旅するチェリスト水谷川(みやがわ)優子のブログ

2011-08-22 Mon 01:49
Bad Sobernheim音楽祭その2
日本は大雨だったり、また大きな地震があったり…
ドイツではそんなニュースばかりが耳にはいってきます。

皆さま、どうぞお気をつけてお過ごしくださいませ。

さてさて…ここBad Sobernheimでの音楽祭&講習会も佳境にはいっております。
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金曜日はコンサートでした。
前半はマークとトーマス・ホッペ氏によるヤナチェックのヴァイオリン・ソナタにファリャのスペイン民謡組曲、そしてラヴェルのハバネラ(オリジナルはチェロとピアノの曲です)
後半はコダーイのヴァイオリンとチェロのための二重奏

今年の音楽祭のテーマ「音楽と自然」を意識して民族調なプログラムです。
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アンコールの1曲目にはガスパール・カサドのピアノ三重奏曲より激しい踊りの楽章を
2曲目にはセシル・シャミナードのピアノ三重奏より美しいゆったりとした楽章を弾きました。

マエストロ・カサドはカタロニア出身の20世紀を代表するチェリストの一人(カザルスの弟子でもあります)でチェロのための作品も遺しています。小品も素敵ですが、私は無伴奏チェロ組曲も大好き。彼が第二の故郷としたイタリア・フィレンツェでは1969年から90年まで彼の名前を冠したカサド国際チェロコンクールがありました。ピアニストの故・原智恵子さんが奥様であったため、今は日本でカサド国際チェロコンクールin八王子というコンクールがあります。(いつか、フィレンツェに住んでいらした原 智恵子さんを訪ねた時のエピソードも書きますね。本当にチャーミングな素敵な方で、カサドとのお話や、祖父の指揮で協奏曲を演奏なさったときのお話などたくさんしてくださいました。)

セシル・シャミナードは19世紀末から20世紀前半にかけてヨーロッパで大活躍したフランスの女流作曲家です。当時の人気といったら大変なもので渡米したときに時の大統領ルーズベルトにホワイトハウスに呼ばれたほど。でも、当時は女性が外に出ることはまだ好まれなかったらしく、実の父親はずっと彼女が作曲家として働くのを阻止しようとしたとか…セシルの写真は何枚か残ってますが、可憐な感じの女性です。


この2曲はピアノ三重奏 Atos Trioのメンバーであるトーマス君の宝箱(そのコンピューターには3000曲以上の譜面がはいっているという噂)から掘り出したもので、両方とも滅多に弾かれない作品です。

でも双方とも良い曲で出逢えて、本当に良かった!!

その感謝の気持ちが伝わったのか、聴衆の方々も喜んでくださったようで、カーテンコールも驚くほど長く続きました。ありがたや~~

コンサートのあとには3人で『いつか全曲弾こうね』と約束しました。

さて、仕事にでかけよう!
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この町の猫は人懐っこいコが多い。。。

次回は週末のワインについて書きましょう。
ここナーエの白ワインはドイツでも有数なのです~~

…そうそう、しつこくラウマ音楽祭その4も書かねば。。。
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