旅するチェリスト水谷川(みやがわ)優子のブログ

2011-08-27 Sat 21:23
Bad Sobernheim音楽祭その3<ブラームスそしてワイン>
またまた「お久しぶり」になってしまいました…
ここの音楽祭&講習会も濃くて、毎日たいへん充実した日々をおくっております。

昨晩はこの町の中心にあるマティアス教会で講師によるガラ・コンサートでした。
オルガンのソロ曲や、ウェーバーのクラリネット5重奏などがあって、私が演奏したのはブラームスのピアノ四重奏 第2番イ長調Op.26、45分もかかる大曲です。
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写真は左からルードヴィッヒ夫人の美順=ミスン(もともとはソプラノ歌手でここ数年は韓国の伝統舞踊と太鼓奏者として公演、懐が深くて暖かくて…まさに韓国のオモニです)、ギュンター・ルードヴィッヒ教授Günter Ludwig マックス・ロスタルのデュオのパートナーでもあったピアニストで御年81歳。でも若々しくてエネルギッシュ、とてもそうは思えません!でも、かつての共演者はメニューインから始まって、なんとグルミュオー、シェリング、ミルシュタインなど歴史上の巨匠たち…チェロではシュタルケルがいます。日本では「アマデウス四重奏団」の第1ヴァイオリン奏者だったノーバート・ブレイニンとのベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集が買えるようですよ)、私、ヴァイオリンはマーク・ゴトーニ(M夫ですが、共演中は夫でなくて音楽上の仲間で室内楽のパートナー、16年前にそんな風に出逢ったことに感謝しています)で、そしてヴィオラはフィンランドでも一緒だったハルトムート・ローデ。

クララ・シューマンが「一つの曲にこんなに沢山のアイディアを詰め込んで…なんて濃い音楽でしょう」と言ったらしい大曲ですが、45分間があっという間でした。

でも、いま振り返ると大海原にあって、波に連れられて新しい大陸に向かう旅をしたような気がします。

ルードヴィッヒ先生の音楽の世界は無限に広くて深くて…
ピアノと弦は解け合ってときおり完全に1つになっていました。
ドイツ語には弾くspielenと音楽するmusizierenという言葉がありますが、
「自分が弾く」のではなくて自我を滅して作品の前に跪くようなルードヴィッヒ先生からはmusizierenだけが感じられます。

昨日はブラームスならではの長い長いフレーズ、ならではの力強いリズム、ならではの和音が身体に刻まれるように体験して、演奏中はひたすら一音一音を生きているだけでした。

それはマークもハルトムートも同じだったみたい。
言葉にできない思いを共有して、昨晩はおおいに乾杯しました。


そうそう前回の批評が新聞に載りました。
こちらのオンライン「allgemeine-zeitung」でも読めます。
なんだか過大に褒めていただいて(汗)…
コダーイは長年のレパートリーとしていますが、最近さらに曲の言語に近寄った感覚があります。
弾いていて、ますます楽しい。。。
10月の2日にもマークと長野の松原湖で演奏します。日曜日の午後なので宜しければ遊びにいらしてください!
<水谷川優子&マーク・ゴトーニDUOコンサート>
10/2(日)14:00~ @小海町音楽堂ヤルヴィホール (問) 小海町総合センター Tel:0267-92-4391


さて長くなりますが、前回に予告した週末のワインの様子です。

連日のレッスンの合間を縫って土地の方に連れて行っていただいたのは
隣村WINDESHEIMの「LINDENHOF」で、ここ数年ドイツのワインコンクールなどでも高く評価されているというワイン醸造所です。
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LINDENHOFいまのオーナーは4代目、ワインへの情熱があるけど、謙虚で素敵な方でした。
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この辺りは陽射しが強くてめちゃくちゃに暑かった。。。
今日はいきなり16度で、冷えています。ホカロンが欲しい。。。
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で、畑をみたあとはもちろんワインプローベの試飲会!
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白ワインをメインに赤ワインも数本、ベルリンの自宅に届くのが楽しみです。
といっても次回の自宅は9月に2日間だけか。。。
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今日はこれからレッスンの後に生徒たちと大室内楽パーティ、初見大会です!!
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