。
ひたすら、感謝申し上げます。


<おまけ>その1
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彰子ちゃんと、同じクラスのギドくんと街中でスリーショット。
ライプツィヒ音大のチェロクラスの子たちは仲良しで家族みたい。

<おまけ>その2
こちらはコンサートの翌々日の記事です↓
インターネットのドイツ語新聞
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